色欲にて運命歪められし白兎 作:塩おにぎり
アイズ襲撃事件は無事解決した。
痛みのお仕置きの最中、
それが終われば賠償金全額補填するということで話は終わった。
そして、リヴェリアと共に強制帰還することになったアイズは
「アイズ、溜まってたなぁ」
派閥が違うから気持ちは分かるけど暴れちゃダメだぞ。
「さて、明日は試食会だから仕込みを済ませてから寝よっと」
そう言って
翌日、ベルは今『豊饒の女主人』の厨房に立っている。
その理由は試食会、ミアとベル考案新作料理の食べ比べである。
食べ比べとは言ったが、純粋に食事会みたいなものに近い。
「兄様、これ美味しいです」
「あぁ、というかお前はもっと野菜を食え」
口一杯に丸鶏の香草焼きにかぶりつき兄猫に味を伝えようとするLv.6の第一級冒険者で「豊饒の女主人」の店員でもある二つ名は【
「美味なる品々、我が舌も喜んでいるぞ」
「お前は本当に残念だな、ヘグニ」
「美味い」
「お前もそれしか言えんのか、オッタル」
Lv.7の第一級冒険者で二つ名は【
そして、ヘディンは辛口
「アルフリッグ
「アルフリッグの
「
「お前らいい加減にしろ!!」
「食い物で遊ぶな、アホンダラ!!」
「いでぇ!?」
Lv.6の第一級冒険者で二つ名は【
試食会には何故か【フレイヤ・ファミリア】幹部陣全員が毎回欠かさず参加している。
ミアさん曰く「胃袋を掴んだから」とのこと。
まぁ、別に構わないが・・・。
無事に試食会は終わりを迎え、
「団長、大変です!!」
「どうした?」
ベルはまたアイズがやってきたと思っていたのだが・・・。
「フリュネのバカがやらかしました、今度の被害者は【デリング・ファミリア】、しかも新人とのことです!!」
「あいつ、殺してやろうか」
「ひっ!!」
フリュネ・ジャミール、【イシュタル・ファミリア】所属のLv.5の第一級冒険者で二つ名は【
見た目が二足歩行のヒキガエルのアマゾネスで、他派閥の男を拉致しては隠し部屋へ連れ込み貪り破壊する害悪しかない団員。
最近は【アポロン・ファミリア】が贄の役を買って出てくれていたのだが、
そして、ベルは歩きながら報告を聞く。
「被害者の様子は?」
「まだその前段階で保護できたので無事です、尊厳も守られています」
「そうか、それでフリュネは?」
「今、ティオネ・ティオナ・アイシャ・リリルカの四名で拘束・監視をしています」
「フリュネの所に案内しろ」
「はい」
そうして、楽しかった余韻を味わうことなく問題を起こしたバカにケジメを取らせるために拘束されている場所にへと向かうのだった。