色欲にて運命歪められし白兎 作:塩おにぎり
フィルヴィスとレフィーヤと別れた後は【ディアンケヒト・ファミリア】へと訪れた。
「アミッド、いるー?」
そう言いながら入ると、一人の少女がやってくる。
【ディアンケヒト・ファミリア】アミッド・テアサナーレ、Lv.6の
「来ましたね、ベル。先に応接室に行っていてもらえますか?」
「うん、頼んであったもの出来てる?」
「えぇ、持って参ります」
「いや、重いだろうし直接受け取るよ」
「いえ、大丈夫です」
ベルの申し出を断り奥へと戻っていくアミッド。
そうして待っているとアミッドが一人の少女とともに応接室に入って来る。
「お待たせいたしました、これが頼まれていた品です」
そうして出されたのは
「そして、これが今回のものです」
そう言って出されたのは一つの薬瓶。
「
「うん、意外にも不可欠なんだよね。遠征に行く時は・・・」
アミッドの疑問に顔をそらしながらも説明するベル。
「貴方の性欲が強いのは知っていますが・・・遠征でやらかしていたんですか?」
「だから、アミッドに頼んで作って貰ってるんだよ」
呆れた様子でそう言うアミッドに真顔で答えるベル。
「効果は前回の五日から二週間まで延長できました」
「マジで?」
「マジです」
前回の効果を上回る性能を持つ薬に驚愕するベル。
「おかげで連日徹夜続きで・・・」
「ありがとうアミッド」
文句を言おうとした矢先にアミッドはベルから抱擁される。
「べ、ベル、いきなりこういうことは止めて下さい!!」
「アミッドが僕のために無茶したって聞いたら嬉しいけど悲しくもあるかなぁ」
「解りましたから離れて下さい!!」
「はーい」
そう言ってベルが離れるとアミッドは顔が真っ赤になっていた。
「それでなのですが、【ディアンケヒト・ファミリア】として
「いいよ、内容は?」
「
「了解」
アミッドの依頼に二つ返事で答えるベルは注文品の代金を払って帰っていった。
「全く、ベルったらしょうがない人」
ベルを見送りに出ていたアミッドはそう呟きながら笑った。
買い物を済ませて荷物を置きに戻った後、ベルはとある喫茶店に入る。
そこは紅茶はもちろん茶菓子も美味な店で、ベルのお気に入りの店の一つである。
「美味しい・・・」
遠征目前で自身の心を落ち着けてくれる紅茶と茶菓子を堪能するベル。
そうして、のんびりと時間の流れを感じながら夕方を迎える。
「それじゃあ迎えに行くか」
そう言って店を出たベルは
「お疲れ様ですエイナさん」
「ベル君迎えに来てくれたの?」
「えぇ、エイナさんに早く会いたくて」
「ベル君、それじゃあ行こっか」
「はい」
そうして、ベルとエイナさんはベルの店へと向かうのだった。