色欲にて運命歪められし白兎 作:塩おにぎり
今回の
「これは一体どういうことなのですかベル様?」
「何が?」
問い詰められている側のベルは平然としている。
「なんでアスフィ様とローリエ様がいきなり【イシュタル・ファミリア】に
「リリルカ、ヤキモチ?」
「はい、そうです・・・って、話を逸らさないで下さい!!」
ベルの問いにハッキリと答えた後、慌てて話を逸らすことを注意する真っ赤な顔をするリリルカ。
「だって、助けてって言われたから」
「はぁ・・・そうですよね。ベル様ですもんね・・・」
ベルの答えを聞くと諦めた様子で応えるリリルカ。
「じゃあ、僕も執務室に戻るから」
「はい、そう言えばベル様【ヘルメス・ファミリア】が拵えた損害って幾らほどなのですか?」
「
「そうですか」
そうして、ベルが去った後リリルカはティオネとティオナを呼び出した。
「今から【ヘルメス・ファミリア】に借金返済の返済予定を作りに行きます」
「それが私達とどんな関係があるのよ」
「今回のアスフィ様達の
「は?」
「なにそれ?」
リリルカのまさかの情報にティオネとティオナは怒りを見せる。
「ベル様はアスフィ様達を助けるためならそれくらいしますが、落とし前は必要ですよね」
「そうね」
「だねー」
「それじゃあ行きましょうか」
「「おー!!」」
そうして、リリルカ達の秘密の交渉の結果毎月一定額の返済金がベルの懐に納められることになったとさ。
ベルが執務室に戻ってくると一人の給仕がいた。
「おかえりなさいませベル様、リリルカ様の叱責は終わったのですね」
そう言いながら嬉しそうに狐の尻尾をフリフリと動かしているのは【イシュタル・ファミリア】団員にして妖術師、二つ名は【六光金主】Lv.5の第一級冒険者であるサンジョウノ・春姫、ベル専属給仕でもある。
「うん、まぁね」
「他の皆様も他派閥の団長様であるアスフィ様が
「うん、そうだね」
春姫の言葉に気のない返事を返すベル。
「・・・それに多額のお金を払ってまで助けるなんて春姫は妬けてしまいます」
「そっかー」
「・・・・・・ベル様、あまりお尻を直視されると恥ずかしいのですが」
「僕は恥ずかしくないよ?」
「もう、春姫が恥ずかしいのです!!」
「じゃあ、もっと恥ずかしくしてあげようか?」
そう言いながらベルは春姫を後ろから抱きしめ首筋を舐める。
「こんっ!?いけません、ベル様今は執務の・・・」
「そんなこと言って春姫だって期待してるくせに」
「それは・・・否定しません・・・」
顔を赤らめながらふいっと逸らす春姫に対してベルは服越しにおっぱいを揉み始める。
「んっ♡んん♡!!」
おっぱいを揉まれ襲ってくる快感を堪らえようとするも声が出てしまう春姫。
「にしても、今日の春姫突っかかってくるね。もしかして、遠征に置いていかれたのとか気にしてるの?」
そう、先の遠征では春姫は参加をしていないというかさせていない。
その理由は・・・。
「いえ、遠征に参加できなかったのは出産のためでしたので安静にしなければなりませんでしたので気にしてなどいません」
そう、出産のため遠征を辞退したのだ。
「じゃあ、アスフィ達のことで妬いてるんだ」
「そうだと言えばなにかして下さるのですか?」
「じゃあ、春姫のして欲しいことしてあげる」
春姫の言葉に対してベルはそう言った。
「では・・・」
「いっでぇ!!」
その言葉とともに春姫はベルの首に顔を埋めたと思ったら走る痛みに声を上げる。
すると、春姫がベルの頬に優しく手を触れてこう言ってくる。
「私も女です、殿方に尽くすのがそうだとしても噛みつきたい時もあるのですよ?」
「はい」
懇願するようなトロンとした目、赤らめた頬を撫でる金色の髪、口元に走る赤い雫。
このときの春姫は妖しくて艶やかで綺麗だった、とベルは内心そう思うのだった。