色欲にて運命歪められし白兎 作:塩おにぎり
ベル・クラネル隠し子事件が起きて一時間後、少し冷静さを取り戻したヘスティア達に詰問される
「本当ですって、身に覚えがありませんよ!!」
「ヘスティア様、判定は?」
「まさか、そんな・・・!?」
「ヘスティア様、如何なんですか!!」
「
『え!?』
まさかの無実にその場にいた全員が驚愕する。
「だから、ずっと言ってるじゃないですか~!!」
「でもねベル君、あの女の子は確かに君に似ているんだよ。しかも、眼の色はヴァレン某君にそっくりだしね!!」
「アイズさんにそっくり・・・///」
「顔を赤くしてる場合か!!」
アイズの眼に似ているとヘスティアに言われたベルは顔を赤くさせる。
というか、君何で
「あれ、今変な声が聞こえませんでしたか?」
「話をすり替えようとするんじゃない!!」
ベルの意味不明な言葉にヘスティアは声を大にして怒る。
「まぁまぁ、一度落ち着いて下さいヘスティア様」
「これが落ち着いていられるか、ボクのベル君が~!!」
「別にベル様はヘスティア様のモノがないですけどね」
「なんだとサポーター君!!」
「なんですか!!」
リリルカの一言で【ヘスティア・ファミリア】恒例の光景が始まる。
「おい、これじゃあ話が先に進まないだろう」
「そうですよヘスティア様、リリルカ」
ヴェルフの言葉にリューが更に言葉を重ねる。
「今はベルのことを父と呼ぶ少女のことだ」
リューの言葉で冷静を取り戻すヘスティアとリリルカ。
すると、そこへ
「あっ、僕が出ますね」
そう言ってベルが玄関を開けるといきなり胸倉を捕まれる。
「ベル・クラネル、やはり貴方は卑しい獣だ。シル様を否定していながら剣姫と・・・死ねぇ!!」
「落ち着いて下さいヘルンさん!!」
やってきたのは元【フレイヤ・ファミリア】侍女頭・ヘルン、春姫の警護に就いていたヘグニ・ラグナールのシルへの報告を一緒に読んだ彼女は一刻も早く
「ベル、これは俺も擁護できないよ」
そこへ現れたのは騒動を拡大させた張本人【
ヘグニは騒動を多少把握している為、擁護は出来ないと断言し更に答えによっては
「これは一体どういう事だ、愚兎」
「ま、
そして、事態の把握に来た【
「おい兎、よほど轢き殺されてぇみてぇだな」
「詳細を話せ」
「早く話せ」
「それから死ね」
「疾く死ね」
「答えろ」
更に後から武装した【
騒動を聞きつけ殺気立つ元【フレイヤ・ファミリア】の元幹部達。
「あの・・・」
「もういいです、この
「落ち着いてヘルン」
「!? しかし・・・」
ヘルンを制止したのは元【フレイヤ・ファミリア】主神フレイヤの求めた娘の姿シル・フローヴァ。
「ヘルン達の言いたいことは解るよ。でもね、それには役者が少ないでしょ?」
シルさんの言葉に疑問符を浮かべるベル、そこへ山吹髪の
「ベル・クラネル~~~~~よくもアイズさんを!!」
憤怒の形相で魔力を高めながらベルに掴みかかる【
「レ、レフィーヤさん!?」
その後からは【ロキ・ファミリア】の幹部陣もやって来る。
「オイコラ、ベル・クラネル自分舐めた真似ぶげっ!?」
レフィーヤの次にベルに突っかかるのは【ロキ・ファミリア】主神ロキ。
「落ち着けロキ、今は事態の把握が先だ」
そのロキを拳骨で止め事態の把握に務めようとしているが一番動揺しているためロキへの拳骨の加減を間違えている【
「追求するのはその後でいくらでも出来るさ」
最も冷静に状況を知ろうと頭を巡らせるも追い付いてこない【
「全く、騒動に事欠かん男だのぅ」
暢気にそんな軽口を叩いてはいるが内心どうしたものかと頭を抱えたい【
「アルゴノゥトくんいつの間にアイズと子供作ったの?」
親友がいつの間に子供を作っていたのかと驚愕しつつ自分もいつかはと思っている【
「馬鹿ティオナ、それを今から確認するんでしょうが!!」
妹の直球質問を止めながらも夜のことについて二人に聞きたいと思っている【
「兎野郎がアイズと・・・」
いつの間にか自分の意中の相手が他派閥の男との子供を作っていたことに
次々と館にやって来る【ロキ・ファミリア】の面々、そして・・・。
「ベル」
「ア、アイズさん・・・」
騒動のもう一つの中心【剣姫】アイズ・ヴァレンシュタインも姿を見せる。
出来れば今一番会いたくない相手だが相手も渦中にいる以上それは不可避である。
「さぁ、二人には詳しく話を聞かせて貰おうか」
【
それに反応して全員が臨戦態勢に入る。
そして、煙が晴れ襲撃者と思しき者が姿を見せる。
『は!?』
その襲撃者の姿を見て全員が呆気にとられる。
何故なら、その襲撃者が・・・。
「僕!?」「えっ!?」
そう、現れたのは娘の反応を辿ってやってきた
最速で地上へと出た僕は真っ直ぐに最短距離で○○○の反応のする場所へ駆け出した。
「良かった、本当に良かった」
なんと娘の反応があった場所は【聖火の揺籠】だった。
それを知って俺は安堵したが、それもつかの間だった。
何故なら、【聖火の揺籠】に【フレイヤ・ファミリア】の幹部達がいたからだ。
【聖火の揺籠】は神ヘスティアが主な管理をしてくれているがその他は大元の【イシュタル・ファミリア】が仕切っている。
そして、余計な混乱を招かないように関連他派閥以外の他派閥が入ることは極めて少ない。
更に【フレイヤ・ファミリア】とは犬猿とまでは行かないが競い合う仲ではあるが・・・事前に連絡が来ていない事から押し入ったと判断に至る。
「何しに来たあいつら、理由次第では潰す」
僕はそのまま敷地内へと突っ込んだ。
そして、煙が晴れた瞬間目に飛び込んできたのは【ロキ・ファミリア】幹部陣と【フレイヤ・ファミリア】幹部陣と自分の顔だった。
『は!?』
「僕!?」「えっ!?」
同じ顔を持つ者同士混乱した。