色欲にて運命歪められし白兎 作:塩おにぎり
今、【ヘスティア・ファミリア】
『・・・・・・・・・』
最初は白髪金眼の少女が
しかも、その少女はベルとアイズの容姿に似ているのだ。
まさかの出来事に【ヘスティア・ファミリア】は阿鼻叫喚に陥った。
更に元【フレイヤ・ファミリア】の幹部陣、もう一つの中心人物アイズ・ヴァレンシュタインの所属する【ロキ・ファミリア】も加わり
そして、そこへ少女の父親にしてもう一人の
しかし、そこは冷静に一同に介して話し合いの場が設けられることになった。
「えっと、ベル君だよね?」
最初に口を開いたのはヘスティア。
確認といった感じでもう一人の
「はい、ヘスティア様。僕はベル・クラネルです」
ヘスティアの問いに
そして、それは嘘ではなく真実であると嘘を見抜く神としての力が証明する。
「嘘は言っていない」
ヘスティアの言葉に同じ神であるロキとシルもそれを肯定する。
「まさか、そんな・・・」
いの一番に反応するのがレフィーヤだった。
「いや、なんで自分が一番反応しとんねん」
主神ロキのツッコミに反応できないほどには
「あの、いいですか?」
「なんだい、もう一人のベル君」
「ここの僕の娘が・・・」
「君かーーーーー!!」「おまえかーーーーーーー!!」
娘の所在を聞こうとした時、ヘスティアとロキが大声を上げる。
「自分か、ウチのアイズ妊娠させたんわ!!」
「ベル君、なんでヴァレン某と子供を・・・。ボクの
ロキが顔を真赤にさせながら食って掛かるのに対してヘスティアは嘆くようにそう言うと・・・。
「あの、ちょっと待ってください。僕、ヘスティア様の眷族じゃないです」
「え」
その時、空気が凍った。
最初の眷族として迎えこれまで苦楽を共にした眷族と同じ顔の少年から否定されたヘスティアは泡吹いてそのまま意識を手放すのだった。
「神様ーーーーーーーーーーーーー!?」
「もう一人のベル様はヘスティア様の眷族ではないのですか!?」
「えっ、うん」
「ぐはっ!?」
「神様ーーーーー!?」
リリルカの問いに
「それではどの
「えっ、【イシュタル・ファミリア】」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「シル様ぁ!!?」
シルが倒れたことによって【フレイヤ・ファミリア】元幹部陣もオロオロし始める。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
春姫もかつての古巣に
「春姫殿ぉ!?」
そんな春姫に気付いた命はすぐさま部屋に運んで行くのだった。
そして、いつの間にか冷静さを取り戻したロキが言葉を発する。
「
その言葉にその場に居た全員が聞き入る。
「この眼の前に居る【イシュタル・ファミリア】「「ごふっ」」のベル・クラネルはこことは全くの別次元の世界から来たんやろうな」
ロキの言葉に【イシュタル・ファミリア】という言葉に
しかし、その二人以外は別のことに注目していた。
「つまり、どういう事だいロキ」
「もしもの話や、フィンがウチと出会わんと他の神の眷属になったりとか
「えっと、つまり・・・」
「簡単に言えば僕が【ヘスティア・ファミリア】じゃなくて【ロキ・ファミリア】【フレイヤ・ファミリア】に入れた世界線が存在しているってこと」
「えぇ!?」
「なんや自分理解早いやん」
「まぁ、僕ロキ様の自棄酒に毎回付き合ってるんで」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「ロキ、少し話がある」
「ロキ様、少しお話よろしいですか?」
その発言を聞いてぐったりとしていたヘスティアとシルが復活する。
「ウチの主神がすまない」
「いえ、僕もロキ様と飲むのは楽しいんで気ににしないで下さい」
「自分めっちゃいい奴やん」
「でも、自分の限界値は把握しておいて欲しいです。いつも飲みすぎて僕やアイズ達にセクハラしてるんで」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・すみません」
思い当たる節があるようで小さい声で謝罪する、ロキの場合は有りすぎるのだが・・・。
そして、フィンが例の話に切り込む。
「さっき君の娘と言っていたが、父親は君として母親は誰なんだい?」
「アイズ・ヴァレンシュタイン」
それを聞いたヘルンが最初に噛みついていく。
「ベル・クラネル、フレイヤ様の寵愛を受けていながら否定しておいて・・・剣姫と子供を作るとはどういう了見だ!!」
「いや、僕フレイヤ様とは茶飲み友達でもありますし」
「??????」
その言葉にヘスティアとロキがシルに集中砲火の視線を浴びせ、ヘルンは脳内宇宙猫になった。
「って、自分フレイヤとも仲良かったんかいな」
「えぇ、まぁ」
ロキの言葉に
「それで君は君の世界のアイズとどういう関係なんだい?」
「家族ですけど?」
フィンの問いに
「そうか・・・」
それを聞いたフィンは納得した雰囲気を出す。
「それじゃあボクからも質問だ!!」
フィンの質問が終わるとヘスティアが名乗りを上げる。
「えぇ、いいですよ」
「ベル君が眷族になっていないならボクはどうしているんだい!?」
「自分のことかいな、ドチビ」
「煩いよ、ロキ。君達はベルくんとの関係が明らかになっているのにボクだけ解らないのは嫌なんだよ!!」
「ヘスティア様なら
二度目の空気が凍った!!
「ベル君、今子供達と言ったのかい?」
「はい、言いました」
「君の子供は何人居るんだい?」
ヘスティアは怖かったが聞くしかなかった、この世界の
「三桁はいるかな」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
まさかの三桁の子供の数に女性陣は顔を赤く染める。
そして、最初に動き出したのは・・・。
「ふふふふふふふふふふふ・・・っ!!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふひっ!!」
不気味な笑いをするレフィーヤとヘルン、そして!!
「やはり貴方は女の敵です、ベル・クラネル!!」
「死になさい、卑しき獣!!」
そう言って
「えっ、ちょっと待ってください〜〜〜〜!!」
しかし、その襲撃は叶わなかった。
「おい、いい加減にしろよ」
「あんまりこっちの僕に敵意剥き出しで食って掛かるなら僕も相手になるぞ」
そう言って
『!?』
あまりの早業に全員が目を見開く。
「どうする、このまま首をへし折られたいか?」
脅しではなく本気の意思を見せるために軽く握って見せながら殺気を飛ばす。
「あっ・・・あぁ・・・」
「・・・・・・っ!?」
殺意を向けられる二人は強すぎる殺意に言葉が出ずに居た。
「二人を離して」
そこに割って入ったのが
「それでいいの、こっちの僕は」
「はい、お二人が僕にそんな感じなのは前からなので」
「あっそ」
そう言って
「ベル・クラネル、今の動きは・・・」
「あぁ、これはタケミカヅチ様から教わったんですよ」
「違う、その事じゃなくて」
「あっ【ステイタス】の事ですよね、今の僕はLv.9です」
『何だと(って)(ですって)!?』
まさかの事実に衝撃を隠せない、全員が声を上げる。
「Lv.9ってオッタルさんより上・・・」
「ベル・クラネル、違うよ。オッタルの上なのはそうだけど」
「かつての最恐派閥【ヘラ・ファミリア】の女帝と並んでいるとはな・・・」
「・・・・・・」
フィン、リヴェリア、オッタルは三者三様の反応を見せる。
かつての最強の片割れと並んでいる眼の前の
「まぁ、話はだいぶそれたけど自分と自分の娘がこっちに来たのが何が原因か判るか?」
「はい、僕と○○○がこっちの世界に来たのはある一冊の本が原因なんです」
「本?」
「はい、
「自分も気付いとるやろうけど、その本は・・・」
「
「むしろ、それじゃなきゃ説明がつかんやろうけどな」
ロキ様と話を進めていると突然部屋の扉が開く。
「パパ〜?」
「○○○、こっちにおいで」
その姿に全員が父親としての顔を見た。
「自分、ちゃんと父親やっとんのやな」
「そりゃそうですよ、父親ですから。もし、子供達が冒険者になりたいって言い出してもいいようにタケミカヅチ様に「技と駆け引き」を教えて稽古をつけて貰ってますし」
「そ、そうか」
意外にもちゃんと父親をしている事に全員が驚く。
「ベル様もあちらのベル様を見習って下さい」
「リリどうしたの、急に!?」
リリルカの突然の発言に動揺する
これに関しては年月が必要のようだ。