※この作品はR-18です。

色欲にて運命歪められし白兎   作:塩おにぎり

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ベル・クラネル同士の対決の結果は言うまでもなく色欲(ベル)だった、興奮冷めやらぬ熱狂を生み出したのだった。

 

その日の夜、【ヘスティア・ファミリア】・【ロキ・ファミリア】・元【フレイヤ・ファミリア】幹部陣で竈の館で晩餐会のようなものが開かれた。

 

「いやー、すごい戦いというかベル君がボッコボコされてたね」

 

「は、はい、すごく強かったです」

 

「アルゴノゥト君あそこでよく立ったね!!」

 

「はい、自分でもよく立てたなって思います」

 

ヘスティア様と王道(ベル)が話しているとティオナが興奮気味に話す。

 

「もっと経験を積め。そうしなければこれからの探索は一筋縄じゃいかないからな」

 

「うん、解っている」

 

僕自身(ベル・クラネル)だからこそ理解し合っている。

 

「あのー、ベル君そろそろ降ろして貰っても良いかな?」

 

「しばらくそうしていろ」

 

「いや、かれこれ三時間くらい吊り下げられているんだけど!?」

 

「だから?」

 

「⋯このままでもいいのでなにか食べさせて下さい」

 

ヘルメスの懇願は虚しく色欲(ベル)は切り捨てるも諦めて食べ物を所望する。

 

「パパ、ヘルメス様可愛そうだよ」

 

しかし、ヘルメスのことを可哀想と父親にそう言う天使がいた。

 

「○○○ちゃん・・・!!」

 

「しょうがないな、これ食べさせて上げなさい」

 

「うん」

 

「ありがとうありがとう⋯うん?」

 

ヘルメスの前に○○○が持ってきたのは緑色の調味液(ソース)がかけられた赤い衣を纏った鶏の唐揚げが差し出された。

 

「ヘルメス様、あーん」

 

「えっ、いや、その⋯」

 

「食べないの?」

 

「おいヘルメス、僕の娘がせっかく"あーん"で食べさせてくれるのに拒否するのか?」

 

父兎(ベル)の威圧に屈し食べる覚悟を決めたヘルメス。

 

「いただきます!!・・・」チーン

 

「ヘルメス様、寝ちゃったの?」

 

「○○○、ヘルメスが眠ってしまったならこっちに来て食べなさい」

 

「はーい」

 

料理を持って戻ってきた○○○は椅子に座り食事を再開する。

 

すると、ロキ様が色欲(ベル)こそっと話しかける。

 

あの料理(あれ)なんなん?」

 

「豊饒の女主人でアーニャが考案しミアさんに拳骨とともに失格(ボツ)った激辛料理を参考した」

 

「いや、ヘルメス生きとるか?」

 

「送還されてないで大丈夫です」

 

「さよか」ロキはツッコミを放棄した

 

こそこそ話を終えロキ様は自分の席に戻るのだった。

 

「そういえば○○○くん、向こうの世界とこっちの世界は君の目にどう映っているんだい?」

 

ふいにヘスティア様が問いかける。

 

それに対して○○○は・・・。

 

「色々あるけど【アストレア・ファミリア】がなくなってるのがびっくりした」

 

!?

 

○○○の発言に原作(オリジナル)の全員が・・・正確には五年前【アストレア・ファミリア】の顛末を知る者達と聞いた者達そして、元正義の眷族(リュー・アストレア)

 

「○○○たん、自分らの世界では【アストレア・ファミリア】はあるんか?」

 

ロキ様が驚きながら問いかけると○○○の返答に驚愕する。

 

「うん、新しく入った人以外は全員私達のママ!」

 

『!?』

 

ママつまり母親ということなのだが・・・、その瞬間色欲(ベル)へと視線が集中する。

 

「なにか?」

 

「なにか?と、ちゃうわ!!自分節操なさすぎやろ!!」

 

「自分の眷族に毎日セクハラしてる神物(ひと)に言われたくありません」

 

「うぐっ」

 

ロキ様は自分の言葉で反論(カウンター)を食らう。

 

「でも、ロキの言う通り節操がなさすぎると思うよ」

 

それを庇うようにとは言わないが今度はヘスティア様が言葉を発する。

 

「自分の眷族に抱きついた上で胸を押し当ててる処女神が何言ってるんですか?」

 

「ぐはっ」

 

結果はヘスティア様も反論(カウンター)された。

 

「でも、よくそれで喧嘩とか起きてないですね」

 

「まぁ、そうですね」

 

シルさんは咎めることもせずに会話をしている。

 

「僕、ハーレム作ってる⋯」

 

王道(ベル)は何故かそこに食いついていた。

 

「気を取り直して、○○○くん君のママであるヴァレン某君と違ったところはあるかい?{非常に癪だけど!!}」

 

心の声が独占欲にまみれているが放置し、そう質問された○○○は答える。

 

「向こうのアイズ(ママ)ベル(パパ)に甘えん坊でよく抱きついてたりしてて、お胸に顔をグリグリ押し付けてたりして膝枕とかもしてもらってたりしてるよ。パパもそんなママの頭撫でて優しい顔してるの!!」

 

「・・・!!」

 

○○○の言葉に叫び出したい気持ちを抑えるヘスティア。

 

「でも、アイズ(ママ)はいつもは派閥(ファミリア)が違うから不満が溜まりすぎると」

 

「○○○」

 

「パパがダメって言うからもうこれについては言わなーい!」

 

「{溜まりすぎると何やねん、こっちにとっちゃ聞いときたいことなんやけど!!}」

 

そう内心で思いながら色欲(ベル)を見ると待てという手の動きを見せる。

 

「それじゃあ、向こうの世界でのママたちのことも教えてもらえるかい?」

 

「うん、いいよー」

 

その瞬間、色欲(ベル)は覚悟を決めた目をしていたことを誰も知らない。

 

 

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