色欲にて運命歪められし白兎 作:塩おにぎり
月の姉
私ティオネ・ヒリュテと団長ベル・クラネルとの出会いは最悪だった。
何故って、昔の私は今よりも暴力的で凶暴だった。
誰も信用せず、信頼もしなかった。
唯一血の繋がった
忌々しい
いつも私の中には何かがくすぶっている何かがあった。
そんな時、世界一熱い都市と呼ばれた迷宮都市オラリオにやってきた。
そこからは鬱陶しい日々が始まった。
毎日毎日
そんな時だった、
「君達が今噂になっているアマゾネスの双子の姉妹?」
「なんだヒューマン、テメェも他の連中と同じ勧誘か?」
今思い出しても顔から火が出るくらい恥ずかしいわ、あの頃の私荒れてたし。
「うん、そう」
「舐めてんじゃねぇぞ」
「舐めるとかそんなんじゃないよ、派閥の長として君達のことを見に来てるんだし」
「だったら、条件は知ってるよな」
「うん、知ってるけど・・・」
「なんだ、手加減でもしてほしいのかよ?」
「いや、二人同時にかかってきなよ。僕は問題ないから」
「上等だ、テメェ!!吐いたツバ飲み込むんじゃねぇぞ!!」
そうして、
それはそう、その時の私達は知らなかった。
彼が、オラリオのヒューマンの中で一番の戦士で
そうして、結果は私達は完敗した。
私は全ての打撃を受け止められて投げ飛ばされた。
ティオナは
「僕の勝ちね」
そう言って私とティオナに笑いかける彼の顔を見た。
"あっ、この人が運命の雄だ"とそう直感した。
それはティオナも同じで、妹でありながら
でも、それは無意味に終わった。
それは彼は言った。
「ティオネとティオナは僕が欲しいと思ったから勧誘に行ったんだ、イシュタル様に事後承諾で。二人を他の連中に奪われたくなかったから」
その言葉を聞いた瞬間、私達は全身が燃え上がるように熱くなってしまった。
それはそうだ、
その言葉を言われた瞬間、私達はあの人に襲いかかった。
その後のことはよく覚えていない、でも目を覚ました時には私達三人は生まれたままの姿で
すると、彼が目を覚ましてこう言ってくる。
「可愛い声で鳴いてたねティオネ」
「!!」
あの言葉に本当に顔が熱くなったんだ。
それから私達はダンジョンに行き、多くの冒険をした。
彼は優しいだけじゃない、私なんか目じゃない位の狂戦士でもあった。
"この人は本当に私の運命の雄"だと確信した。
そして、初めての出産を迎え子供が出来た時あの人は喜んでくれた。
何度も何度も感謝の言葉を掛けてくれた。
そこで私はこの人を好きになって良かったと思えるようになった。
でも、あの人の女は私達姉妹以外にも居る。
それこそ、【ロキ・ファミリア】のアイズとリヴェリア【アストレア・ファミリア】全員(新人を除いて)に【ガネーシャ・ファミリア】のアーディ【
ワガママだっていうのは解ってはいるわよ。
あの人は最高の雄、だから他の牝が放っては置かないことくらい知ってる。
でも、ワガママを言っていいなら私だけを見て欲しいなぁ。
まぁ、無理なんだけどね。
それでも私はあの人のことが・・・大好きで愛しているから。
白い髪を揺らして優しい赤い目の眼差しを向けてくれる暖かい
いつまでも貴方のそばに側に居たい、いつまでも同じ景色を見ていたい、いつまでも温もりを感じでいたい。
そんな私のワガママ聞いてくれませんか、