01話 "世界"に至るまで
「あーあー、暇だなー」
そう、暇なのだ。護衛隊の殆どが出払い、111個の世界の同時進行を行っているため、何もすることがないのだ。
「それなら政務をしろよ。」
今のは岡崎大輔。見た目はワイルド系。少々気性が荒っぽいが私の腹心なのだ。
「いーやーだー。ふざけたこといってると脳味噌書き換えるよ?」
「ふっ。そんなことお前がするか?」
「っち。流石だね。」
「まあ、いいさ。それならドラえもんの"世界"にでも遊びに行くか?そこならそこそこの基盤を築いてあるぞ。」
ふーん。
「裏切ったの?」
「なぜそうなる!?」
「だって、勝手に帝国の支配下じゃない"世界"に基盤を築くって瑞葉帝国の支配下から逃れようとしてるってことでしょ?それなら私、容赦しないよ。」
一番の腹心である、岡崎に裏切られたら私は容赦しないだろう。大規模な監査を行い、粛清の嵐も起きるだろう。それを悟ったのか、岡崎は慌てた様子で話始めた。
「ち、違うぞ?俺は、咲桜様の遊び場になるようにだな、日本では逆らいようがない地盤を築いておいただけだ。」
「やっぱり。裏切ってるじゃん。私に黙って基盤を築いてる。ほら、"頭を垂れて膝をつけ"。」
「くっ。」
岡崎は逆らいようのないその言葉に従った。
「さて、言い残すことはないか?」
「ちょっと待ってくれ。俺のこれまでの働きに免じて許してくれ。」
「…5日だ。その間ずっとしてくれ」
「わかった。」
その言葉を聞くと岡崎は嗤いながら、私とし始めたのだった。
・ ・ ・
5日がたった。
「許してくれるか?」
岡崎は私のイイトコロを突きながら言った。
「…うん。いいよ」
「そうかそうか。じゃあお礼にこれをやるよっ!」
詳しいことは想像にお任せします☆
「ねーえー、岡崎。やっぱりドラえもんの"世界"に行ってみたい。」
私は岡崎の"モノ"を中に入れっぱなしで向かい合いながら話す。
「良いぜ。」
「ありがとう。嬉しい。」
「ただな、気を付けないといけないぜ?ドラえもんの"世界"は時間移動が出来るからな。未来の襲撃に会うことがあるからな。」
「大丈夫。どうせ帝国の支配下に入るだけだから。」
「何でだ?遊びに行くだけじゃ…」
「お前が裏切っていたのは変わらないよな?可哀想だがその"世界"に償ってもらう。」
「…わかった。」
「心配するな。我が国は圧倒的な武力がある。負けることはない。」
「そんなことは心配していないが…
あの世界がなくなるって考えると…」
「やっぱり。私のことなんでもうどうでもいいんでしょ。」
「そんなことないさ。」
「じゃあ、証明してくれる?」
「ああ、何度でも証明するさ。(じゃないと死ぬし)」
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