本番パートです。
あんまりエチくなくても許してください。
ではどうぞ。
ひと仕事終えてクタクタに疲れたマリオは、重く感じる身体を引きずりながらも備えつけの仮眠用ベッドへたどり着き、布団の中へと潜り込んだ。そして、ゆっくりと目を閉じ、微睡みの時間を楽しんでいる所で、人形がマリオへ声をかけた。
「あの、ご主人様。わたしはどうしたらよろしいのでしょうか?」
「え、あー……そうか。そうだったな……」
とりあえず、正常に意思疎通ができているようだし、動きにこれといった不自然さや、ぎこちなさは見受けられない。ならば、あとは
本当はすぐに試してみたい所だが、一刻も早く眠って休みたかったマリオは、不用意にもこのように指示を出した。
「適当に
一言だけ言い残したマリオは、身体から力を抜いてベッドの柔らかさに身を委ねる。すると、ギッと音を立ててマリオの他に
「な、何してるのかな……?」
「何ってご主人様の命令を遂行しようとしているのですが?」
人形なので答える表情は真顔だ。当然、言っている事が理解できないマリオは困惑の声を上げる。
「いやいやいやいや! だから、それでなんで俺を犯す事になるんだよ!?」
「ええ。ですから……」
こんな事をされる謂れはないと抵抗するマリオ。だが、次に人形が口にした言葉で、マリオは自分がとんでもない命令をしてしまった事を悟った。それは……。
「
「あ――」
そうだ。人形に行間などの細かい機微が分かる訳もなく、曖昧な命令を下してしまえば何も疑問を持たずに最短の道筋で遂行しようとするのは、当然の流れなのだ。自分の主人で命令を果たす事ができるのなら、迷いなく向かっていくのも何も問題はない。与えた命令が
「ま、待て! やるんなら誰かほかの奴を――!」
「何を言ってるんですか、ご主人様? ご主人様は私に『そこら辺にいた童貞を
淡々と事務的に答える人形は何もためらう事なく、ベルトを外してズボンを脱がした。そのままの流れでパンツに手をかけた所で、マリオは人形の手を掴んだ。
「やめろ! お前、主人である俺に危害を与える気か!」
「言っている事が分かりませんね。命令された以上、これは危害ではなく使命です」
「やめろ! 命令だ! 今すぐ俺の上からどけ!」
「うるさい口ですね。こういう時はこうするのですよね?」
抵抗するマリオの肩を掴んで無力化した人形は、自らの顔をマリオを近付けた。
「お、おい……!? まさか……!?」
顔を背けても、その抵抗はわずかな時間しかもたず、無慈悲にもマリオと人形の唇が重なった。だが、それで終わりではない。シリコン製の唇の間からゴム製の管が伸びて、マリオの口の中へ侵入した。
ま、まずい……!
その意味を知っているマリオは、言いようのない悪寒が背筋を駆け抜けるのを感じた。今作動した仕掛けは、飲ませた相手を強制的に興奮させる媚薬を飲ませる物なのだ。
どろりとした液体を喉奥に流し込まれたマリオは、身体が熱くなるのを感じた。
「さて、準備は整ったようですね。ご主人様?」
人形が淡々とした口調と共にマリオの下半身の手を這わせた。そして、丁寧に関節まで作る事で手のひらの開閉をも可能にした手が、
その行動はまるで人間の女が挑発するように行う愛撫のようだ。
「ふふ……こんなに熱くて……硬くなってる……」
真顔で言われては何も情緒がないセリフだが、それでも媚薬で熱くなったマリオには効果抜群だった。先程から剥き身で晒されているマリオの肉棒がピクリと跳ねる。
「おや、どうやら早く可愛がって欲しいようですね? 口では嫌がっていても身体は正直……ふふ」
「それはどっちかって言うと俺が言う側のセリフ……!」
なんとかツッコミを入れる事はできたが、マリオの呼吸が荒くなっていく。同時に身体の熱くなっていくのに比例して、だんだんと頭の中が白に染まって何も考えられなくなってきた。
早くこの状況をなんとかしないと……!
このままでは、マリオの貞操が自ら生み出した人形によってめちゃめちゃに蹂躙されてしまう。だが、抵抗しようにも人形が覆いかぶさって身動きが取れない上に、今からこの見目麗しい人形に己の子種を搾り取られる事を想像して胸が高鳴っている事に自分がいる事にマリオは気付いてしまった。
なんで俺の趣味を入れてしまったんだ、俺のバカ!
数分前の自分を呪うが後の祭り。作ってしまった物はもうどうにもできない。それが自分が美しいと思うのならなおさらだ。
「さぁ、ご主人様。いよいよお待ちかねの時間ですよ」
人形がスカートをたくし上げた。スカートの中では取り付けたオナホールが使用者の肉棒を突っ込まれる瞬間を今か今かと待ちわびていた。挿入口から自動で充填されたローションが垂れる様は、獲物を前にヨダレが抑えきれない猛獣のようだ。垂れたローションのひんやりとした感触が亀頭を撫でた瞬間、マリオの身体が大きく跳ねる。
「うぁ……!」
「それではお楽しみくださいね」
人形があてがっていた腰を一気に下ろした。瞬間、腰のオナホールがマリオの肉棒を飲み込み、強い電流のような快楽がマリオの身体を駆け抜ける。
「うぁっ!?」
「どうですか、ご主人様? ご自分で作り出した人形に犯される気分は?」
人形が焦らすように腰を軽く前後に動かす。これだけでも、媚薬で興奮しているマリオには非常に強い刺激だ。何故なら、人形に取り付けたオナホールの内部にはより強い刺激を与えるよう、小さなイボがついている。さらに……。
「ご自分で選んだオナホールは正解だったようですね。中が螺旋構造になっているから、とてもよく吸い付いているでしょう?」
腰が上下する度に中のイボが亀頭を責め立てる。さらに、螺旋を巻く構造により、上下だけでなく縦横無尽に撫で上げるように刺激を与えていく。
「これ以上は本当にマズい! 今すぐ止めろ!」
「そろそろ出そうなのですね。では、そのように」
静止するマリオの命令に背いて、人形は腰の動きをさらに加速させる。
「はぁ……はぁ……う……ぁ……!」
下半身あたりで何かがせり上がってくるような感覚が強くなっていく。やがて、その時が来た。
「うぁあ!!」
ついに爆発し、マリオの下半身から白濁色の快楽が溢れ出す。今まで溜め込んでいた不満や鬱憤を吐き出すように、マリオの子種が作り物の女の中に注がれていく。
「はぁ……はぁ……」
射精による快楽の奔流が収まった。無理やり媚薬を飲まされたせいか、まだ身体が熱いが頭の中が真っ白になる程こもっていた熱はいくらか収まった。マリオは荒くなった息を整えながら口を開く。
「まったく自分が恐ろしくなるよ。サーカスよりこっちの方が向いているのかな……。あ〜あ、こんなに汚れてら……」
結合部に目をやると精液とローションの混ざった物が溢れ出てシーツを汚している。これでは眠る事なんてできない。
シーツを交換しようとマリオが身体を起こそうとした。だが、何故かマウントポジションを取ったままの人形がその肩を押さえてベッドに押し付ける。
「な、何すんだ――んむぅ!?」
人形が再び唇を重ねてマリオに媚薬を飲ませた。よって、マリオの肉棒が再び臨戦態勢となる。
「ご主人様、お忘れですか。あなたは私に童貞を犯せと命令なさったのですよ。一回で終わる訳ないでしょう」
「え――」
瞬間、マリオの顔が青くなった。さっきのあれをもう一回……?
「ちょ、ちょっと待て! そんなの耐え切れる訳が――」
「うるさいですね。ご主人様は大人しく情けない鳴き声を上げていれば良いのです」
静止するマリオの声を無視して、人形は再び腰を動かし始めた。そして、再び呆気なく絶頂へと導かれる。
「もう一度です」
「まだいけそうですね」
「さぁ、まだまだいきますよ」
人形による搾精は永遠にも思えるような時間続いた。やがて、出せる物もなくなって空撃ちを繰り返し、潮噴きまでしてしまったマリオの身体はその時を迎える。
「もう……限界……」
その言葉を最後にマリオの意識はオチた。同時に人形も動きを止めてただのラブドールへと戻った。その後、目が覚めたマリオは心に固く誓う。
もう二度と、アダルトグッズが絡む人形なんて作るもんか、と……。