Re:転生エンブリヲで攻略するスパロボハーレムV ~スパロボV世界のエンブリヲに転生して時間を巻き戻せたので歯向かったメスどもを今度は絶対に最高のエロメス奴隷にする話~ 作:真田クロ:B=Lack
次回からフルスロットルです。
01 変態が大変態へ生まれ変わる日
気付いたら俺は、何もない真っ暗な空間にいた。
何もかも唐突……一周回って、動転はしていない。確か俺は、何かを強く願っていて……
「何が愛よ! キモい髪形でニヤニヤしてて、服のセンスもなくていつも斜に構えている恥知らずのナルシスト!」
(グォオオ、アンジュ、きさまぁ……よくもぉ……っ!!)
なんだ?
すぐ近くからは怨嗟に満ちた男の声と、それに遠くからは、怒った女の声が聞こえる? って言うか、この綺麗でハスキーな女の子の声、どっかで聞いた事があるような……
「女の扱いも知らない、千年引きこもりの変態オヤジの遺伝子なんて……生理的に絶対無理!!」
(あがぁああああっ! なんて、なんて言われよう! こんな事言われて負けるなんて、私はぁあああっ!!)
ぴしっ!
あ、この感じ……女の声がトドメになって、近くに感じていた男の心が、壊れちゃったな。俺も直でそんな事言われたら、マジ立ち直れなくなると思う。
……ん? なんか聞いた事あるセリフのような……?
お、おぉっ!? なんだ、何かに俺が吸い込まれていく!? こ、この感じ、今心が壊れた男の身体の中に、俺が入っていってるのか……っ!?
身体の感覚が、同期して……見える、この男の眼を通して、白く輝く機体と、金髪の超美人で凛々しい女の姿が……!!
って、こいつ、クロスアンジュのアンジュじゃんッ!?
それで、この白い機体はヴィルキスで……で、さっきのセリフと、声から考えるに……この身体は! これ、エンブリヲなのか!? 俺、エンブリヲに転生か憑依した……って事なのか?
おぉ、そうだ俺、クロアンのエンブリヲ大好きだし、あんな男になってみたいと思ってた気がする! コレ、その願いが叶ったって感じなのか……いやでも!
周りにはヴィルキスだけじゃなく、ガンダムとかマジンガーの姿が!? しかも宇宙戦艦ヤマトまでいるじゃないか!?
つまり、ここはスパロボ世界……! あぁ、そうだ、俺、スパロボも大好きで……って、違う! そうだ、それどころじゃないだろ、今!
だって、さっきからのセリフ、何度もアニメで見て、何度もスパロボでプレイした、エンブリヲの最期、だったじゃないか!?
「ちょ、まっ」
「チリに帰れ!! 私を抱こうなんて、1000万年早いわぁぁっ!!」
そうだよ、コレ! この光、ディスコード・フェイザーじゃん!? ヤバイ、死ぬっ! 死んじゃう!
なんでかエンブリヲになってるけど、いきなり死ぬ!! そりゃ俺はずっと、エンブリヲになりたいって望んでたけど! でもこんな詰んだ状況から、どうしろと!?
あぁ、だけどエンブリヲって確か、すんげぇチートパワー持ってたよな? だからそれで何とか、何とか出来ないのか!? こんないきなりで、終わるなんて……イヤだぁ!!
だってさ、エンブリヲでなら、やれる事! やりたい事、いっぱい……あるだろぉ!?
(な、なんだ……急に『私』のナカに膨れ上がった、この熱い鼓動……滾るリビドーは……っ? あぁ、だがダメだ。軋んだ心が、崩れていく。私はもう、この現実には耐えられないぃ……ッ)
あぁ、オリジナルエンブリヲの魂が、崩壊していくのがわかる! 彼、意外と心が脆かったんだな……
って、そうこうやってるうちにもう、ヴィルキスからディスコード・フェイザーが発射されて……!
「ぐぁああああああっ!!」
凄まじいエネルギーの奔流に晒され、乗機のラグナメイル・ヒステリカが刻一刻と溶けていく!
ヤバいヤバいヤバい! あ、でも、なんだこれ……何でかわかんないけど、力が全身に満ちて……!?
「こ、これは、ぶっ壊れたエンブリヲの魂から、溜め込んでいた不思議パワーが溢れてきてる、のか!? くっ、使い方よくわかんねぇけど、エンブリヲなら何かしら出来るだろ!? 何か、何かをッ!!」
早く、このヒステリカが蒸発しちまう前に! そうだよ、せめて!
「せめて、もっと前のエンブリヲに転生させてくれよぉおおお!!」
もっともっと、もっと前! もっと前だったら、エンブリヲならあんなことやこんな事、すっごい事が、いっぱい出来たはず!!
そうだ、俺、スパロボマニアで、エンブリヲの変態っぷりが大好きで。俺があの立場だったら、そりゃあもうエロ三昧の、史上最高のメス奴隷騎士団を作るのにって!
そう思ってて……
「お願いだ……俺を、もっと前に! アンジュもサリアもヒルダも! 他にも『私』を罵倒したメス共も、全部手に入れられる! そのチャンスがあるもっと前に、『私』を戻してくれぇええええ!!」
ん? 『私』? あれ、意識が、エンブリヲの残滓と混ざって……
あ……光が……
ドゴォオオオオオオオンッ!!
「はっ!? ここはっ!!」
光で真っ白に包まれ、どこかで爆発音を聞いた直後。
目覚めたのは、どこだ……いや、わかる。エンブリヲが隠れ住む真のアルゼナル、その一室で俺は目覚めたのだ。
「はぁ……はぁ……はぁ……っ 何が、なんだか……」
頭は混乱している。が、状況をなんとなく飲み込めるのは、『俺』がエンブリヲという超優秀な男だからだろう。
すかさず近くの端末で、日付を確認する。その日付は……西暦世界でかつて見た日付。ズバリ、アンジュたちに敗北する瞬間から、ざっと100年も前のモノだった。
「お、俺、エンブリヲ……なんだな。
さっきの、夢だとは思えないし……エンブリヲになって、しかも精神だけ時を遡った……?」
そこから深呼吸を一つ。寝汗が酷いので、シャツを脱ぐ。
やっべ、細マッチョだ。これは普通にカッコイイ。
と、まずは詳しい状況を確認しないとだが、この状況は……
「やれる……やれるぞ! 今から準備して、エンブリヲの持つ力を全て使えば! 俺の理想の、スパロボヒロインによる、最高のエロメス奴隷騎士団を作れるはずだ!
しかも、アンジュが処女に戻っている! あの男に奪われていない!」
ん? アンジュ……?
あれ、俺ってクロスアンジュの作品は好きだけど、別にアンジュのキャラはそれほど好きじゃなかったような……? いや、何か、コレは……
「ヤバイ、アンジュって、めっちゃいい女じゃん! 欲しい、超欲しい……ぜってぇあの男には渡さねぇ……!!」
あー、あれだ。この感じは最後に混ざった、元の、オリジナルエンブリヲの残滓の影響だな。
そうして色々整理して、わかった事をまとめよう。
まず、やっぱり俺はエンブリヲになっていて、精神のみを時間遡行した今の時代は、原作開始より100年前で間違いなかった。
そして俺自身の事はというと……生まれ変わる前の記憶は名前すら曖昧だが、スパロボの大ファンでエロ妄想しまくる性欲特盛男だった、って事だけはよく憶えている。更には、エンブリヲの記憶はハッキリしている上、アイツの好み嗜好の特に強い部分を受け継いだようだった。
アンジュがストライクだったり、姫属性、処女属性が好みなのは、彼の影響もあるんだろう。
んでもって、最後に……ここは、クロスアンジュだけの世界じゃない。西暦世界……もっと言えば、スパロボVの世界だ。
エンブリヲ自身の記憶としても、この西暦世界はダブルオーやナデシコに繋がるようなモノがバッチリある。何より、ミケーネと戦ったり、ゲッター線が暴走した記憶まで……そうだ、Vってそんな設定だったな。
……アレだな。エンブリヲってチートキャラだけど、やっぱゲッターとマジンガーだけは別格だし、何やってもあいつらには勝てるビジョンが浮かばない……
あの辺と対立する事だけは絶対に避けつつ、このチートパワーを使って最高のエロ騎士団を作る。うん、それがこの俺、新生Re:エンブリヲの目標だな!
「俺は俺なりのエンブリヲとして、エロ暴虐の限りを尽くしてやろうじゃないか!
ふははははははっ!」
考えをまとめ、自身が何者であるかを自覚したその瞬間、今までふわっとしていた感覚が、ぴたっとハマる感じがした。また、それに加えて力が漲ってくると同時に……
「おぉ、俺の肌が浅黒く……褐色肌になったか。メスに求める肌の色ではあるが、俺自身もこの方がヤリチンみが増していい感じだな!」
それは俺がエンブリヲとして、新たなる大変態エロ魔人として再誕したという証だった。かつての俺はおぼろげだが、童貞だったような記憶がある……でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない。
今からの俺に待っているのは、無限に広がるエロエロ覇道なのだからなぁ!
しかし、本編より100年も前とは。
戻りすぎた……と思ったが、改めて考えればこれも意味のある数字だろう。エンブリヲになって天才的頭脳を手に入れた上、持ち前のエロリビドーでエロが最優先となった俺が、本能で導き出した数字……
そう、100年前ならば多分……新正暦世界は……! 次元の揺らぎがあるし、ちょうどいい時期になってるはずだ!
つー事でぇ……
次回!『最初のターゲットはプル姉妹!』
エンブリヲだけどエンブリヲじゃない。
リビドーだけで書きやすい竿役君です。