シュヴァルツェスマーケン アイリスディーナとテオドールの結婚式 作:雄渾
読者様、ご期待の濡れ場です。
すがりつくアイリスディーナを、テオドールの手が抱き寄せた。
テオドールは今で女を抱いたことがなかった。
だからという訳でもないが、彼の手は震えていた。
それはアイリスディーナも同じであった。
アイリスディーナは、24歳の今日まで完全な処女である。
しかし、テオドールからキスをされた今、アイリスディーナの24歳の完成された体が反応した。
軍人という堅い仕事に徹していても、やはり生身の女である。
長いキスを続けていくうちに次第に高揚し、アイリスディーナの頭の中は白く霞んできた。
胸が締め付けられ、めまいを起こすような陶酔感に浸った。
アイリスディーナは、自分がベットに倒れた事すらわからないほどであった。
テオドールは長いキスを続けた。
そうしながらやさしく頬に触れ、肩をさすり、なだらかな腰骨の曲線を指でなぞった。
アイリスディーナは、自らの体が今までになく熱くなっていることに狼狽した。
今まで人に許したことのない部分が、かつて経験のしたことのないほど疼きを感じさせている。
どうして、なぜ……
切ないほど、求めている、この感情は……
ハッと思った時、バスローブの上から胸のふくらみを優しく揉まれていた。
やめてという声が漏れかかったが、急速にその気分が失せていく。
テオドールに、恥をかかせたくないという気持ちがあった。
だが、それ以上に今まで味わったことのない気だるい感覚につつまれていたのだ。
まるで雲の上に乗っているような感覚というべきか。
それは陶酔感という言葉の方が、ふさわしかろう。
くすぐったい感覚とは違う、やりきれない様な切ない疼き。
テオドールの手が動くたびに、乳房から全体に湧き出てくるようだった。
アイリスディーナは思わず、息を弾ませた。
テオドールは夢中だった。
生まれて初めて女体に接する感激と興奮に包まれながら、素っ裸になった。
もう迷いはなかった。
アイリスディーナと自分は、上司と部下ではない。
2人は、夫と妻なのだ。
今ここで為すべきは、アイリスディーナの望むことをする事だけだ。
俺は男になるのだ。
男になって、アイリスディーナを女にするだけだ。
この期に及んでは、言葉などいらない。
ドイツの長い昼が終わり、ようやく日が沈んでいく。
周囲は、だんだんと薄暗くなり始めてきた。
ベッドの上に横たわるアイリスディーナの姿は、一段と輝きを増していた。
シーツの上に横たわる白雪のような肌は、紗がかかっているように幻想的だった。
テオドールは、
落ち着けと自分に言い聞かせ、双丘を両手で抑えて、揉み始めた。
そうしながら、絶えずアイリスディーナの反応を見ていた。
誠心誠意、愛情をこめて、手のひらで優しく揉んだ。
夜の闇が周囲を徐々につつみ始めていたが、気にしなかった。
アイリスディーナは気が付いた時、テオドールの手が巧みにブラジャーを脱がしていた。
全身が火の傍で焙られたように火照り、頭の中がかき回されているような感覚になった。
テオドールの細い指先が、直接乳房に触れる。
痛みに似た疼きを覚えると、急速に膨らんでいくのが分かった。
アイリスディーナは冷静な態度で、自分の肉体を押しとどめようとした。
テオドールの前で、自分の意志に関係なく乳房が反応するのが恥ずかしかった。
だが、双丘にある乳首は彼女の意志に反して、どんどん隆起していく。
アイリスディーナは、既に冷静ではなかった。
瞼の中で満天の星が飛び交い、全身の血が逆流しているのだった。
そんな様子を、テオドールはしっかりと見ていた。
暴れたり取り乱してはいないが、極めて興奮状態にある。
全くの無垢であるという様子が、テオドールをさらに夢中にさせた。
やはり、アイリスディーナは処女なのだな。
テオドールは叫びたいような満足感につつまれて、一層喜びに胸を躍らせた。
第666部隊の間では、中隊長が処女であるという評判があった。
こうして面と向かってみると、それは憶測ではなく真実であると分かった。
はっきりと結婚という段階に立ち至った今、それを一刻も早く確かめたかった。
愛の
テオドールの手のひらに、はっきりとした胸の質感が伝わってくる。
その時、テオドールは己の逞しい肉体の変化に気が付いた。
微かなアイリスディーナの息遣いが、聞こえてくる。
その時になってテオドールは、彼女が義務的に身を投じているのではないと理解した。
今の自分がそうであるように、初体験というのが精神的な重荷になっているのだろう。
破瓜という大変な緊張感が、女体の反応を遅らせているのではないのかと。
テオドールは、ともかく今していることに集中した。
彼女の顔だけではなく、体の隅々にまで気を配って、くまなく観察した。
アイリスディーナは、感じているのだろうか。
そっと彼女の表情を見ると、眉間にしわを寄せて、きつく目を閉じている。
中開きの唇は心なしか、わずかに震えている。
テオドールは細心の注意を払って、そっと左の乳房に唇を押し付ける。
目の前の乳輪の中にある乳首を、舌でまさぐった。
寒気に似たゾクゾクとするような感覚が、アイリスディーナを包む。
自分の乳房が男の手にゆだねられているのを知った彼女は、ほんの一瞬、全身を硬直させる。
アイリスディーナは、羞恥と興奮の渦に飲まれていく。
あっ……いや……
またしても乳首が膨らんで、痛いほどせりあがってくる。
アイリスディーナは、テオドールの視線が気になって、死んでしまいほど恥ずかしかった。
「ああ……」
次の瞬間、テオドールの口の中に乳首がすっぽり含まれてしまった。
そこから生じる疼きは、一番恥ずかしい部分に何倍もの強さになって伝わった。
あああ……
アイリスディーナは、危うく声を出すところだった。
それまでに体験したこともない余りにも強烈な感覚だった。
アイリスディーナにとって、結婚とはセックスそのものであった。
未婚のアイリスディーナにとって、セックスは全く未知の領域である。
彼女の成熟した肉体は、24歳の女が持つ自然な性行為に期待を抱いていた。
だが、こと異性関係になると、未だに足を踏み入れたことない領域だった。
だからテオドールに愛撫された感覚は全て新鮮であった。
そして、強烈なものでもあった。
アイリスディーナに言い寄る男は多かったが、彼女はかなりの奥手だった。
生母メルツィデースの裏切りを許せなかったこともあるが、兄ユルゲンの教えもあった。
結婚に関しては、幼いころの両親の離婚がトラウマになっていたので漠然としていた。
だが、それを具体的にしたのが、テオドールである。
それまでアイリスディーナの中では、セックスは絵空事に近かった。
だが今、目の前のテオドールにより、現実のものになろうとしている。
テオドールの愛撫で、アイリスディーナの24歳の肉体は目覚めていった。
自慰とは別なもどかしい快さと別な感覚が、体のあちらこちらから湧き上がってくる。
これが、性感なの……
アイリスディーナは、性の奥深さに負けそうになっていた。
双丘にある隆起を吸われたことで、体の奥底から何かが溶けだし始めていた。
それは女の一番恥ずかしい所から満ち溢れて、下着まで濡らしていた。
あの透明で、恥ずかしい液体に違いなかった。
体から力が抜けていき、きつく閉じていた太腿が開いていく。
アイリスディーナの意志に反しているのに、体が自然に反応するのだ。
「本当に奇麗だ。アイリスディーナ」
一旦唇を離したテオドールは、呟くように言った。
露わになった乳房の前に、男の視線があるのが恥ずかしくてたまらなくなった。
だが、その一方で、女として誇らしかった。
「アイリスディーナ、なんて素敵な人なんだ」
テオドールの唇が乳房の上をもう一度通り抜ける。
「あ、あーん……」
アイリスディーナは、自分の声に驚いて慌てて口をつぐんだ。
テオドールが追い打ちをかけるようなことを言ってきた。
「気持ちいいんだね。アイリス」
やめないで、とてもいいの、とは言えなかった。
確かにそれを是認してしまうのは、女としての、軍人としての矜持が許せなかった。
それに、また恥ずかしくもあったのだ。
だがテオドールはどうしてもアイリスディーナの本音を聞きたかった。
19歳という年若い男ゆえの、童貞ゆえの問いだった。
「なあ、気持ちいいんだろう?アイリス。
ちゃんと口で言ってくれよ。
アイリスが、どんな気持ちでいるか、知りたい。
アイリスが気持ちよくなれば、俺も嬉しくなるからさぁ……
教えて」
テオドールは熱く囁きながら、乳房を舐め上げた。
「あっ、ああ……」
またしても下腹部に直撃する様な疼きが走り抜けていく。
アイリスディーナは弓なりにしなやかな体を曲げると、喘いだ。
「気持ちいいかい」
テオドールが強い力で乳房を握りしめた時、彼女は頷いていた。
「俺はうれしいよ。
アイリスが本当の所を言ってくれて……」
テオドールの大きな口が、乳房全体を吸引する。
電撃と共に染み渡るような快楽が、四肢の隅々を駆け抜けていく。
アッと思った瞬間、不意にパンティの上から愛撫された。
慌てて両足を閉じようとするも、期待に反して体が動いてくれない。
アイリスディーナの豊かな恥ずかしい丘は、彼の手で覆われてしまった。
しかも亀裂に向かって、テオドールの指が微妙な動きをする。
童貞ゆえの不慣れな指の動きは、かえって性感を高める結果になった。
恥ずかしい肉の突起が、すっかり膨張して疼いていく。
快楽はぐんぐん増していく。
「あ、ああっ……」
アイリスディーナは無意識の内に、立て続けに声を放ち、身悶えた。
テオドールにしてはまたとない反応だった。
テオドールは、パンティの上からしっとりとした潤いを感じた。
微かに突き出しているのは、陰核かな。
テオドールは、逸る気持ちを抑えて、黄金の繫みを撫で、愛撫を続けた。
「あっ、あーん、あああッ!!」
テオドールの指に、アイリスディーナは嗚咽を漏らした。
立て続けにアイリスディーナは、気だるそうに腰をくねらせた。
普段が凛々しく慎ましいだけに、その姿は酷くエロティックである。
テオドールは、男して最大級の喜びを感じた。
ついに我慢できなくなって、熱く怒張したものを目の前に出した。
そして、アイリスディーナの太腿に押し付ける。
しかし、アイリスディーナには、それがなんであるか詮索する余裕はなかった。
アイリスディーナが身悶えするほどに、勃起は高まり、今にも爆発寸前だった。
「俺たちはちゃんと結婚した夫婦だ。
夫婦の営みをしよう」
テオドールの指がパンティの中に入り、繁みの中に触れてきた。
ここに至って、アイリスディーナは切迫した事態であることを理解した。
「ま、待って」
だがテオドールは強引だった。
「アイリスディーナ、お前が欲しい!
今すぐほしいんだ」
「許して……、あああ、恥ずかしい」
アイリスディーナの返事は、テオドールの意に反するものだった。
新婚初夜の処女妻が、要求をそのまま口にすることが出来ようか。
「欲しいんだ」
「処女を……あげます、貴方にすべてを……」
やはり、アイリスディーナは処女だったか。
テオドールのこの時の感激は、言葉では表現できない物であった。
「そうか、ありがとう。
処女という宝物をくれる何って……
アイリスディーナ、お前を大切にするよ」
羞恥に悶え匂いたつ女体に、テオドールは興奮しきった。
19歳の童貞に、24歳の肉体は悩ましすぎた。
白のパンティが剝がされていくに従って、燃えるような桜色になる。
処女ならではの肉体の変化に、テオドールは息を飲む。
テオドールは、物に憑かれたようにベットを降りる。
アイリスディーナの前にひざまずくと、彼女の下腹部に顔を近づける。
「ああ、アイリスディーナ」
アイリスディーナの黄金の繁みに鼻を擦りつける。
男を知らない女陰の香りを深く吸い込む。
「フッ……」
焦れて疼き、熱く湿潤しきった陰裂に口づけを受ける。
深い泉の底から染み出す津液を舐めたて、吸い上げる。
テオドールの両手で、太腿が割かれていく。
アイリスディーナは不思議な気持ちで、股を開いていった。
「ああ、これが処女の……」
我を忘れた顔をして、テオドールは妻の秘唇を見た。
露に塗れた肉唇は少し腫れたようになり、外側を向いている。
指先で開き加減の陰唇を分けると、桃色に輝く秘園がはっきりと見える。
幾重にもある複雑な肉の重なりが、テオドールの目に焼き付いた。
ここに自分の分身を入れる。
幾度も夢に見た瞬間が、今訪れようとしているのだ!
しかし、こんな複雑で狭い中に自分の怒張が入るだろうか。
第一、テオドールは処女膜の存在すら、わかなかった。
テオドールは気が付くと、彼女の秘園を舐めていた。
酷く恥ずかしい行為だが、簡単には離れることが出来なかった。
その内、妻は唸り声をあげながら、テオドールの頭を太腿で挟んだ。
アイリスディーナは、下から腰をくねらせて、突き上げる。
まるで押しつぶされて、窒息しそうな勢いだった。
テオドールは夢中になって津液をすすり、秘園を舐め、秘唇を擦った。
「あ、テオ。
ああ、そんな、駄目ッ。そう、ああ、いいの……」
意味不明な言葉を口にしながら、冴えわたる美貌を苦しげに歪める。
アイリスディーナは、白蛇*1の如く身をくねらせた。
普段が控えめなアイリスディーナだけあって、一層際立って見えた。
その姿は、テオドールの目に焼き付いた。
テオドールは、津液をすくうと会陰部の亀裂を撫でた。
秘唇の表面を濡れた指が走り、追い立てるように湿った舌が通り過ぎる。
アイリスディーナは狂ったように全身をくねらせた。
時として走り抜けるような快楽を感じると、五体を痙攣させた。
「うう……ああ……」
テオドールの顔は、アイリスディーナの間欠泉から出た淫水で濡れた。
芳香は部屋中に広がり、テオドールの望んだものも全てを満たした。
「ああ……いく!」
二人の気持ちは一つになった。
残されたものは、性の欲求を満たす事だった。
「じゃあ行くよ」
蕩ける様な気分になりながら、アイリスディーナを見た。
何の返答もない。
アイリスディーナは双丘を上下させながら、苦しげに息をしているだけである。
テオドールは、アイリスディーナの膝の間で中腰になった。
両手で怒張したものを腹部から引き離すと、下に向ける。
海綿体が張って居たかったが、そうしないと繋がることもできないからだ。
ぎこちない仕草で曲げた陽物を、女陰に近づける。
テオドールは亀頭を力強く押し当ててきた。
そして腰に全体重を乗せ、思いっきり腰をせり出して来る。
「ああ……」
アイリスディーナの口から悲鳴に似た声が漏れ出る。
一瞬戸惑うも、迫りくる欲望に勝てず、一気に押し込んでいく。
アイリスディーナは言葉にならない思いが胸の中がつまっていくのを感じた。
いつかとは考えていたが、今がその時とは……
アイリスディーナの秘園の入り口は固かった。
亀頭が僅かにめり込んだだけで、内側の壁が盛り上がり塞がってしまう。
「ううう……」
アイリスディーナの表情は先ほどと違った。
明らかに恐怖の影があった。
だが気丈にも耐えているだけではなく、テオドールを自分の方に引き寄せた。
少しずつではあるが陽物は中に入り始めていた。
「ふぁっ、あ、あああ……」
十分に潤っていても、挿入はスムーズにいかなかった。
何度も抽送を繰り返すと、やがて陽物が半分ほど埋まっていく。
しかしその先で、輪っかに似たような肉の壁にぶつかった。
その瞬間、アイリスディーナに強烈な痛みが走った。
「痛い」
「アイリスディーナ」
悲壮な声を上げたのはテオドールだった。
「もう、よそうか……」
その時だけ、アイリスディーナはためらった。
だがもう一度強い力でテオドールを引き寄せた。
一旦はその侵入に躊躇したかに見えた男根は、抵抗を排除して中に進んでいった。
その瞬間こそ、処女膜の喪失であり、破瓜であった。
「あ―――ッ」
アイリスディーナは電気の様にほとばしった衝撃に、悲鳴を上げた。
金髪が大きくうねり、激痛に歪んだ顔の周りに広がっていく。
悲痛な叫びがしたが、テオドールの勢いは衰えなかった。
却って抱いている力が増し、それどころか強くなっていた。
アイリスディーナは何かにすがっていないと体を貫く痛みに耐えられなかった。
夢中でテオドールにしがみついた。
激痛を感じているのにも関わらず、長大な男根をしっかりと包み込んでいる。
秘園の淫肉は初めて迎え入れたものを、無意識の内に蠢動していた。
「ああ……ああ……」
擦れて真っ赤になった女陰から幾筋もの赤い線が垂れてくる。
破瓜の出血であることは、間違いなかった。
それを見てテオドールは、歓喜の声を上げた。
「アイリス、ありがとう、アイリス……」
その声は半分泣いていた。
好きな女と一緒になった事で有頂天になった面もあったのは事実である。
テオドールは、突き上げてくる性感の素晴らしさに酔いしれていたのだ。
「ああ……」
込み上げる射精感の中、テオドールは腰を振った。
「あっ、いたぁ、いっ、いたい、あ、ああぁぁっ……」
テオドールは体を硬直させて、柔らかいアイリスディーナの体にしがみついた。
その瞬間、深淵に収まった男根が膨張するのを感じた瞬間、熱いものが駆け巡るのを感じた。
陽物の先から、濃厚な精が放たれ、アイリスディーナの胎内に駆け巡った。
アイリスディーナの脳内で、白い菖蒲の花が一斉に散っていた。
2人は無言のまま、抱き合っていた。
元々、「ベアトリクス・ブレーメの淫靡な夢」で、先の展開に悩んでいた対策で書いた短編小説でした。
クロスオーバー小説ではない純粋な二次創作は、実に15年ぶりで、色々と悩んでしまった面も多うございました。
感想などいただけたら、幸いです。
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後日談に関して
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2000字くらいの話を書いて
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このまま終わりの方が良い