※この作品はR-18です。

Violated Princess短編集   作:AIRUNo(旧AIRU)

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短編をいくつか練ったなかで、早めに書きあがったけどそこまでエロくないので投稿してなかった話の供養。文章は、出たアイデアをただ文字に直しただけに近いです。


VPに召喚されたオタクがセレナを救おうとするイベント

 

 

 

 ◇コモンイベント:xxx

 ◇プラグインコマンド:xxx

 ◇画面のフェードインxxx

 ◇……

 ◇……

 

 

 ……

 

 ……

 

 

 

 

「……あ?」

 

 

 

 目を覚ました時、そこはさっきまで改造MODを入れて抜いていた同人ゲームの中だった。

 中世風の建物や住民。だけど現代チックな公衆トイレ。やたら大きな娼館。やたら多いセクハラする男たち。

 

「これは、夢? ゲームしてシコッて寝たせいで、こんな夢をみてるのか?」

 

 と、動揺する僕を住民たちは不自然な目で見てきた。

 まずい、この街では衛兵が簡単に人を捕まえに来る。

 

「と、とにかく一旦落ち着けるところへ隠れないと……!」

 

 持ち物は寝間着にしていたダボダボのシャツとジャージのズボンだけ。

 お金もないから、とりあえず公衆トイレの個室に駆け込んだ。

 

「ふぅ~~……どうやったら目が覚めるかな」

 

 これは明晰夢というものだろうか。

 しかし頬をつねっても起きないし、夢にしては街の匂いや音がいやにリアルだ。

 

「はやく、目が覚めてくれ……トイレの夢をみるときって、現実だと失禁しているって聞いたことがあるし……」

 

 そう祈っていると個室のドアを何度も叩かれたから、慌てて外へ出た。

 そのときだった。

 

 

 遠目に見えたのは、金髪ツインテ―ルの小さな少女。

 不思議な隙間だらけの鎧を身に着け、今まさに街の外へ向かっていく小さくも凛々しい姿。

 

「セレナ……ちゃん?」

 

 僕はそのとき、我を忘れて走った。

 さっきまで遊んでいたゲームの女主人公が、目の前にいる! 

 散々エッチな目にあわせながら、その折れない心に惹かれたヒロインが! 

 

 でも、間に合わなかった。

 

 

「おいお前、突然走ってきてどうした」

 

 彼女が門を越えたとき、僕は兵士に声をかけられ腕を掴まれた。

 

「あ、えぇと、その……知り合いの姿が、見えたと思いまして」

 

「ん? あぁ、あの娘のことか。……最近多いんだよな、突如この街に現れたと思ったら、モンスターを次々と退治する凄腕の冒険者。おまけに見た目もいい。だから、お前みたいに変な奴もいっぱい言い寄ってくるわけだ」

 

「い、いやその僕は……」

 

 

 テンパっていた頭が、一気に冷えていく。

 そうだ、僕はセレナのことを知っているけど、それは一方的にでしかない。

 今の僕は無職で金もなく、おまけに身分不詳の不気味な男だ。

 

 それでもあの美しい後ろ姿を見た瞬間に奔った衝撃は、衝動となって僕の中で燃え続けている。

 

(……折角、こうやってセレナちゃんと僕は一緒の世界にいるんだ。絶対彼女とお近づきになる……!)

 

 でも、彼女は凌辱ジャンルのヒロインだ。

 こうしている間にもモンスターに敗北して犯されてるかもしれない。

 住民に騙されて、あるいは性欲溢れた兵士やアウトローに狙われて……

 

 

「僕が、セレナちゃんを守らないと……!」

 

 

 

 僕がこの世界でやることは、決まった。

 

 

 

 

 □□□

 

 

 

 

 一週間後。

 

 

 

 

「くぅ、やめろ! 放せ!!」

 

「ダメだよ、絶対に話さない!!」

 

 

 娼館のベッド。

 暴れるセレナちゃんを僕は押さえ込んだ。

 彼女は赤い踊り子の姿。

 今は魔法の鎧をつけてないお陰で、なんとか馬乗りになって彼女を逃がさない。

 

「いいかい、セレナちゃん! 君はこのままだと外でモンスターに敗北して酷い目に遭わされたり、街の兵士やあの受付のデブみたいな変態から辱められるんだ! 女の子がされてはいけないことをされちゃうんだよ!」

 

「何を言っている……!? 今、危ないことをしようとしているのは貴殿のほうではないか!!」

 

「違う!!」

 

 

 僕はイベントを思いだし、彼女がどの任務でどこを通るかを考え抜いた。

 普段のセレナちゃんは装備のお陰で強化されていて、屈強な男やモンスターも倒してしまう。

 けれど装備を脱ぐしかないような場面なら、僕にだって押し倒せる。

 僕はゲームで使った裏技でお金を稼ぐと、早速娼館ではたらく金髪の少女を席に呼んだ。

 

 顔の大半をベールで隠したせいで街の誰も知らないが、これがセレナの裏の顔だ。

 後は店員に、「少し良い」酒を用意させて、彼女と飲み、抵抗を失ったところで奥の部屋に連れ込んだ。

 

「酒を、飲むだけだと、アナタは言っただろう! これ以上の関係は契約外だ、人を呼ぶぞ!」

 

「呼んでも誰も来ないよ……それに、悪いことはしようとしてないよ! 僕は君を守るために、忠告してるんだ!」

 

「私にしてみれば同じだ! ……ッ、重い、早く退け!」

 

「セレナちゃん……!」

 

「だまれ! 何故私の本名を知っている、どこの手先だ!!」

 

 

 このままでは拉致があかない。

 どうやったらセレナちゃんが外へ行かないようにできる……? 

 冒険者として活躍するための防具を取り上げてしまうか。

 宿の鍵を閉めて、興奮が収まるまで監禁するか。

 

 そう考えてたとき、セレナの肌着が捲れ上がった。

 白く柔らかな肌が晒されたとき。

 

 僕の理性は事切れた。

 

 

 

 ◻︎◻︎◻︎

 

 

「はぁ……はぁ……」

 

「…………」

 

 荒い息を吐く僕と、放心状態のセレナちゃんと僕は、互いに裸のまま汗まみれで一緒のベッドに寝ていた。

 やってしまった。

 結局僕は、嫌がり泣き叫ぶセレナちゃんを、全身を舐めまわし、その純潔を奪い、全身を強く擦り合わせながら何発もヤってしまった。

 綺麗な金髪は乱れ、僕の中で放心状態となっている少女。

 秘部は時折ピクピクと動き、血に混ざって中から白濁した僕の子種を吐き出す。

 そんな彼女の頭を右手で胸元に引き寄せ、左手は桃尻を撫でまわし、もちもちとした触感を楽しみながら、僕は次の計画を考えた。

 

 

(……試すか)

 

 僕はカバンの中を漁る。

 その奥には最近街で流行っている、媚薬の一瓶が入っていた。

 

「挿れるから、力抜いてね……」

 

「……!」

 

 セレナちゃんの身体が強張る。

 僕は薬瓶の先端を、彼女の小さな尻の蕾に差し込んで、トクトクと中身を注いだ。

 数分とせずに、セレナちゃんに身体はビクビクと震え出し、無意識の中で僕にしがみつく。

 その頭を撫でながら、僕は尻に入ったままの薬瓶を更に奥へ進めた。

 

「————ッ!!」

 

 声にならない叫び声を上げて、セレナちゃんは大きく身体を震わせた。

 

「気持ちいかい、セレナちゃん。大丈夫だよ、もう襲うなんてことはしないから」

 

「あぁぁぁ…………あぅぅぅ……」

 

「これからは、セレナちゃんがしたくなったときにだけしてあげるからね。それにお金も一杯あるから、もうこんな娼館で働かなくてもいいんだ。僕がこれから、幸せにしてあげるからね」

 

 

 汗ばんだ身体をガクガクと揺らすセレナちゃんを抱きしめながら、僕はじっくりと彼女に愛の言葉を囁き続けた。

 

 

 

 ◻︎◻︎◻︎

 

 数週間後。

 

「……あぁん♡ うぅん♡ も、もっと! ♡」

 

 寝る僕の腰に上の上で、幼い身体がリズム良く揺れる。

 ぴちゃぴちゃと、セレナと僕の繋がる根本は液でぐっしょりと濡れて音を立てている。

 

 

 

「僕たちの子供、楽しみだね。セレナちゃん♡」

 

 

 全身を熱らせたセレナちゃんは、快楽に囚われ聞こえてない。

 

「全く、ママってばパパのおちんぽにすっかり夢中みたいだ。淫乱になりすぎちゃったかな」

 

「うるさい、私に快楽を教え込んだのはお前だろう……なら、私の熱を冷ます役には立ってもらわないと、ふぁ、あああ♡」

 

 僕とセレナちゃんは夫婦という肩書、宿屋に住み込むこととなった。

 彼女はもう冒険にでなくていい。

 知りたかったペットの情報も、それを情報やから聞き出すための大金も、全て僕が持っている。

 ペットが出品されるオークションだって競り落としてあげる。

 

「あん、あぁ……ッ! わすれるな……ふぅっ、これはただの取引だ! 契約が終れば、それまでの、あ、そこはダメ、あああああっ!!」

 

「気持ちいいね、セレナちゃん♡」

 

 彼女の代わりにペットを取り戻してあげるから、その期間までの間は僕の夫婦ごっこに付き合う。

 僕がバグで稼いだお金の山を見たとき、セレナちゃんはそういった取引だといって納得したけれど。

 

「くぅぅぅ、私が、こんな親しくもない男と……んん!? ちゅぱ……れろ、んぱぁ……接吻を突然するなとも、何度も、ああんっ!」

 

「違うでしょ、セレナちゃん! 親しくないだなんていっちゃだめだよ。もう君は僕のお嫁さんなんだよ? こんなに深くまで男と女がくっついて、お腹もぷっくら膨らんできたら、誰がなんと言おうと夫婦になっちゃったんだよ」

 

「ちがう、そういうのは、もっと、清いもので、尊いものでぇぇ……あっ、揺らしちゃやだあぁぁ♡」

 

 僕の腰の上でピョンピョンと跳ねながら甘い声をあげる、小さな体の女の子。

 どんなエロゲーをやっていても味わえなかった生の感覚に、僕は何度も射精する。

 

「ふぁ、でてる……♡ わた、しも、なにか、あ、あああ~~♡♡」

 

 

 セレナちゃんも、息を合わせて絶頂してくれた。

 火照った顔に半開きとなった口。

 僕はそのその美しい表情に、愛のキスを何度もし続けた。

 

 

 

 

 □□□

 

 

 

 1年後

 

 

 

「こ、これはちょっと恥ずかしい……」

 

「何言ってるの。ちゃんとママは、僕(パパ)と夫婦なんだってことアピールしないと」

 

 

 2人目の妊娠がわかった日。

 僕はセレナちゃんに入れ墨を彫った。

 オークに捕まったときの模様は僕の好きな差分だけれど、愛しい妻にそんなことはできない。

 

 だから二人きりのときにしか見えないヘソから下の部分に、この世界で僕だけに分かる日本語の文字を書く。

 僕の名前とセレナちゃんの名前の相合傘。

 

 加えて今、セレナちゃんにはこれからベッドの上で宣言して貰う。

 彼女はいまだに、これは取引が終了するまでの仮初の関係だと言っているけれど。

 

 

「わ、私は……セレナ・フオーコ・ル・ブリランテ・ド・ラ・グラツィアは、いかなる時も夫を愛することを誓おう」

 

 それは純白のウェディングドレス。

 当然ながら、年端も行かない少女の体型に合った既製品などあるわけもないから、オーダーメイドだ。

 膨らんだお腹の部分は覆い尽くせなくて、そこから相合傘の模様が入った肌が見えていてとっても可愛い。

 

「これからも私と二人の子供と、私の家族(ユニコーン)を大事に養ってくれ。私は代わりに、貴方を愛し尽くそう……」

 

 僕はユニコーンを競り落とす前に二人目の種を植え付け、そのまま街の外に出て家を構えた。

 あんな女が襲われやすい場所じゃなく、いつまでも二人きりでイチャイチャできる愛の巣だ。

 

 こんなに至れり尽くせりの対応をしているのに、セレナちゃんは相変わらず不満そうだ。

 

「……こ、これで満足したか。それに一生でなく、この子を産むまでの間だけだからな。それが終れば、今度こそ私は出ていくぞ!」

 

「うんうん、出産費用とかは一人目の世話を僕が負担する代わりに、セレナちゃんは僕のお嫁さんになってくれるんだよね♡ でもそれって、夫が働いて奥さんを支える、普通の夫婦と一緒だよね」

 

「全然違う! はぁ、全く……そもそも、貴方ほどの財力があれば、私などを無理に縛らずとも、もっと出自の良い貴族の美女と、正当に付き合うこともできたろうに」

 

「それは逆だよ、僕のお金はセレナちゃんを幸せにするために描き集めたんだから」

 

「そうはいうが……そもそも、その貯蓄はどうやって増やしている? 以前聞いたときはバグだのなんだのと知らぬ用語ではぐらかされたが」

 

「ええとね、ちゃんと説明すると……」

 

 

 僕はそこで、ぴたっと止まる。

 あれ? どうやってだっけ。

 

 いつも、使おうと思って懐の袋を漁れば、ジャラジャラと金貨が溢れていた。

 もっと使いたければ、部屋の金庫や戸棚を開けると、でてきていた。

 

 

(でも、どうやってそのバグを起こしていたっけ……)

 

 

 僕はこのゲーム世界の外からやってきた、現実の人間だ。

 そしてゲームをプレイしたことがあるから、当然バグも知っていて悪用することができた。

 

 でも……僕が知っている方法で、無限にお金を増やす方法なんてあっただろうか。

 

 壁抜けやイベントスキップ、効率のいい金策といった方法は知っている。

 けれど無限にお金を沸かせる方法はなくて、それはバグでなく、MODを使った方法だったはず。

 でもMODで無限の所持金が適応されるのは主人公で、僕みたいなモブキャラに所持金なんてそもそも設定されてない。

 

 なにか、考えてはいけないことに触れている気がする。

 それでも思考が止められない。

 

(あるとすればそれは、僕自体が「自分を異世界から来たと思い込んでいて、無限にお金を出せる」という設定を与えられた竿役NPCとか……)

 

 遠い昔、どこかでそんな二次創作を見た気がする。

 キモオタが、ヒロインを無理やり手籠めにするシナリオのMOD。

 ご都合展開としてお金を無尽蔵に持っていて、媚薬を使ったり、相合傘の入れ墨を入れたりするような、そんな話。

 まるで、今の僕のような……いや、僕が話す台詞の一言一句が、そのMODのシナリオそのものみたいな……

 

 

 

「……おい、聞いているのか?」

 

「あっ、ああ。ごめんねセレナちゃん。少しぼうっとしちゃった。ええと、何の話だっけ」

 

 

 うええ~~~ん

 

 

「いや、今はやめておこう……子供をあやすほうが先だ。最近は寝てくれる時間が長くなったと思っていたのだが……」

 

 そういいながら、セレナちゃんは部屋の外に出ていく。

 

 

「……僕ってば幸せだ」

 

 

 理想のヒロインをセックスして、何人も子供を作った。

 大きな家も買って、これからもずっと安定した生活を送れる。

 

 でも、セレナちゃんは、2人目を産んだらいなくなると宣言していた。

 

 

(僕は、この先自分が何をするかしっている……)

 

 去ろうとするセレナちゃんを、僕は繋ぎ留めようとする。

 子供を産んだ後、彼女は体が回復するまでまだしばらく滞在する。

 

(そこで僕は、あのMODのイベント通りの行動をする)

 

 子供やユニコーンを人質に取る。

 媚薬を使って調教する。

 監禁して完全服従させるまで躾ける。

 偶然の事故にみせかけて、足の腱を切って出歩けないようにする。

 密かに仕込んだ魔法契約で、彼女の意思を縛り付ける。

 

 あのMODは、二次創作者によってその後多くの残酷な展開が作られたはずだ。

 

 僕は今、どのシナリオの上を歩いているのか分からない。

 けれど構わない。

 そのすべてで、セレナちゃんは僕から逃げることができない。

 

(ダメだ、僕はセレナちゃんに幸せになってほしいだけだ! そんな酷い目になんて)

 

 彼女を愛するのは僕だけでいい。

 ずっとずっと、僕のものだけになる。

 

(この独白は、僕の言葉じゃない! 僕は、現実世界の人間だ! ゲームのNPCなんかじゃ……)

 

 

 

 ブツッ

 

 

 

「……あれ、またぼうっとしてた。疲れているのかなぁ」

 

 

 僕はベッドに入った。

 セレナちゃんも戻ってきて、ドレス姿のまま僕の横に潜り込む。

 

 ああ、なんて幸せな日々だろう。

 

 明日も明後日も続く、幸せな生活に希望を抱いて、僕は目を閉じた。

 

 

 

 ◇……

 

 ◇……

 

 ◇画面のフェードアウト

 

 ◇イベント終了

 

 

 




もうちょっと気持ち悪いオタクによるセレナの攻略を書く話だったのですが、オリキャラの竿役使って長編書くより、既存キャラやモンスターのほうを使いたいと思って中断しました。(ダグランやVH版と被る話も多そうですし)

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