※この作品はR-18です。

背徳デスゲーム   作:ボルメテウスさん

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催眠:ベアトリクス/千家しのぶ
刺客からの逃亡


 先日の動画。それは、今回のゲームの敗北した相手であり、俺が殺した相手。

 

 そう知らせるように、スマホの画面には、その動画が写っていた。

 

 人の身体のあらゆる部分が強引に引き千切られ、後に残っていたのは血の海しか残っていなかった。

 

 それがどこで行われたのかも分からなかった。

 

 だけど、実際のあの動画に映っていた男子に関して、ゲームの参加した俺以外には無くなっていた。

 

 それが、このゲームが実際に現実である証明でもあった。

 

「これからどうするべきか」

 

 そんな考えを行いながら、俺はコンビニの中を歩く。

 

 これから、どう行動すべきか分からないが、とりあえず買い物を済ませたい。

 

 そして、必要な物を揃え終えた後……帰るべきだろう。

 

 そう思いながらも、少しだけ買う商品を選んでいる時に、ふと思う。

 

「んっ?」

 

 周囲の雰囲気がいつも違う。

 

 このコンビニには通っているが、このような人は少なく感じるし、人数も多い気がした。

 

 だが、やはり奇妙なほどに、周りの雰囲気が違うように感じた。

 

 まるでホラー映画に迷い込んだような気分さえ覚える。

 

 それでも、必要なものを揃えてレジへ行こうとする。

 

 瞬間、俺の歩幅に合わせるように周囲の客が動き出した。

 

 何かが可笑しい。

 

 俺は、同時にスマホを見る。

 

 違和感からなのか。

 

 そして、その予想は当たった。

 

 スマホに映っていたのは、アプリのマップ。

 

 見ると、そこには、本来ならば表示されないはずの対象。

 

 それも、このコンビニに溢れる程の数。

 

「あぁ、うん」

 

 後ろを見れば、誰もがどこか虚ろな目をしている女性ばかり。

 

 同時に、俺はその状況を理解すると同時に、手に持っていた物を地面に落とす。

 

「俺、用事があったから、帰りますわ」

 

 その言葉と共に、すぐに俺はコンビニの入り口から飛び出るように逃げる。

 

 それに合わせるように後ろにいた女性達は一気に追ってくる。

 

「うわっと、マジかよ!?」

 

 突然の事態に戸惑いつつも走り続ける。

 

 後ろからは無数の足音が響き渡っている。

 

 おそらくは、全員がゾンビのような表情をしており、声すら出さない。

 

 ただひたすらに無言のまま、俺を追いかけてきているようだ。

 

(くそっ!!)

 

 心の中で悪態をつくものの、立ち止まるわけにもいかない。

 

 何せ、背後にいるのは全て女だ。

 

 しかも、かなり美人だったり可愛い子が多い。

 

 そこから考えても、その可能性を、他のプレイヤーからの襲撃だと考えても良いだろう。

 

「意識がほとんどないと考えても良いだろう。だったら」

 

 瞬時に、俺はそのままアプリを起動させる。

 

 先日の1件において、新たに手に入れる事が出来た能力。

 

 僅かに振り返る。

 

 その先には、迫り来る女性。

 

 その中で1人の女性に目を向ける。

 

『ベアトリクス・アメルハウザー』。

 

 おそらくは外国の女性だと分かる。

 

 同時に周囲を見て、俺はトイレを見つける。

 

「あそこならば」

 

 俺はその場で停まる。

 

 いきなり止まった事に対しても、戸惑いを隠さないまま襲い掛かる。

 

 そんな中で、俺は先程の女性、ベアトリクスさんに向かって、突っ込む。

 

「よっと!」

 

 俺は、そのままベアトリクスさんに向かって、タックルする。

 

 虚ろな目をしている彼女を余所に、そのままドアに突っ込む。

 

 ドアを、そのまま勢い良く締めると共に、俺はすぐに確認する。

 

「よしっ」

 

 すると、背中側のドア。

 

 そこからはこちらを叩く音はしない。

 

 同時に見れば、その向こうにはトイレではない。

 

 俺の自宅だ。

 

「まさかこれがな」

 

 それと共に見つめる。

 

 そこには、新たな能力が確かに表示されていた。

 

『強引なる招き:強姦のプレイヤーが死亡した場合、NTRのプレイヤーに渡される能力。自分の拠点となる部屋へと移動出来ます』

 

「さて」

 

 そうしながら、俺は虚ろな瞳をしていたはずの彼女を見つめる。

 

「……んっ? ここはぁ?」

 

 彼女の口からふと零れた一言に対して、俺は予測する。

 

「この感じは、もしかして催眠か」

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