※この作品はR-18です。

背徳デスゲーム   作:ボルメテウスさん

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嫌っていたはずの女性が

「うぃ~ん、なんというか、記憶が結構曖昧というか、いきなりそんな話をされても分からないのが正直な意見かな」

 

「やっぱり」

 

 俺はなんとか催眠の情報を得る為に、しのびから何か心当たりがないか尋ねる。

 

 しかし、結果は残念ながら、情報は得られず。

 

「どうしたら良いのか」

 

 このまま、確かに情報を得られず。

 

「あっけど」

 

「けど?」

 

「なんだか、催眠されているかもしれない人物だったら、心当たりがあるかも」

 

「マジ!?」

 

 その言葉に対して、俺は思わず聞いてしまう。

 

「うん、私と同じクラスの古手川千紗という子なの」

 

「その子がどんな風に?」

 

 思わず、俺は聞いてしまう。

 

「そのね、前までは趣味が生き甲斐という感じの子で、人付き合いもあまり良くなかったんだけど、最近になって、彼氏が出来たらしくて」

 

「彼氏って、まぁそこまで珍しくないと思うけど」

 

 俺は思わず、それに対して特に思わなかった。

 

「けど、その彼氏の事は以前から気に入らなかったらしいのに」

 

 そう、しのぶは言うと、少し不思議そうな顔をする。

 

 その表情はまるで、何かを疑っている様な顔で、そして、俺には何だか嫌な予感しか無かった。

 

 いや、それはただ単に、嫌な予感と言うよりも、嫌な事を想像してしまっただけかもしれない。

 

 そうして、俺は考える。

 

(もしも、それが本当だとすると……)

 

 そうして、俺は考える。

 

(まさかとは思うけど、その相手が……)

 

 俺は考える。

 

(もし、そうだとしたら、これはかなりヤバくない?)

 

 俺は考えてしまう。

 

(もしかしたら、今この瞬間にも、古手川は催眠にかけられている可能性がある)

 

 そのまま、俺は思考を止めない。

 

「とにかく、大学で調べるしかない」

 

 俺は、そう言い、大学で、古手川千紗とその彼氏に関してを調査を始める事にした。

 

「とりあえず、まずはその古手川の居場所を突き止めないと」

 

 俺は、大学の構内にある掲示板の前で、古手川の捜索を行う。

 

「けど、どこを探せばいいんだ? そもそも、どうやって見つける?」

 

 俺は、そう思いながらも、一応は行動を起こす。

 

 大学内で、もしも催眠を使う奴の手の者に見つかれば、その時点で終わりである。

 

 だからと言って、ここで立ち止まっていても何も変わらない。

 

 ならば、少しでも可能性のある場所に行くべきである。

 

 俺は、学内で聞き込みを行いながら、探し回る。しかし、古手川らしき人物は見つからない。

 

「どこにいるんだよ」

 

 そうしている内に時間は過ぎていき、昼休みになってしまう。

 

「ダメだ、手がかりなし」

 

 今回のしのぶさんの1件もあり、向こう側はこちらを警戒している。

 

 催眠されたと思われる人物を探す事も出来ず、また、催眠をかけられたと思われる人間を見つけることも出来ない。

 

 俺は、そんな現状に歯噛みしながら、食堂へと向かう。

 

「あー、どうすっかな……」

 

 俺はそう呟きながら、食堂へと足を運ぶ。

 

「とりあえず、飯でも食うか」

 

 俺は、食堂で食事をする事にした。

 

 食堂に入ると、そこには賑わいを見せていた。

 

 だけど。

 

「……」

 

 どこかぼーっとしている女性がいた。

 

 それは、催眠をされている女性の特徴に似ている。

 

「もしかしてだけど」

 

 俺はそのまま彼女に近づく。

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