催眠のプレイヤーは必死に走っていた。
彼の持つ催眠という能力。
それは、このゲームにおいては、最も有利に動ける能力であった。
「ここまで、上手くいけると思ったのに!」
催眠をかける相手にスマホを見せ、命令を出す。
そこから、行為を行う。
以降は、自分の範囲にいるターゲットを自由に操れる。
それらの第四段階までは、比較的簡単に行える。
しかし、問題は、第五段階だった。
「あとちょっとで、古手川も、しのぶも、ベアトリスもっ」
第五段階の条件。
それは、催眠状態を解除した状態で、完全に屈服させる。
その為に準備を行っていた。
逃げ道を無くすように行動していた。
初めての対戦だが、自分では余裕だと思った。
「まだだ!まだだ!まだだ!」
しかし、既に対戦相手であるNTRは、あと一人。
それも、自分が狙っていた古手川だった。
なぜ、あの場からいなくなったのか。
それらは、未だに分からない。
それでも、範囲内に入れば、間に合う。
「俺はまだ、やりたい事がある!」
その叫びと共に目的の人物がいるドアを勢い良く開け、そのまま進む。
同時に彼が見たのは。
「あっ、そこっそんなに突かないでぇ!」
NTRのプレイヤーの膝の上で、行為を行う古手川の姿。
秘部には、彼の肉棒が深々と突き刺さっており、上下に動く度に、彼女は喘ぎ声を出す。
その表情は、大学で見せるクールな表情でも、催眠で無理矢理させた笑顔でもない。
本心から、快楽に浸っている女の顔だった。
「古手川っ!今すぐそいつから離れろ!!」
催眠が有効なはず。
そんな、淡い期待を込めて、叫んだ。
しかし。
「嫌よっ♥️」
返ってきた返答は拒否。
「なっなんで」
「なんでって、当たり前でしょ、恋人でもなんでもないあんたの言う事っなんで聞かなきゃいけないのよ」
明確に言われる拒否の言葉。
さらには、行為を行う事に集中するように、NTRのプレイヤーとベロチューをする。
「わたひぃは、こいつのほぅがしゅきぃなのぉ、だがらぁ、さっさときぇてぇ♥️」
告げる言葉と共にWピースを行う。
下品にも笑うその姿に、催眠は、屈辱だった。
同時に、その光景に、勃起をしていた。
それは、ズボンのチャックが開かれており、彼の肉棒が勃起した事で僅かに見えた。
それを見た古手川は。
「ちぃさ」
そう、軽蔑したような表情。
それが、たまらなく嫌だった。
「あっあっああぁぁ」
既にヤケだった。
催眠は、二人に突っ込もうとした。
だが。
『勝者NTR。これより催眠のお仕置きを開始します』
その無情な宣言を、スマホから告げられた事に、彼は気づかなかった。