※この作品はR-18です。

背徳デスゲーム   作:ボルメテウスさん

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催眠は死なない

「えっ」

 

 その言葉と共に、眼前にいる催眠の足下に穴が開く。

 

 同時に、一緒にいた古手川さんは、そのまま目を閉じた。

 

「気絶した」

 

 その疑問と共に、催眠の男は穴の中へと消えていった。

 

「もしかして」

 

 疑問と共に、俺はすぐにスマホを見る。

 

 そこには、以前の奴と同じく、お仕置きと書かれた。

 

「前回の奴も同じく、こうして移動させられたのか」

 

 その疑問と共に、奴はすぐに始まった。

 

「えっあっがぁっがぁつ!?」

 

 まず、最初に、奴の足からだった。

 

 身体のバランスを取る為に、立ったと思うと、そのまま、足を上げた。

 

 それだけで、I字バランスという、どこか見た事のあるポーズになった。

 

 それだけだったら。

 

「待てっ、そんなにっ曲がれる訳っがぁぁ!」

 

「っ!」

 

 だが、それだけで終わらなかった。

 

 奴の身体は手が、指先がありえない方向へと曲がり始める。

 

 それは腕から始まり、肩へそして首へと移り変わる。

 

 まるで、骨など存在しないかのように、関節を無視して動く様を見て、俺達は絶句するしかなかった。

 

 やがて、頭まで来た時、ついに悲鳴が上がった。

 

 声にならない叫びを上げながら、奴の顔が歪み始めたのだ。

 

 目は大きく見開かれ、口が大きく開かれる。

 

 耳からは血が流れ出し、鼻からも流れ出す。

 

 顔中の穴と言う穴から体液を流しながら、それでもなお、奴の手や足の変形は止まらない。

 

 もはや、人の姿ではない。

 

 何か別の生き物のようにしか見えない。

 

「がっ! あああああ!!」

 

 一際大きな断末魔の声を上げると同時に、男の腕は完全に折れたようだった。

 

 それを最後に、変化が終わった。

 

 地面に倒れたまま動かなくなったその姿を見ながら、俺は呟くように言った。

 

「……死んだ?」

 

 しかし。

 

「えっあれぇ、俺っ死んでいないぃぎぃ!?」

 

 画面の中にいる男は死んでいない。

 

 いや、むしろ死ねないといった方が正しいだろう。

 

 奴はまだ生きている。

 

 そうしてまた、新たな地獄が始まった。

 

「あぐぅう…………」

 

 再び始まる拷問のような光景。

 

 今度は両手両足だ。

 

 先ほどと同じように、曲げられていく手足。

 

 だが今回は、ただ曲げられるだけではなかった。

 

「ひゃめろぉおお!! しぬぅうう!!!」

 

 奴の言葉通り、本当に死にかけているようだ。

 

 だけど、死なない。

 

 催眠の力で、死ぬような怪我を受けても、死ねない。

 

「まさか、催眠で、自分が死んでも死んでいないと認識されて、その上で、身体を強制的に無理矢理にっ」

 

 その、あまりにもエグい光景に、思わず吐き気がこみ上げて、口を手で押さえている。

 

「こんな事が……できるなんて……」

 

 その言葉を聞きながら、俺は想像出来なかった。

 

 そうして、奴は、そのまま死んだ。

 

 「はぁはぁ」

 

 気持ち悪さ。

 

 それと共に、俺のスマホは見る。

 

 そこには『残りプレイヤー:NTR/複数姦/異種姦』

 

 「っ」

 

 その知らせを見た瞬間、それの意味が分かった。

 

 「俺がこれまで戦ったのは、催眠と強姦。この2人」

 

 参加者は8人。

 

 そして、これを見る限りだと残りは3人。

 

 「最悪あと2人と」

 

 俺は口を押さえながら、呟いた。

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