未だにこのデスゲームの最終的な目的が見えない。
俺自身が、なぜ参加させられたのか、意味は分からない。
しかし、そんな疑問を他所に、その日は、俺の元に一人の少女がいた。
「あなたが、あの男と同じような能力を持つ人物ですね」
「えっと」
少し前に、催眠との戦いを終えたばかりの時に現れた少女。
突然の来客対して、戸惑いを隠せない最中で、彼女は、俺を見つめる。
その目は、どこか疑いながらも、ゆっくりと頭を下げる。
「お願いです。あなたの力で、あの男を殺してください」
「はぁ!?」
初めに言ったその一言は、俺に驚きを与えるには十分だった。
「待てっ!いきなりなんでそんな事を!?第一、あの男って、誰だよ!?」
「あなたと同じ能力を持つ男です。奴を、このまま放っておけば、多くの犠牲者が出ます」
聞いている限りでは、理解できない。
そうしていると、女性が取り出したのは、スマホ。
俺は首を傾げながら、その画面に映る映像を見る。
「っ!?」
画像に写されているのは異形の存在。
世に言うワームと呼ばれるような存在である。
そのワームは、人程の大きさがあり、何かを飲み込んでいる。
じたばたと抵抗しているようだが、まるで意味がないのか。
それは、そのまま飲み込まれる。
「これは」
「あなたに殺して欲しい男です」
「なっ!?」
その言葉に俺はさらに驚く。
「これが人間って」
「奴は異種姦と自分の力を言っていました」
ここで、まさか異種姦の名前が出てくるとは。
想像もしていなかった相手に対して、俺は疑問に思っていると。
「奴は、元々、異常な性癖を持っているのか、こうして、女性を丸飲みにする動画に填まっていたらしいです」
「らしいって」
「昔、アニメのシーンの一つがきっかけだったらしいです。それ以降、そういうのを趣味にしていました」
「それって、あれかぁ」
わりと有名な話ではあるが。
「本来ならば、叶う事はありませんでした。けど」
「今回のゲームを一件で、それが叶ってしまった」
俺の言葉に少女は頷く。
「奴は、今、残る二人のうち、複数姦を襲っています。おそらくは、もうすぐ」
そう言っている内に俺のスマホが通知される。
それと同時に意味するのは、このゲームにおいて、最悪な敵が生まれた事を意味する。
「君は、なんでそんな事を知っているんだ?」
その俺の問いかけに対して、彼女は答える。
「奴は、寄付した施設や家庭にいる美女美少女を金を盾に何人もの女性と関係を持っております。
そして」
彼女は震えながら言う。
それが、答えだろう。
「だいたい分かったけど、俺にどうにか出来るかは、ゲーム次第だ。それでも」
「このままでは、私も食い殺されます。だから」
そして、そのままゲームの合図が始まる。