その後、以前まで募集していた作品の中に出てきたXDGを募集しています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=311776&uid=45956
また、『Fate/Holy Grail Dismantling Record』の枠での次回作での募集も募集しています。
皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=311777&uid=45956
「さて、どうしたもんか」
俺はそうしながら、車を運転している。
後ろから迫る怪物は、確実に俺達を狙って、追っている。
「このまま逃げられるんでしょうか?」
「まぁ、無理かもな、このままじゃ」
「えぇ!?」
俺の言葉に、サクナは驚きを隠せない様子だ。
「実際に、このゲームを勝つ為に、向こう側は俺を殺すのが手っ取り早いと思っているだろうな」
「それは、どうして」
「俺の能力が関係しているから」
「能力?」
それに対して、サクナは首を傾げる。
「俺のNTRって、他の奴らとは違って、ただ一つの事だけしか特化していないんだよねぇ」
「ただ一つの事?」
「対象を絶対に離さない。第五段階まで来たら、対象は他の奴らには奪われない」
「だから」
俺の命を狙っている。
それしかないと思っているから。
「ならば、どうするつもりです」
「時間を稼ぐしかないかな」
俺はそうしながらも、ハンドルを握る。
そして、車のスピードを上げる。
だが、背後にいる怪物も負けじとスピードを上げている。
そして、徐々に距離が縮まりつつある。
しかし、そこで……。
突如として、車が止まる。
いや、正確には止まったのではなく、何かによって止められたのだ。
その瞬間だった。
突然、怪物が姿を現す。
それはまるでワープでもしてきたかのようにして現れた。
そして、怪物は車を掴むとそのまま持ち上げる。
当然、車は宙に浮かび上がる。
「捕まるかよ!」「えっ」
俺は、サクナを抱えて、そのまま車から飛び出す。
それによって、車は奴によって、呑み込まれる。
「どういうプレイが望みなんだよ、あいつは」
既に人間だとは思えないような存在。
奴が出た事で、街は既にパニック状態だ。
そのまま、俺は周囲を見る。
なるべく、複雑で、人が少ない場所。そう思いながら、走り続ける。
だが、奴らもそんな簡単に逃がしてくれるはずがない。
先回りするようにして、次々と現れる。
そいつらに俺は舌打ちする。
そして、走る速度を上げた。
「でも、どうやって逃げるんですか?」
「まぁ、複雑な迷路みたいな建物に逃げれば、何とかなるんじゃないか? 後は、奴らが諦めるまで隠れるか……」
そう言いながらも、必死に走る。
「あそこなら」
すると、そこにあったのは大きなビルだった。
それも見るからに無人。
「……よし、入り口はある」
「けど、すぐに」
「構わない!」
俺は、そのままサクナの手を引いて、真っ直ぐと突き進む。
だが、やはりというべきか、すぐに奴らは追いついてくる。
だけど。
「ドアさえ、開ければなぁ!」
「えっ、きゃぁ!」
そうして、俺達は入っていった。
だけど、その先は建物の中ではなく。
「えっ、ここって」
「よしっ、やっぱり奴らは俺達を追っていたか」
見ると、そこには奴らが俺を追った事で、遠く離れている。
「これは、もしかして」
「まぁ、一種のワープみたいな感じだ。だけど、これで逃げていた分だけの時間を稼げるけど、えっと」
そこに来て、俺はサクナの方に目を向ける。
「けど、良いのかな?」
「……今更ですね、だけど」
そのまま、サクナは、俺の方に近付き、キスをしてくる。