地図に導かれて
スマホのアプリでのマップを見つめながら、俺は周辺を見渡す。
未だに状況は理解出来ず、マップに表示されている女性を探るように、ゆっくりと歩いた。
本当に女がいるのかさえ分からない状況だが、とりあえず何かヒントだけでも見つかれば。
マップに案内されるように、辿り着いたのは公園。
夜の公園なので人は少なく、子供が遊ぶような場所ではないようだ。
しかも、周囲には人影は見えない。
「誰もいないけど、こんな時間にここにいる訳ないよな……」
時刻を確認すると23時を過ぎようとしていた。
いくらなんでも遅すぎる。
そう思いながらも辺りを見渡している。
そう、マップを見ていると、何かが反応している。
「これは、マップが反応している?」
俺はゆっくりと女性がいると思われる場所に近付いた。
それは公園の芝生にある茂みの中だ。
もしかして、あそこなのか? そっと茂みの方に足を進めると……。
「あっんっ!!」
「これは」
それは女性と男性が行為を行っている光景。
女性は、目の前にある木に手を置きながら、その身体を揺らせていた。
男性は、そんな女性の腰を掴み、無理矢理動かしていた。そんな行為を覗き見るかのように隠れる俺。
「やめっ、そんなにっ乱暴にっ」
女性は、涙目になりながら訴えかけるも、男性の行為は激しくなるばかり。
それどころか、より一層強く動き出す始末。
女性は痛みに耐えきれず、身体を反らしてしまう。
すると、当然のように男性が掴んでいた手が離れてしまい、そのまま地面に倒れ込んでしまう。
だが、男性はそんなことを気にするはずもなく、倒れる女性にレイプを続ける。涙を流しながら、声を出すまいと必死に耐える女性。
それでも抑えきれない声だけが口から漏れてしまう。
次第に耐えきれなくなったのか、女性は意識を失い、ぐったりとしていた。
男は、それに満足している。
「おいおい、まだだよなぁ」
その声を聞いた瞬間に俺は走り出していた。
「いや、駄目だろ」
すぐに男性を思いっきり蹴る。
「がっぁああ!」
男性は叫びながら倒れていた。
「大丈夫か!?」
女性はその場に崩れるように座り込んだ。
そして、涙目で見上げて来る。
「たっ……すけ……て……」
助けに来たのだがどうしたらいいのか分からない。
とにかく、まずは安全な場所まで避難させよう。
「ここまでの状況になっていて、なんで放っておいたんだ、俺は」
そう、自分の中に怒りを感じつつも、なんとか冷静を保つ。
そのまま、俺は彼女を連れて、すぐに去っていた。
「なんだ、今のはっ」
【強姦】
周囲に隠れて、行為を行う事が出来る能力。
ターゲットとなる女性を物陰に隠れて、行う事が出来る。
5段階まで迎える事で、登録した相手を何時でも呼び出す事が出来る。
ただし、他のプレイヤーに奪われた場合は、呼び出せない。
【1段階】
周囲にばれないように、ターゲットを近くの物陰に連れ込む事が出来る。
【2段階】
相手との性行為が成功した時に発動。一定時間の間、周囲は行為を邪魔出来ない。
【3段階】
相手の膣内に精液が入った時に発動。相手はその場を動く事が出来ない。
【4段階】
相手の意識が朦朧した時に発動。
相手が、どれぐらいで屈服するのかゲージが現れる。
【5段階】
相手が屈服した時に発動。
相手の意思とは関係なく、命令する事が出来る。