選ばれたのは綾香でした 京風義妹のお茶目な誘惑 作:馬門戒明/輪島ライ
大学の授業も美術部の活動もない土曜日の昼過ぎに俺がやることは決まっていて、学生向けアパートの3階の角部屋で歯を磨いているとインターホンが鳴った。
今日はタイミングが早かったかと思いつつ口をゆすいで玄関を出るとそこには公立高校の制服を着た小柄な女子高生が立っていて、俺は彼女によう、と一言声をかけると部屋に招き入れる。
「リクにい、やっとホルマリンの匂いが抜けてきたね。これでコンビニ入っても変な目で見られないでしょ?」
「ああ、確かに最近は洗濯機から異臭がしなくなったよ。試験も無事終わって何よりだ」
ちゃぶ台の前に並べてある座布団に腰掛けたその女子高生はくんくんと匂いを嗅ぐと先月解剖実習を終えた俺を遠回しにねぎらい、俺はこの子のこういう所は素直にかわいいと思った。
「でも生化学とか生理学とか結構難しいって噂で聞くよ。リクにいは留年したりしないよね?」
「俺は物理選択だけど条件は大体皆同じだからな。それこそ詳しい友達とか先輩に聞いてもいいし」
「ふーん、そうなんだ。じゃあそういう訳で今日は化学教えて! 有機化学全然分かんなくてさぁ~」
「仕方ねえなあ、まあいつまでも英数ばっかり教えてる訳にもいかねえしな」
部屋着のまま答えた俺に女子高生はやったー! と喜ぶと座布団に座っている俺に身体を寄せてきて、スレンダーな上半身をこつんとぶつけてくる女子高生に俺は役得という言葉を思い出した。
俺の名前は
滋賀県のトップ公立進学校である県立
「復習だけど炭素の手は4本、じゃあ窒素の手は?」
「3本! それぐらい分かってるよ~」
「そうかそうか、じゃあリンの手とケイ素の手の数も言えるよな」
「うっ……えーと、2本と3本?」
「3本と4本な。ケイ素生物って用語がSF小説とかに出てくるけどこれは炭素と手の数が同じだからだ」
「そうなんだ。リクにいってやっぱり物知りだね」
俺が綾香に出会ったのは今から10年も前で、母親が膵癌で病死した2年後に父親が再婚した相手の前職は京都の
京都府立医科大学出身の開業医である父親は平成の医者にも関わらず芸者遊びが趣味で、俺の義母となった女性とは医学生時代から知り合いだったらしい。
妻に先立たれた父親は久々に訪れた
元々知り合いでお互い死別ならちょうどいいということで俺の父親はその女性とあっさり再婚を決め、俺には新しい母親と彼女の連れ子だった3歳下の義妹ができた。
「それじゃあアルカンを順番に言ってみようか。メタン、エタン、プロパン、残りを頼む」
「えーと、ブタン、ペンタン、ヘキサン……オクタン?」
「ヘプタンが抜けてるぞ。オクタンはオクトパスと同じで8っていう意味な」
「オクトパスはタコで……ああ、8本足! リクにいって英語も得意なんだ、すごいなぁ~」
「これは英語の知識っていうか微妙だけど、化学でも物理でも語源とかを考えると覚えやすいぞ。また色々教えてやるからな」
俺と初めて出会った時の綾香はまだ小学1年生で、当初は俺にも俺の父親にも常に警戒を隠さないでいた。
しかし俺の父親も綾香の母親も義兄妹である俺たちを本当に分け隔てなく扱い、綾香が10歳になる頃には俺と綾香は本当のきょうだいのように付き合えるようになっていた。
俺が高校受験で前膳高校に合格した時、綾香は自分も絶対に前膳高校に入学すると言ってそれを実現した。
そして俺が滋賀県内にある国立湖南医科大学医学部医学科に見事現役合格を果たした時も綾香は自分も湖南医科大学の医学生になると宣言して、今はそれを実現するために俺に勉強を教えて貰っていた。
綾香は俺にとってこの世で一番大切な女の子で、綾香のためなら忙しい医学生生活の合間を縫って勉強を教えてあげたり近くに遊びに行ったりするのも全く苦にならなかった。
自分の父親が昔知り合いだっただけの元芸妓の女性とあっさり再婚すると聞いた時は俺も気分が良くはなかったが、今でも月2回は会って話す
だからこそ、俺は義兄として綾香を幸せにしてあげたかった。
「そろそろ一休みしよっか。リクにい、この前部活で美味しい緑茶を取り寄せたから飲んでみてくれない? 学外の人にも意見を聞いてみたくて」
「さっき昼ご飯食べてお腹一杯だけどお茶は欲しいな。よし、淹れてくれるか」
2時間ほど一緒に勉強すると綾香は学校の制カバンから小さい茶缶に入った緑茶のティーバッグを取り出し、これは綾香が部長を務めている茶道部の活動で取り寄せたものらしい。
綾香が淹れてくれるお茶はいつも美味しいので俺もちゃぶ台に湯呑みを用意し、綾香は電気ポットからお湯を出すと2人分の緑茶を急須に作った。
2人で座布団に座ったまま、お茶菓子もお茶うけもなく緑茶を味わう。
「ぷはー、今日もいい天気」
「こくこく、綾香いっつもそれ言ってるけど何か意味あるのか?」
「えへへ、お茶を飲めばいつも気分はいい天気ってだけだよ。はぁ美味しい……」
綾香と一緒に急須が空になるまで緑茶を飲み、勉強に戻ろうとした俺だが綾香は部屋の隅にあるセミダブルベッドに背中をもたれかけさせた。
「リクにい、そろそろしとうなった?」
「綾香……そういうのはなぁ、いつも言ってるけど……」
「うちもう我慢できへんの。なぁ、チューしよ。チュー」
綾香は突然京都弁になると頬を赤らめて俺ににじり寄り、俺は股間が勃ち上がってくるのを隠しながら顔を背けた。
実家も高校も滋賀県内にあるので実は京都弁を喋れない綾香は興奮するといつも怪しげな京都弁になり、怒っている時もそうだが俺が綾香のインチキ京都弁を聞くのは今ではこういう時が多かった。
俺の上半身に抱きついてキスをせがんだ綾香に俺もついに我慢できなくなり、綾香の唇を優しく奪った。
軽くキスするだけのつもりが綾香は俺の口の中に舌をするりと入れてきて、いつの間にかディープキスをする形になってしまう。
十数秒続いたディープキスが終わり、俺は綾香の両肩をつかむと身体を離れさせた。
「ぷはぁっ……リクにいのお口、本当に美味しいわ。こんなので終われへんよね?」
「それは……綾香、前にも言ったけど俺は大学に彼女がいる。お前だって大学に入ればすぐに彼氏ができるし、何なら今もいるんじゃないか?」
「うちに彼氏なんておらへんし要らへんよ。うちはリクにいと結婚するさかいに」
「父さんと義母さんに何て説明するんだよ。そりゃ近親相姦にはならないけどさ……」
「そんなこと言うて、リクにい今勃起してはるやろ? うちのかわいい乳首とどうちゃうの?」
綾香はテントを張った状態になっている俺の股間を見るとセーラー服の前のボタンをするすると外していき、ブラジャーに覆われたAカップの胸を露出させた。
何も答えられず黙っている俺に綾香はブラジャーのホックも外し、綾香のかわいらしいピンク色の乳首は確かにぴんと立っていた。
スカートとショーツも脱ぎ去って全裸になった綾香は俺がいつも寝ているセミダブルベッドに無言で横たわり、俺を誘惑するようにして上半身をゆっくりと起こす。
痛いほどズボンの中で暴れている股間に俺も覚悟を決めざるを得なくなり、はぁ、とため息をつくと部屋着を脱いで全裸になった。
セミダブルベッドに歩み寄った俺は細い身体を痛めないように優しく綾香に覆いかぶさり、そのまま全身で綾香と抱き合った。
「綾香、こういうのは本当に終わりにしよう。いくら義理でもきょうだいでこんなことしちゃいけないんだ」
「リクにい、そんな風にいやらしゅう触りながら言うても説得力あらへんよ。んんっ……」
「俺は綾香のことが好きだ。だけど……」
俺の背中に両腕を沿わせる綾香に俺はこの子をめちゃくちゃにしてやりたいという思いに駆られ、平坦な胸の先に芽吹いているかわいらしい
綾香は乳首を舌で舐められると両脚をピンと伸ばすのが癖で、俺は両脚が伸びてさらけ出された綾香の秘所に勃起したペニスをこすりつける。
「ごめんな、せめてこれぐらいは……はあぁ、俺は何をやってるんだ……」
「うちピル飲んでるから生でもええよ。リクにいの子供ならいつでも産むさかいに」
「女子高生にそんなことできる訳ないだろ! 自分の人生のことをちゃんと考えてくれ」
「そないなこと言いながらうちに挿入するんやろ? リクにいはやっぱりかわいいわ」
「うう……」
綾香はベッドの上ではいつも俺を手玉に取り、俺は部屋に置いてあるコンドームの封を切ると涙目になりながら勃起したペニスを薄いゴムの膜で覆った。
こんなことをしてはいけないと本気で思いながら綾香の両脚を両手で押し広げ、勃起したペニスを綾香の秘所にゆっくりと挿し込む。
「んあっ! リクにいのおちんちんやっぱりでっかくて最高やわ。他のん知らへんから比べられへんけど」
「俺のなんて別に大きくも何ともないよ。ごめんな、ごめんな綾香……」
「謝ることなんてあらへん、リクにいはかわいい
「そんな、妹をセックスフレンドにするなんてこと……ううっ……」
綾香が口にしたセックスフレンドという言葉に俺は悲しいほど興奮してしまい、コンドームに包まれたペニスから勢いよく精液を放出した。
綾香の膣内に咥えこまれた男根からどくどくと放出された粘液はコンドームに受け止められ、俺がペニスを引き抜くと綾香はコンドームの先端に貯留している白濁液をまじまじと見ていた。
「うう、ごめんよ綾香……父さん、義母さん、本当にごめんなさい……」
「うちは何も悪いことしよるって思てへんよ。リクにい、おちんちん舌でぺろぺろしてええ? うち精液の味好きなんよ」
俺が泣きながらコンドームを外してゴミ箱に捨てると綾香はしぼんでいる俺のペニスをすかさず口で咥え、俺は綾香のかわいい舌で亀頭を舐め回されながらベッドの上で泣いていた。
こんな関係を続けていていいのか、こんな関係をいつまで続けるつもりなのかと深く悩み苦しみながら、俺はこうやって下宿で綾香とセックスする日々を送っていた。