選ばれたのは綾香でした 京風義妹のお茶目な誘惑 作:馬門戒明/輪島ライ
県庁所在地の大津市といっても湖南医科大学のキャンパスは田舎の方にあるので昼休みなどに気軽に遊びに出かけるのは難しく、カラオケが趣味の伊右子さんは放課後に自転車を飛ばして大学から3km離れたカラオケボックスに行くのが日課だった。
俺も自転車は持っているので彼女である伊右子さんと一緒にカラオケボックスに行くことは多く、休日の今日は電車で京都まで来て最新機種のカラオケを楽しんでいた。
「はい、次リクにいの番だよ。私の前だし何でも気にせずに歌ってね」
「ありがとう。気にせずにって言えるほどレパートリーないけどな」
伊右子さんと来ているとは言っていない。
今日は元々伊右子さんと京都に遊びに行く予定だったのが彼女の曾祖母が老衰で亡くなったため急遽中止になっていて、流石に一人では京都までカラオケに行きたくなかった俺は定期テストが終わって一息ついていた綾香を誘ったのだった。
綾香は今時の女子高生らしく流行りのJ-POPやティックトックで流行っているというオタクソングを難なく歌いこなし、俺は綾香の交友関係はよく知らないが茶道部の友達とも学校帰りによく行くらしい。
レパートリーの中でもハニーワークスの「可愛くてごめん」などは直球でかわいい女子高生の綾香が歌えば男どもはイチコロのはずで、俺は義兄なので何とも思わないが綾香は湖南医科大学に入っても男には困らなそうだと思った。
「ダーンダンダーダンダーダダダダーン、グレイダーン! この
俺がツイッターで流行っているが本編はまだ見ていないロボットアニメの主題歌を熱唱しても綾香はスマホをいじりもせずニコニコしながら歌を聞いてくれて、こういう態度は素直に嬉しいと思う。
「ほれ綾香、かわいい曲もいいけど俺にだって遠慮することないんだからな。プリミュアの主題歌とかまだ歌えるんじゃねえの?」
「もー、リクにい私のこと何歳だと思ってるの。でも後で歌ってあげるから楽しみにしててね」
綾香はそう言うと幼い頃に見ていたハムスターが主人公の日常系アニメの主題歌を歌い始め、こういう子はアニソンのチョイスもやはりかわいいのだと思った。
義妹とはいえ顔も性格もカラオケのレパートリーもかわいい女子高生と2人きりでカラオケを楽しめるのは役得でしかないが、だからこそ俺は綾香との関係を早く正常に戻したいと思う。
「おっとジュースが切れたか。お腹減ってないしそろそろ烏龍茶にでもしようかな」
「あ、じゃあ私が2人分
「そうだな、じゃあアイスティーもあれば頼む」
俺も綾香もほぼ同時にジュースを飲み終わり、綾香はトレーに2人分のグラスを乗せるとドリンクバーまで飲み物を注ぎに行ってくれた。
義妹をパシらせているようだが綾香はこういう時に進んで自分から動いてくれる子で、先ほどから脳内で褒めてばかりだが俺はそういう綾香のことがとても愛しかった。
「サンキューだ綾香。ん、この烏龍茶何か味が濃い気がするな。香ばしいというか何というか……」
「あー、やっぱり気づいた? 実はここのドリンクバーって特殊な操作をするとお茶とコーヒーの濃度を上げられるんだよ。この前友達と来た時に試したの」
「なるほどな、最近のドリンクバーはそんな機能があるのか。まあ美味しいから全然いいけど」
綾香はお茶にこだわりがあるだけあってドリンクバーの裏技まで調べ上げていたらしく、俺はアイスティーを時折挟みながら高濃度の烏龍茶をこくこくと飲んだ。
カラオケの時間はまだ2時間もあるのでそれからは再び2人で交互に歌い続け……
「
何かスイッチが入ったので古めかしいロボットアニメの主題歌ばかり歌っていた俺だが、いつの間にか声が出にくくなっていることに気づいた。
曲が終わり次第すぐに綾香が注いできてくれた烏龍茶を飲むが、喉の調子は一向に良くならない。
「リクにい、さっきから喉
「綾香も気づいてたか。何でだろうな、風邪は引いてないと思うんだけどお茶飲んでも良くならなくて」
「それはその通りやと思います。あんな
「確かにそうだけど、烏龍茶を濃くするのはここのドリンクバーの機能なんだよな? 何でそんな客が困る機能付けてんだろうな」
「リクにいは純粋無垢やね、カラオケのドリンクバーにそんな機能ある訳ありまへんやろ。あの烏龍茶はうちのお手製です」
「なっ!? 綾香、どうしてわざわざそんなことを」
いきなりインチキ京都弁で話しかけてきた時点で怪しいとは思っていたが、綾香は俺にお手製の高濃度烏龍茶をあえて飲ませて喉を潰したという。
「リクにいは女心が分からへんのやね、伊右子さんとカラオケ行けんようなったから代わりに来てなんて言われてうちが喜ぶはずありまへんやろ。大体リクにいは伊右子さんとカラオケなんか行かずにうちと下宿で交尾しよればいいんです」
「いやいやいや、俺は綾香とだって普段からカラオケ行きたかったし実際綾香の歌聞けて嬉しかったぞ? 綾香は楽しくなかったのか?」
「うちはカラオケなんかよりずっと楽しいことしよりたいんです。むちゅー」
「んうっ!? あ、綾香ぁ……」
綾香は狼狽する俺の隙を付いていきなり俺に唇を重ねてきて、俺はすかさず口内に舌を入れてくる綾香のなすがままになってしまう。
思わず綾香を抱きしめたくなるがここはカラオケボックスの室内だと冷静に考え、綾香の肩をつかんで身体を離した。
「ちょっと待て綾香、今時のカラオケボックスは防犯カメラで監視されてるからここでそういうことをするのは良くない。ここじゃなくても駄目だけどさ……」
「そんなこと言うてリクにい今も勃起してはるやろ? そのまま座っといて」
綾香は小悪魔な笑みを浮かべるとカラオケのテーブルの下に潜り、右手を伸ばすと器用に俺のズボンの前のチャックを開けた。
いきなりズボンの前を開けられて身動きできない俺に綾香はチャックの奥にあるパンツも指を伸ばして探り、俺の勃起したペニスを社会の窓から露出させた。
あっという間の行為に驚愕しながらテーブルの下にいる綾香を見下ろすと綾香はにこにこ笑いながら俺のペニスの先端にしゃぶりつき、俺はその瞬間に悶絶しそうになってしまう。
「ぁ……駄目だ綾香、ここでそんなことしちゃいけない。店員さんに見つかったらそれこそ出禁に……」
「はむ、ちゅぷっ、それやったらばれへんように歌いよってよ、うちリクにいにこっそり射精させてあげますさかい」
「仕方ないな、ああぁっ……い、入れるぞ……」
俺は綾香にペニスを咥えて舐め回されながら必死で電子目次本端末を操作し、この状態でも歌えそうな曲を予約した。
「誰か……背中支えてくれ……一人だけじゃ何もできない……から……あぁ……」
綾香はいつの間にか俺のペニスの前半分を口で覆うと裏筋に舌をねっとりと這わせ、俺はその感触に早くも絶頂に達しそうになってしまう。
「スロウ・ミー・トゥ・ザ・ヘヴンウェイ……リード・ミー・ザ・ヘルゲート……今……今っ! あぁっ!!」
曲がサビに入った所で俺は綾香の口内に勢いよく射精し、綾香は放出された大量の精液をごくりと飲み込んだ。
俺は射精の衝撃でそれからは何も歌えなくなり、綾香は素早く俺のペニスをズボンに格納してチャックを元に戻すとトイレの洗面所に口をゆすぎに行った。
カラオケボックスの室内にも関わらず義妹にフェラチオされて射精してしまった俺は罪悪感のあまり泣き出してしまって、洗面所から帰ってきた綾香はそんな俺を見てしてやったりという表情をしていた。
「
「なぜこのタイミングで軍歌なんだ……」
いきなり軍歌「敵は幾万」を予約してノリノリで歌い始めた綾香に、俺はどれだけ戦略を練ってもこの子には一生勝てそうにないと思った。