選ばれたのは綾香でした 京風義妹のお茶目な誘惑 作:馬門戒明/輪島ライ
4月の春休み中、ちょっとした用事で綾香が日曜の朝から下宿に来ることになり、俺はこの機を逃すまいと早起きして綾香を待ち構えていた。
「あははは、リクにいくすぐったいよぉ。いきなり私のヘアメイクしたいってどういうこと?」
「いや、生理学の授業で若年性の白髪について教わったから実例を見てみたくなって。白髪は10代の若者には普通ないけど強度のストレスがかかると出てくることもあるらしくて、綾香にも受験のストレスのせいで2、3本はあるんじゃないかと思ってな。おっと早速1本見つけた」
「いったーい! もう、抜くなら先に言ってよ。私だってリクにいに白髪見られるの恥ずかしいんだから」
俺は綾香のショートカットの黒髪を両手の指でかき分けつつ手頃な黒い毛を1本引き抜き、それを懐に隠し持っていた白いケースに入れた。
綾香のサラサラの黒髪を間近で見てドキドキしながら、俺は綾香を背後から抱きしめたくなる欲求を必死で抑える。
「俺は用事があるからそろそろ行くけど伊右子さんによろしくな。俺の妹だからって無料で勉強教えてくれるんだから失礼なことするんじゃないぞ」
「当たり前だよ、私だってリクにいと付き合ってくれる伊右子さんには感謝してるんだから。ネットで取り寄せたアイスティーでもてなしますよっと」
「そうかそれは何よりだ。夕方まで留守にするから先に帰る時は戸締まり頼むぞ。それじゃ」
俺はそう言うと荷物をまとめてアパートを出ていき、綾香は俺にかき分けられた黒髪を両手で整えながらニコニコしていた。
ここからは俺が立ち去ってからの話で、俺は当然この後に下宿で起こったことを知らない。
「こんにちは綾香ちゃん、りっくんがいなくて残念だけど今日は私がじっくり生物教えてあげるからね。まず遺伝からがいいかしら?」
「すっごく助かります。時間があったらオペロン説の所もお願いします」
ボランティアで家庭教師をしてくれるために俺の下宿を訪れた伊右子さんを綾香は丁重に迎え入れ、それから2人は数時間真面目に勉強していた。
そろそろ休憩ということで綾香は俺が朝買ってきたドーナツを持ってきて、伊右子さんと自分にドリップマシンでアイスティーを用意した。
「流石はお茶に詳しい綾香ちゃんね、このアイスティーすっごく美味しい。ドーナツにもよく合うのね」
「私普段は緑茶派なんですけどドーナツは味が濃いからアイスティーの方が合うかなって思ったんです。おかわりありますからどうぞ飲んでください」
「ありがとう。それにしても今日はポカポカして心地いいわね、何だか眠くなってきちゃう……」
4月初頭の暖かさもあって伊右子さんは眠気を感じ、そのままアパートの床に倒れて眠り込んでしまった。
綾香はそんな伊右子さんを介抱するふりをしてワンルームアパートのベッドの上まで運び、そして……
「んっ……んんっ!? なっ、綾香ちゃん何してるの!? 私まさか腕縛られてるの?」
「ええそうです、伊右子さんの身体は今うちの思うままです。大人しくそのまま寝とってください」
「どうしてこんなことするの! ま、まさかアイスティーに何か入って……!?」
「うちも同じアイスティー飲んだのにそないな訳ありまへんやろ。まあ伊右子さんが勝手に寝てくれて手間が省けました。重たい身体持ち上げるの苦労したんですよ」
綾香は眠っていた伊右子さんの服を全て脱がせて彼女の両手両足を縄で縛り、自分も一糸まとわぬ姿になっていた。
「えらいでっかい乳房やわ、その下品な身体でリクにいを誘惑しはったんやね。男の人はこんなのの何がええんやろうね」
「ちょ、ちょっと何してるの!? やだっ揉まないでよっ!!」
「乳のでかい人は不感症やいいますけど伊右子さんはどないですか? こうやって触ると気持ちええの?」
「女の子にそんなことされて感じる訳ないじゃない! あっ、ああっ……」
「あーあーいやらしい声上げて。舌の方がええですか?」
「んはあっ! だ、だめぇ……乳首をそんなにしないでぇ……」
綾香は身動きができない伊右子さんのFカップの乳房を両手で荒々しく揉みしだいたかと思えば舌で左右の乳首を交互に舐め回し、伊右子さんは綾香による強制わいせつに恐怖しつつもあえぎ声を上げ始めていた。
「綾香ちゃん、本当にやめて。どうしてこんなことするのか分からないけど、私が何か失礼なことをしたなら謝るから……」
「失礼も何もありまへん、伊右子さんはうちが愛するリクにいを横から取った泥棒猫です。世界一素敵なリクにいと交尾してええのはうちだけなんです」
「はあっ!? あ、綾香ちゃんそれ本気で言ってるの……?」
「うち伊右子さんの今の姿をスマホで録画してますさかい。これ以上リクにいをそのいやらしい身体で誘惑したらこの痴態をインターネットにばらまきます。覚悟しとってください」
「そんな……あんた正気じゃないわよ、どうして彼氏の妹にこんなことされなきゃ……」
「ええそうです、うちは義理の兄が好きでしょうがない変態の義妹です。こんな
「綾香ちゃんがこんなに頭がおかしい人だったなんて……ああっ!!」
綾香は冷酷な笑みを浮かべるとそのまま右手の指を伊右子さんの秘所に差し込み、それから綾香は伊右子さんが気絶するまで凌辱を続けたのだった。
そして伊右子さんが俺の下宿で綾香にレイプされている時、何も知らない俺は湖南医科大学附属病院の産婦人科研究室を訪れていた。
「おーおー久しぶりだな千野、妹さんは元気してるか」
「ええ、今日はその件で古賀先生にお願いがあって来ました。まずはこれをお渡しします」
他の学部はどうなのか知らないが医学部医学科の部活はOB・OGの大学教員からの寄付金が運営資金のかなりの割合を占めるのが一般的で、俺もこれまで古賀先生をはじめとした美術部OBやOGのもとを訪れては数万円のカンパを頂く機会は多かった。
「何だこれ、見たところ女の子の髪の毛か? まさか遺伝子検査をしろって話か?」
「そのまさかです。これは俺の義妹である綾香からこっそり採取した髪の毛で、ここに……
「何だって、千野お前まさか妹さんと自分に血縁関係があると思ってるのか? 何かきっかけでもあったのか?」
「いえ、何もありません。ですが俺は何かがあったことにしたいんです。つまり……」
それから俺は古賀先生に自分と綾香との関係を正直に話し、古賀先生は驚きつつも真剣に話を聞いてくれた。
「そうか……それは大変な事情だな。法的なことや道徳的なことは置いておいてお兄さんとしての千野の気持ちはよく分かるよ。それなら俺も医師としての倫理観は置いておいてお前に協力しよう」
「ありがとうございます。こんなこと古賀先生にしか頼めないので」
「もちろんだ。一応聞いておくが、もし何かあった場合はお前に伝えた方がいいのか?」
「お願いします。結論は同じでも真実は知っておきたいので」
俺がそう言うと古賀先生は分かった、と言って綾香と俺の髪の毛を滅菌スピッツに入れ、特殊な検査に出すための書類を書き始めた。
これで俺は綾香との関係に決着をつけられると考えながら、俺はその時の綾香の反応はどうなるのだろうと思った。