麗子・マリア・ジョディーの性生活!sexy policeの奮闘記 作:ゼロファイター
このお話におけるコミケは夏を想定しています。その為、季節感が投稿日とは合いませんがご容赦ください。
性犯罪未然防止特別チーム、通称“sexy police”。
美人婦警が身体を張って市民の性欲を発散させるという前例の無い取り組みに、当初は警察内外から懐疑的な目を向けられていたが、地域の検挙率低下や他部署への応援で手柄をたてていくことで、少しずつsexy policeの株は上がってきている。
特にsexy policeが設置された地域の男性住民からは熱い視線が注がれており、アイドルのように推しを作る人も少なくはない。
「お待たせしました。奥の部屋へどうぞ❤️」
「はい!」
人気急上昇のsexy policeの中で最も推されているのが、たった今中年男性と共に派出所奥の性処理部屋へ入っていった“秋本麗子”である。
フランス人の母を持つ彼女はロングの金髪、端正な顔立ち、誰もが見惚れるナイスバディを併せ持つ完璧美女だ。元々一部界隈ではファンサイトが立ち上がるほどの人気があったのに、最近はAVデビューを果たしたことで、その人気の上昇はとどまることを知らない。
「麗子ちゃん、今日はチケット5枚を持ってきたから挿入してもいいんだよね?」
「ええ、もちろんですよ❤️」
麗子は歳上の男性に対して、敬語ではあるものの愛嬌よく接する。
sexy policeの性処理サービスを受けるためには専用のチケットが必要だ。婦警と本番行為に至る為にはそのチケットが5枚も必要になる。
警察からの支給は毎月3枚だけ。5枚を集めるには1ヶ月我慢するか、ボランティアに参加することで貰える地域通貨と交換する必要がある。
男性は後者の方法で集めたらしい。会社ではそこそこのポジションまで出世して、部下もいる立場なのに、仕事終わりや休日の時間を潰してボランティアに励んだ。
全ては推しとセックスするためだ。
部屋に入ると男性は前戯もそこそこに男性は麗子を全裸にひん剥いて、ベッドに仰向けに寝かせた。
本番行為をする男性は大抵の場合、すぐに行為を始めようとするので、担当婦警は部屋の準備と並行してピンクローターでオマ◯コをあらかじめ湿らせておくことがマニュアル化されている。
麗子のオマ◯コも既に準備万端だ。
「ふぅー!ふぅー!挿入れるよ!挿入れちゃうよ!」
男性は鼻息荒く麗子に確認する。
綺麗なピンク色のオマ◯コが、口を開けて自分のチンポを待っている。夢にまで見た光景に涙が出そうだ。
「来てください❤️思い切り発散し…んふぅぅ!んあっ❤️挿入ってくるぅ」
麗子が最後まで言い終わらないうちに、男性は正常位の体勢で腰を沈めてチンポを膣内に挿入していく。
麗子は性処理という名目で、恋愛関係でもない男性のチンポを自身のオマ◯コに受け入れる。
「んあ〜…!これが噂に聞いた名器か!確かにヒダが吸い付いてくる…」
憧れの麗子のオマ◯コに挿入することができてオッサンの感動もひとしおだ。膣内の気持ちよさをじっくり味わう為に、チンポが暴発しないようにゆっくりと腰を動かし始める。
「んんっ❤️…あぁん❤️…はぅん❤️」
男性のチンポが麗子の最奥を突く度に、麗子の口から甘い嬌声が漏れ出る。
「ぐっ!すごい締まりだ!」
麗子のオマ◯コはチンポ全体に絡みついて精液を搾り取ろうと締め上げてくる。
加えて、自分のチンポに反応良く感じてくれる麗子を見ていると、心と下半身は益々燃え上がっていき、ピストンが自然と速くなっていく。
「あん❤️…やん❤️…どんどん激しくなって…ああん❤️」
「ダメだ!止まらねー!気持ちよすぎる!」
男性のピストンは次第に力強くなっていき、渾身の力で麗子の穴に自身の杭を打ち付ける。
「あっ❤️あっ❤️あっ❤️おっぱい揺れちゃう❤️」
ピストンを更に速めると、麗子の爆乳がブルンブルンと前後に大きく揺れ始める。それを見て堪らなくなった男性は顔をおっぱいに埋める。
「ひゃああん❤️おっぱいが潰れて!はうん❤️気持ちいいの❤️」
それを聞いた男性は麗子の背中の下に両腕を潜らせて、麗子に力一杯抱きついておっぱいへ顔を沈める。顔いっぱいにおっぱいの柔らかさを感じることができて、天にも昇る気持ちよさだ。
「はむっ!ちゅう〜〜」
更に男性は柔らかいおっぱいの柔肉にしゃぶりつき、タコの吸盤のように吸い付いた。
「んんっ!あん❤️感じちゃう!」
胸と膣を同時に責められた麗子の反応はより官能的で、男性の色情的な感情を揺さぶる。
「ちゅうーー!!むぐぅーー!」
おっぱいの中で何かを言っているようだが、あいにく柔肉に遮断されて内容は分からない。
その必死な様子から限界が近いことだけは分かる。
「あっ❤️あふぅ❤️オマ◯コも!おっぱいも!気持ちいい❤️ひゃうん❤️もっと中でゴリゴリしてぇ❤️」
麗子のお願いに応えるように男性はチンポを膣壁の上部に擦り付ける。
「あっ、あん❤️んひぃぃ❤️」
ちょうどそこには麗子のGスポットがあったようで、麗子の善がり方がより一層激しくなった。
「むぐぐ!っぷはぁ、はぁはぁ、麗子ちゃん!」
男性は久方ぶりにおっぱいから顔を上げた。酸欠のせいで息は切れており、顔は真っ赤になっている。
「麗子ちゃん!もう射精そうだ!膣内でいいよね!」
「んんっ❤️イクッ❤️イクッ❤️いいの!中出しして❤️」
麗子からの了承を得た瞬間、男性のチンポから白いマグマが噴き出した。
「おおおっっっ!!射精る!」
「あぁぁん❤️イクッ、イクゥゥ!!!」
ドクン、ドピュドピュドピュドピュ…
ビクビクビクビク…
男性は自分の遺伝子を麗子の赤ちゃん部屋に向かって解き放つ。熱くて粘っこい精液が麗子の膣内を満たしていく。
「ああっ…ああ…くっ!まだ搾り取ってくる…」
「はぁはぁ…熱い…いっぱい射精てる…」
オマ◯コは射精中のチンポをキツく締めて、全ての精液を搾り取ろうとしている。まだチンポを解放する気は無いようだ。
「はぁはぁ…ヨッコイショと」
精液を全て膣内にぶち撒けた男性はチンポをオマ◯コから引き抜く。
オマ◯コはまだキツキツで、力を入れないと逆に膣内へ持っていかれそうになる。
「ああん❤️」
引き抜かれる感触も大きな快感になる。
中出しされた膣からはその証拠となる白い精液が垂れてくる。
「はぁはぁ…たくさん、射精ましたね」
「麗子ちゃんのオマ◯コが気持ちよすぎるからだよ。なるほど、他の連中がハマるわけだ」
「うふふ、ありがとうございます❤️」
麗子と男性は互いに微笑む。相手にとって満足のいく性交となったことを麗子は心より嬉しく思う。
射精の後は婦警によるお掃除フェラと一緒にシャワーを浴びて汗を流すのが通例だ。この中年男性もその例に漏れず、精液と愛液まみれだったチンポを麗子の口で綺麗にしてもらった後、一緒にシャワールームへと入った。
「ふぅ、人生の中で一番気持ちいいシャワーだ」
男性は麗子に適温のお湯を掛けてもらっている時にぼそっと呟いた。
「まあ大袈裟ですね」
麗子が微笑みながら答えた。
「大袈裟じゃないよ。あんなに気持ちいいセックスの後に、その相手と一緒に浴びるシャワーは格別さ。それが麗子ちゃんなら、尚のこと」
男性は右手を伸ばして、麗子の綺麗な形のお尻をスッと触った。
「やん❤️もう、エッチ」
少しだけ口を尖らせたが、決して咎めたりはしなかった。プレイは終わっているが、相手が最終的に嫌な気持ちにしてしまっては、これまでの労力も水泡に帰してしまうから。
麗子が強く拒まないのをいいことに男性はお尻を触り続ける。
「麗子ちゃんはお尻も最高だね。ハリがあって、スベスベで」
男性は左手も伸ばして、両手で麗子のお尻を捏ねるように揉み始めた。
「ん……あぁ……」
麗子の口から淡い吐息が漏れる。
お尻を揉む男性の表情は充実感に満ちている。楽しんでいるところ申し訳ないが、いつまでも触らせている訳にはいかない。
麗子はシャワーの温度調節レバーを青色の方向にこっそり捻って、冷水を男性の首筋に掛けた。
「ひゃああ!!ビックリしたー!!」
「これ以上は次のお楽しみにしてくださいね」
麗子は笑顔で語りかける。顔は柔らかいが、語気からは相手に反論させない何かを感じる。
「ああ、分かった。ごめんね」
シャワールームから出てきた二人はバスタオルで身体を拭く。着ていた服はシャワールームに移動する際に持ってきていたので、その場で元の服装を着用する。
「そういえば、麗子ちゃんはアナルオッケーなの?」
「え…えーと、まだダメです」
「まだということは、いずれはオッケーになるといこと?」
「はい、今は開発中でして…」
麗子にしては歯切れの悪い話し方をしている。
しかし、男性は“開発中”という言葉に強く惹かれて、テンションを上げている。
「そっかぁー!それは楽しみだな。アナルに挿入なんてしたことないから、初めては麗子ちゃんにもらって欲しいよ」
「ええ、その時は是非…お願いします」
麗子はピンクのビキニ制服の着用を先に終えて、男性の着替えを手伝う。
最後に男性を派出所の外まで見送った麗子は物憂げな表情を浮かべる。
(アナルねぇ…やっぱり興味あるのね)
これまでもアナルセックスを希望してくる市民は何人もいた。要望がある以上、市民の性欲発散を目的とするsexy policeとしては無視することはできない。
行動力の化け物であり、繋がり太眉毛のリーダーの独断で、2ヶ月ほど前に所属婦警全員へアナルを開発することが命じられた。
人気No. 1の麗子も例外ではなく、支給された大人のおもちゃやジョディーからのアドバイスを活用してアナルの開発に勤しんできた。
(一人では気持ちよくなれるようになったけど…。あそこにオチンチンを入れるのは…)
開発自体は順調に進んでおり、アナルに指を入れて快感を得ることをできるようになった。ディルドも少しだけなら挿れても気持ちいいと感じることができる。
でも、全部を挿れることはまだできていない。挿れようとすると、不安感が押し寄せて手が止まってしまう。
(本当にアナルに挿入なんてして、気持ちよくなれるのかしら。痛いだけにならないかしら…)
麗子の不安感の原因はアナルセックスへの不信感にあった。女性器への挿入が気持ちいいのは理解できる。子孫繁栄のために人間の身体はそのように出来ているのだから。
しかし、通常は排泄行為を行うための器官を性行為に使って、気持ちよくなれるとは俄かに信じがたい。
ジョディーの話を聞く限りは、女性器とは違う快感を得られるようだ。でも、自分が同じように気持ちよくなれるとは限らない。
勝ち気な性格の麗子にしては珍しく、アナルセックスに対してはかなり弱気になっている。
(そういえば、ジョディーが言ってたわね。この前、大ちゃんとアナルセックスをしたって)
麗子の頭にジョディーとの会話が蘇る。
挿入に対する不安感をジョディーに吐露した際に、ジョディーからはアナルセックスがどれだけ気持ちいいのか熱弁された。その時に英会話教室のアルバイト終わりに皆野とアナルセックスをしたことを聞かされた。
(大ちゃんとだったら、気持ちよくなれそうね)
今の部署で働き始めてから麗子の身体は感じやすい身体に開発されて、誰とのセックスでも気持ちよくなれるようになっているが、皆野とのセックスは他者とのそれと比肩を許さない。AV撮影現場でのセックスも尋常でない快楽を享受したが、皆野とのリラックス状態でするセックスはもっと気持ちいい。
仕事とセックスの両面において、麗子の皆野に対する信頼度は極めて高い。たまに悪ノリが過ぎる時もあるものの…。
(どうせなら早い方がいいわね。戻ってきたら、お願いしてみましょう)
皆野は今、麗子と中年男性のセックス後のベッドを清掃している。もうすっかり手慣れているので、すぐに戻ってくるだろう。
悩みが少しだけ解決の方向に向かい、麗子の気分が軽くなっていく。
麗子の香水と男性の汗の臭いが充満している性処理部屋に入って一番最初にやることが換気だ。
中年男性の残り香を消しておかないと、次に性処理を受ける市民の興が醒めてしまう。
次に行うのはベッドメイクだ。シーツの乱れ具合から麗子と男性の性行為が如何に激しかったのかを読み取れる。
「まあ、監視カメラで見てたけどね〜」
僕は独り言を呟く。性処理部屋には防犯の目的で隠しカメラが仕掛けられており、リアルタイムで中の様子を覗くことができる。
麗子が快楽に乱れて喘ぐ様は何度も見ても美しい上に飽きがこない。
手早くベッドシーツを綺麗なものに交換して整える。この部署に異動となってからベッド交換のスキルは大幅に向上した。もし警察をクビになっても、ラブホテルのバイトで食っていけるのではないだろうか。
「ふー、こんなものかな」
部屋の清掃を終えて、額の汗を拭う。
“テンテレテンテレテテン”
スマホから着信音が流れてきた。
一仕事が終わったらすぐに次の用事だ。息つく暇も無い。
「あ、大ちゃ…」
「…そうです。カメラは全てパネルで囲って、見えないようにしてください」
僕は汗と愛液と精液が付着したシーツを洗濯機に放り込んで、麗子のいる派出所の受付スペースに戻る。麗子が何やら話しかけてきようとしてきたが、今は電話に集中しないといけない。
「画角に関してはリモートで確認します。テストはいつできそうですか?………はい、はい…分かりました。ではその日程でよろしくお願いします。……はい、承知しました。失礼します。」
僕はスマホの通話終了ボタンを押す。
「何だか忙しそうね」
「うん、ちょっと色々と重なってね」
「さっきの電話は?」
「今度江東区の…何ていう署だっけな…まあいいや、そこの署に新しくsexy policeを設置することが決まったんだけど、新しく建てる派出所の内装を僕が担当することになったんだよ」
「ということは、内装業者さんとの電話だったのね」
「そう。sexy policeの派出所は特殊な構造だから、中々話が進まなくてね。ようやく完成目前まで漕ぎ着けたよ」
「大変ね。いつもの如く押し付けられたのね」
「まあね…」
麗子の言う通り、この案件は強引な性格のリーダーが安請け合いしたものの、途中で面倒くさくなって僕に押し付けてきたという経緯がある。
「リーダーがこの件を引き受けた時点で、僕に回ってくることは何となく分かってたよ」
「すっかり慣れたものね」
「一応上司だから。それにタダで引き受けた訳じゃない。そういえば、さっき僕に話しかけてこなかった?」
「え、あー…ちょっと大ちゃんにお願いしたいことが…」
“テンテレテンテレテテン”
麗子が言い終わらないタイミングでまたしても僕のスマホが鳴った。
「あ…ごめん、ちょっと出るね」
麗子に詫びつつ電話に出る。
「はい、皆野です。お疲れ様です。……はい、はい…そうですか、例の件は決定ですね。…えー、えー、分かりました。人員は確保しておきます。……はい、では後ほど改めて。失礼します」
僕は電話の向こうの相手に頭を下げて電話を切る。
「今度はどうしたの?」
「さっきの江東区にある署の刑事課捜査三係から応援の要請だよ」
捜査三係は窃盗事件の捜査を担当する部署だ。「リーダーが派出所の内装を引き受ける代わりに、うちに捜査協力を依頼して手柄を立てさせてくれと交渉したんだ」
「そんなことだろうと思ったわ。それで何の捜査に協力するの?」
「コミケに蔓延るスリ共の検挙だよ」
「コミケ…なあにそれ?」
麗子とは無縁の世界だから知らないのも当然だろう。
「コミケというのはコミックマーケットの略で、年に2回江東区の東京ビッグサイトで開催される同人誌の即売会のことだよ。全国のオタク達がお目当ての同人誌やグッズを求めて大挙してくる」
「思い出したわ!ニュースですごい長さの行列を見たことある。外国からの来場者もいるのよね」
「同人誌即売会としては世界最大規模のイベントだからね。前回は2日間で30万人の来場者を記録した。会場は常に人で埋め尽くされているよ」
「その分、スリが多いという訳ね」
「その通り。来場者の現金や購入品を狙う卑劣な奴らが会場内に紛れ込んでいる」
「現金決済を禁止にはできないの?万博とかそうしているじゃない」
麗子から質問が投げかけられた。普段から現金を持たない麗子ならではの質問だ。
「なるほど、たしかに最近は野球場とかも現金禁止している所もあるよね。でも、コミケは出展者側も殆どがアマチュアだから、全体でキャッシュレス決済のみにするのはハードルが高すぎる」
「そうなのね。出展者はどのくらいいるの?」
「2日間で約24,000」
「そんなにいるの⁉︎」
「もはや恐ろしいよね。…っと話が逸れた。それで、今回はそのコミケにうちの部署から婦警の派遣を頼まれたんだ」
「具体的には何をするの?私達に依頼するということは女性である必要があることよね」
「そうだね、何だと思う?」
麗子は目線を上に上げて考える。
「売り子さんに成りすまして、一般客を見張る、とかはどうかしら」
「うーん、少し惜しいかな。成りすますという所は当たってる」
「えー、それじゃあ…あ、分かったわ!コスプレでしょ!」
「おおっ!正解!よく分かったね」
「オタク向けのイベントだから、そうじゃないかと思ったの」
正解できた麗子は少しだけ誇らしげだ。こういう可愛らしい一面もあるのが麗子の魅力だ。
「コミケのもう一つの目玉がコスプレイヤーによる撮影会なんだ。人気のあるレイヤーの周りには大勢の人が集まる。加えて、人は何かに注目していると警戒心が落ちてしまう。スリからすると格好の的だよ」
「そこを警戒してスリを逮捕するのね」
「その通り。ただ、普通に撮影会を警戒しても、その効果はあまり期待できない。レイヤーもカメラマンもギャラリーも警察の思い通りに動いてくれないから、どうしても死角ができてしまう」
「スリ達も私服警官が会場に紛れていることを分かっているから、死角を狙ってバレないように犯行に及ぶ、という訳ね」
「そうそう。だから今回は警察が主導の撮影会を開く。その撮影会の主役であるコスプレイヤーをうちから派遣する」
「警察主導の撮影会は普通のとどう違うの?」
「主催者に警戒しやすい場所を提供してもらって、カメラマンやギャラリーの中に警官を数名配置する。絶対に犯行を見逃さない体勢を作るんだ」
「そもそも、警察が絡んでいる撮影会でスリなんかしないのじゃない?」
「警察が絡んでいることは隠しておく。主催者からも会場の空気を壊しかねないと言われたからね」
「ふーん…あ、そういえばコスプレイベントって警察官のコスプレが禁止されていたわね」
麗子はかつて所属していた派出所のメンバーでコスプレダンスパーティーに行った際、年がら年中制服姿のリーダーが会場の係員に再三注意を受けていたことを思い出した。
「よく知ってるね。それに最近のコスプレイヤーはレベルが高いから、そこら辺にいる婦警を連れて行っても人は集まらない」
僕はスマホで過去の撮影会の模様を画像検索して麗子に見せる。
「へぇ、可愛い子がやってるのね。まあ、こんな際どい衣装もあるの」
麗子の眉毛が一瞬だけ吊り上がる。
「sexy policeに所属しているレベルの可愛い子が際どい衣装のコスプレをしたら、絶対に人は集まる」
「だったら、その子達に協力してもらえばいいじゃない」
「それは可哀想だよ。彼女達だってコミケは晴れ舞台なんだから」
「そうなの?じゃあ、私達がやるしかないわね。誰を派遣するの?」
「それを今から決める」
僕は派出所の勤務予定表を取り出して、婦警のローテーションを確認する。
「あっ、ここを調整できるな…。となるとここの当番をこうして…」
同じ管轄内の各派出所のローテーションを確認して、コミケに派遣する人員を捻出しないといけない。地味に面倒な作業だ。麗子はその様子を後ろから黙って見ている。
「よし、調整完了。麗子、偶然にも君を派遣するのが一番みたいだ。お願いできるかな」
「私には大ちゃんが私を派遣できるようにローテを調整していたように見えたけど」
麗子は腰に手を当てて顔を近づけてきた。怪訝そうな顔もこれまた可愛い。
「ギクッ…バレてた?」
「バレバレよ。言葉遣いもいつもと違ってたし」
「頼むよ麗子〜。この作戦は一度使ったら次は警戒されて使えなくなるから、失敗できないんだよ。麗子じゃないといけないんだ」
僕は麗子の手を両手で握って懇願する。
「それだったら、最初から言ってくれればいいでしょ。なんで回りくどいことするのよ」
「だって、さっきコスプレイヤーの過激な衣装の写真を見せてた時、一瞬眉毛が吊り上がったから…普通に頼んだら断られると思って…」
「よく見てたわね。確かに自分があの衣装を着て撮影されることを思うと、決して良い気分ではないわ。でも仕事だし、必要とされているのなら断らないわよ」
「本当に⁉︎良かった!それじゃあ、頼むよ!」
僕は心の中でガッツポーズをした。普通にお願いしても、麗子が引き受けてくれる可能性は高いだろう。しかし、今回の作戦は麗子が絶対に必要だ、確実に引き受けてくれるように細工をした。
(どうしても麗子が必要ということをアピールするために、まずはワザとらしい演技をして、あえて麗子に見抜いてもらう。そこから、真正面から麗子に熱意を伝えれば、麗子は絶対に引き受けてくれる。リーダーの言った通りだ)
さすが麗子と付き合いの長いリーダーだ。助言通りにやったら、見事に上手くいった。
「でも、逆に私でいいの?私のアダルト作品を見た人が気づくかもしれないわよ」
麗子の言う通り、彼女の知名度はAVの出演を機に男性を中心に上がりまくっている。コスプレしていても、コミケ参加者の中には気付く人もいるだろう。
「大丈夫。逆にバレるのも効果的だ。コミケ参加者に気付かれて噂が広まったら、スリのグループにも届くはずだ。そうすれば、少なくともコスプレ会場では窃盗は起きないだろう、と僕は考えている」
「なるほど、色々考えているのね」
麗子は感心してくれているようだ。
「当日は準備の為に会場内へ先行入場させてくれるから朝9時集合で」
レイヤー役が麗子に決まったところで打ち合わせを始める。
「分かったわ。車で行ってもいいかしら?」
「あ、言い忘れてた。参加者向けの駐車枠を一つ貰ったんだけど、所轄署の人送車が使うことになったんだ。だから悪いけど、麗子は電車を使って会場に来てくれ」
「ふーん、大ちゃんも電車?」
「うん、そうだよ」
「なら一緒に行きましょう」
麗子からのお誘いは嬉しいが、麗子が住んでいるのは港区麻布で、僕は亀有だ。会場までの経路で合流できる駅は無い。
「一緒にって言われても、方向が全然違うじゃないか」
「電車に乗るのは痴漢パトロールの時以来なのよ。乗る電車を間違えたらいけないから、迎えに来て欲しいの」
「うーん、でもなぁ。かなり遠回りになるし…」
「おねがーい、大ちゃん」
麗子は手を合わせて僕にお願いをする。顔は困り顔と笑顔の中間のような表情だ。
絶世の美女にこんなお願い方をされたら断ることなどできない。
「分かったよ。最寄駅で待ち合わせしよう。時間は後日連絡する」
「ありがとう❤️」
早朝に女の子の最寄り駅まで迎えに行くなんて、高校生以来だろうか。そう考えると少しだけドキドキしてきた。
「それじゃあ、土曜日はよろしくね」
「ええ、よろしく」
打ち合わせを終えて僕と麗子は通常勤務に戻る。
すぐに性処理を求めて市民男性が派出所を訪れてきて、麗子と共に奥の部屋へと消えていった。
(そういえば、麗子は何を僕に言いかけたのかな…)
麗子が戻って来たら聞こうと思っていたが、忘れてしまい結局この日は聞けなかった。
コミケ当日
朝早く起きた僕は一旦麗子の最寄り駅まで向かい、お迎えを頼んできた令嬢と合流する。
そこから地下鉄とりんかい線を乗り継いで会場へと向かった。
会場に近づくにつれて電車は満員になっていき、車内はすし詰め状態だ。僕は麗子が痴漢されないように体の正面を電車の壁際に押し付けて、背面を僕の身体でガードした。
(正当な理由で麗子に密着できてラッキー♪)
本当の目的は非常に邪なものだった。麗子の後ろ髪からはローズの良い匂いがする。よく手入れされたサラサラの髪だ。麗子と一緒ならば、苦痛なはずの満員電車も楽しくなる。
電車が会場の最寄り駅に到着すると、ホームに大勢の乗客が降り立つ。僕と麗子が降りた頃には自動改札機からホームまで長蛇の列ができていた。他に出口は無いのでノロノロと進んでいくしかない。
「やっと駅から出れた…噂には聞いていたけど凄い人ね」
「これでもマシになったんだよ。今でこそチケットの種類で入場時間を3つに区切っているけど、昔はいち早く会場に入る為に徹夜で並んだり、始発電車からダッシュで会場に向かう人が大勢いたんだ」
麗子が慣れない満員電車で疲れた様子だったので、駅舎からすぐに会場には向かわず、空いてるベンチを見つけた二人で座った。
「どうしてそこまでして早く入場したいの?」
「人気サークルの同人誌や会場限定グッズは早い段階で売り切れになるからだよ」
「たくさん在庫を用意すればいいのに」
「そうはいかないよ。ブースのスペースには限りがあるし、サークルの殆どは個人参加だから在庫を抱えるのも一苦労なんだ」
「そういうことね。在庫を抱える苦労は私もわかるわ」
超有名ブランド会社と同人誌サークルとでは在庫の規模は全く異なるだろうが、在庫を抱える苦労という点には共感してくれたようだ。
「それにしても、大ちゃんは詳しいわね。以前に来たことがあるの?」
「うん、あるよ。大学からの友達に美少女ゲームのオタクがいてね。そいつに付き合う形で何回か仕方なく来た」
「そうだったのね。私も交通課と派出所の同僚と一緒に‘コスパ’に行ったことあるわ」
「コスパ…?」
聞き馴染みのないイベントの名前に僕は?マークを頭に浮かべる。
「知らない?コスプレをして音楽が掛かっている会場に行くのよ」
「あ!コスチュームプレイダンスパーティーのことか!」
最近ではその名を聞く機会がめっきり減ってしまったが、かつてはコスプレイベントの代名詞であった‘コスパ’。まさか麗子が参加したことがあるとは驚きだ。
「そうそう、それよ。同僚が用意してくれた衣装で参加したの」
「へぇ、それは意外だな。何のキャラのコスプレをしたの?」
「キャラの名前は…覚えてないわ。知らないキャラだったから。でも、写真はあるわよ」
「見せて見せて!」
「ちょっと待ってね。会場で雑誌の取材を受けたから、その時の記事がフォルダにあるはずなのよ…」
麗子はスマホを取り出して、件の記事を探し始める。スマホの中には膨大な量のデータがあるらしく、画面を何度もスワイプして該当記事を見つけ出した。
「これよ」
僕は麗子からスマホを受け取り、画面に目を移す。アニメ雑誌の記事をPDF化したもので、コスプレイヤー達の写真が何枚も掲載されている。
その中から麗子が写っている写真を見つけて注視する。
(この写真か…え!激エロじゃん!!)
写真の中の麗子の姿を見て思わず驚愕する。麗子が着用しているコスプレ衣装はビキニアーマーを着た剣士(JC102巻参照)で、露出度がとんでもなく高い。ヘソは当然のように露出してるし、ビキニパンツがハイレグ過ぎて鼠蹊部のラインも丸見えだ。脚はレッグアーマーで太ももの中間部まで隠れており、お尻も腰に付けられた羽のような装飾7〜8本によって隠されている。
髪型は触角のように細くまとめた特殊なツインテールでとてもキュートだ。
(そんなことより、なんだこのおっぱいは!)
派手な色と柄のビキニは爆乳をしっかりと寄せて上げて、その美しさを強調している。また、カップの上辺が大きなギザギザとなっているせいで素肌の露出を増やしている点も非常に卑猥である。
「どう、皆んなクオリティ高いでしょ」
何も言葉を発さない僕に向かって麗子が問いかけてきた。
「う、うん。そうだね…このスターシップのキリカとか、サイバーファイターのコマンドー竜のコスプレはかなりの高クオリティだよ」
キリカのコスプレをしている華奢な女性はたしか白バイ機動隊の隊員だったはず。コマンドー竜の方は柔道部の主将だったな。
「そうでしょう!二人とも会場で大人気だったのよ」
麗子は誇らしげに当時を振り返る。
「麗子のコスプレも中々だよ。会場で話題にならなかったの?」
「私はそうでもなかったわ。この日は似たようなコスプレが多かったから、私は埋もれていたわ」
確かに記事の他の写真を見ると、際どい衣装のコスプレが散見される。中にはTバックのビキニパンツを履いてお尻が殆ど丸見えの娘もいる。
「他の子のコスプレもセクシーだけど、麗子のスタイルには皆んな敵わないと思うけどなぁ」
「ありがとう❤️」
「あれ?このカツラを被って和装のコスプレをしているのはリーダー?」
僕は写真の中の眉毛が繋がっている男性を指さして麗子に質問する。
「そうよ。格闘ゲームのキャラだったはずよ…えーと、何とか八みたいな感じの名前で…」
「三島平八かな」
「そんな名前だったと思うわ。色んなキャラを試しても全部ゴネるのよ。最終的に時間が無いからコレにしたの」
他のコスプレイヤーはそのキャラになりきっているが、リーダーの場合は只の和服を着たリーダーだ。
「やっぱりあの顔面だと、他のキャラに扮装なんてできないね」
「ふふふ、そうね!実はこの後、隣の会場で‘アダルトコスパ’が開催されていると聞いたら一目散に飛んで行ってね…」
麗子からリーダーの面白話を聞いて、話は大いに盛り上がった。ずっと話していたいが、これから本業のお仕事が控えている。気持ちを押し殺して話を切り上げ、麗子を連れて会場へと向かう。
会場の参加者用駐車場にて所轄署の担当刑事と合流した僕たちは開場前の会場に入れてもらった。
開場前の会場では数多の参加サークルが販売開始に向けて準備を進めている。
全員で屋上展示場のコスプレ撮影スペースに赴き、最終の打ち合わせを行う。
「秋本巡査はこの位置にいてください」
「わかりました」
「あと、ここに1人。その斜め後ろ5メートルにもう1人です」
麗子と始めとする警官の配置を細かく打ち合わせする。悪漢共による窃盗を見逃さないように全員が必死だ。
ちなみに僕もカメラ小僧に紛れて警戒にあたる。その為に私物の一眼レフを持ってきた。
「撮影は12時から始めます。それまでは各自、巡回にあたってください。以上、解散!」
前日に所轄署で預けておいたコスプレ用の衣装を受け取り、麗子を連れて更衣室があるホールへと向かう。
「あら、コスプレは登録が必要なの?」
その道中に掲示されていたコスプレ登録に関するポスターを見て麗子が質問してきた。
「うん、コスプレイヤーは登録料500円を払って登録しないとコスプレできないよ」
「じゃあ私も登録しないと」
「それは大丈夫。麗子のリストバンドは登録料込みだから」
「リストバンド?」
「え?…あー!忘れてた、ごめん」
僕は慌てて荷物の中から更衣室先行入場者用のリストバンドを取り出して麗子に渡す。
「会場内では腕にこれを付けておいて。これがチケット代わりだから」
「コスプレしている時も?」
麗子は左腕にリストバンドを付けながら質問する。
「うん。衣装に隠れても大丈夫だから付けておいて」
「分かったわ」
開場の時間が差し迫ってきた。僕と麗子は一旦物陰に隠れて、来場者達が入ってくるのを待つ。
開場したばかりにも拘らず会場内を僕達がウロついている所を一般参加者に紛れている窃盗グループに見られてしまうと怪しまれる可能性が高いからだ。僕と麗子だけでなく他の捜査員達も同じく隠れている。
♪〜〜
会場のスピーカーからチャイムが流れる。すると、開始を待ち侘びていたサークル参加者が一斉に万雷の拍手を送る。
アナウンスが何かを言っているが、割れんばかりの拍手に包まれた会場内ではよく聞こえない。
そして間も無くしてアーリー入場の一般参加者が会場内に傾れ込んできた。
「すごい熱気ね」
「全くだ。間違いなく気温が2〜3℃は上がったよ」
外の熱気ともに会場内へ入場してきた参加者達はお目当てのサークル・企業ブースへ目掛けて一直線に駆けていく。
「僕達も行こう」
「そうね」
既に会場は人で溢れかえっている。人混みに紛れて更衣室を目指す。
「ここね」
僕と麗子はコスプレイヤー用の更衣室の前に着いた。
「うん。衣装はこの中にあるから、メモ通りに着替えてね」
僕は衣装が入っているスーツケースを麗子に手渡す。更衣室には一緒に入れないので、着替えの手順を丁寧に記したメモも一緒に渡す。
「あと、麗子がコスプレするキャラクターの画像を集めたから、着替え終わったら目を通しておいて」
更にプリントされた資料でパンパンのバインダーを渡す。
「分かったわ。ポージングの参考になりそうね」
麗子にはまだ何のキャラのコスプレをしてもらうのかをまだ明かしていない。アニメを見ない麗子はそのキャラを知らないだろうし、先に伝えることで嫌がってドタキャンされるリスクもあるので、今日まで一切伝えたなかった。
麗子も僕の考えをを察してくれたのか、キャラや衣装については訊ねてこなかった。但し、髪型だけは事前に知りたいとのことだったので、衣装部分をトリミングして顔と髪型だけの画像を数日前に送っていた。
前もってセットの練習をするのかと訊ねたら、それだけではなく髪型によって使うシャンプーやトリートメントも変える必要があるらしい。本当に女性は大変だ。特に麗子の髪に対するこだわりは尋常ではない。
「ちなみに送った写真から画像検索とかした?」
「してないわ。でも、どうせエッチな格好なんでしょ」
「さすが麗子さん、分かってらっしゃる」
「もう…。じゃあ着替えてくるわ」
「OK。15分前になったら迎えに来るよ」
「大ちゃんはそれまでどうしてるの?」
「僕も他の捜査員と同じく会場内を巡回してくるよ」
「本当に仕事熱心ね。頑張って」
麗子は僕に手を振って更衣室の中に入っていった。
麗子は一般の女性コスプレイヤーと一緒の更衣室で着替えを始める。まずはスーツケースから衣装を取り出して並べてみる。
「……え。これだけ?他に無いの?」
麗子は衣装の数と面積の少なさに驚嘆する。スーツケースの中を何度も漁ってみたが、中には何も残っていなかった。
「…どうやって着るのかしら」
麗子は腹を括った。皆野が丁寧に着衣の手順を記したメモに目を通してみる。
「……下着はニップレスだけなのね。ショーツもこんな小さい……はぁ……あとは鎧と革のベルトを結んでいくと…」
麗子は時折ため息をつきながらメモを読み進めていく。肌の露出が多い衣装であることは覚悟していたが、皆野が用意した衣装の卑猥さは麗子の予想を大きく上回ってきた。
「こんな衣装、どこで調達してきたのかしら。もう後には引き下がれないわよね」
麗子は一人呟いて服を脱ぎ始めた。
約束の時間となり、僕は更衣室の前に戻ってきた。右手には巡回のついでに購入した戦利品が入った袋を握っている。
「麗子、ちゃんと着替えれたかな」
まだ更衣室から出てこない麗子を心配していると、ちょうど背の高い金髪女性が出てきた。夏場にもかかわらず薄手の全身コートを羽織っている。
「お待たせ。ちょっと遅れちゃったわね」
「許容範囲だよ。それより、上手く着れた?」
「多分ね…。更衣室で他の人にも見てもらったから大丈夫だと思うけど」
麗子は不安そうな面持ちで答える。
「今ここで見てあげようか?」
コートの胸元に手をかけて少しだけはだけさせようとしたが、麗子にパシッと手を叩かれてしまった。
「結構よ!こんな大勢の前で恥ずかしいわ!」
会場には既に万を超える人数の来場者が縦横無尽に歩き回っている。
「どうせ、この後すぐ脱ぐのに」
「然るべき場所ならいいのよ!」
「でも、会場内にもコスプレしている人は沢山いるよ」
そう言われて麗子は会場を見渡す。確かに会場内の至る所にコスプレをしている人達がいる。セクシーなキャラに扮して接客をしている売り子や面白い被り物を着て反応を楽しむ参加者が目に映る。
「本当ね。色んなコスプレがあるのね」
「だから麗子も気楽に行こうよ」
「そうね。でも、脱ぐのはやっぱり後にさせて」
「分かったよ。さあ、スーツケースをクロークに預けてコスプレエリアに向かおう」
僕とコートを着た麗子は更衣室前から移動を始めた。
屋上展示場に着いた僕と麗子は先ほど打ち合わせをした場所に向かう。一般のコスプレイヤーに場所を取られないように一人の刑事がその場所を陣取ってくれている。
僕は刑事相手に目配せをして、その場所から退いてもらう。いよいよ撮影会の開始だ。
麗子は一度息を深く吸って、コートのボタンを外す。そして覚悟が鈍らないうちに一気に脱ぎ捨てた。
「「おおおおおおーーー」」
麗子のコスプレ姿に周囲から感嘆の声が上がる。
(恥ずかしい…)
麗子が扮しているのは“クイーンズブレイド”の“流浪の戦士レイナ”だ。
裸の上に直接鎧を着ている格好で有名なキャラだ。本家のキャラは鎧で覆いきれない爆乳がとても魅力的なのだが、麗子の爆乳は見事にその様子を再現しており今にも溢れ出てしまいそうだ。
事前に知らせておいた髪型も完璧で、もみあげだけ三つ編みに結って先端にリングを付けている。原作ではショートヘアの金髪だったが、ロングヘアの麗子にそこまでの負担を強いる訳にはいかないので、今回はリブート版であるアンリミテッドのレイナ(こちらはロングヘア)をお手本にしている。
その為、体の正面に装着している鎧のプレートは旧作よりも細くなっており、脇腹が正面からでも丸見えだ。
正面の鎧の他には両足に鋼鉄風のレッグカバー、左腕に同じく鋼鉄風のアームカバー、背中には逆三角形の鎧を装着している。
また、右腕や首、胴体には革のベルトをぐるぐると巻いている。巻きが多くても少なくても違和感を生んでしまうので、この辺りはメモで細かく指示していたが、麗子は完璧に装着してくれている。
「すごい。本物そっくりだ」
「胸ヤバいぞ、少しでも動いたらこぼれそう」
「鎧の完成度も高いな」
「髪の毛がとても綺麗ね。地毛かしら」
「ボディーラインがモデル並みだわ」
周囲から参加者の声が聞こえてくる。面白いのは男性だけでなく、女性のコスプレイヤーからも感心されている点だ。それほど麗子の身体は完成度が高いのだろう。
「大ちゃん、早く撮影を始めましょう」
麗子が頬を赤らめながら小声で催促をしてきた。撮影をされていればまだ気が紛れると考えたのだろう。
「分かった。始めよう」
僕と麗子は知り合いのカメラマンとレイヤーという設定だ。麗子を所定の位置に立たせて、最後にレイナの武器であるロングソードとスクリュー状の盾を渡してコスプレを完成させる。
カシャカシャカシャ
「剣を振り上げて、もっと高く!そうそう!」
僕は麗子に次々と指示を出してカメラに官能的な肢体を収めていく。
コスプレ衣装を準備するためにリーダーからある程度の予算を貰っていたが、完璧なコスプレを目指すためにいくらか自腹を切った。
その甲斐もあって、麗子は完璧にレイナへと扮してくれた。カメラを趣味とする人間としてこれほどまでに完璧で美しい被写体を撮影できる喜びは他に代えがたい。
「次は後ろを向いて、空を見上げて」
「え、それはちょっと…」
麗子は後ろに振り向くことを躊躇してしまう。正面は鎧や腰から褌のように垂れ下がっている腰布で素肌が隠れている部分は比較的多い。
一方、背中は先述の鎧プレートと革ベルトしか覆われていなく、臀部に至っては黒のビキニパンツでしか覆われていなく殆ど丸出しだ。
既に周りの参加者から見られまくっているが、撮影されるのはまた別の抵抗があるのだろう。
「恥ずかしいの?」
「えーと、少しね」
「少しなら、我慢してみよう。すぐに撮り終わるから」
「…はい」
カメラを持つと押しが強くなる皆野に対して、麗子は素直に従ってしまう。
麗子は言われた通りに後ろに振り向いて空を見上げる。
「いいよ!とても勇ましいよ!」
僕は麗子を褒め称えながらシャッターを切る。
すっかりスリをおびき寄せる為の撮影会であることを忘れて、目の前の麗子を美しく撮ることに必死になる。
「ふぅ〜、一旦こんなものかな」
僕は額の汗を拭って笑顔を浮かべる。久しぶりに思い切り麗子を撮影できて満足だ。
「あの…もしよろしければ、僕も撮影してもいいですか?」
後ろから僕と麗子に対してカメラを持った男性が声をかけてきた。キャップを被っており、中肉中背の特徴の無い男だ。
かつてはコミケのコスプレ撮影といえばレイヤーをカメラマン達が囲んで撮影する囲み撮りが一般的だが、今では禁止されて一対一で順番に撮影していく順撮りが一般的なルールとなっている。
また当然のことながら、撮影には必ずレイヤーの許諾が必要である。レイヤーの中には知り合いのカメラマンにしか撮影を許さない人もいる。
自分が撮りたいと思った被写体でも、必ず撮れるとは限らないのだ。
しかし、今回の撮影会はスリをおびき寄せる陽動作戦の一つ。参加者から注目を浴びて人々を引きつけるのは得策だ。
「ええ、いいですよ。でも写真はSNSやネットにはアップしないでくださいね」
麗子は事前に決めた取り決め通りに許諾を出す。
「ありがとうございます!では早速…」
彼が持っているカメラのレンズはキャノンの中望遠レンズを使っており、カメラオタクとしては中々の上級者であることが窺える。
こうして始まった麗子の撮影会にカメラ小僧達が一斉に並び始めた。一人当たり写真を10〜20枚ほど撮影して、時間にすると大体3〜5分で撤収する。僕が仕切らなくてもマナーの良い人達ばかりで助かる。
「お、おおっ!アイツの言ってた通りだ!本当にレイナのコスプレがいる!」
「超ナイスバディ!ス、スマホでも撮っていいのかな」
噂を聞きつけたのか、屋上展示場に入ってきた二人のオタクが声を上げる。一人は背が低く、もう一人はお腹がポッコリ出ている。
撮影会開始から30分が過ぎて、麗子の周りにはギャラリーが増えてきた。僕も本来の役目を思い出して、怪しい動きをする人がいないか注意を払う。
(スリが狙うには丁度いい人集りになってきたぞ)
麗子の集客能力からしたら当たり前の結果なのだが、面白いようにコミケ参加者がホイホイと集まってくる。カメラの画角の外ギリギリから熱い視線を送る者や人集りの外から遠目で凝視する者まで様々だ。
更に麗子を撮影したいと願うカメラ小僧達の列は減るどころか、時間経過と共に伸びていく一方だ。
(キリが無いな。麗子の体力を考えるとこの辺で一旦列切りをするか)
僕は最後尾の男性に声を掛けに行く。
「すいません、あなたで一旦休憩に入りますので、後ろを向いておいて貰ってよろしいですか?」
「はい、わかりました」
男性は快く応じて一人だけ列とは反対の方向を向く。こうすることで新しく列に並ぶことを禁止することができる。
(誰が考えたか知らないけど、よくできたルールだな)
ふと麗子の方へ目をやると、地面に右手と右脚を付けて、身体を横倒しにした“やられポーズ”をしている。
アンリミテッド版のレイナは最初から実力者の設定なのだが、カメラ小僧達の中では旧作初期での弱いイメージが強いのか、やられポーズを要求してくる人が多い印象だ。
一応地面にはブルーシートを敷いているが、炎天下で熱くなった地面に手をつくのは大変だろう。しかし麗子は嫌な顔ひとつせずに真面目に取り組んでいる。
(偉いなぁ。これが終わったら何か奢ってあげないと)
僕が奢れる物で大金持ちの麗子が喜んでくれるかは分からないが、彼女を労う気持ちだけはしっかり届けたい。
撮影会開始から1時間以上が経った。後ろを向いてくれていたカメラ小僧に順番が回ってきた。
ギャラリーはカメラ小僧の真後ろまで回り込んで麗子のセクシーな肢体を目に焼き付けている。
僕や他の警官はギャラリーの人集りの外から麗子を見るフリをして、ギャラリーの中にスリが紛れていないか目を凝らす。
するとギャラリーの外側に怪しい動きをする人物を見つけた。
視線が麗子からチラチラと斜め下に動いている。
その視線を追うと、前方にいる男性が肩にかけている手提げバッグを見ていることが分かる。
(前にいる人は…さっき太っている友達と一緒に麗子を見に来た人か)
30分以上前に来てからずっと麗子を熱心に見ていたようだ。背の低さが災いしており、背伸びをして必死に人混みの隙間から麗子の姿を捉えようとしている。
そのせいで荷物に対する意識がおざなりになっている。後方から男の手がバッグのジッパーを開けて、その中へと伸ばしていく。
(盗るぞ…あと少しで盗るぞ…)
まるで万引きGメンになったような気分だ。
僕はスリに気づかれないように近くにいる私服警官に向かって目配せをする。
その人も怪しい男には気づいているようで、骨伝導のインカムを使って他の警官に男性の怪しい動きを伝える。
男の手がバッグの中に入り、中から長方形の箱を取り出す。遠目からなので断定は出来ないが、大きさからしてフィギュアの箱に見える。おそらくコミケ限定販売のレアなやつ。
「ホシが箱を懐もしくはリュックにしまったら現行犯逮捕する。各員、ホシの逃げ道を塞いでくれ」
インカムを通じて指示が出された。
麗子も耳の裏にインカムを付けているので、この通信は伝わっているが、男に異変を感じさせない為に撮影会を続行する。
楽しいコスプレ会場の中で数名の警察官にのみ緊張感が走る。
男の手が箱を掴んだままバッグから完全に離れた。あとは男が箱をしまえば逮捕だ…
「お、おい!お前何やってるんだ!」
隣にいた太っている友達が窃盗に気づいて声を上げる。ギャラリーが一斉に振り向き、男の犯行を目撃する。
「ヤバっ!」
男もといスリは急いで踵を返してこの場から逃げようとする。
「逃げるな!」
少しタイミングが早まったが、警官達はスリを捕まえる為に一斉に駆け寄る。
「えっ!なんだよ!」
「おい!こっちに投げろ!」
スリは遠目で麗子の撮影会を見ていたギャラリーの1人から呼びかけられると、その人に向かって箱を投げた。
不意をつかれた警官は手を伸ばすが、全く届かない。そのまま箱はスリの仲間の手に渡り、仲間は会場の中へ駆けていく。
「待て!」
捜査三係の捜査員達はスリの仲間を追って次々と会場内へ入っていく。
「皆野さん!コイツを頼みます」
「はい!」
スリの実行犯の身柄を僕に任せてコスプレ会場にいた所轄署の警官は全員会場内へ消えていった。
コスプレ会場は騒然としている。
「皆さん、落ち着いてください!たった今この会場で窃盗が起こりました。警察が来るまでこの場で待機してください」
僕も警官だが、一般人は制服を見た方が安心する。だから敢えてこの言い方をした。
「撮影はもう終わりでいいかしら?」
「は、はい。何だか大変なことになりましたね」
「そうね…お互い気をつけましょう」
麗子は最後に撮影していたカメラ小僧に注意喚起をして、皆野の元に駆け寄る。
「どう?捕まりそう?」
「分からない。犯人はだいぶリードしていたから、既に見失っているかも」
「その人からは連絡を取れないの?」
麗子はスリの実行犯を指差す。
「コイツはバイトみたいだ。連絡は一方通行でしか取れない」
「そう…」
「おい、何でこんな犯罪に手を貸したんだよ」
「…だってよ。最初は見張りだけでいいって言われてたのに、今日来てみたらお前がやれって言われて…。それに名前も住所もバレてるから怖くて…そんなの断れねえじゃん…」
闇バイトの典型的な手口だ。こんなにも情報が溢れている社会でまだ引っかかる奴がいるとは。
僕と麗子は呆れた気持ちで実行犯を見つめる。
「はぁ…」
すぐ近くから大きなため息が聞こえてきた。スりに遭った背の低いオタクが膝から崩れ落ちている。
「あの、大丈夫ですか?」
麗子はオタクの前で屈み、心配そうに顔を覗き込む。もちろんエロいコスプレ姿のままだ。
「へ……うお!……えと…だ、大丈夫です。…あの僕、小堀といいます」
突然目の前に自分が熱心に見つめていたレイヤーが現れてしどろもどろになってしまう。その結果、訳の分からないタイミングで自己紹介をしてしまった。
「小堀さんね。無理しないでください」
至近距離に美しい顔と劣情的な谷間が迫ってきて小堀の視線が上下に忙しなく動いている。
(スリに遭ったショックで気が動転しているのね。かわいそうに…)
その焦点が定まらない様子としどろもどろな言動を麗子はスリに遭って気が動転しているからと頭の中で理由づけた。
実際はエロコスプレの麗子が話しかけてきたことの方が動転の主な要因なのだが、麗子は自分の格好がいかに刺激的なのか忘れている。
「あなたは小堀さんのお友達?」
麗子はずっと隣にいた太っている体形のオタクに話しかける。
「は、は、はい。原山と申します」
「盗まれた箱は貴重な物なの?」
「はい。と、とても貴重です。えと…この会場でしか手に入らないので、開場してすぐに売り切れになりました」
スリが盗んでいったのはコミケの企業ブースにて限定30体のみ販売されたフィギュアだった。小堀は始発ダッシュとアーリー入場で先頭グループとして会場に入場すると、真っ先にお目当ての企業ブースへ向かい念願の限定フィギュアをゲットできたのだ。市場価値は10万円は下らないと言われている。
「他のグッズは諦めて、あのフィギュアに一点集中していましたので、あのー…それを盗まれたのは小堀にとって大変なショックなようでして…」
「そうなの…」
原山は今の小堀の心境を説明してくれた。
「小堀、そんなに落ち込むなよ。何人もスリを追いかけて行ったんだから、すぐに捕まるって」
「そうよ。きっと無事に戻ってくるわよ」
2人で落ち込む小堀を元気づけていると、麗子のインカムに通信が入ってきた。
[こちら、屋上班。ホシを南3ホール付近にて見失いました]
絶望的な内容の報告に麗子の顔が曇る。
犯人はエントランスホールに向かわず、展示棟の中に逃げ込んだようだ。
[こちら本部。南ホール2階には出口がある。担当は警戒しろ]
[こちら南ホール警備班。ホシの特徴を教えてください]
[こちら屋上班。痩せ型の男で、身長は170cmほど。紺色の無地の半袖シャツに黒色の半ズボン…]
インカムから犯人の特徴が伝わってくる。しかしこれといった特徴が無く、同じような格好をした人ならこの場にも何人もいる。
せめて顔の特徴を共有できればいいのだが、犯人はフィギュアを受け取ってすぐに背を向けてダッシュしてしまったので、しっかりと視認できた者はいなかった。
(どうにかならないかしら)
せめて誰かが写真でも撮ってくれていれば、状況は大きく好転する。
麗子が悩んでいると、所轄署から応援の警察官たちが屋上展示場に到着して、現場に居合わせた一般参加者から当時の状況と目撃情報を聴取し始めた。
小堀の元にも警官が現れて事情聴取を始めた。
時間は無常にも過ぎていく。
犯人は今も移動を続けている。見失ってから時間が経てば経つほど再発見は難しくなる。
しかし事態を好転させられるような妙案はまだ思いつかない。
「あの、レ、レイナさん」
「……え、私?何かしら?」
原山からコスプレしているキャラの名前で呼ばれて、麗子は一拍遅れて返事をする。
「す、すいません。お名前を知らないもので…」
「あぁ、そうだったわね。私の名前は秋……麗子よ」
うっかりフルネームを答えてしまいそうになった所を、咄嗟に下の名前だけにとどめた。“麗子”なら実際にいてもおかしくないコスプレネームだろうという考えだ。
「麗子さんですね。………」
名前を聞いた原山は麗子の顔をじっと覗き込んだ。
「どうかしたの?」
「すいません!えっと…もしかして何ですけど、スリが逃げたのって僕のせいじゃないかなって思って…」
「どうして、そう思うの?」
「あそこにいる実行犯が小堀のバッグからフィギュアを取り出したのに気付いて、勢いで大声をあげたんですけど…、それが原因で犯人に逃げられたんじゃないかなと思ったんです」
麗子は撮影会の最中だったので、犯行シーンを実際に見た訳ではない。しかし、聞こえてきた原山の声量と皆野からの状況説明を聞く限り、原山の推察は概ね真実に近いと判断できる。
「本当にそうだとしたら、アイツに申し訳なくって…」
「あなたが申し訳なく思うことは無いわよ」
「でも…」
「スリの現場を見つけて、声を上げるなんて凄く立派よ。大抵の人は怖くなって見て見ぬフリをする所を、あなたは友達想いだから勇気を出して声をあげたんでしょ?それを間違っているなんて誰も思わないわよ。小堀さんもきっとね」
「麗子さん…ありがとうございます」
「どういたしまして❤️今回見せてくれたあなたの勇気や思いやりはいつかあなたに幸運を呼んでくれるわ」
「そういうものですか」
「そういうものよ❤️」
麗子が原山を元気付けていると、そこに1人の男性が近づいてきた。
「原山君…っわ、先ほどはどうも」
キャップをかぶっているその男性は麗子に気づくと赤面して頭を下げた。
「あら、あなたはさっき撮影してくれた…」
「あ、赤城と言います」
「赤城さんね。私は麗子と言います」
「麗子…」
名前を聞いた途端、赤城も麗子の顔を覗き込む。
「赤城、何か用があったんじゃないのかよ」
「へ?…あぁ、そうだった。この騒ぎってもしかして小堀君のフィギュアが盗まれたのか?」
「その通りだよ。麗子さんの撮影会を見ているら最中にやられた」
「うわー、マジか…僕が2人に教えたばっかりに…」
小堀と原山に麗子の撮影会の存在を教えたのは赤城のようだ。
「いや、それは全く負い目に感じないでいい。本当に良いものを見れた。心から感謝している」
原山は本心をありのまま伝える。
「ねえ、赤城さんはどうして小堀さんのフィギュアが盗まれたと思ったの?」
まあまあな騒ぎにになっいてるとはいえ、スリがあったことは会場内であってもまだ公表されていない。それなのに赤城はピンポイントで小堀のフィギュアが盗まれたのではないかと訊ねてきた。
百歩譲ってスリが起こったことは噂で知れたとしても、フィギュアまで分かるものだろうか。
「へ!そ、それは…」
麗子に声をかけられてまたしても赤面して声が震える。
「見た…というか撮ったんです」
「何を?」
「例のフィギュアを持って走っていく男を」
「本当⁉︎ちょっと見せて!」
麗子は赤城にグッと近づく。赤城の顔はますます紅潮していく。
「こ、これです」
赤城はカメラのディスプレイに写真を表示させて麗子に見せる。
写真はフィギュアを持って走る男を正面から捉えていた。これが犯人であれば、捜査は大きく進展する。
「これが犯人…なのかしら?」
麗子の言葉に原山と赤城はズッコケそうになる。
先述の通り、麗子は犯行現場を実際には見ていない。フィギュアを持って逃げた犯人に至っては後ろ姿すら見ていない。
「間違いない。ホシだ」
後ろから聞き馴染みのある声が聞こえてきた。
麗子が振り返ると、実行犯を所轄の警官に預けて自由になった皆野が麗子の後ろから写真を覗き込んでいた。
「突然、申し訳ない。警視庁の皆野と申します。この写真のデータを提供してもらえないでしょうか?」
「え…いいですけど。でもあなたは…あれ?」
赤城にとって皆野は麗子の知り合いのカメラマンという認識だった。それが急に警察官を名乗ってきたので、赤城は混乱してしまう。
「本当は私たち警察官なの」
混乱している様子を見て居たたまれない気持ちになった麗子は本当の身分を明かした。
「え!本当なんですか?」
原山が皆野にも聞いてきた。
「本当です。コスプレイヤーとカメラマンに扮装して、会場内の警備にあたっていました」
「ということは…」
「やっぱり…」
原山と赤城は一旦目を合わせると、揃って麗子の方を向く。
「「sexy policeの秋本麗子さんですよね?!」」
2人は目を輝かせて麗子に訊ねる。
「え、ええ、そうよ」
その迫力に麗子は気圧される。
「スゲェ!生で会えるなんて感激だ!」
「作品、買わさせていただきました!」
2人とも麗子のAVを購入して、麗子の美貌の虜になった大ファンらしい。
「あ、ありがとうね。でも今は目の前の事件に集中させて」
「そうそう、早く写真のデータを移させてください」
「はい、どうぞ!」
赤城はカメラを勢いよく差し出した。
提供してもらった写真のデータはすぐさま会場にいる警官達に共有された。
陽動作戦として実行したコスプレ撮影会でスリを犯した窃盗犯を逃してしまっては警察の大きな名折れになってしまう。警官達は写真の男を会場内にいる大勢の中から捜しだそうと血眼になっている。
「私達も捜しに行きましょう」
「そうだな。その前に麗子は着替えてきて」
「え…そ、そうね。分かったわ」
自分がエッチな格好をしていることを思い出した麗子は頬をピンク色に染める。
「ホシは南ホールで見失ったから、僕たちは西ホールに行こう。会場から出るためには絶対にそこを通るはずだ」
「了解。すぐに向かうわ」
僕はまだ犯人が会場内にいることを願って屋上展示場を後にした。
「大事なフィギュアは必ず取り戻すから、安心して待っててね」
「は、はい…」
麗子は事情聴取を終えて戻ってきた小堀に声をかけてから建屋の中に入っていった。
小堀はまだ気落ちしているが、2人の会話を聞き逃していなかった。
「まだ会場にいるのか…」
速攻で着替えてきた麗子と落ち合った僕は西ホール近辺を歩き回り、写真と記憶を頼りにホシを捜し始めた。
「こうして見ると、似ている格好をしている人が多いわね」
「うん、向こうもそれを狙ってああいう格好をしているんだろうね。人混みの中に溶け込めるように」
「うーん…まるで砂場から砂金を見つけるようなものね」
僕と麗子は焦りを隠せない。こうしている間にも窃盗犯は他の協力者にフィギュアを託して、会場外に持ち出しているかもしれない。
そうなったらもうお手上げだ。
「ねえ、大ちゃん。逮捕した闇バイトの子は利用できないかしら。例えばあの子が隙をついたフリをして、嘘の捜査員の配置を大元に流してもらうとか」
「うーん、どうだろう…バイトが捕まったのは向こうも知っているから、嘘の情報を信じてもらえる保証が無い。逆にこっちが手玉に取られる可能性がある」
「そうね…やっぱり地道に捜すしかないわね」
僕も麗子も被害者の沈み切った表情を見てしまったから、必ずスリを逮捕したいと躍起になっている。
「情報を流す…そうだ!」
僕はスマホを取り出して、写真を提供してくれた赤城に電話をする。先ほど捜査協力者として連絡先を控えておいた。
「どうしたの?大ちゃん」
「敵じゃなくて味方に情報を流すんだよ」
「味方ならさっき警察官全員と写真を共有したじゃない」
「警察官じゃなくて一般の参加者に共有するんだよ。この会場においては警察官よりもオタクのネットワークの方が圧倒的に強い」
「なるほど!でも、犯人とは言え顔写真を勝手に広めちゃっていいのかしら」
「そこは取り違えで持っていかれたことにしてもらうよ」
麗子に説明していると、赤城が電話に出た。
「もしもし」
「もしもし、皆野です。申し訳ないけど、もう一つ協力して欲しいことがありまして…」
僕は思いついた作戦を丸々赤城に伝えた。
「分かりました。勿論協力します」
「ありがとうございます」
「あと、原山君にも手伝ってもらってもいいですか?彼、何かと顔が広いので」
「是非頼みます。文章のフォーマットはすぐに送ります」
「お願いします」
「それでは、一旦失礼します」
電話を切って、すぐにショートメッセージのアプリを開き、文章作りに取りかかろうとする。
すると、麗子がスマホの画面を見せてきた。
「文章はこんな感じでいいかしら?」
画面には既に麗子が作成した情報提供を募る文章が表示されている。
「さすが麗子!有能すぎる!早速赤城さんに送ってくれ」
僕は赤城の連絡先を麗子に教えて、麗子はすぐに文章をショートメッセージで送った。
捜査に協力してくれた赤城は成り行き上とはいえ、幸運にも大ファンである麗子の連絡先をゲットできた。同じ署員でも知らない男性は多いのに。
新しい作戦の効果はすぐに出てきた。原山は一般参加者にも、サークル参加者にも多くの知り合いがいるようで、あらゆるエリアから目撃の有無が報告されてきた。
レアなフィギュアを手に持っていたことも功を奏して、情報の信用度も高い。
目撃情報を時系列順に並べてみると、犯人はやはり西地区に移動していると推測できる。細かくいえば下の階にある西1地区だ。
僕と麗子はすぐに向かって捜索にあたる。
「見当たらないわね」
「もう結構時間が経ったから服はどこかで着替えている可能性がある。なるべく顔と体型で捜そう」
往来する参加者達を注意深く観察する。犯人がこのエリアにいるという自信が持てたことで、集中力が増したような気がする。
「あら?」
「どうした?麗子」
「今、小堀さんがいたような…」
麗子が視線の先を指差す。
「本当か?」
「すぐに人混みの中に隠れたから確信は持てないけど、小堀さんが向こうの方に走っていったわ」
スリの被害者である小堀がどうしてここにいるのか。事情聴取は終わったから移動しても問題はないのだが、傷心状態の行動としては疑念を感じ得ない。
「もしかして小堀さんは自分で犯人を捕まえようとしているのかしら」
「え…もし本当にそうなら危険だ。念の為に僕たちも向かってみよう」
僕と麗子は小堀が向かったと思われる方向へ歩き出した。
コミケには商品や資材の搬入・搬出に宅配便を使える。東地区・西地区には大手配送業者の受付と集積所が設置されている。
「お疲れ様です」
半袖半ズボンの制服を着たセールスドライバーが同僚に挨拶をする。
「お疲れさん…ちょっと君、社員証はどうしたの!」
「トラックに忘れちゃいました」
「早く取りに行ってきなさい。最近はセキュリティが厳しいんだから」
「すいません、すぐに取りに行きます。あ、ついでに荷物を持っていきますね」
セールスドライバーはダンボールが積まれたカゴ台車を引いて、集積所の出口に向かっていく。カゴ台車には綺麗にダンボールが積まれているが、一番上には縦長の箱が不自然に置かれている。
「失礼します。カゴ台車、通ります。」
カゴ台車は集積所のシャッターをくぐり抜けて会場から出ていこうとする。外の世界はすぐそこだ。
「そこの台車!ちょっと待って!」
背後から大声で呼び止められて、セールスドライバーは一旦停止して振り返る。
「何ですか?」
「一番上にある箱を見せてもらってもいいですか?」
「お客様からお預かりした荷物を勝手に見せる訳にはいきません」
「そこをなんとか」
「ダメです。大体どうしてこの箱が気になるんですか?」
「不自然だからです。他の箱は綺麗に積み付けられているのに、その箱だけは雑に置かれています」
「小さいから他の箱に押し潰されないように上に置いただけです!」
セールスドライバーは少しずつ感情的になる。
「いいから見せてください。問題なければすぐに返します」
小堀は手を伸ばしてカゴ台車の上に置かれた箱を取ろうとするが、平均より10cmほど低い身長が災いして中々手が届かない。
「くそっ、くそっ!」
「やめろ!」
セールスドライバーは小堀を押し退けようとするが、小堀は小さい体で必死に踏ん張る。
「えい!」
目一杯ジャンプしてついに箱を掴んだ。
箱には人気ゲームのタイトルと可愛いキャラクターが描かれている。タイトルの上には“限定版”の文字と3桁のシリアルナンバーが金色で印刷されている。
「やっぱり、僕のだ!!良かったぁ…」
箱は小堀が盗まれた限定盤のフィギュアで間違いない。シリアルナンバーも小堀が購入したものと一致している。
「返せ!」
セールスドライバーは小堀からフィギュアをひったくる。
「あっ!待て!」
セールスドライバーはカゴ台車をその場で置き去りにして、会場の外へ逃げ出した。
「はい、そこまでー。おらっ!」
逃げる男の横から別の男がタックルしてきた。そのまま2人は地面に倒れこむ。
「なんだよ!テメェ!どけよ!」
「痛っ!テメェこそ、警察に向かって手を出してんじゃねえぞ!」
箱で殴られた男性は荒い口調で怒鳴る。
「はあ!警察だと!」
「お前、さっき屋上展示場から逃げたスリだろ!」
「知らねーよ!いいから、離せ!」
揉める2人に女性が近づいてきた。
「大ちゃん、大丈夫⁉︎」
「麗子!早くフィギュアを取り上げてくれ!」
「わかったわ!」
麗子はスリからフィギュアの箱を取り上げようとするが、スリは右手に力を込めて離そうとしない。
「あまり手荒なことはしないでください!」
大切なフィギュアが壊されないか小堀はハラハラしており、つい本心が口に出てしまった。
「わかってるわ、安心して!」
麗子は右手でスリの右手首を掴むと、瞬間的な動きで腕ごと逆方向に捻り、左手で手の甲に打撃を加える。するとスリの右手は僅かに開き、麗子はその隙を逃さずフィギュアを取り返すことに成功した。
「ふふん♪成功❤️」
「ちくしょう…」
「「すげぇ」」
僕と小堀は口を揃えて感嘆の声を出す。
麗子が行ったのは“ディスアーム”と呼ばれる武装解除の一種だ。ドラマや映画ではよく見るが、実戦で完璧に使えるのは警官の中でも中々いない。
「こちら屋上班秋本、ホシを西地区、〇〇急便の集積所で確保しました。至急応援願います」
[了解、すぐに人を回す]
麗子が無線で犯人の確保を伝える。
その間に僕は手錠で犯人を拘束する。ようやく犯人の逮捕に漕ぎつけた僕と麗子は安堵のため息をついた、。
応援はすぐに現場へ駆けつけてくれた。
犯人を捜査三係の刑事に引き渡すと、僕と麗子は多大なる感謝の言葉を貰った。
本部からも責任者が駆けつけて、同じくお礼の言葉を連発する。
僕が犯人を捕らえた時と同じ頃に、犯人が元々着ていた紺色のシャツが会場の隅っこで発見されていた。
おそらく犯人は隠れて会場を出る場合に備えて、セールスドライバーの制服シャツをあらかじめその場所に隠していたと推察される。
トイレや更衣室は警察が警戒しているため、迂闊に着替えには使えない。しかし、人が多い会場内でズボンを着替えると目立ってしまう。
そこで犯人はシャツだけを会場内の物陰で着替えることを選んだ。〇〇急便の制服にしたのは半ズボンの制服が認められている唯一の配送業者だからだろう。
「危なかったわね。あと少しで外に逃げられるところだったわ」
「本当だね。小堀さんのおかげです。ありがとうございました」
僕と麗子はいち早く犯人の居場所を突き止めて勇敢にも立ち向かってれた小堀に頭を下げた。
「いえ、僕は…ただ自分のものを取り返したかっただけなので…」
小堀は照れ臭そうに返答する。
「しかし、どうして犯人に集積所にいると分かったんですか?」
「原山からスリが西地区のこの辺にいる可能性があると聞いて疑問に思ったんです。どうしてまだこんなところにいるのかなと」
「たしかに逃げ始めてから結構時間が経っていたのに、全然移動していなかったわね」
「犯人は一般用の出口を使わずに、スタッフ用の出口を使うかもと思ったんです。運営スタッフは警察と繋がっていると犯人も考えるだろうから、真っ先に配送業者の集積所が思いついたんです。そこからは居ても立っても居られなくなって、身体が自然と動いていました」
「なるほど、すぐにそこまでの結論を出せるのは会場に詳しい参加者ならではですね」
「でも、次からはすぐに向かったらダメよ。必ず警察に教えてね」
麗子が人差し指を立てながら注意する。
「は、はい。わかりました」
「おーい、小堀〜」
我々の元に原山と赤城が息を切らせながら走って来た。
「はあはあ、大丈夫だったか?」
「ああ、フィギュアはバッチリ無傷だったよ。しばらくは証拠品として警察が預かるけどね」
「いや違くて、お前自身が大丈夫なのか聞いてるんだよ」
「小堀君、急にいなくなったから心配したんだよ」
「原山…赤城…心配かけてごめん」
「何ともなさそうだな」
「良かったぁ」
三人の微笑ましい友情劇を麗子は傍で見守る。
「素晴らしい友情だね」
僕は麗子に話しかける。
「ええ、本当に」
「彼らには後日警察署から感謝状が送られるだろうけど、うちの部署からも何かお礼をしようと思っているんだ」
「いいわね。何をするの?」
「感謝状だと味気ないから、素敵な思い出をプレゼントをしようかなと思ってるんだ」
「素敵な…?」
「それには麗子の協力が必要なんだけどぉ」
ここまで聞いて麗子は僕が何をお願いしようとしているのか分かったようだ。
「大ちゃん…まさかとは思うけど、それは私がプレゼント的なヤツ?」
「おおっ!さすが麗子、有能だね!」
麗子は右手をおでこに添えて頭を抱える。
「ダメ?」
「ダメというか…良くない思うわ、そういうの。犯人逮捕に協力してくれた見返りに…その、エッチなことをしてあげるなんて」
「麗子の言うことはごもっとも。倫理的に僕が間違っているのはわかる」
「じゃあ、どうして…」
「彼らは本来、今日という1日はこのコミケで思い出を作れる日になるはずだった。それが犯罪に巻き込まれてしまったばかりに、予定が大幅に狂ってしまった」
「でも、コミケは明日もあるでしょう?」
「あるけど、参加するサークルは殆ど入れ替わるから、今日のやり直しはできない」
「……」
麗子は押し黙って考える。もうひと押しでいけそうだ。
「正義のため、友達のために捜査へ協力してくれた彼らに最高の思い出をプレゼントしたいんだ。勇気や思いやりは幸運を呼びこむものだろう?」
「!…聞いてたのね…」
屋上展示場で麗子が原山に言った言葉だ。麗子の性格からして、自分が言ったことは絶対に引っ込めない。
「…わかったわ。協力する」
「ありがとう!やっぱり麗子は懐が深いね!」
「もう…」
麗子は僕の肩を軽く小突いた。
「それじゃあ、早速伝えに行こう!」
「え!そんな、まだ心の準備が…。それに、どこで行為をするつもりなのよ」
「近くに開設予定のsexy policeの派出所があるから、そこに行こう」
「そういえば、あったわね。大ちゃんが内装の手配をしたんだっけ?」
「そうそう。鍵も僕が持ってる。さ、行こう!」
僕は麗子の手を引っ張って小堀達に近寄る。
「お三方!お話しがあるのですが、よろしいでしょうか?」
「はい、大丈夫ですよ」
原山が代表して答える。
「今回の逮捕は赤城さんの写真、原山さんの情報網、小堀さんの勇気ある行動が無ければあり得ませんでした。そこで、非公式ではありますが、sexy policeからお礼をしたいと考えています」
「お礼?そんなのいいですよ」
「そうそう、当たり前のことをしただけですこら」
「これはこれで良い思い出になりましたし」
三人は遠慮深くお礼を断る。
「まあまあ、せめて内容だけでも聞いてください。お三方はコミケでの楽しい時間が奪われた訳ですから…」
僕は背後でモジモジしていた麗子を前に押し出す。
「代わりに場所を移動して秋本巡査と楽しい時間を過ごすのはどうでしょうか?」
「「「………」」」
急に三人が静かになった。刺激の強い提案に頭の中がショート寸前のようだ。
「それは…具体的にはどのような楽しい時間なのでしょうか?」
小堀が質問してきた。
「公共の場なので直接的な言葉では言えませんが、身体的接触といえば分かりますかね」
「接触⁉︎た、例えば握手とか?」
赤城が訊いてきた。
「もちろん。そんなことよりももっと凄いことでもいいですよ」
「え…じゃあハグとかは…」
原山が少し踏み込んできた。
「全然オッケーです。その程度で終わらせてもいいんですか?」
「ということは…キ、キスもいいですか?」
小堀が声を震わせながら訊いてくる。
「キスもいいし、おっぱいを揉んでもいいし、そのままセックスしてもいいです」
いちいち訊かれるのが面倒になった僕は直接的な言葉で言い放った。
「ええええ!!」
「ほほほ、本当ですか⁉︎」
「麗子さんと…いいんですか⁉︎」
まさかセックスまでできると思っていなかったらしく、3人とも分かりやすく仰天している。
「いいよな?麗子」
「え、ええ。もちろんよ」
麗子は若干顔を引きつらせながらも笑顔に努めている。
「うおおお!!マジかよ!!」
「憧れの麗子さんで童貞を卒業できるなんて感激だぁ〜」
「僕も僕も!」
今度は揃って狂喜乱舞する。麗子からの言質を取れたところで、ようやく現実味が湧いたようだ。
「3人ともコミケ終了後の予定は空いてますか?」
「空いてます!絶対に空かせます!」
原山が息巻いて答える。
「それは良かった。我々もまだ会場内で警備の仕事がありますので、閉場後に待ち合わせましょう。あまり人目がつかないところがいいんですけど…」
「でしたら、水の広場公園の交差点近くの広場はどうでしょうか?あそこはゆりかもめの駅の更にその先にあるので、人は少ないと思います」
「そこにしましょう。あと、最後に注意点を1つ。このお礼は非公式で行うものです。他の警察官も含めて他言無用でお願いします」
「「「はい!」」」
数時間後
ジュプ…パァンパァンパァンパァンパァン!!
「あんっ❤️んっ❤️はぁん❤️んんっーー❤️」
「んぐ…これがオマ◯コ…」
コミケ終了後、僕は所轄署の警官を言いくるめることに成功して、メンバー全員を人員輸送用のハイエースで新築の派出所まで送ってもらえた。
オタク3人はズボン越しでもわかるくらいに下半身を勃起させて到着してすぐの性行為を期待していたが、麗子からの強い要望でシャワーで汗を流してからのスタートとなった。
バルンバルンバルン
麗子は立派な爆乳を盛大に揺らしながら、ジャンケンの結果一番手となった小堀のチンポをオマ◯コで上から咥え込み激しく上下している。
「はぅっ❤️あん❤️どう?…気持ちよくなれてる?」
「はい!めちゃくちゃ気持ちいいです!」
小堀は麗子のキツキツオマ◯コの締め付けに脂汗をかきつつも、快楽に満たされて愉悦に浸った表情を見せている。
「AVでは見れなかった麗子さんの騎乗位…生で見れるなんて感激だ…」
「麗子さんのピストン、いきなり激しいな」
「そうだね。おっぱいもあんなに揺らして…。それに、逆バニーのコスプレが余計に興奮させてくる」
赤城の言う通り、麗子は頭にうさ耳、脚に黒タイツ、手には白い長手袋、肩から腕にかけてはスーツを切り取ったような特殊衣装と蝶ネクタイを着用した逆バニーの格好をしている。たまに見かける胸にマイクロビキニやハート型のニプレスを着用しているタイプではない。乳首も淫部も丸出しのガチ逆バニーだ。
「逆バニーがお気に召したようで何より♪」
麗子に逆バニーを着用するようにお願いしたのは僕だ。先にシャワーを浴びて個室で待っている3人にサプライズをしたかった。
パァンパァンパァン!
「ぐっ…もうイキそうです…」
パァン…パチュン、パチュン、パチュン
麗子の腰の動きが緩くなる。
「え、麗子さん?」
「折角初めてのセックスなんだから、すぐに終わったら勿体無いわ。もっと楽しみましょう❤️ちゅ」
麗子は笑顔で優しく語りかけると、体を前に倒して小堀に口付けをした。2人の身長差のせいで麗子は少し窮屈そうに背中を丸めている。
「ちゅ…ちゅ…ありがとうございます…ちゅ…僕、麗子さんが、ちゅ、初めてで本当に良かったです、ちゅ」
麗子からのキスの雨を受けながら、その合間に素直な感謝の気持ちを言葉にする。
「んふぅ❤️ちゅく…れろ…ん❤️」
唇を合わせるだけのフレンチキスから徐々に舌を絡ませるディープキスに変化していく。
小堀にとってはこれが生涯初めてのキスだ。ファーストキスでいきなりディープキスまでいき、それも相手は絶世の美女。小堀は多幸感に震える。
「これが…麗子さんの生セックス…」
「エロい…それにずっと見ていられる…」
小堀の初めてを大事にしてくれて、思いやりと快感を両立させたセックスをする麗子を間近に見た原山と赤城は感銘を覚える。2人とも童貞にも優しい女性は創作物の中だけと思っていたからだ。
「もう我慢できない…」
原山は限界まで腫れ上がった肉棒を自身の右手で掴み、少しだけ擦っていく。
赤城も原山に倣って自分で自分を慰め始める。
「ちゅく……っぷは……あら?」
長いキスを終えて顔を上げた麗子はすぐ近くにいる2人の自慰行為が目に入る。
「2人とも、何してるの?」
「え、いや、あの…あまりにも麗子さんがセクシーだったので、我慢できなくて…」
「射精はしないようにしますから…」
2人は必死に弁明する。それに対して麗子は柔和な笑顔を浮かべる。
「うふふ、今は自分で触らなくてもいいのよ。私の横においで」
麗子は体を起こすと、両手で自らの左右のスペースをポンと叩いて、2人を誘導した。
「「はい!」」
何をして貰えるのかすぐに察した2人は急いで麗子の横に移動した。
シュシュシュシュ…
麗子は手袋越しに原山と赤城のチンポを手コキし始めた。
「んほっ…!麗子さん上手すぎる」
「手袋の感触もいい…」
麗子は腰を前後にゆっくりグラインドさせて小堀のチンポを刺激しながら、器用に二つのチンポを刺激する。
「ふふふ♪手で触っただけで、そんなに喜んでくれるなんて、こっちも嬉しいわ❤️」
麗子は自分の愛撫に素直な反応を見せる2人に気をよくして、益々ノリノリになっていく。
「小堀君、もう一度動くわね」
「はい、今度は最後までお願いします」
「わかったわ❤️んっ❤️」
パァンパァンパァンパァン…
麗子と小堀の肌がぶつかり合う音が再び室内に響き渡る。麗子の全力ピストンに小堀の射精したい欲求は大きく高まる。
「ん…一度経験してもやっぱりすごい」
「あん❤️あん❤️もっと気持ちよくしてあげる❤️もちろん2人もよ❤️」
盛大に腰を打ちつけながらも両隣にいる2人のチンポに奉仕することを忘れない。身体の上下運動を活かしながらも、原山と赤城それぞれに対して力加減を変えている。
「うぁ…さすが麗子さんだ…」
「…もう我慢できない」
「あぅん❤️んん❤️えっ、もしかして射精そう…きゃ!」
赤城はブルンブルンと暴れ回る麗子のおっぱいを鷲掴みした。
「ずるいぞ!俺だって!」
「ひゃうん!」
もう片方のおっぱいも原山にギュッと掴まれてコネ回される。
「おい、断りもなくそんなことするなよ。麗子さん困ってるだろ」
小堀は内心羨ましく思いながらも、麗子に好印象を与えるために2人を注意する。
「そうだった…」
「すいません…」
2人の手が胸から離れる。
「はぅ❤️いいのよ、ちょっとびっくりしただけだから。遠慮せずに揉んでもいいのよ」
麗子から了承を得た2人は再びおっぱいに手を伸ばして、欲望のままに揉みしだく。
「ありがとうね、小堀君❤️」
「い、いえ…とんでもないです」
麗子は小堀に向かってウィンクをする。
少女のような可憐な表情を見せる麗子のギャップに小堀の心はドギマギする。
パァンパァンパァンパァンパァン…
麗子の膣肉が小堀のチンポを締め付けながら、中に詰まっている精液を放出させようとうねっている。常人より多い麗子のヒダが一本一本チンポに快楽を与える。
シュシュシュシュシュシュ…
その傍で麗子は両隣にいる2人のチンポも手コキで刺激している。
「原山君、赤城君、射精そうになったら言ってね」
「あぁ、麗子さんそろそろ…」
「射精そうです…」
そう言われた麗子は手コキを止めた。
「え…」
「どうして…」
「だって、2人ともどうせ射精すなら膣内がいいでしょ?」
麗子は笑顔で答える。彼女なりの善意なのだが…
「そ、そうですね」
「そうなんですけど…」
寸止めでお預けを食らった2人は少しだけ残念そうだ。その為か、麗子が2人のチンポを離しても、2人は麗子のおっぱいを掴んで離さない。それどころか、名残惜しさから揉む力が強まっている。
「はん❤️小堀君もそろそろ射精そうなんじゃない?くぅ❤️膣内で膨らんでいるのを感じるわ❤️」
「くっ。はい麗子さん、射精そうです!」
「あぅ❤️やっぱり❤️そのまま膣内にビュービュー射精しちゃっていいわよ❤️」
「本当にいいんですか⁉︎中出ししても…」
「あ❤️あ❤️いいのよ。思い切り射精してね❤️」
「は、はい!あっ、射精る!!!」
「んんっ!!はぅぅん❤️」
ドピュドピュドピュドピュドピュ…
ビクビクビク…
小堀は麗子の膣内に自らの体内で精製した精液を思い切りぶちまけた。勢いよく放たれた精液によって麗子も軽くイってしまい痙攣する。
「はぁはぁ…めっちゃ射精た…」
「はぅ…沢山出てる…感じるわ、小堀君の熱いの…❤️」
麗子と小堀はお互いの熱を感じながら余韻に浸る。
「本当に中出ししてる…」
「羨ましい…」
ガチ中出しの様子を側で見守っていた2人はその感想を吐露する。
「麗子さん…ありがとうございました。初めてのセックスが麗子さんで本当に良かったです」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。こちらこそありがとう、ちゅっ❤️」
最後にキスをして、麗子は小堀のチンポを引き抜いて繋がりを解いた。オマ◯コからは小堀の濃ゆい精液が垂れ落ちてくる。
「次は原山君ね。中を綺麗にするから、ちょっと待ってね」
「ひゃ、ひゃい」
自分の番が回ってくると途端に緊張しだしてしまい、簡単な返事すら噛んでしまう。
麗子はベッドの側にある棚からセペ(使い切りビデ)と桶を取り出す。桶を足下に置くと、セペの容器のノズルを膣口に挿れる。
「んんっ…」
容器を強く押して、洗浄液を一気に膣内へ流し入れる。すると膣内に溜まっていた精液が洗浄液と一緒に外に流れ出て、桶に落ちていく。
「お待たせ。原山君はどんなセックスがしたいの?」
「えと…自分は…」
原山は緊張しながら麗子に希望を伝える。
「ちゅ…ん❤️ふっ…んぷ❤️ふっ…レロレロ…」
今、麗子と原山は対面座位の体勢で合体している。麗子のおっぱいが原山の胸板に押し潰されて、原山のお腹が麗子の細いウェストにピタリと密着している。
「ぶちゅ…じゅる…んんっ❤️んっ❤️」
セックスが始まってから2人はずっとキスをしている。チンポとオマ◯コの結合部からはバチュン、バチュンと湿った接触音が響いている。
「これが原山君の希望かぁ」
「アイツらしい…」
原山の希望は濃厚なキスをしながら対面座位で密着セックスだった。
麗子は満額回答でその希望を具現化する。おかげで原山は麗子を独り占めできている。
「ちゅく…ん❤️れろん…ぴちゃ…んふぅ❤️」
「もう10分以上あの体勢だぞ」
「よっぽどキスしたかったんだね」
原山はしつこすぎるほどキスを続けている。何度も舌を絡ませて、何度も歯列をなぞり、何度も唾液を交換し合っている。
麗子は若干の息苦しさを感じながらも、嫌な顔ひとつせずに原山からのキスを受け入れ、時に攻め返している。
また、キスをしている間も麗子は腰を動かし続けて、膣内に収まっている原山のチンポを締め付けながら擦って絶頂へと誘っている。
「ちゅ、ちゅる…ん❤️ん❤️ん❤️…あら、どうしたの?」
今まで麗子任せだった抜き差し運動だったのに、急に原山が下から突き上げ始めた。
「ちゅ…麗子さん…ちゅぷ…もうすぐ射精そうなので…ちゅぷ…自分も動きたいです…」
「そうなのね❤️ちゅく…それじゃあ動きやすい体位に変えましょう❤️ちゅむ」
会話をしている時でさえもキスはやめない。原山は相当なキス魔だったようだ。
麗子は一旦チンポを引き抜いて原山の上から退く。そして、ベッドの上に仰向けになって、M字開脚をして自らオマ◯コをクパァと広げる。
「おぉ〜」
綺麗なピンク色の膣内を見せられた原山から感嘆の声があがる。他の2人も声には出していないが同じ気持ちだ。
「もう、恥ずかしいから。早く挿入れてよ」
「あ…すいません」
挿入よりも女性器を見られることを恥ずかしがる気持ちをイマイチ理解できないまま、原山は分かりやすく広げられた膣口に自身の肉棒をあてがう。
「麗子さん、AVの時みたいに種付けプレスをしたいんですけど…」
「ふふ、いいわよ❤️」
ズブブブブ…
「んお…」
「はぁぁん❤️」
パチュンパチュンパチュンパチュン…
原山は麗子の上に覆い被さり、屈曲位の体勢で力一杯チンポをオマ◯コに打ち付ける。
「あん❤️あっ❤️ああぁん❤️私の中で暴れてる❤️はぅん❤️」
「くっ…抑えがきかない。
少しでも長くこの快楽を感じていたい原山であったが、麗子の締め付けが気持ち良すぎて脳みそが本能を抑えられない。
只々全力で麗子のオマ◯コにチンポを出し入れすることしか考えられなくなっていく。男を狂わす女性の気持ちよさに原山は感動する。
もっと味わいたいが、麗子の腰使いによって射精ギリギリの状態まで高められたチンポの残りエネルギーは僅かしか残っていなかった。
「あぁぁ!射精る!!」
「あぁん❤️来て!膣内に射精して❤️」
ドピュドピュドピュドピュドピュ…
ビクビクビク…
原山は全体重を麗子に預けて種付けプレスを敢行した。これが体格の小さい女子相手ならば、肥満体の原山が体重を乗せてしまうと、最悪骨折の恐れがある。
しかし、原山の相手をしているのはフランス人の血を引く麗子。身長177cmの恵まれた体格とクラシックバレエや武道で鍛えたしなやかな筋肉を有している。
BMIが30を超える肥満である原山が全体重を預けてきても問題なく受け止める。
麗子のオマ◯コは収縮を繰り返して、まるでジュースを飲み込むようにチンポから精液を搾り取っていく。
「ふぅ…ふぅ…麗子さ〜ん…ちゅぷ」
「はぁはぁ…ふふ❤️よしよし♪ちゅ❤️」
射精し切った原山は下に組み伏した麗子に甘えてキスをねだる。麗子もそれに応じて、原山の頭を撫でながら何度目か分からないキスをする。
「最後は赤城君ね。希望はある?」
麗子は膣内の清掃と汗を拭いて、アマチュアカメラマンの赤城に問いかける。3人の中でも特に大人しい彼の性的嗜好は予想ができない。
「あの…アナルとかは…」
「アナル…」
コミケの会場内での会話を思い出すに、確か赤城も童貞なはずである。それにもかかわらず、いきなりアナルセックスを求めてくるとは、中々の変態さんなのかもしれない。
「初体験でアナルを求めるのかよ」
「やっぱり只者じゃないな」
と言いつつも、小堀と原山はそこまで驚いている様子が無い。赤城は本気でアナルを求めているようだ。
しかし、麗子はまだアナル処女だ。初体験の相手は心に決めているから、ここで応じてあげることはできない。
「ごめんなさい。私、まだアナルは開発中なの…だから他のことにしてもらえる?」
麗子は申し訳なさそうに断りの言葉を告げる。
「そうですか…でしたら、後背位はいいですか?」
「もちろん、大丈夫よ。それだけでいいの?」
「それと…その…最後は…の中で射精したいです…」
赤城は口篭ってしまい、よく聞こえない。
「何かしら?どこに射精したいの?」
「か、髪の中に…射精したいです…」
赤城は勇気を振り絞って自身の希望をを打ち明ける。
「髪って…私の髪の毛に射精したいの?」
今まで数えきれない人数の男性と肌を重ねてきた麗子だが、髪射を要求されたことは一度もない。彼の髪の毛に射精したいという性的嗜好が理解できない。
「はい、麗子さんの髪の毛はとても美しいので、その中に射精したいです」
「そうなのね…うーん」
“髪は女の命”と言われるほど、一般的に女性は髪の毛を大事に扱う。麗子も例外ではなく、毎朝髪の毛のケアに1時間以上かけている。
その甲斐もあって麗子の金髪はいつもサラサラで綺麗な光沢を放っている。
(顔射ならまだしも…髪になんて…)
麗子は内心動揺している。正直、アナル処女を捧げる方がまだマシだ。恥を忍んで一つ前の希望に戻してもらおうかと本気で悩む。
「ダメでしょうか…」
赤城が不安そうな面持ちで麗子の顔を覗き込む。
「え、えーと…」
麗子は返答に困る。簡単に前言撤回できるほど、軽い性格ではない。心の中で葛藤と戦う。
「赤城…麗子さん困ってるよ…」
「今回は諦めて、中出しさせてもらえよ。すっごい気持ちいいぞ」
小堀と原山が赤城に耳打ちする。すぐ近くにいる麗子にもその内容は聞こえている。
「そうだね…麗子さん、やっぱり大丈夫です。2人と同じように中出しさせてください」
「え……大丈夫よ!髪の中に射精しても」
素直に2人の進言を聞き入れて、希望を変える赤城に対して、麗子はつい髪射を容認してしまった。相手の希望はなるべく叶えてあげたい、その相手が善人ならば余計にそう思ってしまう。麗子はそういった性分だった。
「でも…麗子さん、困っているような感じでしたし…」
「それは…困っていた訳ではなくて…今まで髪の中に射精したいと言ってきた人に出会ったことが無かったから、赤城君が本当にそれで満足できるのか心配してたの」
麗子は咄嗟に言い訳をスラスラと口走る。反射的に嘘を言えるようになったのは、口の上手いリーダーの影響だろうか。
「そうだったんですね。大丈夫です!麗子さんの髪の毛だったら絶対満足できます!」
赤城は自信満々に答えた。今日発した言葉の中で一番ハキハキしていた。
(キラキラした目…そんなにやりたいなら付き合うしかないわね)
麗子は覚悟を決めた。
四つん這いになりお尻を赤城に向けて、二本指で自身の膣口を広げる。
「不安にさせてごめんなさい。思いっきり気持ちよくなってね」
そう言った麗子の表情に迷いはなかった。
パン、パン、パン、パン…
「麗子さん!こんな感じで…いいですか?」
「あん❤️ええ、いいわ❤️初めてにしては上手よ❤️はん❤️」
小堀と原山の時とは違い、今度は赤城主導で動いている。AVの見様見真似で必死に腰を振る。
「あ❤️あ❤️赤城君、スピードばかり意識したらダメよ。あん❤️しっかりオマ◯コの深くまで突くことと…はぅん❤️…オチンチンとオマ◯コがしっかり擦れ合うことを意識するのが大事よ❤️」
「はい!麗子さん!」
赤城は麗子に言われたことを意識して腰を振る。麗子の指導で赤城の腰振りは格段に上手くなっていく。
「あぅ❤️あん❤️あん❤️その調子よ❤️気持ちいいわ❤️」
「ふっ…ふっ…気持ちいいんですか?…」
「ええ、本当に気持ちいいわ❤️」
「うぅ…嬉しいです」
憧れの麗子に気持ちいいと言ってもらえた赤城の気分は上限まで高揚する。気を抜くと嬉し泣きしてしまいそうだ。
一方、手持ち無沙汰な小堀と原山はバックで突かれている麗子をガン見している。特に大きく揺れている爆乳に視線は自然と集中する。
「麗子さんのおっぱい、めっちゃ揺れてるな」
「ああ。映像で見るのと、目の前で生で見るのでは全然違う」
「わかる。何というか、より綺麗で、神々しく見える」
2人は淫らに喘ぎ、ゴム無し生セックスに興じる麗子の美しさの談義に花を咲かせる。両者とも自然に右手が自身の肉棒に伸びて、反射的に前後運動を始めた。
目の前に麗子がいるのに、傍観しながら自慰をするのは本人達も勿体無いと感じている。しかし、無理に参加するよりも、こうやって手淫している方が気が楽だし、性に合っている。
「麗子さん…ん…」
「ふぅ…ふぅ…」
さっき麗子の膣内に射精したばかりにも拘らず、2人のチンポは再びに限界近くまで勃起している。
パチュ、パチュ、パチュ、パチュ…
「麗子さん…麗子さん…」
「あん❤️んん❤️ひゃう❤️そこ、っあん!いいの!」
赤城はひたすら麗子の名前を呟きながら腰を振る。感じやすい身体に開発済みの麗子は童貞相手のセックスでも本当に気持ちよくなっており、今や指導は気持ちい場所に当たったときに叫ぶのみとなっている。
腰をつく度に蜜壺からは愛液が飛び出している。
「麗子さん、もう射精そうです…」
ジュポン…
赤城はそう言うと、麗子のオマ◯コからチンポを引き抜く。
「髪の毛、お借りします」
赤城は麗子の背中に跨って、長くてサラサラの金髪をチンポに絡める。
「艶々だ…こんなに触り心地がいいんだ…」
麗子のよく手入れされた髪の毛に感動して、すぐに髪の毛ごと手淫を始める。
(うそ…そんなに絡めるの…)
麗子は初めての髪コキに内心戸惑う。振り返ると恍惚な表情を浮かべている赤城が自分の髪の毛に覆われたチンポを必死に動かしている。
あまりにも激しく動くので、麗子の頭に付けていたウサ耳が取れてしまった。
「んんっ!射精ます!」
ドピュドピュドピュドピュン…
麗子の自慢の髪の毛にベトベトの精液が放出された。サラサラの髪の毛は精液の粘着質で強制的に何本かの束になってしまった。
(うぅ…すぐに洗い流したい…)
麗子の気分がブルーになっていき、顔が自然と下を向いてしまう。
「麗子さん…僕達も」
「ふぅふぅ…射精させてください」
小堀と原山が話しかけてくる。2人の手には暴発寸前のチンポが握られている。
「え!ちょっと待って!掛けるなら顔に…」
ドピュドピュドピュ…
ドピュドピュドピュ…
2人分の精液が麗子の頭に掛かる。後ろ髪だけでなく、頭頂部の髪も前髪も精液でベトベトだ。
(もう!最悪!)
これだけの精液を取り除くのにどれだけ時間がかかるだろうか…。
麗子は恨めしそうに振り返る。
「はぁはぁ、気持ちよかった」
「麗子さん、ありがとうございました」
「今日まで真面目に生きてきて良かった」
全てを射精しきった3人は口々に今感じている幸福感と麗子への感謝を述べてくれた。
その言葉を聞くと、麗子の胸の奥に溜まっていたモヤモヤはスッと姿を消していった。
「そう、それなら良かったわ」
懐の深い麗子は晴れやかな気持ちで、3人に笑顔を向けた。
そして、体を起こして3人に近づき、
「みんなのチンポを綺麗にしてあげる❤️」
と言って、お掃除フェラを始めた。
「「「ありがとうございます!!」」」
シャアアアア
行為を終えた後、オタク3人はシャワーで汗と愛液を洗い流して、それぞれの帰路についた。
今は麗子が1人でシャワーを使っている。
「う〜中々落ちないわ」
小堀と原山に掛けられた頭頂部付近の精液はすんなりとお湯で流し落とせたが、赤城が射精した精液は髪の毛の至る所に付着しており、手で掻き分けてピンポイントにシャワーを当てないと取り除けない。
「麗子、シャンプーとトリートメントが届いたから、扉の外に置いておくね」
僕は扉の外から麗子に話しかける。行為が終わった後、麗子はどこかに電話して、ヘアケア用品一式をヘリで取り寄せた。どれも万を下らない高級品ばかりだろう。
「ありがとう、大ちゃん」
「どういたしまして。今日の麗子は本当によく頑張ったよ」
僕は麗子の献身を讃えて、労を労う。
「そんなことないわよ」
「いやいや、そんなことあるって。恥ずかしい衣装のコスプレをしてくれたり、赤城君に髪コキからの髪射を許してあげたり」
「あれは髪コキと髪射と言うのね…」
麗子の辞書に忘れられない2つの単語が刻まれた。
「改めてお礼を言わせてほしい。ありがとう。麗子がいてくれて本当に良かった」
僕は出来る限りの謝意を麗子に伝える。
「やめてよ。照れるじゃない」
すりガラス調のアクリル板越しなので、麗子の表情は見えないが、口調から察するに頬が少し紅くなっているのだろう。
「ねえ、大ちゃん」
麗子が改まった口調で名前を呼んできた。
「なに?」
「そんなに褒めてくれるなら、私からのお願いを一つきいてもらえる?」
「何でも言ってよ」
僕は口では勢いよく返事をしたが、内心では少しドキドキしている。
何せ麗子の金銭感覚は一般人のそれとは大きく乖離している。麗子が軽い気持ちでお願いしてきたことでも、僕の給料が丸々吹き飛ぶ可能性もあり得る。
「その…えーと…」
麗子は言いにくそうに口篭っている。どんな凄いことをお願いしてくるつもりなんだろうか。心拍数がどんどん上がっていく。
「私とアナルセックスをしてほしいの」
「え…」
予想外のお願いに間抜けな声が出てしまう。
「sexy policeの方針に従って、ずっとアナルの開発はしてきたけど、どうしても最後の一歩が踏み出せなくて…」
確かに麗子はリーダーがアナル開発の指令を出してから、ずっと真面目に取り組んできた。しかし、未だにアナルセックスをNGにしたままだ。
「最初は信用できる人とやりたいし、大ちゃんはジョディーとこの前アナルセックスをしたんでしょ?だから、協力してほしいの」
「そういうことなら、もちろん協力させてもらうよ」
麗子のアナル処女を頂けるなんて、むしろこっちからお願いしたいくらいだ。
「よかった…ありがとう!」
見えないけど、麗子のホッとした顔が頭に思い浮かぶ。
「それで、いつする?ここには腸内洗浄の機械もあるし、これから始められるけど」
「そうね。私もしばらくは会社の用事で忙しいから、今から始めましょう♪」
「オッケー!」
僕はウキウキ気分で、アナルセックスの事前準備を始めた。
それから麗子のヘアケアは1時間以上かかり、その間僕はソワソワしながらベッドの清掃や腸内洗浄器の準備を進めた。
シャワー室から出てきた麗子はまずトイレに行き、便をなるべく出す。次にシャワー室に戻り、僕が補助しながら腸内洗浄を行う。
多めに何回もやると、腸の奥にある便が水に溶けて出てきてしまうので、3〜4回でやめておく。
麗子の肛門から流れてくる茶色の水流をシャワー室に備え付けた専用の排水口に流していく。
「ごめんなさい。こんなことまで手伝わせちゃって」
「全然大丈夫だよ。気にしないで」
「でも…汚いものを見て、萎えたりしない?」
「しない。この後、麗子のアナル処女を僕の肉棒で貫通できると思ったら、何でもできちゃう!」
「もう!恥ずかしい言い方しないで!」
このような言い合いをしながらも、僕と麗子はアナルセックスへの準備を着実に進めていく。
そしていよいよ本番だ。
麗子はベッドの上に四つん這いになり、僕は麗子の後ろから肛門にローションを塗り込む。
「っふ…ん❤️…んふ…あん❤️…」
僕が指を動かすたびに麗子の口から嬌声が漏れ出る。しっかり感じているようで、僕としては一安心だ。
「大ちゃん、どうかしら?私のアナル…」
「ちゃんと開発されているよ。ほら、こうやって指2本を挿れても大丈夫」
「くぁん!急に挿れちゃダメ…んぐ❤️」
麗子は苦しさと快感が入り混じった声をあげる。
僕は円を描くように指をアナルの中で動かして、入り口を解そくと試みる。
「麗子こそどうなの?ちゃんと気持ちいい?」
「んあ❤️ええ、気持ち…はぁん❤️気持ちいいわよ…あぁん❤️大ちゃんの愛撫、とても…はぅ❤️気持ちいい❤️ひゃうん❤️」
ジョディーとしたアナルセックスの経験を活かして、麗子のアナルの性感帯を探っていく。
「あ❤️あぅあ❤️…ひゃいん!大ちゃん、何したの⁉︎」
急にアナルが生温かくて湿った感触に襲われて、体がピクリと反応してしまう。
「舐めてるだけだよ」
「そんなところ、汚いわよ!」
「さっき綺麗にしただろ。それに、麗子達はいつも性処理に来る男達のアナルを舐めてくれているんだから、僕だってこれくらい頑張れるよ」
「大ちゃん…」
麗子は嬉しそうな表情を浮かべる。
僕の想いは麗子の感度を更に高めて、強張っていたアナルの肉がほぐれていく。
「そろそろ挿れても大丈夫そうだな」
僕はズボンとパンツを脱いでチンポを露出させる。
「麗子、挿れてもいいか?」
「うん、来て。大ちゃん」
麗子からの許可が出たところで、僕はあらかじめ準備しておいたコンドームの封を切って、ゴムをチンポに付けた。
「ゴム、着けるの?」
「うん、これはゴムの表面にジェルが付いているコンドームなんだ。初めてだから、こっちの方が挿れやすいかなと思って」
「そんなコンドームもあるのね」
アナルセックス上級者のジョディーに挿れた時でさえ、その中はキツキツだった。となると今後、アナルセックスを解禁するsexy policeの婦警達のアナルはもっとキツイだろう。そう考えた僕はこのジェル付きコンドームを腸内洗浄器と一緒にあらかじめ購入しておいた。
「挿れるよ。力抜いて」
「うん…」
ズリュ、ニュブ、ニュブ、ニュブ
「ふぐっ…!んくぅ〜〜…」
僕は麗子のアナルに少しずつチンポを挿入していく。丹念にほぐしたとはいえ、初めて異物を受け入れるアナルの抵抗は凄まじく、想像以上に中へ挿れるのは苦しい。
それは麗子も同じらしく、目を強くつぶって、呻き声をあげている。
「ふぅ…ふぅ…」
「麗子、大丈夫?」
「ちょっと苦しいけど、大丈夫よ。今はどのくらい入っているの?」
「今は4から5分の1くらいかな」
「まだそれだけなの⁉︎」
麗子は驚きのあまり、僕の方へ振り返る。その顔には脂汗が浮き出ている。この窮屈さをあと4〜5回は繰り返さないとチンポが全部入らない事実が受け入れ難い。
「焦らないでいこう。別に全部を挿れる必要は無い訳だし」
「そ、そうね」
ニュブ、ニュブ、ニュブ…
僕は少しずつチンポをアナルの中に捩じ込んでいく。麗子の表情はより苦しそうになっている。
「んぐっ!んん〜〜…ひゃ!」
僕が麗子の首筋に吸い付いたことで、麗子は小さな悲鳴をあげた。
「大ちゃん、どうしたの?」
「麗子が苦しそうだから、気を逸らそうと思って」
「そんなに苦しそうに見えた?」
「うん。それに今しているのはあくまでセックスだよ。お互い気持ちよくなりたいじゃん」
「たしかにそうだったわ。アナルに挿入することだけが目的じゃないものね」
そうだった。気持ちよくアナルセックスがしたいから相手に皆野を選んだ。麗子はすっかり忘れていた。
「大ちゃん、もっとして」
「わかった、ちゅ〜」
僕は再度麗子の首筋に吸い付いた。跡には赤い点が残る。更に両手で麗子の爆乳を揉みしだき、複数の快楽を同時に与える。
「ん❤️んふぅ❤️はう❤️大ちゃんの揉み方、気持ちいい❤️」
ニュブ、ニュブ、ニュブ…
麗子が快感を感じているうちに少しずつ腰を沈めていく。
「今、半分くらい入った。麗子、大丈夫?」
「ええ、さっきよりは苦しさが無くなったわ」
僕はしばらくチンポをこの位置でキープして、麗子のアナルにこの状態を慣れさせる。
その間はおっぱいを揉むことと首筋や背筋へのキスを同時並行で行い、麗子に気持ちよくなってもらい緊張をほぐす。
「ん…んふ❤️ひぃ!乳首、急につねらないで!あぅん❤️」
「ごめんごめん」
時間が経ってアナルの窮屈さも幾分かマシになってきた。
「麗子、ゆっくりと動くね」
「うん❤️」
ズリュ…ズリュ…ズリュ…
半分程入っているチンポを前後に動かして、チンポと腸壁の間で摩擦を生む。腸内はキツキツ過ぎて動かすだけでも一苦労だが、処女という感じがして個人的には興奮する。
「っあ❤️…っく❤️…あん❤️ねえ、大ちゃんは気持ちよくなれてる?」
「うん、かなり気持ちいい」
「うふふ、良かった❤️」
僕はいつもより数倍遅いピストンで麗子のアナルにチンポを出し入れしているが、徐々にお互い気持ちよくなってきた。
「もっと早く動かしても大丈夫よ❤️」
「OK!痛かったら言ってね」
ズリュズリュズリュズリュズリュ…
「くひぃぃ❤️気持ちいい❤️お尻の中が擦れて…ひぃん❤️」
「無理するなよ」
「大丈夫…ひゃん❤️お願い続けて❤️」
麗子の希望通り、僕はピストンのペースを上げる。それに乗じて肉棒を腸内の更に奥深くへと突っ込んでいく。ここに来てチンポの4分の3をアナルの中に入れることができた。
「あぃ❤️あん❤️あぁん❤️あひぃぃ❤️すごい!本当にお尻で…あん❤️…気持ちよくなれてる!」
麗子がずっと持ち続けていたアナルセックスに対する疑念はすっかり晴れた。
(大ちゃんにお願いして正解だったわ)
麗子は心の中で呟く。
「さっきまであんなにキツかったのに…もうトロトロだ」
麗子の性的興奮の高まりに比例して腸内では腸液が分泌されて、チンポの抽送がスムーズになっていく。自然と腰振りのスピードも上がっていき、より強い快感を享受できるようになっていく。
「ひゃう❤️ひぎぃぃ❤️オチンチンが…くひぃぃ❤️お尻の中、めくっていくの❤️はひぃぃぃ❤️」
どうやら麗子はアナルセックスにおいては、出し入れのうち“出し”の方が好みのようだ。僕もチンポを引く時にカリが腸内に引っかかる感じが好きなので、麗子との相性はアナルでもピッタリだ。
「あん❤️んん❤️もっと…もっと奥まで挿れて❤️」
「ノってきたね、麗子。もちろんいいよ!」
腰を更に沈めてチンポの根元まで一気に挿れていく。
「んあああああ!!来た!大ちゃんの大きくて、固いのが奥まで!!」
麗子の悲鳴とも、喘ぎ声ともとれる叫びが室内に響く。
ここで一旦ピストンをやめる。
「全部入ったよ。感想はどう?」
「ふぅ…ふぅ…信じられないわ…大ちゃんの太くて長いオチンチンが全部入ったなんて…」
麗子は息を整えながら質問に答える。
「僕も今日は無理かと思ってたよ。麗子はアナルセックスの適性もあるんだね」
「ありがとう。大ちゃんが初めての相手で良かったわ」
「麗子の初めてを共有できて、僕も嬉しいよ」
「ふふふ、そう言ってもらえて光栄だわ」
僕と麗子は下半身が繋がった状態で談笑する。
表情には出していないが、僕のチンポはキツキツの腸内のおかげで限界寸前だ。これ以上の生殺し状態は我慢できない。
「動いても大丈夫?」
「うん❤️」
僕の問いかけに麗子は短く答える。
パァンパァンパァンパァンパァン
「あん❤️あん❤️あん❤️オチンチンが…おぐっ❤️奥まで届いて…あはぁん❤️」
「オマ◯コと比べてどっちが気持ちいい?」
「はぐっ❤️分からない!どっちも、あぅ❤️気持ちいいから、比べられない!」
全力のピストンをぶつけると、麗子は快楽に身を任せて乱れていった。
「だったら、ここで比べてみよう」
僕は麗子のお尻を掴んでいた右手を女性器へと伸ばして、クリトリスを摘んだ。
「あひぃぃ!!ひっ❤️ひっ❤️あぁぁぁん❤️」
麗子の嬌声がより大きくなった。
今日はまだ一度も触れていないせいもあってか、少し摘んだだけでかなり強い刺激になったようだ。
「だめぇぇ!アナルと、ひゃあ❤️クリトリス同時に…はうっ❤️クセになっちゃう!」
「クセになるくらい気持ちいいんだ。じゃあ、いいじゃん」
「だめなのぉ!ああ❤️こんな激しいの、ひぃ❤️一人じゃできない!」
麗子はここで強烈なエクスタシーを感じてしまうことで、オナニーでイケなくなってしまうことが不安なようだ。
「だったら、いつでも僕が相手してやるよ!」
僕は麗子の制止に耳を貸さず、むしろピストンのペースを上げていった。
「ひゃひいいいい!!!あぁん、大ちゃん❤️嬉しいわ❤️」
それから僕と麗子は夢中になって、アナルセックスの快楽を貪った。僕は遠慮なく腰を振りまくり、麗子は声量を抑えずに喘ぎ声をあげ続けた。
パァンパァンパァンパァン…
「あひぃ❤️あひぃ❤️イクッ!もうイっちゃう!」
初めてのアナルセックスでついに麗子は絶頂まであと少しの所までオーガズムが高まった。
「僕も射精そうだ!ラストスパートいくぞ!」
パンパンパンパンパン!!
射精に向けた全力ピストンを麗子にお見舞いする。
「くひぃぃぃぃん!!!イクッ!イクッイクッ!イックぅぅぅぅぅ!!!」
ビクンビクンビクンビクンビクンビクン…
麗子は絶頂と同時に背中をのけ反らせて、激しく痙攣した。
「射精る!!」
絶頂によって麗子の腸内は一段と締まりがよくなり、僕の射精を数秒早めた。
ドピュンドピュンドピュンドピュンドピュン…
コンドームの中で大量の精液がチンポから発射された。いつもと違い、相手女性の体内に放たれることなく、行き場を失った精子たちは只々ゴムを膨らませることしかできない。
「はぁ❤️はぁ❤️はぁ❤️」
絶頂に達した麗子は息を切らしながら、その余韻に浸っている。身体はまだ少し痙攣している。
「はぁはぁ…」
僕も同じように快楽の余韻に浸った。
「麗子…」
「大ちゃん❤️」
僕たちは意味もなくお互いの名前を呼び合った。
しばらくして落ち着きを取り戻した僕はアナルからチンポを引き抜いた。
「あん…❤️」
コンドームの先端には大きな精液溜まりが出来ていた。チンポからゴムを外して、麗子の目の前に持っていく。
「見て見て、すっごい射精た」
「本当ね。いつもこんな量が私の膣内に出てるのね」
「今日は特別多い気がする。なんてたって、麗子のアナル処女を貰ったんだから」
「もう、大ちゃんったら…❤️」
チンポを引き抜いたアナルは大きく広がったままだ。毎回見るたびに元に戻るのか不安になる。
僕は麗子の横に倒れるように寝転んだ。麗子も四つん這いの姿勢をやめて、寝た状態のまま僕の方へ向き直した。
「どうだった?初めてのアナルセックスは」
「最初は痛さと苦しさと気持ちよさが入り混じって、何だか訳の分からない状態だったけど、段々と気持ちいい感覚だけになっていって、最後は今までとは違う快感になっていたわ」
「オマ◯コを使ったセックスとは違う種類の快感ってこと?」
「うーん、言葉ではうまく言い表わせられないのよね。違う箇所を攻められると、感覚も何となく違うのよ」
「なるほどね。とにかく麗子が気持ちよくなれて良かったよ」
「大ちゃんのおかげよ。ありがとう❤️」
麗子は僕の唇に口付けしようとしてきた。
「ちょっと待って」
僕は麗子の唇に指を当てて制止する。
キョトンとする麗子を尻目に僕はベッドサイドの棚の中からマウスウォッシュを取り出した。
「さっき、麗子のアナルを舐めたからさ。自分の肛門と間接キスは嫌だろう?」
僕は口をゆすいで、同じく場所に収納されていた桶に吐き出した。
「すっかり忘れていたわ。ありがとう❤️」
女性を気遣う心をを忘れない姿勢に麗子の女心がくすぐられた。
「そんじゃあ、改めて…ちゅ」
「ちゅ…ちゅく…ちゅ…」
激しさこそはないが、甘く蕩けるようなキスを何度も繰り返した。
「ねぇ…まだ出来そう?」
「ん?まだし足りないの?」
僕はあえて意地悪な聞き返し方をする。
「ちょっとよ!ちょっとだけ、まだしたいことも無いかなぁって」
「くすっ…ふふふ…」
素直に言えない麗子が愛おしくて、つい笑いが漏れてしまった。
「もう!笑わないでよ!」
「ごめんごめん。麗子が可愛くてつい。僕は麗子とだったら何回でもできるよ!」
「何回もじゃなくていいのよ。ちょっとだけでいいの」
「ちょっとだけね。じゃあ始めよう」
「え…こんなすぐに…?ちょっと休憩しましょう」
「ごめんよ。僕のチンポはもう待てないみたいなんだ」
僕は立ち上がり、いきり勃っているチンポを麗子に見せつける。
「もうこんなに…」
「という訳で、始めましょう♪」
僕は麗子を仰向けにして、強引に股を開かせた。
「きゃっ!さっきと違って強引すぎよ!」
「でも、麗子のオマ◯コは物欲しそうにヒクヒクしてるよ」
「っ!…そうよ。オマ◯コにも大ちゃんの挿れて欲しいのよ」
麗子は素直に告白した。
「男として、その言葉はとても嬉しいよ。挿れるね」
「うん、来て❤️」
こうして“ちょっとだけ”の延長戦が始まった。
しかし、結局僕と麗子が満足してそのままベッドで眠りについたのは日付をとっくに跨いだ深夜だった。
ダラダラと長い話で失礼しました。
11話ということで、色々な要素を詰め込みすぎました…
エロコスプレをしたり、逃げたスリを捕まえたり、4Pをしたり、アナルセックスをしたりと、結果的に4万文字を超えてしまいました。
朝から働き詰めで、最終的に深夜までセックスするのはさすがにやり過ぎですかね笑