※この作品はR-18です。

麗子・マリア・ジョディーの性生活!sexy policeの奮闘記   作:ゼロファイター

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今回はついにこち亀史に燦然と輝くネタキャラ、バクニュー大佐の登場です。何せ登場回数が少ない上に、セリフもほとんど無いので、解釈不一致を起こす可能性大です。今回も寛容な心で読んで頂きたく存じます。


爆乳軍神降臨!バクニュー大佐の特別指導

日本初のsexy policeが葛飾区亀有に設立されてから数ヶ月が経った。この間、亀有の性犯罪件数は著しく低下していき、その他の犯罪の発生件数もつられて低下していった。

専門家の分析によると、sexy policeを支持する男性住民のコミュニティーが構築されて、防犯に対する意識が高まっているらしい。

おまけにサービス券欲しさに地域ボランティアに参加する男性が急増。他の地方で災害が起きた際には、亀有から泊まり込みで被災地に行く男性陣が多く見受けられた。

この成果を受けて、葛飾署の管轄内には新たに3ヶ所のsexy police派出所を新設した。他の警察署の管轄や鉄道警察隊への設置も秒読み段階だ。

そんなsexy policeのエース、秋本麗子は今日も男性住民へのご奉仕に精を出している。

 

「ん、ん、じゅるるる、ぴちゃ、ぴちゃ」

麗子は派出所内の一室で男性とディープキスをしている。

「ん、ちゅう〜…っはあ!どうですか?目は覚めました?」

「あぁ、バッチリだ。麗子ちゃんのキッスのお陰で完璧に目が覚めたわい」

麗子が相手しているのは齢70近くの老人男性だ。sexy policeを利用する常連の中でも、屈指の変態ジジイとして有名だ。

まだ太陽が昇りきっていない早朝にやってきては、婦警たちにセクハラ行為を繰り返す。

今日も派出所に入ってくるや否や、挨拶代わりに麗子のお尻を揉んできた。今時、そんな大胆なセクハラ行為を平然とやってくる男性は滅多にいない。

もちろんチケットを使用しているので、セクハラ行為もプレイの一環として認められている。麗子も行為を咎めるようなことはしない。

「麗子ちゃん、次はこのスポーツドリンクを飲ませておくれ」

「はいはい、当然口移しですよね?」

「もちろん!麗子ちゃんのお口から飲ませておくれ」

麗子は手渡されたペットボトルからスポーツドリンクを口に含み、老人の口付けする。ドリンクが溢れないように唇を密着させる。

そこから麗子が少しだけ口を開けると、お待ちかねの麗子の唾液入りドリンクが老人の口に注がれる。

「んん、んふぅ、んんぅ」

「んぐっ、んぐっ、んぐっ、んぐっ」

老人は顔を綻ばせて嬉しそうにドリンクを飲む。

「んぐっ、んぐっ…れろれろ、ちゅぅ〜」

麗子の口内のドリンクが無くなると老人は、食べ終わったプリンの容器を舐める子供のように麗子の口内を舌で舐め回し、一滴でも残さないように吸い付く。

「ちゅう〜〜…っぷは!あぁ、美味しい」

「っぷは!はぁはぁ、良かった…」

麗子は長時間のキスで息が切れているのに対して、老人は全く息が切れていない。

「本当に元気ですね」

「自分でもよく分からんが、麗子ちゃんとこうやって触れ合ってる時だけは元気でな。きっとここからエネルギーを貰っているんだ」

そう言って麗子のおっぱいをビキニ越しにモミモミする。

「いやん❤️もう、変なことばかり言って…」

「はっはっは。麗子ちゃん、もう一杯おかわりいいかな」

「いいですよ。…んくっ、んくっ…ちゅぅ」

麗子は2杯目の口移しを始める。老人の手はまだおっぱいを揉み続けている。

 

「んんんぅ、んんん…っぷはぁ!もう満足ですか?」

「あ、あぁ…もうお腹いっぱいだ」

もう一杯、もう一杯と何度も要求されて、結局5杯も口移しを行った。いつの間にか麗子のビキニは剥ぎ取られて、おっぱい丸だしの半裸になっていた。

「次はアレを頼むよ、麗子ちゃん」

「アレ…ですね…ちょっと準備をしますね」

麗子は準備のために、最近導入された制限時間のタイマーのカウントを止めた。過去のデータから各曜日のピークタイムを割り出して、ピークタイムは一回15分まで、オフピークは一回30分までと決められた。但し、一回でも射精したら即終了のルールはそのままである。

麗子は戸棚から小型のバスタブを取り出してぬるま湯を溜める。麗子は手で温度を確認して、老人を手招きする。

老人は下半身の衣服を脱ぎ捨てて、バスタブの傍で四つん這いになる。麗子は老人のお尻をバスタブの淵の窪みに乗っけて、バスタブのシャワーと石鹸でアナルを念入りに洗浄し始めた。

老人がお願いしたアレとは“アナル舐め”のことである。フェラチオくらいなら使い捨てお手拭きでチンポを拭けば、口に含むことができる麗子であっても、アナル舐める行為には抵抗を隠せない。

しかし、アナル舐めも風俗では基本プレイの一つ。sexy policeも要求されれば対応しなくてはいけない。

そこで、手先が器用な極太眉のリーダーが介護用のシャワー付き洗髪台を改造して、アナル洗浄用の小型バスタブを製作してくれた。

制限時間のタイマーを止めれば、好きなだけアナルを洗ってもいいことにして、婦警からの反発を少なくすることに成功した。

「おっ、おほ…くひっ…」

麗子が念入りに洗えば洗うほど、老人は制限時間と関係なくアナルを刺激してもらえる。まさに一挙両得である。

「……クンクン、うん大丈夫ね。お待たせしました。今度はベッドで四つん這いになってくださいね」

麗子は老人のアナルの匂いが石鹸の香りになっていることを確認して、今度はベッドに誘導する。

最初はオリジナル石鹸でアナルに花やフルーツの香りを付けようとしたが、日常生活で同じ匂いを嗅ぐ度にアナル舐めを思い出してしまうことが容易に想像できたので、市販の石鹸を使うことにした。

「ほいほい、それじゃあ頼むよ」

老人はアナルを麗子の顔に向ける。

「はい…いきますよ」

制限時間のタイマーを再開させて、麗子は意を決してアナルに口を付ける。

まずは肛門周りをゆっくりと舐める。老化によって垂れてきたお尻の皮膚を舐めると、麗子の舌にザラザラとした感触が伝わってくる。まるで象の肌を舐めているようだ。

「あふ…ふぅ…ふふっ…」

感じているのか、くすぐったいのか老人の口からは小さな笑い声混じりの吐息が漏れる。

「んふ…れろ…れろ…」

麗子はこの行為が好きではないが、貴重なチケットを消費してもらった以上は、手抜きをする気など全くない。ゆっくりとアナル周りを舐めて、アナル全体をほぐしていく。

「ふぅ…ふぅ…」

知らず知らずのうちに麗子の鼻息が荒くなり、老人のケツ毛をそよ風のように揺らしている。

「ふぅ…次はアナルを舐めますね」

「いよっ、待ってました!」

麗子はゆっくりと舌を菊の門に突入させる。筋肉が衰えてきた老人のアナルはすんなりと侵入を許してしまう。

「うおほっ!ほほっ!おぉ〜〜…」

老人は感嘆の声をあげる。湿った舌がアナルの中を這い回る感触は他のプレイでは味わえない。

普段はケーキの味見や高級ワインのテイスティングを完璧にこなす麗子の舌を枯れた老人のアナルの中に入れている。プライドの高い女性なら屈辱と感じるかもしれないが、麗子はそのような下らないプライドを持ち合わせていない。

目の前の男性に満足してもらう、ただその一点に集中している。

「ふぅー、れろれろぉ、ふぅー、んちゅ、ちゅ…」

麗子の鼻息が更に荒くなる。舌をドリルのように動かしてアナルをこじ開けていく。

「ふほっ、あぁ〜、やっぱり麗子ちゃんの舌遣いは最高だ!んおほっ!」

麗子はアナル舐めを続けながら、老人チンポの手コキを始めた。一回でも射精させたら、このプレイは終わる。麗子は老人がある程度満足したところを見計らって、一気に射精へ導く。

「んぐっ…うあっ!まだまだ…」

老人は制限時間いっぱい、麗子とお楽しみを続けたいので、必死に射精を我慢しようとしている。しかし、麗子にチンポとアナルの両方から攻められてしまったら、いくら性欲が減退しているとはいえ、陥落は時間の問題であった。

「うぅっ…!あぁ〜〜…」

ドピュドピュドピュ…

老人のチンポから精液が放出され、ベッドのシーツを汚していく。

麗子はようやくアナル舐めから解放された。

「はぁはぁ、お疲れ様でした、ちゅっ、じゅぽじゅぽ…」

麗子は老人を仰向けにして、お掃除フェラをしてあげる。

「ちくしょう…今回は我慢できる自信があったのに…」

「ちゅぽん、ふふふ、またいつでも来てくださいね❤️」

 

老人を見送ると、麗子は口の中を何度もうがいした。

「うぅ〜、何度やっても慣れないわ…」

「麗子、お疲れ様」

僕は闘いを終えた麗子を労いながら、タオルを渡す。

「ありがとう、大ちゃん」

麗子は渡させらたタオルで口を拭う。

「もうすぐ、出勤するサラリーマンへの“いってらっしゃいハグ”が始まるけど、大丈夫か?」

「えぇ、もちろん大丈夫よ!」

「さすが、麗子!頼りになるよ。あっ、そうだ。前にも言ったけど、僕は2時間前倒しで署に戻るから、ハグが終わった頃に抜けるね」

「そんなこと言ってたわね。たしかバクニュー大佐の指導を受けるのよね?」

「そうなんだよ…署内の人に話を聞く限り、容赦なく鞭をふるってくる厳しい人なんだよね…憂鬱だ」

「厳しい人だけど、理不尽な人ではないわ。大ちゃんなら大丈夫よ」

「そうかな…」

 

時刻は8時を回り、僕は一人で署に戻る。

麗子に励ましてもらったが、気分はまだ憂鬱なままだ。

(今時、鞭打ちなんて、本当にやるのかな…バクニュー大佐は海兵隊所属だったよな)

海兵隊とは上陸作戦を主任務とする軍隊である。有事の際には、真っ先に先陣を切って敵地に乗り込むため、隊員の多くは優秀な精鋭揃いだ。

その中において、鬼より怖い鬼教官と恐れられているらしい。そんな彼女が何の因果か、定期的に葛飾署の男性警察官を指導しに来ている。

(はぁ…昨夜からトラブル続きでほとんど寝れていないに、そんな凄い人の指導を受け切る自信なんて無いよ…)

どんどん不安な気持ちが増していく。そんな時にメッセージアプリから通知が来た。

(うん?…リーダーからだ)

色んな人からバクニュー大佐の話を聞いて回ったが、特にリーダーからの評判が悪かった。

何でも初めてバクニュー大佐が指導に来た時、リーダーは鞭、ハイヒール、ハリセンで暴行を受けたとのこと。

(何だろう…碌なことじゃない気が…)

僕は渋々メッセージアプリを開くと、そこには“バクニュー大佐攻略法”と書かれたPDFが添付されていた。

僕は足を止めて、PDFの内容を一読する。

この攻略法はリーダーの苦い経験に基づいて作られた。読んでみると、大佐の人間性や嗜好を調べ尽くしており、なるほどと思える箇所が多々ある。

(これは使えるぞ!ありがとうリーダー!)

僕は一転軽やかな気分で葛飾署に向かった。

 

僕が葛飾署に到着すると、署の前には多くの男性署員が待機していた。

「なんだこれ?」

「おっ、皆野!おはよう、勤務お疲れ様」

僕は同い年の同僚に声をかけられた。署内でも屈指のおっぱい星人と有名な男だ。

「おはよう。なぁ、もしかしてだけど、ここにいる全員、大佐を待ってるのか?」

「そうだよ、久しぶりの指導だからな。あの爆乳を1秒でも早く見たいんだよ」

署の前には指導を受ける署員だけでなく、指導の対象外である管理職の面々もいる。

(こんな署だからsexy policeがスタートできたのかな…)

僕はそんなことを考えていると、1台の軍用車が葛飾署に入ってきた。日本の道路には似つかわしくない深緑色のハマーだ。

署員の視線がハマーのドアに集まる。中にはカメラやスマホを構えている人もいる。

ガチャ

後部座席のドアが開き、そこから軍服を身に纏った長身の女性が降りてきた。

「貌丹邑ヤークト・パンテル大佐の御到着!全員敬礼!」

その場にいた署員全員が大佐に向かって敬礼する。僕もみんなに倣って敬礼した。

「ご無沙汰しております、大佐」

初老のアフロヘアーに口髭を貯えている男性が大佐に握手を求める。葛飾署の中でもお偉いさんと呼べる部類の人だけど、名前は忘れた。本人は笑顔のつもりだろうが、誰が見ても明らかなニヤケ顔をしている。

「久しぶりね。また呼んで頂けて光栄だわ」

大佐は握手に応じる。僕は敬礼の姿勢を崩さぬまま、大佐を観察する。

(なるほど、噂に違わぬ絶世の美人だ)

金髪のセミロング、つり目がちの目元、高く筋の通った鼻、小さめの口、くるりとカールしたまつ毛…

ジョディーとはタイプの違うクール系のブロンド美女だ。

その整った顔立ち以上に目が行ってしまう部分がある。それは勿論のこと、大佐の乳房だ。バクニュー大佐という名に恥じない立派な爆乳を携えている。

ある人は言った、“まるでブレストミサイル2発を積んでいる感じだよな”と。確かに、あの膨らみはミサイルを仕込んでいてもおかしくないくらいの大きさだ。

僕が見てきたおっぱいの中で一番大きいジョディーの爆乳よりも一回り大きい。

(ということは…大きさは120cmくらいかな)

僕は頭の中で大佐のバストサイズを予想してみた。

「えー、ご多忙の中、皆の指導のためにヤークト・パンテル大佐に来て頂いた。くれぐれも失礼のないよう、真面目に取り組んでくれたまえ!」

先ほどのお偉いさんが何か話している。こちとら大佐のバストサイズを予想するのに夢中で、そんなこと聞いている暇はない。

「今より大佐による教育指導を始める!それでは大佐、よろしくお願いします」

次はバクニュー大佐の番のようだ。ちゃんと聞かなきゃ…

「制圧に必要なものは…力と頭と武器だ。よく覚えておきな!」

大佐の言葉には迫力があり、思わず姿勢を正してしまう。発言するだけで場の空気がビシッとしまる。

「まずは武器の使い方から教える」

「という訳で、指導を受ける署員は射撃場に向かいなさい」

アフロヘアーのお偉いさんに指示された通り、僕含めたメンバー十数人は射撃場に向かう。

 

 

「…構え方はこうだ。バットプレートは肩関節の付け根辺りに押し付けろ。銃に対する頬付けもしっかり真似しろ。安定感がまるで違う」

今現在、射撃場で我々が教わっているのは米軍海兵隊が採用している自動小銃・M27 IARの扱い方だ。

正直、この自動小銃を扱えるようになっても我々警察官の職務に役立つとは思えない。警察官が使用する拳銃は主にリボルバーだ。SATや機動捜査隊は他の種類の拳銃も扱うが、今回の指導を受けているメンバーにそれらの部署所属の者はいない。

(どう考えても必要無い知識だよな。個人的には聞いてて面白いけどね)

来週の休みにはサバゲーの練習試合が控えている。リーダーが勝手に僕をチームの2軍に入れたことをキッカケに始めたのだが、やってみたら楽しかった。今回の指導もサバゲーに役立つかもしれないとポジティブに捉える。

「…こんなの覚えても意味ねぇよな」

ポジティブに捉えることのできない誰かが小声で文句を言った。

すると大佐は目にも止まらなぬ速さで鞭を振い、言葉を発した警官に命中させた。

バチンッ!

「ぬおおおお!!」

「私語は慎みな」

大佐は無表情で一言だけ言って、元の立ち位置に戻った。

(怖えぇ…噂通りじゃん)

僕は大佐のスパルタなやり方に引いてしまう。他の警官も多くは引いているが、数名は鞭で打たれた彼を羨ましそうな目で見ている。

(そんなに鞭打ちっていいのかな…僕には分からん)

どうにも僕にはドMの嗜好が理解できない。

「次は実践だ。そこの4名、前に出ろ」

「えっ…は、はい!」

大佐から僕を含めた4名が指名されて、列の前に出た。

「まずは構えてみろ」

僕は自動小銃を手に取り、大佐の説明通りに構えてみる。

(こんな感じかな…)

大佐は一人ずつ近づいて構え方を見て行く。まずは僕の番だ。

「ふむ…惜しいな。もう少しだけ銃を体に寄せるんだ」

そう言うと大佐は僕の背中から手を回して銃を手前に引き寄せる。

その際に、大佐の爆乳がポヨンと僕の背中に当たっている。

(おお…軍服越しだけど、良い感触だぁ)

僕は軍服越しでも伝わってくる乳房の柔らかさに思わずニヤケそうになる。

「こうだ。この体勢を覚えておけ」

「はい!」

「大佐!私の構えも見てください!」

この様子を見ていた隣の警官が猛アピールしてきた。

「うむ…全然違う!」

バシンッ!

「うぎゃあああ!」

何となく大佐の見様見真似で銃を構えた警官に対して、大佐は容赦なく鞭を打った。

怒られても仕方ないくらいの適当な構え方ではあったが、間違えただけで鞭打ちの刑は可哀想だ。

 

「それも違う!」

バシッ!

「うあん!」

その後も大佐のスパルタ指導は続いていき、大半の警官は及第点の構えをできず、鞭で叩かれた。

(今の人はサバゲーチームの1軍に居たよな。まさか、大佐に鞭で叩かれたくて、わざと間違えたのかな)

僕は今しがた鞭で打たれた警官にドM疑惑をかける。そう考えるとどことなく恍惚の表情を浮かべているような…

「ありがとうございました!」

(やっぱりそうだ…)

一方、先ほどから鞭を打ち続ける大佐は相変わらず無表情だ。しかし心の中では、構え方から先に講義を進めることができないこの現状に苛立っているかもしれない。

これ以上この体たらくが続けば、連帯責任で僕にも大佐の鞭が飛んでくる可能性がある。

(そろそろ、リーダーから授かったバクリュー大佐の攻略法その1を実行するか)

僕は攻略法その1を頭の中で復唱する。

“1.バクニュー大佐は米軍のライフルや戦車の扱い方について講義する。その際に、「こんなこと教わっても意味がない」と指摘するような骨のある奴を大佐は気に入る”

通常、軍隊は上下関係を非常に重んじているので、上官に歯向かう者は容赦なく断罪される。

そんな軍隊で教官を務めるバクニュー大佐が講義にダメ出しするような奴を果たして気に入るのか…そんな疑問に答えるかのように攻略法はこう続いていた。

“バクニュー大佐は日系四世だ。普段は男に対して厳しい態度をとっているが、心の中では男にガツンと言われたい古き良き日本人女性のマインドを持っている”

ということなので、ライフルの講義中にこの攻略法を実行しよう。

どうでもいいが、うちのリーダーの女性観はいささか古臭くて、今の時代に合っているとは言えない。よく交通課の婦警と価値観の相違で言い争いをしている。あれでも最近はマシになったらしい。昔の発言を蒸し返されたら確実に炎上するだろう。

(でも…どう言ったらいいのかな。なまじ興味のある話だった分、講義は真面目に聞いてたからなぁ)

しっかり構え方を教えてもらった手前、今更“こんなことを教わっても意味がない”と攻略法通りの文言は使えない。

(要するに反抗することで骨のある奴というアピールをすればいいんだろ)

これまでの受講態度と矛盾の無いようにバクニュー大佐へ反抗するアイデアを考える。

(そうだ!あの自動小銃について質問してみよう!)

僕は自分なりに攻略法を改良してバクニュー大佐にぶつけてみる。

 

「全く…構え方だけでこんなに時間がかかるとは…もう次の講義に移らなければいけない時間だな。最後に質問のある者はいるか!」

今後触る機会はないであろう自動小銃に対する質問などあるはずがない。静寂が射撃場に流れる中、僕は真っ直ぐ上に手を挙げる。

「はい!別の自動小銃について質問しても宜しいでしょうか?」

「なんだ?言ってみろ」

「AK47についてなんですが…」

その言葉を聞いた途端、無表情のバクニュー大佐の顔が少しだけピクリと動いた気がした。

「AK47だと…」

大佐はカツカツとハイヒールの靴音を響かせて、僕の方へ近づいてくる。

「貴様、もう一度言ってみろ」

大佐の綺麗な顔は無表情のままだけど、語気には若干の怒りが混ざっている。大佐の爆乳の先端が僕の胸板に触れているが、そんなこと気にしている場合ではなさそうだ。

(あれ?怒ってるの?話が違うぞ…)

僕は大佐の琴線に触れてしまったかもしれないと内心焦っているが、もう取り返しはつかなそうだ。こうなったら突き進むしかない。

「AK47について…」

「その銃がどういうものか知っていて質問しているのか?」

「ええ、もちろん。旧ソ連の銃開発者カラシニコフが設計した自動小銃で、安価で扱いが簡単なことから今でもイスラム武装組織やアフリカの内戦でも使われて…」

「もういい!そこまで知っておきながらアメリカ海兵隊の私に質問するというのか」

大佐は表情を崩さぬまま、更に詰め寄ってくる。大佐の爆乳もムニュリと圧迫されて押し潰されていく。僕が少しでも顔を動かせばキスできてしまいそうだ。

「アメリカ軍にとっては敵対勢力の象徴であることは存じています。私が聞きたいのはAK47への対処法です」

「ほう、対処法だと」

大佐の語気が少しだけ緩まる。胸板に当たっている爆乳の圧力も一緒に緩まっていく。

「イスラム武装組織のテロは欧米の先進国や中央アジアでも発生しており、彼らのAK47から放たれた銃弾によって罪の無い一般市民が犠牲になっています。もしも、日本で同じようなテロが発生した場合、真っ先に対応するのは我々所轄の警察官です。その為に…彼らの主力武器であるAK47の対処法を聞いておきたいのです!」

これでどうだろうか…僕は大佐のプレッシャーに気圧されながら最後まで言い切った。

僕の発言中も大佐は無表情のままで、感情が読み取れない。

「…そういうことか。質問の意図は理解した。しかし、今日は時間が無い。次の機会に教えてやる」

大佐はクルリと後ろに向いて、僕から離れていく。

(助かった…)

僕はホッとしていると、大佐は首だけ動かしてこちらを返り見た。

「名前はなんという?」

「えっ…皆野です」

「ミナノか…憶えておこう」

大佐に名前を憶えてもらった。攻略法その1は大成功だ!まさかここまで効果を発揮するとは…

「次は外で講義を行う。早く移動しろ」

大佐は警官達に声を掛けて一人先に射撃場を出ていく。

 

外への移動中、僕は同僚達からひっきりなしに声をかけられる。

「お前勇気あるな」

「命知らずというか…」

「大佐が名前を憶えるなんて初めてだよ」

「大佐のおっぱいどうだった?」

その内容は僕への賞賛と胸板に押し付けられた爆乳の感想を尋ねるものだった。同僚からの賞賛の数が大佐に取り入る難しさを示している。

「柔らかかったよ…とても」

僕は小学生みたいな返答をする。それ以外に返答が思いつかない。

「いいなぁ〜。俺さあ、構え方を失敗してから背中にも大佐の爆乳を感じることが出来なかったんだよ」

おっぱいについて質問してきた同僚は僕を羨望の眼差しで見つめる。

「お前の胸板に当たっている時、大佐の爆乳が結構潰れていたよな。どんな柔らかさ?いわゆるスライム乳というやつか?」

「うーん…軍服越しだから、そこまで詳しくは分からなかったな。僕も大佐への返答で必死だったから」

「そっかぁ〜」

とても警官とは思えない会話のキャッチボールをしているうちに次の講義を行う駐車場へ到着した。

 

「次は戦車の動かし方を教える。まずはこのスクリーンで操作方法を解説する」

自動小銃の次は戦車の講義だ。益々警察官には必要が無いスキルだ。

しかし大佐は至って真面目だ。スクリーンに映し出された戦車の写真を指示棒で指しながら解説していく。

「大佐!発言よろしいでしょうか!」

先ほど僕に大佐の爆乳について質問してきたおっぱい星人の同僚が手を挙げて、大佐に発言の許可を求める。

「発言を認める」

「我々警察官には戦車の操縦をする機会はありません!このような講義は必要無いと思います!」

この発言を聞いて大佐が同僚の元に近づいていく。僕の真似をして大佐の爆乳を当ててもらう作戦なのだろう。

大佐は至近距離に近づくと、鞭を手に取り…

「Shut up!」

バチンッ!

「うぎゃあああ!」

思いっきり鞭で同僚をしばいた。

(あれ?なんでダメなんだ?言い方がストレート過ぎたのかな)

彼の作戦が失敗した要因を考えていると、もう一人の同僚がバクニュー大佐に物申しに行く。

「大佐!私もそう思います!」

ビュンッ!

「うあああん!ありがとうございます!」

大佐が無言で鞭を振るったのは、先ほどわざと構え方を間違えた疑惑のあるドMの同僚だ。

(おいおいヤメてくれよ…僕がリスクを背負って機嫌を取りに行ったのに…)

僕の苦労が一瞬にして水泡に帰してしまった。

「講義を続けるぞ」

大佐は鞭に打たれて身悶える二人を無視して、相変わらずの無表情で講義を再開した。

(こうなったら早いうちに攻略法その2を実行するしかない)

僕は大佐の講義を聞いている間、それを実行できるチャンスを伺う。

 

「操縦方法は以上だ。次は実践に移るぞ」

大佐と僕たちははスクリーンの側から駐車場の一角に移動する。

そこにはなんと本物の戦車があった。アメリカ陸軍がベトナム戦争などで使用した水陸両用の空挺戦車(輸送機から戦地へ空中投下できる戦車のこと)M551シェリダンだ。

「今回は葛飾署の戦車課の機体を使わせてもらう」

大佐の発言に警官はざわつく。

「戦車課?そんなのあったか?」

「ほら、あの人が私物の戦車を持ってきて、署長にゴリ押しして作っただろ」

「そういえば、銀行強盗を一回だけ逮捕してたな」

「私語は慎め!」

バシッ、ビシッ、パァン!

「「「ぎゃあああ!」」」

葛飾署の駐車場に置かれている場違いなこの戦車は、うちのリーダーがその昔、ジョディーのお父さんから貰った戦車をレストアしたものだ。

次にリーダーは署長にごり押しして強引に戦車課を作った。銀行強盗を逮捕したものの、碌な戦車を増備してもらえず、それ以降戦車課が活躍することはなかった。

「この戦車を実際に動かして、戦車の運転感覚を養ってもらう」

大佐は砲身の下にあるハッチを開ける。

「一人ずつ一緒に入って指導する。まずは…ミナノ!早く入れ」

「はい!」

大佐からのご指名に気持ちよく返事して、急いで戦車の上に登る。

(これはチャンスだ)

攻略法その2を行うには二人きりの方が好都合だ。

“2.バクニュー大佐はずっと男社会で生きてきた。だから、たまには女として扱われたいと思っている。方法は何でもいい。”

リーダーらしい雑な内容だが、効果は期待できそうだ。普段、異性として扱われる機会が少ない女性ほど、大人になってもピュアな乙女心を持っている可能性が高い。大佐の女性として魅力的な部分を褒めてあげれば喜んでくれるだろう。

但し、衆目の下で大佐を口説くような真似をするのは気が引ける。その為、戦車内で2人きりになれるのは好都合だ。

「ミナノが操縦席に座り、私が後ろから指示を出す。先に入れ」

「わかりました」

僕は先に戦車の中へ入って、操縦席に座る。

続いて大佐は席の後ろに乗り込んできたが、操縦スペースは狭い上に天井が低い。大佐は席の後ろに立つと、そこから操縦席の角に手をついて上半身を前に倒す。そうしないと天井のハッチが閉まらないからだ。

大佐の顔は僕の顔の右横すぐまで近づいており、大佐から香水の良い香りが漂ってくる。

僕は大佐の女性らしい部分を鼻で感じて、攻略法その2の成功を確信する。

 

「始めるぞ、ハンドルを握れ」

「はい!…あれ?」

僕は目の前の操作機器に目を向けると、一瞬だけ呆然としてしまった。

操作機器はガッツリ改造されていて、元の面影がほとんど無いからだ。ハンドルやペダルはスポーツカーみたいになっていて、操縦席の周りにはカーナビや外の様子を映すモニターが取り付けられている。

大幅に改造された操作機器を前にして、僕は問題点を口に出す。

「あの…先ほどの講義に出てきた操縦席とは別物すぎて操作方法が分かりません」

プロの整備工並みの技術を持つリーダーに改造された操縦席は本来の操縦席とは大きく乖離しており、大佐から教わった操縦方法は応用できそうに思えない。

「問題ない。ここで学ぶべきことは戦車の運転感覚だ。私が後ろから指示を出す」

「わかりました」

大佐の丁寧な説明通りにシフトレバーを操作して、アクセルを踏み込むと戦車は重低音を響かせながら進み始める。

(おお〜、僕の操縦で戦車が動いている)

戦車を動かすという貴重な体験に感動する。声に出したら鞭で叩かれそうだから、心の中で密かに思うに留めておく。

「次は旋回だ。シフトレバーを後ろに2段階倒して、右のキャタピラーだけ動かすんだ」

「はい!」

リーダーが改造してくれたおかげで、戦車なのにかなり簡単に運転できる。

(そう…運転は問題無いのだけど…)

この運転実習には問題点が一つだけある、それは後ろから前屈みで僕の真横に顔を出しているバクニュー大佐だ。顔が近いことも気になるが、それ以上に大佐の左胸が僕の右肩に当たっていることが気になって仕方ない。常に当たっている訳ではなく、戦車の不規則な揺れによって肩に当たったり、肩から離れたりを繰り返すから、余計に気になってしまう。

(大丈夫かな勃起してるのバレてないかな…?)

「おい、目線を下にズラすな」

「すいません!」

ここで僕が勃起していることを知られると、大佐に幻滅されてしまう。僕はチンポを太ももで挟んでズボンの膨らみを最低限に抑える。そして深呼吸を繰り返して、ひとまず運転に精神を集中させる。

その後は順調にコースを進んでいき、問題なくコース一周を完走できた。

「終了だ。次の奴と交代だ。誰でもいい」

大佐は淡々と教習の終了を告げる。

運転に集中していたせいで、攻略法その2を仕掛けるタイミングを逸してしまった。

(ここで言うしかないな。でも長々と褒めたら怒られそうだから、軽いジャブ程度に留めておこう)

「ご指導ありがとうございました。大佐のような綺麗で女性として魅力的な方とご一緒できて光栄でした」

「……」

大佐は無反応だ。嬉しそうな様子など微塵も無い。

(うわ、やっちまったか…全然さりげなくなかったし、付け足しで言った感じが出てたし…そもそもこんなこと言う奴キモいだろ)

猛烈に恥ずかしくなった僕は一刻も早く外に出ようと立ち上がる。

「失礼しま…うっ!!」

立ち上がった僕の首を大佐が後ろから鞭で絞めてきた。唐突に始まった大佐による首絞めプレイに僕はパニックになる。

「くっ…カッ…!やめて…くださ…」

「ミナノ、先ほどの発言の意図はなんだ?まさかこの私を口説こうしているのではないだろうな」

大佐からの問いかけに対する返答を頭の中で考える。

(どうしよう…女扱いされて怒ってるじゃん…話と違うよ…)

返答次第では半殺しにされかねない勢いだ。しかし、首を絞められて酸欠状態になっている脳みそでは考えがまとまらない。

「…口説こうだなんて…めっそうも…ござい…ません」

僕は殆ど呼吸できない中、必死で言葉を紡ぐ。

「ただ…思ったことを…口にした…だけで…」

「ならば、私のどこが魅力的か言ってみろ」

大佐は冷たく言い放つ。

(どこ…その大きなおっぱいです!なんて言ったら殺される…)

僕が窒息して気絶しそうになると、大佐は少しだけ鞭を緩めてくれる。その間に僕が酸素を確保すると、再びきつく絞めてくる。

(…顔…ダメだ、ルッキズムとかに厳しそう…内面は…この短時間で何が分かると言われてしいそうだ…)

「早く答えろ」

熟考する余裕が無ければ、時間も無い。大佐を丸め込む案は諦めよう。魅力に感じた部分を正直に答えるしかない。

僕は最初に大佐を見て魅力的に感じた部分を頭の中で列挙する。

(金髪のセミロング、つり目がちの目元、高く筋の通った鼻、小さめの口、くるりとカールしたまつ毛…)

「答えないのかい?ならば…」

「ま…つ…毛…」

大佐の眉がピクッと動く。

「まつ毛だと?」

鞭の締め付けが若干弱くなる。チャンスとばかりに僕は大佐のまつ毛を絶賛する。

「…大佐を初めて見た時から、素敵だと思っていました。クルンと綺麗にカールしていて、1本も折れ曲がっていなくて、本当に素晴らしいほど整っていて惚れ惚れします!それに、瞼の両端だけ集中的に伸ばしているのも、大佐の個性が出ていて良い感じです!」

僕は後ろを振り向いて、大佐の目を見ながら熱弁する。実際のところ、女性のまつ毛にはあまり興味ないが、今はこの一点でゴリ押すしかない。

「長さも均等に揃ってて…ぐむっ」

「もういい、分かった!」

大佐は熱弁を振いながら近づいてくる僕の顔を片手で押し返す。

「お前が純粋な気持ちで言っていたことは分かった。女は褒めておけば大丈夫と思っている輩が最近多くてな…疑ってすまなかった」

「…いえ、こちからこそ軽率な発言失礼しました」

僕は大佐に向かった頭を下げる。大佐は早く次の者と交代してこいと言って、僕に戦車の外へ出るように促す。

僕はハッチを開けて外に出る。そこで一瞬だけ振り向くと、大佐は右手で自身のまつ毛に触れていた。

(満更でもなさそだな。攻略法その2も成功だ)

今回もリスクを伴ったが、何とか成功することができた。こうなれば、最後の攻略法その3を決行して、大佐の好感度を限界まで上げておこう。

僕はおっぱい星人の同僚に交代を告げて、攻略法その3の準備の為、ある人に電話をかける。

戦車の中からは鞭の音と同僚の悲鳴が聞こえてきた。

(あいつ、今度は何を言ったんだ…)

 

僕の後に5〜6人が大佐による密着運転教習を受けたところで、戦車実習の時間が終わった。残念ながら教習を受け損ねた面々はガッカリした表情を見せるが、不満を漏らす者は1人もいない。その理由は、次の指導内容にある。

「おい!早く移動するぞ!」

「1秒も無駄にするな!」

指導を受ける警官たちは葛飾署を飛び出して、1列に並んで次の目的地まで走って向かう。

「はぁ…はぁ…徹夜明けにはキツい…」

僕は早々に息を切らしてしまい、隊列の最後尾で必死について行く。

「頑張れ、皆野!少しでも早く着いて、大佐のナマ乳を長く目に焼き付けるんだ!」

おっぱい星人の同僚が僕を激励してくれる。その顔には鞭を打たれた跡が痛々しく残ってる、

(また、大佐を怒らせたな…)

警官たちが列を成して向かっているのは市が運営しているプール施設だ。そこでバクニュー大佐による最後の指導、水泳訓練が行われる。

「はあ…はあ…ナマ乳と言っても水着姿だろ…」

普段、麗子や麻里愛のトップレスを見ている僕としては、バクニュー大佐の水着姿では他の奴らほどのハイテンションにはなれない。ましてや、sexy policeの派出所勤務明けで寝不足状態での水泳訓練には気が乗らない。

「水着姿でもバクニュー大佐の爆乳は凄いんだ!今にも溢れ落ちそうでさぁ…」

同僚はスケベな顔をしながら大佐の水着姿の良さを熱弁する。

「分かった…分かったから」

僕は息を切らしている状態で相槌を打つのが辛いので、話を強引に終われせた。

(…これくらいで息が切れるなんて、今日は本当に調子が悪いな…)

いつもなら一晩徹夜したくらいでは、これほど疲れやすくなったりしない。麗子と麻里愛に密着取材した時も徹夜したが、解散後にそのまま取材原稿を書き終えた。他にも徹夜明けで遊びに行ったり、書類作成で1日を潰したこともあるが、今ほど疲れてはいなかった。

今まで感じたことのないほど強い疲労感に僕は焦る。こんな最悪のコンディションで海兵隊の鬼教官による水泳訓練に耐えられる自信が無いからだ。

「到着だ!急いで着替えるぞ!」

先頭の先輩警官が後ろに向けて大声で号令をかける。警官たちな更衣室に大挙して自前の水着に着替える。

(みんな…必死すぎる…)

僕はバクニュー大佐の水着姿に対して血眼になる同僚達に引いてしまう。

 

警官たちは着替え終わり、プールサイドに出て行く。

「あれ、大佐は?」

あんなに皆んなが楽しみにしていた水着姿の大佐はいなかった。なんだかんだで、僕も楽しみにしていたのに…

「大佐は車でこっちに向かっているよ。この距離だと走ってきた俺たちの方が先に到着できるんだ」

「それじゃあ、あんなに走らなくてもよかったじゃん…」

「何言っているんだよ!大佐が先に到着したら、大佐のナマ乳を見れる時間が減るだろうが!」

「…そうか、そうだよな」

同僚の情熱に押されて、つい同意してしまった。

「大佐が来るぞ!」

その声掛けに全員が反応して立ち上がる。

女子更衣室のドアが開いて、白いビキニへ着替えたバクニュー大佐が出てきた。

(なるほど、確かにこれは凄い迫力だ)

バクニュー大佐の水着姿は非常に魅力的で、必死に走ってきた甲斐があるというものだ。

着用している水着は決して大胆なデザインではない。しかし規格外のおっぱいを持つ爆乳大佐に着られると、自身の顔より大きい胸の谷間ができてしまい、ゴシップ雑誌の表紙以上にエロスを振り撒いている。

大佐がプールサイドに向かって一歩ずつ歩くたびに、プルンプルンと小刻みに揺れて、我々の劣情を誘ってくる。水着姿でも鞭はしっかり持っている。

「全員揃ってるのか?」

「はい!受講者は全員揃っております!」

「よろしい、まずは基本からよ」

そう言って大佐は自らの爆乳を抱えるように腕を組む。

「うおっ!」

何人かの警官が声を上げる。腕に挟まれた爆乳は中央に寄せられて、胸の谷間が強調される。大佐は意図していないだろうが、いわゆる“だっちゅーの”ポーズを取っている。

「トンプソン(サブマシンガン)とガバメント(軍用自動拳銃)、その他装備を合計6kgを装着して泳ぐこと」

「……」

えげつない指示内容に唖然としてしまう。6kgも装備すると浮かぶことさえままならない。この市民プールまで走ってきたせいで、体力がほとんど残っていないと言うのに…

「はい!その前に大佐殿、準備運動を一緒にお願いしてもよろしいでしょうか?」

1人の警官が目を輝かせて大佐に要望する。

「分かったわ、各々距離を取りなさい」

警官たちはすぐさま散らばって、準備体操の位置どりをする。なるべく大佐をベストなポジションで見ようと必死だ。

「まずは股関節の柔軟よ」

そう言うと大佐は長い足を前後に180度開脚する。

(すごい柔軟性だ)

更に大佐は上半身を背後に反らして、胸を突き出すような体制になる。

「おおーっ」

警官たちは大佐の刺激的なポーズに歓声を上げる。

「この状態をキープ。1、2、3…」

大佐は歓声には反応せず、体操のカウントを始める。

警官達は大佐が真上を向いているのをいいことに、視線を大佐に集中させている。

(極上のボディーだな。フィルムに収めたい…)

僕も同僚達に倣って大佐のセクシーポーズを目に焼き付ける。この瞬間をカメラで撮影できないことが悔やまれる。

「次は腰の柔軟よ。1、2…」

今度は立ち上がり、腰を左右に回転させる。その動きに合わせて爆乳も左右に揺れまくる。

「おおーっ!」

「まるで別の生き物だ…」

またしても歓声が上がる。先ほどよりも声が大きい。

バチンッバチンッ

「「うぎゃあああー!」」

大佐が近くにいた2人に鞭を打つ。

「さっきからうるさいぞ。私語は慎めと言ったはずだ」

「す、すいません」

「効くぜぇ…」

2人とも素肌に鞭を浴びて、とても痛そうだ。しかし、表情はどこか晴れやかだ。

(あいつらさっきは普通に痛がっていたよな…この指導の間にドMが増殖している…のか?)

「全く…次は屈伸だ」

普通の準備運動も水着姿の大佐が行えば、一つ一つがグラビア写真集のようなセクシーポーズになってしまう。この準備運動を映像で撮影すれば、イメージビデオとして発売することができるだろう。

 

準備運動という名の眼福にあずかった我々は装備を背負って次々と入水していく。

(重っ!!これで水泳とか正気か!)

重装備を背負った水泳は想像以上に厳しいものになりそうだ。

「まずはウォーミングアップに1kmを泳げ」

「嘘だろ…」

思わず口に出してしまった。幸いなことに大佐の耳には届いていないようだ。

すると、指導序盤からわざと鞭に打たれるようにわざとミスしていたドMの同僚が大佐に近寄って…

「バクニュー大佐!我々に1kmの水泳は無理です!」

「Shut up!」

バチンッ

「うひょおおー、ありがとうございます!」

同僚は恍惚な表情を浮かべてお礼を言う。もはやドMであることを隠そうともしていない。

「さっさと始めないか!」

大佐は鞭で地面を打って、我々を一喝する。

「は、はい!」

僕を含めた警官たちは一斉に泳ぎ始めた。

オモリを背負いながらの水泳はやはりとてつもなく辛い所業だった。

この市民プールは25mのコースなので、20往復もしないといけない。800mの世界記録(短水路)が7分20秒、もちろん何も装備していない。

銃を背負った我々では20分以上は掛かるだろう。

400mを超えた辺りで脚をつってしまう者が出始めた。脚をつっても大佐は容赦なく別メニューを指示する。プールサイドでは脚をつった数名が最後尾の警官がゴールするまで腕立て伏せをしている。

そんな地獄絵図のプールの駐車場に華やかなピンクのポルシェが停まる。ポルシェから出てきた金髪の女性は布に包まれたケージを持って、市民プールの施設に入っていく。

「遅いぞ!もっと気合いを出せ!」

「おじゃまします。」

「むっ、誰だ?」

「お久しぶりです。ヤークト・パンテル大佐」

「おお、ミス秋本か」

「この前は水泳大会に助っ人として参加していただきありがとうございました」

「なに、あのくらいは泳いだ内にも入らん」

「さすが海兵隊ですわね。ところで、皆野はいますか?」

「ミナノか?あいつは今、プールで水泳訓練中だ。ほら、あの最後尾にいる奴だ」

「銃を背負ってる…相変わらずハードな特訓ですね」

「このくらい海兵隊では普通だ。しかし、ミナノは良い体をしている割に遅いな」

「実は彼、24時間の勤務から直接参加していまして。昨夜はトラブルがあって徹夜でしたの」

「そうなのか、徹夜明けと考えると、ギブアップしないだけ他の奴よりマシか」

「そうですね」

世間話をしている麗子とバクニュー大佐をプールサイドのギブアップ組が見つめている。

「爆乳美女同士の会話だ」

「何話しているんだろう」

「やっぱり麗子さんの爆乳もいいなぁ」

「私語は慎め」

パンッパンッパンッパンッ

「ぐおっ」

「ひぃっ!」

「あはぁ!」

「うひょお!」

何度鞭を打たれても懲りない連中だ。

 

「その荷物は何だ?」

大佐は麗子が持っている布に包まったケージを気にする。

「これは大ちゃ…皆野に頼まれて持ってきた証拠品です。彼はこの指導が終わったら直ぐに帰宅してしまうので」

「ふむ…日本では証拠品を警察官の個人宅で保管するのか?」

「いえ、通常はちゃんと署で保管しますが、この証拠品は管理が大変なのに、証拠能力は殆ど無いんです。だから、預かってくれる人を署内で募集していていた所を彼が手を挙げたみたいです」

「なるほど。中身は何だ?」

「それは…ごめんなさい、言えません。一応証拠品ですから」

「そうか、こちらこそ軽率な発言だった。すまない」

「そんな、大佐が謝ることではありません。私は駐車場の車で待っていますから、指導が終わる頃にまた来ます」

「それには及ばない。私が預かっておこう」

「えっ…それは悪いですよ。大佐にお預かり頂くなんて」

「預かり物くらい私でもできる。秋本も24時間勤務明けなのだろう?早く帰って身体を休ませろ」

「お優しいですね。それではお言葉に甘えて、この証拠品をお預けします」

「ああ、確かに預かった」

「失礼いたします。また近いうちにお会いしましょう。ジョディーも交えて」

「そうだな。楽しみにしているよ」

麗子は証拠品を大佐に預けて、市民プールを後にした。

 

「はあ…はあ…死ぬ…」

僕は結局のところ、24分かけて1kmを泳ぎ切った。何度もリタイアしようと思ったが、これまでのバクニュー大佐攻略がパーになってしまうのが惜しかったので、息も絶え絶えになりながらゴールまで辿り着いた。

今、僕はプールサイドで仰向けになって、必死で酸素を肺の中に吸収している。同じように寝転んでいる者が他にも数名いる。

「ウォーミングアップでこの有様とは…仕方ない、次はリレー形式で水泳訓練を行う」

大佐は次の水泳指導の指示を出す。

「全員、装備を下ろせ。体力が回復している者から順番に3列に並べ」

大佐の指示通り、警官たちは先にクリアした者を先頭にして均等に3列に並ぶ。

「これから私と水泳勝負をしてもらう。私が1人で泳ぐのに対して、お前らは25mで交代するリレー方式で泳げ。1グループでも私に勝てれば、本日の指導は終了だ」

大佐の説明が終わると、警官たちの半分は反対側の飛び込み台へ回った。大佐は我々にかなりのハンデを与えてくれている。流石に体が資本の男性警察官が束になってかかれば、大佐には勝てるのではないかと思ってしまう。しかも、あの爆乳では水の抵抗をモロに受けてしまうだろう。

(あと、25mを全力で泳げば帰れるぞ)

僕は最後の力をここに出し切ると意気込む。

 

「私についてらっしゃい坊やたち。ミナノ、号令を頼む」

大佐は水泳ゴーグルを装着して飛び込み台の上に立ち、僕に号令係を任命した。

「は、はい!それでは…3・2・1・スタート!」

パシャン

大佐と各グループのトップバッターたちが一斉に飛び込み台から綺麗に入水していった。

まず先頭に立ったのは、爆乳大佐だった。

潜水だけでコースの半分程を泳いでしまい、水面に顔を出してからも胸の抵抗をものともせずに猛スピードで進んでいく。

「すごいスピードだ…あのペースでもつのか?」

バクニュー大佐は全力で泳ぐ男性警官よりも速いスピードで泳いでいる。いくら現役バリバリの海兵隊員と言えども、あのペースで泳ぎ切れるものなのか…

 

結果は我々警察官の惨敗だった。どのチームも大佐より先にゴールすることはできなかった。しかもタッチの差ではなく、悠々と先にゴールされた。アメリカ海兵隊の体力たるや恐るべし

「どのチームも私に勝てなかった訳だな。では、各チームに最後の指示を与える。全員、もう一度装備を付けろ」

大佐は最後の訓練として装備を付けた状態での水泳を再度指示した。リレーで2位のチームには300m、3位のチームは400m、僕が属した4位のチームは500mのノルマが言い渡された。

全員死んだ目で泳ぎ始める。ドMの同僚もわざと鞭に打たれるような真似はもうしない。

最後の訓練を泳ぎ切った者からバクニュー大佐の指導から解放されていく。解放された者はフラフラになりながらロッカールームに消えて行く。

「ご苦労。装備は外にある車まで持っていってくれ」

大佐は帰って行く者たちに声をかけている。僕と同じチームの者も次々と訓練を終わらせて、最後まで残ったのは僕とおっぱい星人の同僚になった。

「はあ…はあ…終わった…」

「よし!ご苦労だった。上がってよろしい」

「はい。ありがとうございました!皆野、先に帰ってるぞ!」

同僚も先に終えて、僕が最下位になってしまった。言い訳ではないが、24時間の派出所勤務を終えてからこの訓練に参加しているのは僕だけだ。コンディションが万全ならば、ここまで遅れを取ることは無いはずだ。

「ひぃーひぃー…ゴール!」

僕は500mを泳ぎ切り、プールの壁にタッチする。

「ヨイショ!」

疲れ切った身体では6kgのオモリを背負ってプールサイドに上がるだけでも一苦労だ。

「ご苦労だったミナノ。徹夜明けにも関わらず、音を上げずによく頑張ったな」

大佐からの予想外の労いに僕は面を喰らってしまった。

「ありがとうございます…誰かから聞きました?」

「先ほど、ミス秋本がここに来てな。トラブル続きで殆ど眠れていなかったらしいな」

そうだった、自分から呼び付けておいて忘れてた。戦車教習の待機時間に麗子へ電話して、攻略法その3に必要なある生き物を届けてもらった。

(預かり先を署内で募っていたのはラッキーだった。待機時間がちょうど麗子の退勤時間と被っていたのもね)

「そうでしたか。麗子は何か持ってきませんでしたか?」

「ああ、預かっているぞ。そこの日陰に置いてある」

大佐はプールサイドにある日除の下に置かれている布が被せられたケージを指差す。

僕は疲労で重たくなった身体を引きずって、ケージを拾いに行く。

大佐も僕の後を追ってきた。

「これです。預かって頂いてありがとうございました」

「管理が大変な証拠品と聞いていたから、日陰に置いておいたが、大丈夫だったか?」

「おそらく大丈夫だと思いますが…ここで中を確認してみましょう」

「いいのか?証拠品を部外者に見せて」

「まあ、良くはありません。でも、大佐なら外部に言いふらさないと信じていますので、是非一緒に確認してください」

「そうか、折角だから見ておこう」

実は大佐、麗子からケージを預かって以降、ずっと中身が気になっていた。無表情の顔つきが少しだけワクワクしているように見える。

「中身はこの子です!」

僕はケージに被されていた布を一気に取り去った。

「!!!!!!ヒッ!」

大佐はケージの中を見て一気に青ざめる。

ケージの中には真っ白なラット1匹がスヤスヤと寝息をたてている。

「可愛いですよね〜。真っ白で小さくて」

このラットは先週の中頃に研究室で不審死していた理系の学生が所有していた。薬品と一緒に証拠品として押収したのだが、特に何かの証拠になる訳でもなく、かといって放置する訳にもいかず…扱いに困っていた鑑識課が保管に協力してくれる警官を探していた。

これを覚えていた僕は攻略法その3を実行するチャンスと思って、待機時間中に麗子へ電話して代わりに受け取ってもらった。

ちなみに攻略法その3の中身はこんな感じだった。

“バクニュー大佐は大のネズミ好き。ネズミの着ぐるみを着てあげれば、笑顔で抱きついてくるぞ”

着ぐるみは簡単に準備できないし、この暑さでは着ぐるみの中に入りたくない。

だから代わりに小さくて可愛い本物を入手した。大佐はきっと喜んでくれるだろう。

僕は視線をラットから大佐に移すと、大佐は青ざめた表情で後ろに後ずさった。叫びたいのを必死に我慢しているようにも見える。

(思ってた反応と全然違う…)

僕は折角用意したラットをしっかり見てもらおうと、大佐に近寄っていく。

「!!やめ…ろ…」

大佐は聞き取れないくらいの小さな声で呟いた。どんどん後ろに下がっていき、ついにはプールへ落ちてしまった。

「!!!しまった!!!」

「!!!大佐!!!」

僕はケージを床に置いて、プールの中を覗く。

大佐はおっぱいを浮袋にしているかのように、プールの水面に仰向けで浮いていた。

「大佐!大丈夫ですか?」

「……」

大佐からの反応が無い。しかし、両目はしっかり見開いている。

(これは…気絶しているのか?)

僕はプールの中に入って、大佐に近づく。

「大佐!大佐!」

大佐の肩を掴んだ揺さぶっても無反応だ。目の前で手を振っても、眼球は全く手のひらを追わない。

「やっぱり気絶してる!」

僕は大佐の両脇を掴んで、プールサイドに引き上げた。バスタオルを床に敷いてその上に寝かす。

「呼吸は…しているな。良かった…」

大佐の鼻に耳を近づかて、呼吸していることを確認する。入水した際に水を飲み込んだかもしれないが、この場合は無理して吐き出させる必要は無いので、とりあえず体の水滴を拭いて救護室に連れていくことにした。

「失礼します」

僕は自前のタオルで大佐の身体を拭き始めた。まずはスラリと長い脚から。真っ白で綺麗な脚をタオル越しに触ってみると、細い脚に筋肉が隙間なく敷き詰められていることが分かる。

(凄い筋肉だ…あのスピードで泳ぐだけのことはある)

続いて腕の水滴を拭く。こちらも一見すると細くて美しい腕だが、その実は無駄を削ぎ落として限界まで鍛え上げれられた剛腕だ。

次に髪の毛を拭く。大佐の頭を膝枕で持ち上げて、セミロングの艶やかな金髪を拭いてあげる。

(大佐の顔って本当に綺麗だなあ)

大佐の顔を身近で見ると、改めてそう思った。

圧倒的な爆乳のせいで印象が薄れてしまうが、モデル顔負けの綺麗な顔立ちをしている。僕は綺麗な大佐の顔に傷をつけないように細心の注意を払って水滴を拭いた。ずっと見開いていた瞼は放置すると、網膜剥離を起こすかもしれないので、そっと閉じさせた。

(…残りはどうしようかな)

大佐の上体を起こして背中と腰を拭き終えた僕はまだ水滴が残っている箇所を拭くべきか迷っている。

(胸とお腹…このまま流れで拭いてもいいのかな…)

どちらも女性が関係性の無い男性には触られたくない箇所だ。しかし、しっかりと水滴を拭かなければ、医務室への移動中に水滴が施設の床に落ちてしまい、市民プール側に迷惑をかけてしまう。

(とりあえずお腹はいいか)

僕は細くくびれたウェストに手を伸ばした。鍛え上げれられた腹筋は完璧に引き締まっていて、鉄板のように硬い。触っただけで日々の鍛錬の過酷さが伝わってくる。

(胸は…本当にどうしよう…)

身体に付いてた水滴はほとんど拭き取った。胸に残っている水滴も時間の経過で蒸発したり、肌に吸収されたりで粗方無くなっている。

第一、胸を触っている瞬間に大佐が意識を取り戻したら殺されてしまう。

(でも、水滴は拭かないと体が冷えてしまうし、他は拭いたのに胸だけ拭かないのはむしろ不自然だ…それに、こんなチャンスはもう来ないだろう…)

僕は頭の中で言い訳を並べて、胸の谷間にタオルを押し当てた。

(おぉ、少し押し当てただけで指が沈んでいく)

ナマ乳に触れた感触は実に素晴らしいものだった。軍服越しに爆乳が僕の身体に当たった時に感じた感触とは全然違う。

大佐の爆乳は天然物ゆえに仰向けで潰れているが、それでも広い表面積を有している。ゆっくりと気づかれないように上乳の水滴を拭いていく。

上乳の次は下乳だ。拭き残しが無いように片手で乳房をめくって隅々まで拭き取る。

両方の下乳を拭き取って、水滴を拭き取る作業は完了だ。やっと救護室に連れて行かことができる。

でも、その前に試しておきたいことがある。

(このまま強くおっぱいを握ったら、どこまで指がめり込むんだろうか)

この考えに支配された僕は右の乳房を持ち上げている右手の握力を強めていく。爆乳に僕の指がどんどんめり込んでいく。このまま僕の右手がおっぱいに飲み込まれてしまうのではないだろうか。

「んっ…」

大佐から嬌声のような吐息が漏れる。

僕はビクンと跳ね上がり、とてつもない緊張感に襲われる。僕は恐る恐る大佐の顔を覗き込む。

しかし、大佐の顔は先ほどと全く変わっていない。寝たふりをしているのか、いやそんなことを大佐はしないだろう。おっぱいを掴んだ時点でゲームオーバーだ。

(そうなると、無意識の状態で感じていたということか)

女性の一般的な性感帯の敏感さは分からないが、気絶している時に胸を掴まられただけで声を出してしまうのは、かなりの敏感体質のように思える。

(これ以上の冒険は危険だ。早く救護室に連れて行こう)

僕は大佐をお姫様抱っこして、プールサイドを後にした。この時既に大佐のオマ◯コは既に愛液が分泌され始めていた。

 

救護室へ行くにはロッカールームを通らなければいけない。大佐には悪いが、男性用のロッカールームを通ることにした。

ロッカールームはもぬけの殻だった。僕よりも先に終わった警官たちは着替え終えて、署に戻って行ったのだ。もう誰も残っていないと思っていたら、1人だけ残っていた。

「おう、皆野。お疲れ様…何で大佐をお姫様抱っこしてるんだ⁉︎」

おっぱい星人の同僚が残っていた。既に着替え終わっている所を見ると、僕のことを待ってくれていたらしい。

「実は…大佐がプールサイドで足を滑らせて、後ろ向きの状態でプールに落ちたんだよ。急いで引き上げたら気絶してた。呼吸はしてるから大丈夫だと思うけど、今から救護室に連れて行くんだよ」

僕は大佐の名誉のために本当の理由を話さなかった。でも、どうして大好きな筈のネズミを見て倒れたんだろう。

「なるほど。よし救護室へは俺が連れて行く!」

「えっ、いいよ。このまま連れて行くよ」

「お前は水着姿のまま施設内をウロつく気か。それにプールの貸切時間はもうすぐ終わるから、ロッカールームも空にしないといけないだろ」

同僚の言うことは最もだ。加えて、預かったラットや装着していた銃器はプールサイドに置きっぱなしだ。

「そうだな。それじゃあ、大佐のことは頼んだ」

僕は大佐を同僚へ落とさないよう慎重に渡した。

「ヨイショ!うおっ、やっぱり凄い筋肉」

「頼んだよ。僕も片付けが終わったらすぐに行くよ」

「いや、大佐の荷物が女性用ロッカーにあるはずだ。皆野は職員に事情を話して回収してくれ」

「分かった。大佐の荷物を持って救護室に行くよ」

「救護室じゃなくて、大佐の軍用車に持って行ってくれ。大佐の荷物には実弾もあるという噂だ。そんな物がここの職員に見られたら大変だ」

「マジか…本当に持ってそうだから、車に持って行った方が賢明だな。でも、大佐の着替えは救護室へ持っていかないと…」

「着替えだけ救護室の外に置いてくれ。お前も大荷物を背負っているのに、わざわざ室内に入るのは大変だろう。ノックしてくれれば、俺が回収する」

「分かった、そうしよう」

「あと悪いけど、近くのコンビニへ行ってドリンクを買ってきてくれないか。ついでに精力剤も」

「いいけど、何で精力剤なんか…」

「そ、それは…大佐は精力剤を日常的に愛飲しているそうだ」

「へぇ、色んな人に大佐のことを聞いて回ったけど初めて聞いたよ。分かった、精力剤だな」

「おう。頼んだぜ」

そう言って同僚は大佐を連れて部屋を出て行った。

「さてと、さっさと片付けるか」

僕は急いでプールサイドへ行き、ラットと銃器を回収した。この後もやることはてんこ盛りだ。

 

ガラガラガラガラ

同僚は事務所の女性職員に声を掛けて、救護室の鍵を開けてもらった。

「ベッドは窓側の方を使ってください」

「わかりました」

大佐を指定されたベッドにそっと降ろす。

「本当に救急車を呼ばなくても大丈夫ですか?」

「えぇ、ちゃんと呼吸していますし、脈拍は落ち着いています。水を大量に飲んだ訳ではないらしいので、しばらくは安静にさせて様子を見ます」

「そうなんですね。では、私は一旦事務所に戻ります。意識が戻るまでゆっくりしていってください」

「お手数お掛けしました」

「失礼します」

女性事務員は一礼して救護室から出て行った。

「…それにしても、あの外国人の胸、大きすぎるわ…」

女性は扉を閉め切ってからボソリと呟いた。

 

救護室内にいる同僚は事務員の足音が遠のくを扉越しに聞いてから内鍵をかけた。

「手取り早く済ませないとな…」

同僚はワイシャツを脱いで椅子の上に放り投げる。大佐が寝ているベッドの脇に移動して、水着姿のまま意識を失っている大佐を見下ろす。

「目を覚ます前にこの極上ボディを堪能してやる!」

同僚は物音を立てぬようにこっそりとベッドの上に乗って、大佐の上に跨った。

「うひょーっ!仰向けになって潰れていてもこのデカさ!実にけしからん爆乳だ!」

そう言って同僚は水着越しに大佐の爆乳を揉み始めた。

「柔けぇ!すっげぇ柔けぇ!やっと触れたよ!」

同僚は大佐の爆乳をパン生地のように両手で捏ねまくる。不純物ゼロの天然爆乳は絶妙な柔らかさと反発力を兼ね備えている。

「大佐って言うから年増かと思ってたけど、こんなハリのある乳は初めてだ!」

大佐の爆乳は卑劣な同僚の手によって無抵抗に揉まれまくっている。

「……ん……んっ…」

「なんだぁ!意識を失っても感じてるのか?感度抜群の爆乳外国人とか最高かよ!」

同僚は乳を揉む手を一旦止めて、大佐のビキニを下にずり下ろした。ビキニに隠されていたピンクの乳頭が姿を現した。

「うおぉ!ピンクだ!ありがてぇ!」

白い肌にピンクのアクセントが映える双丘に同僚は顔を埋める。次に両手で爆乳の外側を掴んで、自身の顔を爆乳で挟みこむ。

「ふおおー!憧れのぱふぱふ!」

有名RPGゲームの名物を体験できて、同僚のテンションは爆上がりだ。先ほどから声のボリュームを抑えられない。何度もぱふぱふして、男の夢を叶えている。

「乳首も美味しそうだ。あむっ」

大佐の綺麗な乳首を口に含み舌で転がす。無意識の中でありながら、甘い刺激によって乳首は段々固くなっていく。

「んっ…は……ん…」

大佐の口からは甘美な吐息が次々と漏れてくる。

「これはもう我慢できねーや!」

同僚は爆乳から顔を離すと、ベッドから立ち上がりズボンとパンツを脱ぎ捨てた。下半身を露出させた同僚は再度大佐の上に跨った。今度は爆乳のすぐ下の位置に腰掛けた。

「やっぱりバクニュー大佐にはパイズリをしないと失礼だよな」

連なる大きな山の間に自らのチンポを挟んだ。チンポには体中の血液が流れ込みパンパンに膨れている。しかし、規格外の爆乳によってフル勃起したチンポはあっさりと隠れてしまった。

「よおし…それ…それ…」

同僚は大佐の爆乳を再び掴んで腰を前後に動かし始める。その瞬間、今までの人生では味わったことのない刺激が同僚に稲妻のように降りかかった。

「なんだこれ…!」

チンポに与えられる刺激は想像を遥かに上回り、同僚は腰の動きをどんどん早めていく。

「うおっ…おおっ…」

「んん…ん……」

相変わらず大佐はおっぱいを好き放題にされて、嬌声を漏らすことしかできない。

同僚はパイズリのスピードは最高潮に達している。精子が上がってきて膨れてくるチンポ。射精まであともう少しの所で同僚は動きを止めた。

「危ねぇ…このまま射精するところだった」

同僚は爆乳から手を離して、チンポも爆乳の間から引っこ抜く。カウパー液の透明な糸が谷間からチンポにかけて伸びている。

「爆乳だけじゃなくて、こっちも楽しまないと勿体よなぁ」

同僚は大佐の横に寝転んで、右手をボトムの中に入れる。右手は陰毛を掻き分けて、すぐに秘口へと到達した。

「こっちの感度はどうなのかな♪」

右手でそっと膣口を撫でてみる。

「んふっ…ふぅ…んん…」

おっぱいを触られていた時よりも強い反応が返ってきた。

「こっちの感度も抜群かよ。この淫乱雌牛大佐が!」

同僚は中指を大佐の膣内に侵入させる。

「んあ…あ……くっ…」

「もう濡れてるじゃん!たったこれだけの愛撫で濡れるとか、どんだけ欲求不満なんだよ!」

実際にはプールサイドで体を拭かれている時から愛液は膣内を潤し始めていたのだが、同僚がそのことを知る由も無い。

「どうだ!気持ちいいのか?さっきまで鞭で叩いていた男にクンニされて感じているのか?」

同僚は指を2本に増やして大佐の膣壁を擦っていく。大佐のオマ◯コは2本の指を容易に飲み込み、ギュウギュウ締め付けている。

同僚は左手で頬杖をついて、大佐の感じている顔を間近で見つめながら右手の動きを早めていく、

彼の男としての尊厳はこれまでの人生の中で最も満たされていることだろう。

抜群の感度を誇る大佐のオマ◯コは同僚の雑な手マンでもあっさりと陥落してしまう。

「んっ、んっ…んん!」

大佐の体が小刻みに震える。その痙攣は膣内でも充分に感じ取れた。

「イった!やったぜ!」

同僚は歓喜の声を挙げて高らかに勝ち誇った。

気絶している間に胸と陰部を蹂躙されて絶頂させられた大佐はまだ意識を取り戻さない。

「…はぁ…はぁ…」

相変わらず艶めかしい吐息を漏らすばかりだ。

「このまま本番まで行けるな」

同僚は愛液で内側がグショグショになったボトムを下にずらし始めた。髪の毛と同じ金髪の陰毛、少し大きめのクリトリス、そして綺麗なピンク色の膣肉が晒されてしまう。

「うひょお!乳首もオマ◯コもピンク色とか最高かよ!」

大佐のオマ◯コはあまり使い込まれていないせいなのか、茶色に変色せずに見事なピンク色を保っている。その尊いオマ◯コが卑劣な男に視姦されている。

ボトムは無抵抗のまま足先まで脱がされてしまい、ヒラヒラと床に落ちていく。

この瞬間、市民プールの救護室に乳首もオマ◯コも丸見えの金髪美女がいるなんて誰も想像できないだろう。このことを知っているのは気絶している大佐を自分勝手に弄くる卑劣漢だけだ。

「こんな極上ボディに己を突っ込まないなんて男が廃るぜ!いざ!」

同僚は大佐の両足を持ち上げて膣口を開かせる。もちろん膣内も鮮やかなピンク色だ。愛液のおかげで程よく濡れていることも見て分かる。

同僚がチンポを持って膣口にあてがう。後は腰を下ろすだけだ。

「いくぞ…」

コンコン ガチャガチャ

(ピクッ!!)

その瞬間、救護室のドアが外からノックされた。更に返事も聞かずにドアを開けようとしている。

同僚はその音に大層驚いた。急いでベッドから立ち上がり、脱ぎ捨てた服を着ようとした。

「あれ?鍵が掛かってる…おーい、皆野だけど!大佐の着替えを持ってきたよ!」

外から聞こえてくる声に同僚は安堵した。行為に夢中で着替えを持ってきてくれと頼んだことをすっかり忘れていた。

同僚はドアの前まで向かう。そして、鍵を開けずにドア越しに返答する。

「皆野、ありがとう。着替えを持ってきてくれて…」

「おう。バッチリ回収してきたよ。ところで、何でドアに鍵をかけてるんだ?」

「そりゃあ…お前アレだよ。もしも事情を知らない人が救護室に入ってきて、バクニュー大佐を見たら驚くだろ?」

「確かに水着姿の大佐は並のグラビアアイドルよりも刺激的だからな」

「そうそう。お前はこれから大佐の荷物を車に持っていくんだろ?早く行ってこいよ」

「いや、荷物は先に車に預けてきた。今は手軽だから救護室に着替えを運ぶことくらい訳ないよ」

同僚は更に焦ってきた。今のあられもない格好のバクニュー大佐を見られたら人生終わってしまう。

「いや!大丈夫だ!その…今は床を拭き掃除しているんだ!大佐から落ちてきた…」

「えっ…大佐の身体はプールサイドで拭いたはずだけど、そんなに床を濡らすくらいの水が残っていたのか?」

「たまってたぞ!えっと…水着の中にたっぷりと!」

「そうだったかな?」

「とりあえず!今、お前に入られると床の水が無駄に広がるから!警察がこれ以上、施設に迷惑をかける訳にはいかないだろ!早くコンビニに行ってきてくれ!」

「お、おう。分かったよ」

ドアの前から気配が消えた。同僚はホッと一安心する。

「ここからコンビニまでは往復で10分。買い物してる時間を合わせても15分の猶予だな」

同僚は素早く残された時間を計測して、再び大佐が横たわるベッドに向かった。

焦らしている時間など無い。片付けや着替えの時間を考えると、性行為に使える時間は多くない。

同僚さ自身の鈴口と膣口を合わせる。

「ぶち込んでやる!いっただきまーす!」

一気に腰を落としてチンポを膣内に押し込んでいく。

「…んんっ!……ふあっ…」

一瞬だけ大佐の眉毛が吊り上がった。十二分に潤っているオマ◯コは同僚のチンポをあっという間に飲み込んだ。

「くぅ〜〜!柔らかくて温かい!そして、俺のチンポをギチギチに締め付けてくる!」

念願の大佐との合体を果たした同僚は感動に打ち震えながら、大佐のオマ◯コの素晴らしさを実況している。

同僚としては時間をかけてたっぷりと味わいたいが、残された時間を鑑みるとそんな余裕は無い。

「最初から全力ピストンだ!おりゃあー!」

同僚のチンポがフルスピードで大佐のオマ◯コを貫く。互いの肌がぶつかるパンパンという音がハイテンポで室内に響いている。

「すげえ!このマ◯コ半端ねぇ名器だ!」

同僚は爽快な汗を流しながら充足感に満ちた表情で大佐を犯している。

「んんっ…んっ…んっ……ん…」

一方の大佐は単調な攻めに慣れてしまったのか、反応は徐々に薄くなっている。

しかし、もはや同僚の関心は大佐の反応ではなく、陰茎から伝わってくるとてつもない快楽と激しく前後に揺れる爆乳にあった。

「絶景だな!エロすぎるだろこのおっぱい!」

バルンバルン揺れている規格外の爆乳を見ながら金髪美女のオマ◯コを好き放題に犯している、こんな至福のひと時を経験できる男が日本に何人いるだろうか。

「おっぱい!」

同僚は上半身を前へ倒して大佐の爆乳に顔面ダイブをかます。おっぱいクッションのお陰で顔面のダメージはゼロなのだ。

両腕を背中の下に回して、思いっきり大佐を抱きしめる。顔をおっぱいに埋めているので呼吸もままならない。そのような状況でも腰のピストンはラストスパートに入る。

「ふがっ!ふごっ!うおおっ!で、射精る!!」

「ん…ん………ん?」

ドピュドピュドピュ…

生で挿入していたチンポから膣内に向けて精液が放出された。身体を何度も震わせて、出せる精液全てを膣内に射精しようとしている。

同僚は天にも昇る心地だった。射精が終わっても爆乳に顔を埋めたまま余韻に浸っている。

「……あぁ〜気持ち良かった〜」

同僚はスッキリした表情でおっぱいから顔を上げた。

「………」

同僚の目にはパッチリと両目を開けて同僚を睨んでいる大佐の顔が映っている。大佐が気絶してから数十分経っていた。呼吸や脈拍に異常が見られなかった大佐が意識を取り戻しても不思議ではない。

ドピュ…

生命の危機を感じた同僚は出し切ったと思われていた精液を無意識のうちに大佐の膣内に追加で射精してしまう。

「…そんなに気持ち良かったのか」

大佐はニヤリと笑って尋ねてきた。

予想外の反応に面を食らう同僚。意外と怒ってないのかもしれない、アメリカ人は性に奔放な人が多いと聞くし…精一杯楽天的な発想を絞り出した。そして笑顔で返した。

「ええ…とっても。人生の中で最高のセックスでした」

「そうか、それは良かったな。…人生最後のセックスが最高に気持ち良くてな!」

大佐は右手で同僚の首を掴んで、そのままベッドの上で立ち上がった。同僚の身体は宙を浮き、オマ◯コとチンポの結合が解かれた。オマ◯コからは精液が垂れてきて、太ももを伝って下に落ちていく。

「くっ……かっ……くるし…」

「何が最高のセックスだ。こんなのただのレイプではないか」

大佐はベッドの上から同僚を床に叩きつけた。

「痛っ〜〜〜〜!!」

タイル張りの床に頭を打ちつけた同僚は頭を抱えて床を転げ回る。

そこに今度は大佐が馬乗りに乗って、同僚の顔を手加減無しで殴っていく。

「この卑劣なゲス野郎め!それでも警察官か!」

大佐は感情を爆発させて同僚を罵る。言語も日本語から英語に切り替わっている。

同僚の顔は腫れ上がり赤紫色に染まっていく。それでも大佐の気持ちは収まらない。ヒョイと同僚の身体を持ち上げると、そのまま壁に向かって投げつけた。

今度は背中を強打した同僚。ひたすら怯えた目で近づいてくる大佐を見つめる。

「…ご、ごめんなさい…アイムソーリー」

本人は必死に謝っているつもりだが、下手くそな英語が大佐の神経をより逆撫でしてしまう。

「詫びは地獄に落ちてからにしな!」

大佐は同僚のみぞおちにエルボーをお見舞いした。その後も筆舌に尽くしがたい大佐の逆襲を受ける同僚であった。

 

十分後、コンビニで買い物を終えた僕は再び救護室に赴いた。

コンコン

「皆野だけど、開けていい?」

「ミナノか、入ってこい」

「えっ、大佐?」

予想外にもバクニュー大佐から返事をされて動揺してしまう。

僕は解錠されている救護室のドアを開けて、救護室の中に入った。中には軍服に着替えたバクニュー大佐一人しかいない。

「失礼します。無礼な言葉を使ってしまい申し訳ありません」

僕は頭を下げて大佐に詫びる。

「気にすることはない」

大佐はあっさり許してくれた。

「ありがとうございます。お身体の具合はいかがですか?」

「問題ない。ミナノがここまで運んでくれたのか?」

「プールから引き上げて更衣室までは僕が大佐を運びました。更衣室からここまでは別の警官が運んで、大佐を看病していました」

「そうか…そういうことか」

「ちなみに看病していた警官はどこに行ったか大佐はご存知ですか?」

大佐は僕に背を向けて、窓から外を見ながら質問に答える。

「あいつは…私が目を覚ましたことを確認したら警察署に戻って行ったよ」

「そうですか」

僕はあいつらしくない行動だなと思った。おっぱい星人のあいつなら何かと理由を付けて大佐の側にいようとすると思っていた。

「そうだ。コンビニでドリンクを買ってきました。どうぞ飲んでください」

僕は大佐と同僚と自分用に買ってきた複数のドリンクが入ったビニール袋を大佐の側まで持っていく。

「うむ、遠慮なく頂こう」

ありがとうと感謝の言葉を付け加えて、ビニール袋からスポーツドリンクのペットボトルを取り出した。

「あれ?こちらでなくてもよろしいのですか?」

僕は精力剤が入った瓶を取り出して大佐に見せる。

「?なんだそれ?」

「コンビニに行く前にあいつ…看病していた警官から大佐はこの精力剤が好物だと言われていたので買ってきたのですが…」

この言葉を聞いて大佐は一瞬だけ顔をしかめる。

しかし、すぐにいつもの無表情に戻った。

「…それは何かの誤解だ。私はそのような精力剤を好んで飲んだりはしない」

やっぱりと僕は思った。バクニュー大佐のことを周りに聞いて回った時もそんな情報は無かった。

「失礼しました。それでは大佐、そろそろ車に向かいましょう。荷物は全て運んであります」

「分かった」

「それと念の為に、大佐が気絶していたことは車の運転手にさんにも伏せてあります」

「助かる。ありがとう」

大佐はニコリとしてお礼を言ってくれた。

その表情はとても可愛らしくて少しだけ僕の胸が高鳴った。

 

2日後、派出所に到着した僕は先に到着していた麗子にラットを持ってきてくれた件についてお礼を言う。

「別に大したことじゃないわよ。私も久しぶりに大佐に会いたかったし」

「本当に助かったよ」

「それで、バクニュー大佐の指導はどうだったの?」

「噂に違わぬ厳しさだったよ。でも、リーダーから伝授された攻略法が役に立ったよ」

「ふうん、どんな内容なの?」

僕は麗子に攻略法その1からその3までの内容を伝えた。最初は笑顔だった麗子の顔がどんどん曇っていく。

「…こんな感じだよ。何だかんだで上手くいったよ」

「そう…大ちゃん、あなた騙されているわよ」

「ええっ!」

麗子からバクニュー大佐の真実を聞かされる。大佐は反発してくる者に容赦しないこと、大佐は女性だからという理由で区別されることを嫌うこと、大佐はネズミを見ると叫んでしまうほど大嫌いだということ…

「…嘘だろ」

僕は顔を青ざめさせて麗子に問いかける。

「本当よ」

以前、リーダーはネズミの着ぐるみを着て大佐を驚かそうとしたが、マシンガンを連射されて死にかけたとのこと。

言われてみれば、攻略法を実施した割には綱渡りばかりだった。その1を実行したら間近で圧迫質問されて、その2を実行したら鞭で首を絞められて、その3を実行したら大佐は気絶してしまった。全てにおいて合点が行った。

「じゃあ何で上手くいったんだ?」

「それは大ちゃんの人間力が上手く働いたんじゃないかしら。大ちゃんは他人が嫌がるような言い方はしないから」

「そういうものかな」

「きっとそうよ!」

麗子に褒められて僕の気分はすこぶる良くなった。

「そういえば、あの人はどうなったの?ほら、指導が終わった後に市民プールから警察署に帰る途中で暴漢に襲われた人」

「あいつね、昨日の昼に入院先の病院へお見舞いに行ったんだけど…意識はあるけど心ここに非ずだな。何を聞いても分からないとしか答えない」

「そうなの。可哀想に…」

僕は昨日のことを思い出した。どんな奴に襲われたのか、なぜ服を脱がされていたのか、なぜ警察署と反対の方向にいたのか、何を聞いても分からないとしか返答が無かった。

挙げ句の果てには、あいつ好みの爆乳金髪セクシー女優のヌード写真集を差し入れに持って行ったら、それを見た途端酷く狼狽る始末だ。

(あんなにおっぱい星人だったのに、何があったんだろう)

現場には証拠も無ければ目撃証言もなかったという。まるでプロが行った犯行だと言われている。

刑事課では警察を逆恨みした反社会勢力の犯行の線で捜査している。

「僕たちも気をつけないといけないね」

「そうね」

警察官として働くことの重責を改めて認識した僕たちは今日も性犯罪を未然に防止する為に身体を張っていく。




読了ありがとうございます!
偶には強姦モノを書きたい、でも麗子や麻里愛で書くにはまだ早い気がする…
ということで今回はバクニュー大佐を取り上げましたが、資料の少ないこと少ないこと…
筆者のイメージは無口なクール女性という感じでしたが、原作を改めて読み返すと「おぼえておきな!」や「ついてらっしゃい坊やたち」といったセリフもあったので、意外と親しみやすい部分もあるのではないかと考えを改めてました。
当初の構想では同僚による気絶姦の後に、火照った身体を皆野とのエッチで鎮めるというエピソードも付ける予定でしたが、文章が長くなるばかりなので、それはまた次回以降の話にします。
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