※この作品はR-18です。

秘書子とソーマ   作:タイフーンの目

5 / 20
スタジエールの夜に(その5)

■07 止まらぬ渇き

 

 2人の着衣は乱れていた。バスローブ型の部屋着だ。

 ベッドマットに沈み込む緋沙子の細い左肩は、既にあらわになっている。胸元は、先ほど創真自身が触って確認した通り、ブラジャーは着けられていなかった。きゅっとくびれたウエストの辺りでは、辛うじて帯が結ばれ、着衣の体(てい)を保っていた。

 

 しかしその先では――部屋着ははだけ、緋沙子の下着が見えてしまっている。それがまた、創真の興奮をさらに後押しする。

 

 細いが肉感的な足にも目を奪われる。するりと伸びたその足は、恥ずかしさのためか、太ももを擦り合うように細かく動いている。シーツの衣擦れの音が、静寂の中で響く。

 

 

「新戸……、オレ、もう…………」

 

 哀願するような、震えた声になってしまった。

 創真は、自身の喉から発せられたその恥ずかしい声に、かあっと顔が熱くなった。

 

 一方の緋沙子も、何かを言いたげな目で見上げてくる。戸惑いと興奮が入り混じったような瞳だ。

 

 そして彼女は小さく、こくん、と首を縦に振った。

 

 

 ――互いの合意を形成するその行為が、創真の中に辛うじて残っていた理性のタガを、粉々に砕いてしまった。

 

 もはや彼は、自身の動物的な衝動を抑えるすべを失い――

 ただの獣になった――。

 

 自身の着衣を脱ぎ捨てると、緋沙子の首筋にむしゃぶりつき、左手で薄い衣を脱がせていく。帯をほどき、いよいよ彼女は下着だけの姿になる。

 

 創真は、改めて緋沙子の胸元を見る。

 仰向けになっているにも関わらず、形のいい双丘が、つんと上を向いている。

 

「や、そ、そんなにじっくり、見ないでくれ……」

 

「……無理だ。すげぇ綺麗だよ、新戸」

 

「ばっ――!」

 

 胸元を隠そうとする緋沙子の動きを阻み、創真は彼女の左の果実へと顔を埋める。

 

「きゃ、あっ――」

 

 舌先が、固いものを捉える。

 唾液でたっぷりと濡らし、くりっ、くりっと刺激する。緋沙子の体は、律儀に反応して、小刻みに震える。それは、彼女の意思とは別のものが支配するようで、緋沙子自身にもコントロール出来ていないように見えた。

 

「あっ、んん――!」

 

 左手を使って、もう片方の膨らみにも愛撫を広げる。人差し指と中指の横腹で、まだやわらかい突起物を、軽く挟む。そうして、それぞれの指を前後にゆっくり動かす。――すると、それは次第に、こりこりとした感触に変わる。

 

「あ、うぅ、ダメ、両方は、だめっ……」

 

 聞いたことのないような甘い声が、緋沙子の口から漏れる。

 

 当然、創真は愛撫をやめない。

 どころか、より執拗に、ときに激しく、そして優しく――。

 

 緋沙子の甘い体を、じっくりと味わう。

 

「あんっ、やあ、うう――」

 

 緋沙子の嬌声を聞く創真の体にも、異常は現れた。

 背中が熱い。いや、体中が熱い。

 そして、駆け巡る血液が一点に集中するように、もはや股間のものは痛いくらいに腫れ上がっていた。下着の中に収めておくのが苦しいくらいに――。

 

 

 創真の情欲は、緋沙子のもっと奥底を求めていた。

 

 渇き、といってもいいかもしれない。

 

 この渇きを満たすには、どうすれば――創真の左手は、彼女の体の、下のほうへと這っていく……。

 

 

 

■08 柔い肉

 

 創真の左手は、緋沙子の腹の上を這い、腰元へと伸びる。

 その動きの意図を、彼女も理解したのだろう。喘ぐ声が止まり、筋肉が緊張するのが創真にも分かった。

 

 やがて彼の手は、彼女の腰に触れ、そして太ももへと滑る。

 触れるか、触れないか程度の強さで、緋沙子の太ももを撫で回すと、彼女はくすぐったそうに身をよじる。

 

「はぁっ、だめ……」

 

 ぴたりとくっつけられた両の太ももを執拗に責める。そして、わずかな隙間を見つけ、中指で、下着越しに緋沙子の秘裂に触れた。

 

 瞬間、

 

「あ、やぁんっ……!」

 

 緋沙子の喉から、艶やかな声が発せられる。

 その、ひときわ柔らかい部分は、布の上からでも分かるくらいに、しっとりと濡れていた。

 

「新戸、ここ、もう――」

 

「だ、だめだ、言うなっ――、は、うぅっ!」

 

 下着に隔てられているにも関わらず、創真の中指は、ふやけてしまいそうだった。それくらいに彼女の恥ずかしい液体は、奥から奥から、溢れて出てくる。もはや、下着はびしょびしょになっている。

 

 強く押す。

 上下に優しく擦る。

 

 その度に、緋沙子の体は敏感に応じる。

 背筋がびくん、と反り返る。

 

「ふぁ! ――うう、ん……」

 

 しかし緋沙子は、声を上げまいと必死に堪える。

 その仕草がたまらなく愛おしくて、創真は顔を寄せる。左手では秘部をもてあそびながら、唇を重ねる。

 

「あ、――ふぅん、うむ……」

 

 ぴちゃぴちゃと、舌を絡ませる。

 

 そうして、今度はまた左手だ。

 彼女の腹の辺りから、下着の間へと手のひらを滑らせる。

 

「――! んうっ!」

 

 指先に、かすかな茂みを感じた。やわらかくて儚い茂みだ。さらにその奥へと進めると――

 

 ぐちょり、と。

 

 彼女の秘貝に行き当たった。

 ぬるぬるとした柔いひだが、指にまとわりつく。

 奥からは、粘性の高い液体が、じわりじわりと滲み出てくる――。

 

 指がとろけそうだった。

 少女の秘部には、触っているこちらが快感を覚えるほどの魔性があった。

 

 指を、割れ目の奥へと押しこむと――

 

 ぐちゅんっ!

 

 指先が、濡れそぼった肉に埋もれた。

 そしてそれは、緋沙子に残った最後の羞恥を、剥ぎとってしまった。

 

「やあっ! そこ、だめだっ――くぅん……」

 

 肉をかき分け、指先でもてあそぶ。

 ぐちゅっ、ぴちゃっ――

 

 指を引き抜き、ねっとりした彼女の愛液をクリトリスに塗り広げ、転がす。

 緋沙子の体が、さらに大きく弾けて震えた。

 

「きゃあ、ん――! 気持ちいい、やぁ、指、気持ちいぃ……はぁ、あぁん!」

 

「新戸……、お前の膣(なか)、ぐちょぐちょになってるぜ」

 

「う、ふぁっ! らめ、あぁ――」

 

 もはや彼女は、創真の言葉すら届いていないようで、髪を振り乱し、恥辱と興奮に顔を歪めている。口から漏れるのは、甘い吐息と、甲高い嬌声(きょうせい)。

 

「なあ、オレももう駄目だ……新戸、オレのも触ってくれ」

 

「ふ、あ?」

 

 創真は彼女の左手を、己の股間へと導く。

 下着を通して、細い5本の指が、大きく育った怒張(どちょう)に触れる。

 

「ど、どうすれば――あっ、ん……」

 

 緋沙子の指が、ためらいがちに竿を這う。

 焦れったい動きだが、それだけでも創真は、達してしまいそうな程の快感に襲われた。

 

 しびれる下半身に意識を集中させながら、

 

「形をなぞるように、強くなくていいから、ゆっくりと擦って……」

 

「こ、こう、か……」

 

 緋沙子の指に、愛撫の意志が宿る。それぞれが蠢きながら、睾丸(こうがん)と陰茎(いんけい)を撫でる。びくびく、と創真の腰が震える。

 

「す、すまない――」

 

 緋沙子は慌てるが、

 

「違う、気持ちいいんだよ、これは……」

 

 切ない声で創真は応える。

 

「き、気持ちいいのか……こ、これで、いいのか」

 

 繊細な指づかい。優しく、しかし激しく刺激を掻き立てる。

 

 快楽に溺れてしまいそうになりながら、創真は動きの鈍っていた左手に、意識を戻す。

 緋沙子の柔肉を、ぐちゅりぐちゅりと弄ると、彼女も悶えて息を荒くする。

 

「新戸――」

 

 互いの熱い視線が絡み合い、

 

「オレ、新戸に入れたい――」

 

 

 夜は、更に深まる。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。