【書籍化&コミカライズ】ツンデレ女子が幼馴染の鈍感男子に「ざまぁ」されていたので、寝取って教え込んであげた話 作:タイフーンの目
■ ■ ■
「よ、霧崎」
放課後の廊下でキリエの背中に追いついた涼介は、軽く手を挙げながら声をかける。
「――っ!? りょ……し、師藤」
ビクッと肩を揺らし、言葉に詰まりつつキリエが振り返った。
学校では名字で呼び合うことにしているが、不器用な彼女は切り替えがうまくない。こうして不意打ちで声をかけると、慌てふためいてくれるので見ていて飽きない。
彼女は友人と3人で歩いていたが、
「あ、私たちお邪魔かな? 先に職員室に行こうか?」
「だね~。あっちはキリちゃんたちにお任せしよう。それじゃあとでね~」
「え? ちょ――!?」
置いてけぼりにされたキリエが、仕方なくといったふうに上目づかいで応じてくる。
「な、なに、どうしたの?」
「いや似合ってるなって。Tシャツ」
このシーズン、校内ではクラスごとに作った文化祭用のTシャツを着用して準備に当たることが多い。涼介とキリエのクラスでも独自のデザインで製作しており、ただし色だけは個人ごとに選べるようになっていた。
キリエが着ているのは黄色。
明るい雰囲気によく合っている。
「涼くんは――女子ウケ狙い?」
「はは、安直な感想だな」
涼介はビビットなピンクだ。
「こういうのも似合うだろ」
「…………。別に」
唇を尖らせ目を伏せつつも、チラチラとこちらをうかがってくる。実に分かりやすいリアクションだ。
「そっか。似合ってるか。ありがとう」
「い、言ってないし……!」
「言わなくてもわかる」
「なんで!」
「恋人だから」
「~~~~っ! わ、私忙しいから! そういうのに付き合ってられないの!」
耳を赤くしてきびすを返して逃げようとするキリエに、大股で追いついて並ぶ。
「展示の準備だろ。倉庫に道具でも取りに行く途中? 俺も手伝うよ」
「いいってば……!」
二人で歩いても、さほど目立ちはしない。
文化祭準備で浮き足立っている校内は、カップルで連れ立っている姿など珍しくない。この準備自体が多くの生徒にとってイベントそのものだ。
涼介たちのように展示準備のためあちこちを動き回る生徒や、部活動の成果発表に追われる生徒、短時間でクラスの手伝いを切り上げてグラウンドに向かう運動部など。
放課後の校舎はいつも以上に賑わっている。
「手を繋いでも平気そうだな」
「ぜんぜん平気じゃない!」
「キリエが?」
「う……、そう。私が――」
照れながらも『恋人』としての距離は保持しようとする姿がまた愛らしい。
からかってやると、すぐに朱に染まる頬。手入れの行き届いた長い髪。トリートメントの甘い匂い。健康的なビタミンイエローのTシャツはキリエの背丈に合ったジャストサイズだ。しかし、胸の発育が平均を大きく上回っているため、ツンと張り出して妙な色気を放っている。
「――反則だよなぁ」
「? なにが?」
「キリエの全部が」
「さっきからワケわからない」
こんなやり取りはいつものことで、そろそろ慣れても良さそうなものだが、いつでも彼女の反応は新鮮だ。
「涼くんだってズルいよ」
「ん?」
「スタイルいいし、何でも着こなすし――」
「反則級だろ?」
「っっっ! 自信過剰だし!」
「正当な努力の結果だよ」
「うぅ……!」
口では敵わないとみたキリエは悔しそうにうなって、また早足になる。
目的地はやはり倉庫だった。
特別教室棟の階段下にある小部屋で、普段は意識もしないので素通りするような場所だ。
「カギ持ってんの?」
「うん。先生に借りた」
扉を開ける。狭くて暗い空間に、蛍光灯がひとつ。しばらく開閉されていない部屋特有の籠もったにおいがする。収められている備品もあまり使われてないのだろう。
キリエが探しているのは、クラス展示で使う予定になっている背の高いパネルだった。今日はまだそのサイズを測るだけらしい。
持っていたメジャーを伸ばして計測しようとするが、彼女の上背では厳しいだろう。
「貸して。上持つから、数字のほうはよろしく」
「ありがと、し、師藤……」
「ここでは2人きりだし、いいんじゃない?」
勝手に閉まった金属製の扉で外界とは遮断されている。同級生――先輩や後輩たちの喧噪も、わずかにしか聞こえない。
「
「できてるってば! りょ、涼くんこそ……メジャーの先、しっかり持っててよね?」
「はいはい」
キリエは真面目に仕事を進め、計った寸法をスマホにメモしている。
「えっと……」
「…………」
その無防備な背中が急に愛おしくなり、両腕を伸ばして抱きしめる。
「ひゃっ!? 涼くん!?」
「ごめん」
室内がジメッとして嫌な空気だからこそ余計に、キリエの感触と甘い香りがたまらなく安堵と興奮の感情を刺激してきた。
「が、学校で……駄目だってば!」
抱きしめたキリエの背中。ぐんぐんと体温が上がっていくのが伝わってくる。身をよじって抜け出そうとするせいで、スカートのお尻が下腹部に擦れて、それがまた余計に劣情を掻き立てた。
「――っ、涼くんっ、落ち着こう、ね?」
「無理っぽい」
「~~~~っ!」
拘束の強さが――
キリエを離さないという強い意思が、彼女にも伝わっている。
「キリエが可愛すぎるから。Tシャツ姿も可愛い」
「ばか! こんなので興奮しないでよ……っ! てか、耳元でしゃべらないでっ……! ひゃう、ああぁっ――!?」
長い髪を鼻先でかき分け、甘い首筋に唇を這わせる。
「くすぐったい……っ! 変態、ばか! 大声出して、人……呼ぶからっ」
「みんなに見てもらう?」
「ああ、もうっ――! ひんっ!? やっ、あっ、うっ、く……」
キスで首を愛撫するうち、大人しくなってきた。拘束の必要がなくなった両手で、キリエの豊かなバストを揉んでほぐす。Tシャツの感触。ブラジャーの形。そして、指が埋まるほど柔らかいのに、弾力も兼ね備えた魅惑的な乳房。
――カシャン
と音を立てて、キリエの手からメジャーが落ちる。
「スマホ貸して。危ないから」
囁くと、キリエは素直にしたがった。彼女のスマホをそばにあったキャビネットにそっと置く。
「ど、どこまでするの……? 学校……だよ?」
か弱くなった声音には、けれどしっかりと耽溺の色が混じっていた。振り向くようにして首をひねるキリエ。吐息のかかる距離。
涼介は彼女の左頬をそっと包んで、唇を重ねる。
「――んっ。涼くん……んっ。んむっ、ちゅっ、ちゅむっ……」
柔らかな感触を唇で楽しみながらも――教え込んでいく。
これはただのキスではないと。
これから、セックスをするためのキスだ、と。
唇をこじ開け、舌を入れた。キリエも応じる。唾液が混ざり合い、どちらの体液なのか分からなくなる。絡ませ合い、しごいて、突いて、乱れる。
「はぷっ、んぢゅるっ、れぅ……っ、えっ、うっ、じゅるるっ――」
ディープキスに集中しているのか、キリエの両眼はトロンと蕩けている。快感を受け入れる準備ができたと見えて、涼介はTシャツの裾から両手を入れ、今度はブラジャーの上から揉みしだいた。
「んんんッ、やっ、あんッ、はむ……ちゅむっ、涼くん、やぁあ……っ」
瑞々しい弾力の中に、感触だけで突起を見つけ、中指でいじめてやる。擦り、つつき、押し込む。
「きゃうっ!? だ、だめ、乳首っ……本気になっちゃう、なっちゃうからぁっ……!」
「俺、とっくに本気だから」
ブラジャーをズラし、蒸れたTシャツの中で乳突起に触れる。まずは乳輪から焦らし、乳首をつまんでコシュコシュとしごき上げて――
「ふぁああっ! 待って、待って……! 涼くんやめてっ」
「声、抑えないと。誰か来るよ?」
ドアにカギは掛けていない。ひとけのない場所とはいえ、生徒か教師が通りかかって異音に気づけば、ふいに扉を開けられてしまうかもしれない。
「――――っ、んんぅ、んぅ、んうっ……!」
キリエは健気にも、自分で口元に手の甲を押し当て、嬌声を押し殺す。
「いい子だ」
完全に腰砕けになったキリエの体重が、背後の涼介へと預けられる。柔らかな尻もさらに押しつけられて、ズボンの中で涼介の勃起も激しくなる。
「ふぅうッ――、んっ、んぐッ、ひぅッ……! うぅううっっ!?」
ついにキリエはビクビクと背中を痙攣させ、果ててしまった。
「乳首でイった?」
「~~~~ッ、…………っ!」
かろうじてコクコクとうなずくキリエ。
涼介はさらに右手を滑らせ、スカートの下腹部へと伸ばす――
+ + +
「そっちは……っ!?」
キリエは思わず声を出す。
口元を抑えていた手の甲は唾液が糸を引くが、それどころではなかった。
「こっちも触って欲しそうだったからさ」
「そんなこと――!」
嘘だ。
涼介に触れられたときからずっと――思考にはのぼって来なくとも、身体はずっと求めていた。
彼の手にかかると、まるで自分が自分でなくなるようだ。
どこを触れられても気持ちいい。どこに触ってくれても、嬉しい。
彼の体温を感じる。
自分の背中も汗でびっしょりだけれど、涼介の胸板も熱くなっている。スカート越しに感じる硬さも――彼の怒張も意識せざるを得ない。
愛撫だけなのに。
(私のこと触ってるだけで――こんなに硬く……っ)
ここが校内であることが、キリエの焦燥と、そして興奮に拍車をかけていた。
学校では、一定の距離を保つと決めていた。恋人同士であることは公表しても、人前で身を寄せ合ったりとか、ましてやキスなどももっての外だった。
それなのに。
涼介の右手は今、スカートの裾をたくし上げて、太ももに触れようとしていて――
「――ぁんッ!?」
「キリエ。声」
「っっっ!?」
たしなめられ恥ずかしくなるが、
(誰のせいだと思ってるの……っ!?)
恨めしい気持ちと、いつ誰が入ってくるかもしれない緊迫感と。それから、倉庫の換気の悪さも手伝って、太ももにもはじっとりと汗をかいてしまっている。
その湿った肌を、涼介が愛でるように撫で回す。
「~~~~ッッ」
内ももの、皮膚の薄い部分。敏感なところ。下から上へと撫でられると、腰がビクッと跳ね上がってしまう。
瞬間、尻谷間で挟んだ格好の男性器を擦り上げてしまい、キリエの内部にも激しい快感が走る。
「んぅうッッ!」
すんでのところで口を両手で塞がなければ、叫んでしまっていただろう。
前からは涼介の指が、後ろからは彼の剛直がキリエの下腹部を挟み打ちにする。
彼の長く繊細な指はとうとう、ショーツがぴったり貼り付いた割れ目に触れた。
「ッッ!」
「うわ、ここもうぐっしょり……」
「い、言わないで……っ」
自覚なんて、とうにあった。
必死で足を閉じようとしても、キリエの恥ずかしい穴からは愛蜜が溢れ出て止まらない。
(涼くんの声、響く……っ)
耳元で囁かれるだけでなく、背中が密着しているために彼の声を全身で感じている。普段から爽やかな彼の声音も、こうして聴くと低く男性的で――それがまたキリエの胸をときめかせる。
指だって。
自分のものとは違って節くれ立っていて、長くて、力強くて。
なのに、どこまでいっても繊細なのだ。
強引ではあっても乱暴ではない。
けっして自分のことを傷つけないと分かっているから、大事な部分を委ねることに不安は一切ない。
ショーツのクロッチを掻き分けられて、じっとり濡れた陰唇を撫でられても。陰核の皮を剥かれて、恥ずかしくもピンと尖ったクリトリスをこねられても。
そして膣口から、中指を入れられても――
「んくぅうううっっ……!」
掻き回される。広げられる。
押されて、擦られる。
長い指が奥まで届く。
快感のあまり視界が滲んだ。どれだけ自分で再現しようとしても、決して叶わない濃密で刺激的な愛撫に、全身が悦んでしまっている。
(すごい、すごいっ……! 涼くんの指、好きっ、好きっ……!)
嬌声を押し殺す代わりに、脳内では思い切り叫ぶ。
(ソコっ、気持ちいいっ! ぐにぐにしてっ、もっとグチャグチャにしてっ――!)
気づけばお尻を涼介のズボンに押しつけ、腰を上下に振っていた。まるで彼とセックスしているようだ。激しくナカを犯されて、いじめてもらう妄想。
オナニーなんかとは比べものにならない。
自分の指なんて、男性の――涼介の前ではそれこそ赤子同然だった。的確で執拗な愛撫。甘やかすように、いじめ抜くように、蜜壺を掻きまわされる。
(イクっ、また涼くんの指でイッちゃうっ……! いくいくいくッ――)
昇り詰めるのをエスコートするような指づかいに、とうとう快感をせき止めることが出来ず、キリエは大きくのけ反りながら果てた。
「んッぅうううう……っ! うっ、うぅうッ――!」
「凄い跳ねてる。マンコの中もビクビクって。指、搾り取られそう」
収縮するヒダをぎゅうっと押し返されて、快感が止まらない。それに――
(涼くんの声もダメっ――、頭に響く……っ、声、かっこ良すぎるよぉっ……!)
もはや涙すら流し、肉穴からは涼介の手をびしょ濡れにするほどの愛液を垂れ流しながら、激しいアクメの余韻に耐えた。
(学校で……、こんな、こんな……っ)
友人によれば、涼介と付き合っているだけで目立ってしまっているというのに、校内で性行為にまで及ぶのは非常に危険だ。こんなところを誰かに発見されてしまったら、恨まれるどころの話ではない。
それに何より、涼介のことまで破滅させてしまう。
「はあッ、はあッッ……!」
早く衣服を整えて、ここを去らなければ。涼介と一緒に、何食わぬ顔でここを出て――
「キリエ」
またも耳元で、彼の声が優しく響く。
「俺も無理そう。キリエが可愛くイクところ見たら、我慢できなくなってきた」
平静な声音の中に、かすかに熱っぽさを感じた。彼の体温も上がっている。それに、キリエの臀部に押しつけられる怒張も――はち切れんばかりに膨らんでいるのが分かる。
「――――っ、涼……くん……っ」
自分の身体を弄ぶだけで、これほどまでに興奮してくれている。いつも自分のことを気持ち良くしてくれる涼介が――冷静な言葉で、けれど抑え切れない昂揚感でもって、自分のことを求めてくれている。
気持ち良くしてあげたい。
彼を満足させてあげたい。
自分の身体で……満足して欲しい。
「涼くんも、したい……?」
「うん」
ここは校内。
絶対にいけない。
でも――
「す、すぐに終わらせないと、みんなに怪しまれるから。だから……」
拘束が緩められていた彼の腕の中からスルリと抜け出してキリエは、倉庫のひんやりしたコンクリート製の壁に手を突き、涼介に向かって、くいっとお尻を持ち上げてみせる。
もう一方の手でスカートをめくりあげ、ショーツを下ろし、愛液でグショグショになった下腹部を涼介に向かってさらす。
「――して、いいよ。ここで……涼くんも、気持ち良くなって欲しい……」