※この作品はR-18です。

俺がハーレムを作る話   作:どろんぱ(仮)

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第36話 日曜日~その4

俺は射精が終わった後も、俺の上に跨ったさやかの身体の重みを感じながらしばらく抱き合っていた。さやかの身体の柔らかさ、髪の匂い、胸に当たる乳房の感触、耳に聞こえる息遣い、全てが愛おしかった。このまま抜かずの二回戦――という気持ちは、さやかとする時は不思議と起きなかった。行為後の充足感が大きく、所謂賢者タイムというやつなのだろうか。さやかの背をポンポンと叩くと、さやかは俺の身体から離れた。

 

「お風呂、見てきます」

「あぁ。もう貯まってるだろ」

 

俺はさやかの後について、バスルームに向かう。広い浴槽からはお湯が溢れていて、さやかはお湯を止め、俺は浴槽にざぶんと入った。さやかはシャワーで軽く自身の身体を流してから、俺の方を見る。

 

「ゆっくり温まってくださいね」

「あぁ、何か適当に頼んでおいて。ビールも頼む」

「わかりましたっ」

 

さやかがバスルームから出て行くと、俺はお湯を両手ですくい、顔を洗い、ふぅと一息つく。しばらく湯船に浸かっていたが元々長風呂の性質ではなく、さやかと一緒に入っていたならともかく、一人で長々と風呂に入っているのも時間の無駄だ。俺が浴槽から出てバスルームを出ると、ぱたぱたとスリッパを履いたさやかが駆け寄って来て、バスタオルで俺の身体を拭いてくれる。備え付けのバスローブ姿だが、腰ひもを撒いておらず、バスローブの間から全身が丸見えだ。俺の息子は軽く反応しているが、がっつかなくても、まだ時間はある。身体を拭き終えたさやかからバスローブを着せてもらうと、腰ひもを軽く巻いて、部屋に戻り、ソファに腰掛けた。

 

「食事もう頼んだ?」

「はい。カットヒレステーキと明太パスタとマルゲリータと、あとシーザーサラダ。あとお飲み物も」

「……結構頼んだね」

「はっ!ご主人様、お腹そんなに空いてなかったですか?」

「いや、ちょうどお腹空いてきたところ」

 

さやかは、姫達の中でも大食漢の方で、その食べっぷりは見ていて気持ちがいい。加菜はアスリートだけあって小柄でも食は太い。夏美は普通、晶子と優衣は少食だ。今回頼んだメニューも俺がそんなに食べなくてもさやかがほとんど食べてくれるはずだ。

 

「ご主人様、それじゃ家計のご報告してもよろしいでしょうか」

「あぁ、頼む」

 

さやかは大きなバッグからタブレットを取り出して、画面を開く。俺の隣に近づいて、画面を見せようとしてくるが、俺は脚を開いて、その間に座るよう促す。すると、さやかは嬉しそうに俺の脚の間に座ると、上半身を俺の身体に預けて、頭を肩に乗せる。うん、この方がタブレットもよく見える。

 

「えーと、まず、組織に納める管理費が100万円で、家賃が200万円。これはいつもの固定費です。それから、6月の食費が約5万円で、光熱費は…今月も5万円くらいです。あと、クリーニング代とか消耗品とかの生活費が3万円くらいですね」

「さやかはやりくり上手だなー。6人で住んでて食費5万って、俺が一人暮らししてた時より安いって」

「そんなことないです。外食の費用は入ってませんし、みなさんがコンビニなんかで買われる個人的な出費は入ってないですから」

 

それにしたって、俺の感覚からしたらずいぶん安く感じる。一応、さやかには月の生活費として20万円渡しているが、いつも余らせている。

 

「あと、私達のカードの引き落としが、6月分がこれくらいです」

「――みんなあんま使ってないな」

 

まず、姫達は俺が組織に払っている契約金の一部を手当として受け取っている。ただ、姫の取り分の一部は積立金として組織にプールされているから取り分全てを受け取るわけではないらしいし、社会保障費等はそこから引かれるそうだ。プール金は、姫が組織を脱退する時に一時金としてもらうか分割してもらうか選ぶそうだ。いずれにせよ、姫達は毎月それなりの収入があるのだが、ハーレムに入る以上は、生活費はオーナーが持つのが一般的なのだ。俺は姫達が生活費用に、クレジットカードを渡していた。

 

普通に日々の生活費のためにカードを使っているのは、夏美だ。組織からの手当ては実家に送っているそうで、アルバイトも辞めたので収入はない。先月の引き落とし額は、キャッシングも入れて7万円だ。さやかは、家計と自分の支出はきっちり分けており、個人の支出分のカード支払い額は2万円と少し。専属の姫として長く組織にいるし、生活ぶりは質素だからそれなりに貯金もしているはずだ。晶子、加菜、優衣は、姫としての手当て意外にそれぞれ仕事の収入がある。晶子はハーレム開始後、カードを使った形跡はない。優衣は、タクシー代とちょっとしたコンビニの支払いで2万円くらい。加菜は一番支出が多く、ツアーの交通費に宿泊代、食費等で約40万円。やっぱり女子プロゴルファーは金がかかる。加えて、加菜のクレジットカードから出しているわけではないが、芦田プロのコーチ代として100万円、それ以外にも芦田プロからは実費の請求が、約50万円あった。

 

「今月の特別な支出は、リャン様へのお返しで、10万円使ってます。あと、組織への預かり金からの支出と残高報告がこちらです。追加保証金の請求はまだないです」

 

最初に組織に預けた1億円は、ハーレムの設立準備や部屋の家具なんかで、すでに1000万円近く支出されている。ハーレムを開始してからは、そんなに大きな支出は今までなかったんだけど…ん?オトコの派遣費用50万円って……あぁ、リャンさんちに黒鉄を呼んだ時の費用か。あれはプランナーとしてのシゴトじゃなかったのかと思わなくもないが、費用分の働きはしてもらったから良しとするか。

 

俺は、両手をさやかのお腹の上に置いてタブレットをさやかの肩越しに覗き込む。バスローブの胸元からは深い谷間が覗き、俺の股間の高まりはさやかの背中越しに伝わっているだろう。

 

「今回の鏑木さんへのお返しも頼むな。すっかりもてなしてもらっちゃったからさ。あと、芦田プロにもフリーの姫呼んでくれてたんだけどその分もお返ししないとだよな」

「わかりました。そうですね、芦田プロはご主人様がお連れしたお客様ですから、その分も加味してお返し考えます。あっ、あと、エルザさんが優勝したら、そのお祝いもしないといけませんね」

「あっそうだな。今、試合どんな感じ?」

 

さやかのタブレットで速報を確認する。加菜はもうホールアウトしていて、おっ、8位タイ。今のところ、今シーズン最高順位じゃん。このまま行けば賞金も100万くらい出るのかな。

 

「エルザさん、トップです、トップ。すごいですー」

 

エルザはスコアを伸ばし、もう2打差付けてトップに立っている。もしかして、俺ってアゲチンなのかな。エルザの今期初勝利に貢献してしまうかもしれん。俺は、思わず、ぐふふと笑みが浮かんでしまう。そしたら、ゲン担ぎで、また最終日前に呼んでもらえるかもしれないしな。また、エルザを抱けるかもと思うと、股間はさらに熱を帯びる。

 

「そうだな。このまま優勝したら、まずは、電話でお祝い言いたいけど、試合後は色々忙しいのかな。とりあえず、鏑木さんにはすぐメッセージ送らないとな。わー、勝ってほしいなぁ」

 

エルザの優勝でこれだけテンション上がるとしたら、加菜が優勝したらどんだけ嬉しいんだろうか。泣いてしまうかもしれん。さやかは、熱心にタブレットを見ながら、自分のスマホから、加菜に「お疲れ様」とメッセージを送っている。俺も送るとするかと思い、ソファから立ち上がり、自分のスマホを手に取る。すると、鏑木さんからメッセージが届いていた。

 

「加菜プロ、やった。10位以内確定!」

 

メッセージと共に、加菜と2ショットで撮った写真が写っていた。加菜のはにかんだ笑顔が可愛い。鏑木さんも嬉しそうだ。自分の姫の活躍を喜んでもらえるのは素直に嬉しかった。加菜からも、俺宛に報告のメッセージが来ていたので、俺もすぐに「おめでとう」と返信した。加菜が帰ってきたら、夜伽をしてもらうとしよう。加菜のこともしっかり抱いてやらなくてはな。鏑木さんに抱かれてた加菜のことを思い出し、今度は俺が加菜をたっぷり可愛がらなくてはと思い浮かべると、股間がまた……いかんいかん、俺、高まりっぱなしだな。

 

「ご主人様。この後、権藤様のお宅にお伺いする件ですが、権藤様のお父様のリモートのご面談は、私はご挨拶しなくても大丈夫…ですよね?もしご挨拶するなら着替えてきた方がいいかな、と思いまして…」

「うん。それは大丈夫だと思う。でも薫子さんからは色々話聞いておいて欲しいんだよな、誕生会のこと」

「そうですね。しっかり聞いておきますっ」

 

そんな話をしてるうちに、部屋の電話が鳴る。どうやら食事が来たようだ。性欲の前に食欲を満足させるなくては。その間に、もう一度回想シーンに入るとするか。

 

 

++++++++++++++++++

[回想シーンへ]

 

「俺と一緒にさ、……父上の誕生会に出て欲しいんだ――」

 

カズの父親の誕生会というのは、要はスワップの大規模版のことだった。毎年、様々な趣向を凝らして行われ、ハーレムオーナーだけでなく、メンバーや客人、姫に遊女など100人近くが集まるそうだ。今年は、豪華貨客船のクルーズで、2泊3日の日程で行われ、高校生になったカズは初めて参加することになったそうなのだ。

 

「ただ、今年の誕生会は、ただの誕生会じゃないんだわ、ガチで」

「そう…なんですか?」

「俺だけじゃなく、兄貴4人が呼ばれてる。しかも、蔵にぃまで来るらしい」

 

ちなみに、カズには母親違いの兄弟姉妹が全部で12人もいて、兄が4人、姉が5人、弟が1人、妹が2人いて、蔵にぃというのは4番目の兄貴だそうだ。

 

「くらにぃ…さんが来るのは、珍しいんですか?」

「そりゃそうだって。蔵にぃは、3年前、ガチの家出して、俺もそれ以来会ってないんだから」

 

……それって、もう自分の家出がガチじゃないって認めちゃってないか?

 

「それなら確かに特別かもしれませんけど、それと、ただの誕生会じゃないっていうのはちょっと…どうしてそう思うんですか?」

「――…俺が思うに、今年の誕生会は、父上の後継者を決める継承戦が行われるんだと思うんだわ」

「ケイショウセン?なんですか、それ?」

「わっかんないかなー、バトルよ、バトル。だから豪華客船で行われるんだって。ミヤっちには、俺のクラピカになってほしいわけ」

「くらぴかですか。ごめんなさい、ちょっとわからなくて」

「ご主人様、そろそろ、お勉強に行かれた方がよろしいのでは?」

 

噛み合わない俺とカズの話に割って入ったのは、薫子だった。薫子は視線を俺に向けて軽く頷いた。後で、きちんと説明してくれるということか?カズは、素直に「わかった」と薫子に言うと、もう一度、俺を見た。表情は真剣なのだが、話の内容がどこまで真剣なのかは正直分からん。

 

「じゃ、ミヤっち、頼むわ、マジで。俺を助けると思って来てくれ。俺は薫子と由芽を連れてくつもりだから、ミヤっちも戦力になりそうな姫連れてきてくれよな。愛、俺とハルが戻ってくるまで素材集め頼むわ。俺のじゃなくて、ハルのキャラの方な。」

 

愛は「わかりました」と言って、ゲームを再開した。カズがリビングから出て行くと、傍に立っていた薫子がソファに腰掛けて、俺の方に身体を向ける。俺は傾聴の姿勢を取った。

 

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