※この作品はR-18です。

俺がハーレムを作る話   作:どろんぱ(仮)

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[前話回想シーン続き]


第37話 日曜日~その5

「ご主人様が仰っていました『継承戦』については、私には心当たりがございません」

「なんだ、やっぱりそうですよね」

 

俺は、拍子抜けした。真剣に聞いて損した気分だ。

 

「ですが、御誕生会では、毎年、様々な趣向をこらしたレクリエーションやゲームが行われますので、ご主人様はそのことを仰っているのかもしれません」

「そうなんですね。カズさんは、大げさに言うところありますもんね」

「それだけ、城宮様に来ていただきたいのだと思います。ご主人様にとっては、今回が初めての御誕生会ですから、ご不安もおありかと。私からも、誠に恐縮ですが、御参加頂くようお願い申し上げます。ご主人様のためにも」

「はい。わかりました。ご招待いただけるのであれば、喜んで参加しますよ。カズさんのお力にもなりたいですしね」

 

本音は、カズの父親の出資が目当てではあるけど。調べてみればみるほど、カズの実家は金持ちで、控え目に見ても、姉河原クラスなのは間違いない。カズでさえ1億も出資してくれたんだから、その父親なら1桁違ってもおかしくない。そんな大金持ちとお近づきになれる上に、大規模スワップに参加できるなら断る理由がない。俺は、そんな皮算用をしつつも、俺の姫のうち、誰を連れて行くのかというところは、小さな悩みの種となっていた。

 

[回想シーン終わり]

++++++++++++++++++

[日曜日続き]

 

食欲を満たした後は、お次は当然性欲。さやかをベッドに寝かし、やわらかな全身を舐め回し、弄り倒し、入念かつ執拗にクンニして、さやかをイカせる。さやかは奉仕したがるが、今日は俺がさやかに奉仕する番だ。絶頂を迎えても指や舌だけでは満足しないさやかに強請られるまでもなく俺はさやかに息子を見せつける。さやかに奉仕などされなくてもとっくの昔に屹立している肉棒をたっぷり潤った秘口に宛がえば、正常位の体位で貫く。さやかの中の弱い部分も責めて欲しい部分も知り尽くしており、イカせることも焦らすことも思いのままだ。俺にしがみついて甘く切ない喘ぎ声は最高のBGM。柔らかな頬に頬を摺り寄せ、さやかの絡みつく膣筒に己自身を扱かせる。

 

しばらく責めたててから、正常位から後背位に移行する。さやかは何度もイッて体力を消耗しているはずだが、しっかりと肘を立てて上半身を支える。セックスの体力は姫の中でもずば抜けているから、さやかことは心置きなく責めたてられる。俺はさやかのくびれを掴んで今度はさやかの快楽のためでなく、自分の快楽を高めるべく乱暴に腰を打ち付ける。ラブホテルにはベッドの置かれた壁に鏡が設えており、責められているさやかの表情が映っていて、それはたまらなくエロい。童顔気味でタヌキ顔、嗜虐心をそそるさやかを背後から犯していると雄としての征服感が満たされる。鏡越しに目が合いそこに俺への信頼と親愛、さらには被虐心が見て取れれば、さらに獣欲が沸き立ち、獣のように腰を振る。

 

俺は腰を引いて、最後に深く強く一突きして先端を膣奥にぐりっと押し付けると、さやかはまた絶頂を迎え、いよいよ力が入らなくなったのか上半身を支えられなくなって枕に顔を埋め荒く息を整える。だが、さやかはまだ俺が達していないことは分かっている。俺が腰を引いて肉棒を抜き、ベッドボードを背に仰向けに寝て視線を合わせると、何も言わなくとも俺の意図を察して、疲れ気味ではあっても俺の上に跨って肉棒を迎え入れる。俺はもういつイッてもいいのだが、さやかとのセックスは終わらせるのが惜しい。我慢するのもまた俺の快感を高めてくれる。騎乗位のさやかの腰使いは変幻自在でテクニックは抜群。自分が気持ち良くなるように動くことも出来れば、俺を気持ちよくさせることも出来るし、俺がイクかどうかもさやか次第だ。全てをさやかに委ねながら、俺は両手を伸ばして、グラビアアイドル顔負けのさやかのわがままボディに触れる。手に吸い付く餅肌は触れているだけで掌から多幸感で満たされる。

 

「はぁ、ハッ、ハッ、さやか、…そろそろイカせてくれ」

「ンッ、フゥンッ――はいっ、わかりましたっ」

 

俺の言葉に反応し、さやかの膣内がキュッと締まり、絶頂への助走が始まる。こうなると、もう俺自身から手綱は離れ、ここからイクまでの快感は病みつきになる。さやかは上半身を倒し、俺に乳房を押し付けキスをする。さやかが本気を出したキスは熟練の色事師のそれで、俺は最高の快感を得るべく処女のようにされるがままにさやかに貪られるに任す。俺が達する直前、さやかは察し、口を離す。俺の口から喘ぎ声――というより、咆哮が発せられる。

 

「アァッ、イクッ、イク、さやかっ、イク、うわぁ、もう…ダメッ、イクッッッッ――――」

 

射精が始まるとそれは最後の、そして最高の快楽の瞬間が俺に訪れる。さやかの膣内はイッている間も肉竿に絡みつき、腰も優しく上下して扱き上げる。こんな繊細な動きがまだできるなんて、さやかはどれだけ体力があるのだろうか。目を開くとさやかははにかんだような笑みで俺を見詰めていて、俺の汗ばんだ髪を撫でる。俺は堪らなくなって、自分からキスを求める。優しく甘いキス。さやかを征服したなんていうのは気のせいで、俺がさやかに征服されて、支配されている。でも、それは決して不愉快じゃなかった。――愛しいさやか…さやかは俺だけのものなのだが……もう決心していた。

 

~~~~~~~~

 

さやかが先にシャワーを浴びに行き、俺はしばし身体を休める。もう少し余韻に浸っていたかったが、この後の約束の時間を考えれば、そろそろ準備しなくちゃいけない。俺は、自分に活を入れて、「よしっ」と声に出すと身体を起こして、ベッドから下りる。さやかはもうシャワーを浴び終えていて、メイクを落としていた。カズの家に行く前にメイクを直すのね。俺も、ぐずぐずしてはいられない。俺がシャワー浴びるのを手伝おうとするさやかを制して、一人で浴びる。てゆうか、メイクを落とした顔もむちゃくちゃ可愛くて、これで未整形というのは、ホントサイコーの姫と思う。しかも性格抜群で、胸も天然なんだもんなー。

 

俺はシャワーを手早く浴び終えると、自分で身体を拭いてバスタオルを腰に巻き、メイクを直しているさやかを置いて部屋に戻る。テーブルに残っていたカットステーキと冷めたピザをつまみ、スマホをチェック。おっ、エルザ優勝してる。嬉しくなって、鏑木さんにお祝いのメッセージを送った。それから、俺は、キャリーケースから下着とシャツ、スーツを取り出して、着替え始めた。――14時過ぎ、ラブホテルを出て、タクシーを拾い自宅に向かう。運転手にキャリーケースをトランクに入れてもらい、2人で後部座席に乗り込む。俺はさやかと手をつなぎ、微笑み合う。至福の時間だった。

 

~~~~~~~~

 

「おう、ミヤっち。来てくれてサンキューな」

「こちらこそ、お父様にご挨拶する時間を作っていただきありがとうございます」

 

祥子に案内されてリビングに入ると、カズは、愛と将棋盤を挟んでおり、俺に手を上げて挨拶した。さやかはリビングの入り口で待機しており、俺はカズさんの了解を得てからさやかを招き入れ、さやかはリビングに入ってすぐのところで正座して控える。

 

「ご主人様。リモートの準備が整いました。城宮様、いらっしゃいませ」

 

由芽が入って来て、俺に気付くと三つ指を突いて挨拶する。この日は和装だった。カズの姫の正装は和装なのかもしれない。

 

「誕生会の件、ちち…オヤジにも伝えといたから。もう少ししたらミヤっちのところにも招待状届くと思うから、よろしくな」

「はい、ありがとうございます」

「それで、メンバーはどうすんの?継承戦戦うためには、姫は二人は来てもらいたいんだけど」

「その件ですが、一人は…さやかの予定です。あと、もう一人はこれから決めようかと」

「オッケ、オッケー。さやか、よろしくな。強化系っぽいし、頼りになりそうじゃん」

 

カズは入り口で控えるさやかに声を掛けると、さやかは黙って深々お辞儀する。さやかを連れて行くのは苦渋の決断だった。だが、カズの父親の誕生会の重要性を考えれば、組織の専属の姫であるさやかを連れて行かないわけにはいかない。逆にさやかを連れて行かなければ、さやか自身が俺に頼りにされていないと思って、傷ついてしまうだろう。

 

「じゃあ、俺のワークスペースに行こうか」

「ご主人様、その前に……」

「あぁ、そうだな。うーんと…これ詰んでるよね、負けました」

 

カズは、正座になおって、愛に頭を下げる。盤面は王が孤立し、愛の駒台には駒が溢れてる。ここまで虐殺するなんて、もしかして、愛って性格悪いのだろうか?俺はリビングを出てカズに付いて行く。付いて行くのは俺と由芽、そして、さやかも。ワークスペースというのは要するに勉強部屋だった。流石に広いが、割と普通の高校生の勉強部屋という感じだった。デスクには、制服姿のカズとハルの2ショット写真(卒業式かな?)が飾ってあるのは微笑ましい。部屋の中には和装の薫子がいて、ディスプレイに映るこれまた和装の女性と打ち合わせをしていた。

 

「城宮様、このままで失礼します。こちらは、大主人様の姫の志乃です。ご挨拶させていただいてもよろしいでしょうか」

「あっ、はい。どうも、城宮です。この度はお時間いただきありがとうございます」

「志乃と申します。お見知りおきのほどを」

 

画面に映るのは、志乃という名前の印象よりも若い子だった。一度画面が消えるくらいにお辞儀し、顔を上げる。表情は全く変わらない。落ち着いて見えるが、確実に薫子よりは年下だろう。

 

「15時になりましたら、ご主人様がまいりますのでしばしお待ちを。城宮様にお会いできるのを楽しみにしております」

 

デスクの前に椅子が二つ置かれ、俺とカズが座り、その背後には薫子と由芽が正座し、勉強部屋のすぐ外にさやかは正座で控えていた。――14時58分。誰も映っていなかった画面に男が現れる。黒々とした髪、艶々した皴のない肌、貫禄はそんなに感じられないが目元には王の威圧感がある。この男が、権藤丞一、九州の――いや、日本の温泉王だった。

 

「城宮さんやね、お初にお目にかかるっちゃ。権藤丞一、よろしゅ頼む。いつも和之介が世話になってるっちゃね」

「はじめまして。…城宮と申します。お目にかかれて光栄です」

 

事前に調べたところによれば、56才とのことだが、見た目はもっと若い。隣のカズもやや緊張気味で、首だけで会釈して挨拶していた。

 

「資料は見たとよ。わしに出資して欲しいっちうことやね」

「は、はい。そうです。……ご覧になって頂きありがとうございます――」

 

前置きはなく話が早い。向かい合っているとリモートでも眼圧が伝わってくる。リモートで良かったー。俺は何か話さねばと思い、いつものように営業トークをかまそうとするが――言葉が出てこない。

 

「買うけん」

「えっと…はい?……何をでしょうか?」

「アンタのファンドいくらねん?」

 

えっ、俺のファンド買うって言ってんの?俺は言葉に詰まる。

 

「アンタが優秀っちゃことはわかったっちゃ。みんなそう言っとる。だったら、出資なんてケチなことせん。ファンドごと買うっちゃ」

「そう…言っていただけるのはありがたいのですが……色々契約上の問題が……、……弁護士にも相談しないといけませんし」

「せからしか」

 

俺は頭をフル回転させる。ファンドを売るということは、その分の金がもらえるということか。さらに、ファンドマネージャーとしての仕事続けて給料もらえるなら、ファンド運営するリスクだけ肩代わりしてもらえるってことじゃないか。それってひょっとしてアリ?

 

「なら、よか。ちゃけどせっかくの縁やけん。なんやかんや助けちょって」

「はっ、はいっ。何卒、よろしくお願いします」

「和之介、薫子の言うこと聞いてしかっと勉強するっちゃょ」

 

俺が頭を下げているうちに、画面から権藤さんはいなくなった。あれ、もしかして終わり?まだ、1分も経ってなくない?カズはふーと一息ついて緊張が解けている。画面には志乃が戻ってきた。

 

「城宮様、ご主人様からはO銀行の資産運用に力を貸してほしいと言付かっております。後ほど、メールさせていただきますので、週明けにも頭取宛にご連絡して頂くようお願いいたします」

「はい、わかりま――頭取に、ですか?」

「はい。ご主人様から話はお伝えいただいております」

 

わーすごいなぁ。温泉王は。ファンドに出資はしないけど、何か別の形でビジネスになるのかな。O銀行と言えばまがりなりにも地銀だし、その頭取といきなり話せるなんて、大きな金が動く予感しかしない。しかも、後で調べてみたら、権藤さんの会社はもちろん権藤さんも個人でO銀行の大株主になってるやん。

 

「ふー、ミヤっちよかったな。父上に気に入られたみたいじゃん」

「そう…なんですか。あまりにすぐ終わったんで、正直、何が何だか……」

「ダイジョブだって。んじゃ継承戦の件はまた招待状が来たら話そう。色々対策立てなきゃいかんし、マジで。んー何か疲れたな。祥子に何か菓子用意させるか。久々に将棋も指そうぜ。俺、マジで成長したし」

 

――その後、俺とカズは3局指した。1局目は平手で瞬殺。2局目は飛車角落ちで勝ち、3局目は、飛車角香を落としてようやく負けた。最後は正直多少抜いたけど。その後、愛と2局。2局とも負け――愛はむちゃくちゃ強かった。俺は将棋のことよりもこの前のようなことがないようにさやかのことが気になっていたが、カズは将棋盤から離れず俺が虐殺される様を楽しそうに見ていた。さやかはと言えば、この間、別部屋で薫子と由芽から誕生会のことをいろいろ聞いてくれていたそうだ。その時の話は次章でお伝えしよう。

 

――今思えば、この時は何も知らなかったのだ。誕生会……いや、継承戦のことを――。

 

 

 

 

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