しばらくすると、黒鉄は戻って来た。
「今、電話で呼びましたので、すぐに来ると思います」
「そうか……先にシャワー浴びてた方がいいかな?」
「お好きにどうぞ」
「そうか……」
「ハーレムのルールはただ一つ。それはご主人様の意向です」
そうなんだよな、だからこそのハーレムなんだ。しかし、3人の美女を相手になんていう経験はそうそうあることではない。この前、姉河原のハーレムに招かれたときは突然のことだったし、客という立場だったので流れるに任せていたが、今回は俺が主なわけだから主導権を握らねばなるまい。俺の表情が思いつめたものに見えたのか、黒鉄が「まあまあ」と声をかけてくる。
「とにかく楽しんで下さい。ハーレムでのご主人様の仕事は楽しむことだけなんですから」
「分かってる…分かってる。……でも、この店初めてっていうか……ルールが分からないと」
「そんなデリヘルじゃないんですから。じゃあ私からのアドバイスを少々――」
「頼むよ」
「姫に対しては何をされても結構ですが、最初はされるがままに任せるというのもいいかもしれません。3人来たのに1人に対して夢中になって責めるというのは、他の2人がかわいそうかと。もし1人ずつと楽しみたいということであれば、2人はそのように指示しますが、いかがされますか」
「いや、せっかくだから3人同時に楽しみたいな」
「わかりました。あとは、デリヘル的なことも説明しておきますか。NS、中出し自由、発射無制限、チェンジもありです。時間制限もないので、心ゆくまで楽しんで下さい」
「そうか…」
言うまでもなくピルを飲んでいるということか。元々精力には自信はある。この年になっても1度くらいで治まる俺の愚息ではない。何しろ、すでに期待感だけでフルフルの状態で、ソファから立ち上がったら黒鉄にもばれてしまうだろう。
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ピンポーン
部屋のインターフォンが鳴った。――来たのか。俺は立ち上がる……も、やや前かがみになる。黒鉄は俺に近づき、視線を下げてその部分を見ると、にやりと笑った。
「準備は万端のようですね。姫達を出迎える前に……身だしなみということで」
黒鉄が取り出したのは香水だった。それを俺の首筋に1回、「手を出してください」と言われて差し出すと手首にも1回。
「よく香りを馴染ませて下さい」
「わかった……でも、あんまり香りしないな、この香水」
俺が手首に鼻を寄せて言うと、黒鉄は「いい香りしますよ」と言って、リビングを出て行った。俺は両手首を擦り合わせ、首筋にも手首を擦りつける。そうしているうちに、3人の美姫達がリビングの中に入って来た――。
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先頭に入ってきたのは亜里沙だった。ワンピースの上にピンクのジャケットを羽織った亜里沙はインタビューに訪れた女子アナウンサーのような装いで、とても彼女がハーレムの姫の候補者だとは思えない。ややはにかんだような笑みを浮かべた目は吸い込まれそうなほど魅力的で笑窪のある笑顔は俺の顔も笑顔にさせた。
次に入ってきたのはさやか。ベージュのツイードに同色のスカート。カチッとした服装は緊張気味の童顔の彼女にはやや似合わない気もするが、そのギャップが逆によかった。身体のラインを絞っているツイードジャケットの胸元のボタンは弾け飛ばんばかりでその中の胸元のボリュームを如実に表していた。
最後に入ってきたのは梨香。その歩き方からして圧倒的な存在感だった。黒のパンツスーツを着こなして部屋に入って来ると、俺まで緊張してしまうようなオーラがある。一部のスキもない完璧なモデル体型。ややきつめの美貌に見えるも、ぽってりとした唇と口角の上がった口元が十分にその表情を和らげていた。
3人は突っ立っている俺の目の前に並んで正座すると、三つ指を付いて深々とお辞儀をした。これはまさに姉河原のハーレムで見た光景だった。違うことは……いつまで経っても顔を上げないこと。俺は慌てて「顔上げていいよ」と言うと、3人はすっと顔を上げた。さやかがやや緊張気味だったのを除けば完璧な笑顔で。
この笑顔を向けられただけで半数以上の男が彼女達に一目惚れしてしまうだろう。それ程に罪な存在の女が3人目の前で俺に傅いている。大変なことになっちまったな……と内心思いながら、助けを求めるように黒鉄の方に視線を向けると……黒鉄の奴はいつの間にか姿を消していた。
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俺「……」
亜里沙「寝室に行きますか」
俺「あぁ……そうだね。そうしようか」
俺の言葉に3人は顔を見合わせると、立ち上がり、亜里沙は俺の手を取って寝室へと連れて行ってくれる。俺は夢遊病者のように手を引かれるまま付いて行く。梨香は一歩先を行き、寝室のドアを開けてくれる。さやかは一歩後から付いて来ているのだろうか。
寝室に入ると、広々とした寝室とそこに鎮座するキングサイズと言うほかない広いベッド。このベッドなら3人上がっても広さは十分すぎる。亜里沙が立ち止まると、俺も立ち止まる。
亜里沙「お召し物を、お脱がせします」
亜里沙は俺の前に立つと、ワイシャツのボタンを一つずつ丁寧に外していく。背後からは誰かがベルトを外している。見えないが背に当たる胸の感触からさやかと察する。俺はボタンを外すことに集中している亜里沙に見蕩れていると、目が合い、互いに視線を絡めるとどちらともなく唇を合わせる。唇を絡ませ湿らせ、次に舌で唇の感触を味わい、いつしか互いの舌も絡ませ合う。亜里沙の両手は俺の首の後ろに回り、俺は亜里沙のスーツの中に右手を入れてワンピースの上から胸をまさぐる。亜里沙の鼻から息が漏れた。
ワイシャツのボタンに手がかかり目を開くとジャケットを脱いだ梨香が引き継いでいた。俺は左手を梨香のケツに伸ばす。締まった尻の感触を味わい梨香の表情の変化を確認すると、梨香はクールな表情を綻ばせて俺と視線が絡み合い、それに気付いたのか亜里沙は唇から離れ、今度は梨香と唇を触れ合わせる。――最初から激しいキス。唾液の味が違うのも立て続けに別の女とキスすればよく分かる。
梨香と激しいキスを交わしているうちに、愚息の弾頭に温かい粘膜の感触を感じる。――いつの間に下着まで脱がされていたんだろうか。視線を落とすとさやかがいきなり俺の鰓の張った亀頭部分を咥えていて、視線が一瞬合うと、すぐに恥ずかしそうに逸らされた。梨香がもっとキスに集中するようにというように俺の頬に掌が宛てられて梨香の方に向きなおさせられると、さらに梨香から唇と舌を吸われる。さらに誰かが背後から両手を回して俺の胸板をさわさわと触っている。亜里沙だろうか。背中に当たる感触は下着のもの。いつの間にか服を脱いでいたようだ。
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梨香「ベッド行きます?」
色っぽく耳元で息を吹きかけられながら囁かれると、俺はゆっくり頷いた。もう身体に力が入らない。力が入っているのは下半身の一箇所だけだ。梨香に導かれベッドに倒れ込むように仰向けに寝ると、赤の生地に黒のレースが施された下着姿の亜里沙が俺の右側からキスを求めてくる。俺はそのキスに応えながら、両手を伸ばしてブラのホックを外そうとする。はらりと外れるブラ。「見せて」と言うと少し恥ずかしそうな表情を浮かべた亜里沙は身体を起こし美乳を俺の眼前に晒す。形がよく乳首の色と形も完璧。ここも弄ったのかもということが頭をよぎりつつしゃぶりついた、……感触はホンモノだった。「ん……ぅん」という亜里沙の甘い吐息が漏れる。
そうしているうちに下着姿になった梨香とさやかもベッドに上がってくる。梨香はパールホワイトのシルク地の下着、さやかはかわいらしいピンクのハーフカップブラと同色の下着のようだった。右手を下ろして亜里沙の尻を触るとTバックのようだ。弾力がありすべすべの尻の感触を楽しみ乳房の感触を頬に感じながら乳首を舐めしゃぶる。俺の左腕の中には梨香が入ってきて俺の乳首に吸い付く。俺も「あぅ」と声が漏れてしまう。そして、手が俺の愚息に伸びてくる。
梨香「すごく固いのね。ご主人様の」
さやか「はい。とっても逞しくて……ご立派です」
俺の脚を開かせてその間に座り、片方ずつ靴下を脱がせているさやかと梨香が言葉を交わす。そのような声自体が耳に心地よく、その言葉に応えるように肉竿が梨香の手の中でびくんと震える。
亜里沙「2人ばっかりずるい。私にもご奉仕させて」
梨香「亜里沙さんが一番可愛がってもらってるくせに。いいわ、どうぞ」
亜里沙は俺の腹筋を擦っていた手を愚息に這わせて先汁が滲む鈴口に指を這わせ、すこしずつ傘の縁と裏に沿って指が触れる。俺はもどかしいような気持ちで腰を浮かせると「ぁあっ」と声にならない声が出てしまう。右手が空いたので今度は梨香のブラのホックを外しにかかる……がホックがない。「これは前で外すんです」とフフッと笑いながら言う梨香の言葉に、自分より年下の女に言われて本来なら恥ずかしくなるところではあるのだが、なぜか嬉しくなる。それは少年の頃、年上の女性に憧れた時の気持ちに似ていた。俺の愚息を見詰めながら指1本で弾頭を刺激する亜里沙。俺の足を持って指を1本ずつ丹念に舐めているさやか。梨香は俺の耳元に息を吹きかけたりキスをしながら、俺の上半身を擦る。俺はただただ亜里沙と梨香の背中を撫でていた。
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亜里沙「ご主人様のもう我慢出来なそうよ」
梨香「ご主人様。お情けを頂けますか」
俺「お情け?あぁ入れるってことか。いいよ」
俺は体の気持ちよさと幸福感で精神的にうぐったりしていたが、精力は旺盛だった。確かにずいぶん前から入れたくて仕方なかったのだが、我慢するのもまた楽しいと思い自分から求めずにいたのだった。今日は3人に全て委ねようと思っていたので「いいよ」と答えたのだが……
梨香「最初は誰にしますか?」
と瞳の奥をも覗き込むような目力のある梨香に聞かれると迷ってしまう。
俺「いきなり挿れても大丈夫なの?」
梨香「もちろん。私はご主人様を一目見た時から準備万端です」
さやか「私もですっ」
亜里沙「あんなにキスして頂けたら、とろとろになってしまいます。分かります?」
亜里沙の背に回していた手を亜里沙の股間に導かれると、内腿にまで蜜が垂れているのが分かった。……すごいな、と思いつつ切なそうな表情の亜里沙を見詰めると、その瞳に吸い込まれそうになりまた自然と唇を求めてしまう。
俺「じゃあ亜里沙から」
亜里沙は嬉しそうに「ありがとうございます」と言うと、下着を脱いで俺の上に跨る。
亜里沙「っ――ぁぅう……ご主人様ァ」
亜里沙は俺の腹に両手を置いて腰を少しずつ前後に揺らし始める。両腕の二の腕に挟まれた美乳が揺れるのを眺めていると梨香が俺に覆い被さる形で唇を寄せてくる。俺は両腕を梨香の背中に回し強く抱き寄せながら激しいキスを交わす。今度は俺の方から舌を梨香の口内を探ると切なげな鼻息が漏れる。俺の右脚には内腿を嘗め回すさやかの乳が乗っかり下半身はすっかりとさやかの唾液で塗れている。
しかしキスの感触も脚に感じる温もりも俺の愚息が味わう快感の波で全て流されていきそうだった。亜里沙自身が意識しているのか、膣口にキュッ締め付けられ、腰がグラインドする度に快感が生まれ、亜里沙の腰の動きにシンクロさせるように腰を動かすと、やがて2人の腰の動きが完璧にシンクロし、快感は増幅していく。亜里沙が上半身を倒してくると、梨香は身体を離す。
亜里沙「ご主人様ァ……キス…キスして下さぃ」
俺は亜里沙にキスをして亜里沙のくびれた腰に手を置き下から亜里沙の膣奥を突き上げる。最初は俺の唇に吸い付こうとしていた亜里沙も声が堪えきれないのか唇を離してしまう。
亜里沙「ッいぃ……んっ……っちゃぅ、ッくぅ――」
亜里沙は背筋を逸らせて小さく呻くと、弛緩して俺の体に体を委ねる。俺もイキそうだったんだが、正常位で出したいと思い、亜里沙に優しくキスをして「俺が上になるよ」と言うと、亜里沙は小さく頷く。この時はもう他の2人の存在は頭になく、体を入れ替えると、亜里沙の両脚を大きく開いて肉竿を挿入する。背後からさやかが俺の尻を舐めようとしてきたが、俺が邪魔と察したのか梨香が「さやか」と声をかけるとさやかは離れた。
梨香「亜里沙さん気持ち良さそう」
さやか「ご主人様も……すごく気持ち良さそうです」
俺はもう絶頂が近いこともあり、思うが侭に腰を振った。亜里沙はそれに応え、上半身を悶えさせながら再び絶頂に達し、膣内が収縮すると俺も「ぅあああ――イクぞぉ」と言って亜里沙の腹の奥深くで精を放った。