※この作品はR-18です。

シャドウバースF 二次エロ置き場   作:南尾重国

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なんか時間がかかってしまいました。
この世界は例え話にカードを使うことが多そうです。
残りはスバフワ、ライト乱◯、合宿その後の3話を予定しています。
お付き合いくださいませ。

2025/08/23 タイトル変更


保健体育と、数学と、社会……かしら(レン)

 障子越しの光で朝日が登り始めたことが分かる朝はやく、ライトは目を覚ました。右を見れば、ライトに両腕を絡ませて安らかに寝息を立てている兎耳の少女、左を見れば、普段は化粧で整えらえているがそのままでも十分に綺麗だと思わせる、長いまつ毛の年上の先輩の姿が見える。

 ライトはひとまず昨夜にあったことを思い出す。

 

 昨晩、ライトはツバサと一緒にシャワー室から出たところでレン、シオンが部屋に入っていることに気づいた。

 2人を部屋に招き入れたシノブは自分の部屋に戻ると言伝だけ頼んで、出ていってしまったらしい報告を受けて、座る2人をみる。

 レンはそれほどでもないのだが、シオンは不安げな表情をライトに向ける。部屋に来たばかりのツバサと同じように、夕食時のライトとその周囲の動きを見ていてもたってもいられなかったが、それを聞く勇気が無い、そんな感じだった。

 夜遅いこともあって、簡易的に状況を説明し、4人で寝ることになった。

 ツバサ、シオンがライトの横を強く主張し、レンは少し不満げではあったものの、明日ライトには付き合ってもらいますから、と強かに予約を取り付けて、ツバサの隣で横になる──。

 

 ──そこまで思い出して、下半身の違和感の正体へと目を向ける。

 

「レン、おはよう」

「らいふぉへんふぁい、おふぁおうふぉふぁいまふ」

 

 開いた脚の間に蹲って、浴衣の隙間から、下着に格納されていたはずの肉棒を咥えているレン。その挨拶で触れる唇、息にライトはゾクリとさせられる。どうやら誰よりも早く目を覚ましていたようだ。

 

「私さっき起きたんですけど、ライト先輩のここ、苦しそうだったので……」

 

 そう言いながら、ライトの身体の上を這い、顔を近づける。

 朝勃ちしていたライトの息子は、眠っている間もレンの口内の刺激によって一層太く、固くなっていた。苦しそうだったので、と言いながら、唾液でぬめぬめと光る逸物を胸、腹、股と擦るのでは、ライトは生殺しを受けている気分である。

 顔を近づけたことで、ライトの股間にはレンの脚が触れ、肉棒がハリのあるふとももに挟まれる。

 ライトもレンも、浴衣がはだけて肌が触れ合いお互いの体温が直に伝わっていた。

 その感触はそれはそれで良いものだが、期待に膨らむ逸物を満足させるには物足りず、グニグニと圧をかけるレンの表情は少女に不釣り合いなほど淫靡だった。

 

「……ライト先輩、ゴムは付いて無いですけど、どうしたいですか?」

 

 アンドレア、ヒナとの事は、レンにも伝えてある。

 もしここでライトが望むなら、レンは躊躇なくライトを受け入れて、精を胎に受けるだろう。それを期待しているようにも見える視線に、しかしライトは首を縦に降らなかった。

 

「……レンが子供が欲しいって言うなら喜んでお願いする。けど、そうじゃないなら付けて欲しい」

 

 ライトはどこか切なそうな表情をしていても、一時の快楽で道を踏み外そうとはしない。レンは少しだけ真面目な顔をしてライトに返す言葉を考える。

 

「ヒナちゃんと一緒にっていうのは良いと思うんですけど、私まだ赤ちゃんがどういうものって実感がないんですよね。それって私が子供だからでしょうか」

「どうだろうか、俺も自分が大人であるとは言い切れないからな。責任は取るつもりだけど、そんな考えも現実を知らない奴の甘えなのかもしれない。大切にするからこそ、そう言うところはしっかりしないといけないとも思う」

 

 複数人と関係を持つのは現代社会の倫理的には不誠実であるが、みようによっては誠実でもある。

 自分が大人であるかはわからないというが、レンが子供だとは言わない。それが少しだけ嬉しくて、レンはライトの胸に顔を埋めた。

 しかし、それはそれ、これはこれ。レンはライトの胸元に唇を付けて、軽く吸い付く。

 舌先でチロチロと肌を刺激すると、ふとももに挟まれた熱い肉棒が微かに膨らんで、ビクンと動く。

 

「……レン?」

 

 これから起こることを予感して、恐る恐る尋ねるライトにレンは胸元へのキスを続けることで意思表明した。レンは太ももの悪戯を続けながら、ツバサとシオンが起きてくるまで、ライトを生かさず殺さず翻弄し続けたのだった。

 なお、起きる気配を感じた瞬間にレンがライトから離れたため、朝から元気な下半身を晒すライトに対してえっちの烙印を押されただけで、それ以上大ごとになることはなかった。

 

ーーーーー

 

「女子の皆にはこの後特別授業があります」

 

 朝食を終えて、アンドレアが手を挙げた。

 急な提案は、アンドレアと同室に泊まっているヒナも聞いていなかったようで、ヒナも含めて全員の「?」の視線がアンドレアに集まる。

 

「特別授業って、男子はどうするんですか?」

「何をしていても構わないけれど、先生の部屋には近づかないで欲しいかな」

 

 イツキの質問に対する回答を聞いて、スバル、ライトを含めて3人で顔を見合わせる。これ以上深煎りするのも危険だと、目線だけで意見の一致を確認できたことで、3人が頷きあう。

 朝食は解散となり、男子一同は率先して部屋を後にする。昨日色々あって温泉を楽しめなかったライトに付き合って汗でも流すか、と着替えを取りに部屋へと戻っていった。

 

「で、先生、なんの授業なんですか?」

 

 ツバサの質問に、アンドレアは少しだけ首を傾けて、

 

「保健体育と、数学と、社会……かしら」

 

 疑問系でそう答えた。

 いまいち要領を得ない回答。しかもアンドレアの担当する国語が入ってない。

 

「これは、私が悪かったんだけど、ヒナちゃんは保健体育の知識に乏しい事がわかったの。ついでなので他の子達も含めて一度授業をしておきたいと思っね」

 

 なるほど、シャドバで生計を立てられるほどのプレイヤーであれば必要のない知識なのかもしれない。なんとなく得心の言った面々と、どういうことかと首を傾けるフワリ。

 まさか自分より幼さの残る少女が、男性と爛れた関係にあるなどと想像もつかない。

 とりあえずアンドレアを先頭に、次々と立ち上がって、その背についていくのだった。

 

「さて、まず知識の確認ですが、避妊をしない性行為による妊娠の確率はどの程度でしょうか」

 

 部屋に入って早々、アンドレアからの質問に反応は3つに分かれた。

 それくらいだろうと思案する3人と、手をあげる2人、そして急な内容に慌てふためく1人。

 

「はい、それじゃあ美鬼さん」

「20〜30%くらいだったと思います」

「正解です」

 

 指されたシノブの回答に、もう1人手を上げていたシオンも首を縦に振る。他の面々はその数値に思い思いの考えを巡らせていた。

 

「これは、3積みしたキーカードを7、8ターン目まで引けない確率と同じくらいです」

 

 国数英社理シャの勉強を行なっている面々としては、この例えの方がわかりやすかったらしい。一挙に理解が進む。

 

「1年間妊活を行なった場合は90%、これはサーチを含め6枚体制の場合に6ターンまでに引ける確率になります。3コストのサーチを3ターン目に使うことを考えると半年で80%という方が数値としては近いかもしれないね」

 

 とはいえ、ここにいるのはシャドバに精通した少女達である。

 確率論を語るのがバカらしくなるほどここぞという時に強く、彼女達の若さと運があれば、そしてそれを望むなら、1回で引き当てないとも限らない、とアンドレアは思う。

 もっとも、その望むということがどういうことかを理解をしているか、それが危惧されるところであり、責任感の強い「彼」のことを思うと、子供が出来るということがどういうことなのかしっかり学んでもらいたい。

 

 その後も、学生妊娠の大変さと、妊娠・出産にまつわる社会制度の説明を行い、1人を除く少女たちの身近な事案にしてしまった性行為についての授業は終了となる。

 知っていること、初めて知ったこと。皆それぞれ、その内容を反芻し、しっかりとしたビジョンとまでいかないまでも、人生設計の雛形を思い浮かべていた。

 

「ただ愛する人と睦み合いたいという欲求は誰しもあるし、特にあなた達の年齢だとそういったことに興味があるというのはわかります」

 

 授業という体を取っている以上、フランクになりすぎないというのが、彼女なりの線引きなのかしれない。実情を知っている者からすれば、上部を取り繕ったような言葉をアンドレアは口にしながら、紙袋から一人一人の前に、それぞれビニール袋に入ったケースを置いていく。

 『0.02mm6個入り』

 中身を覗いて大半はどこか苦笑気味だったが、1人だけ、昨晩のことを思い出して、顔を赤くする。

 フワリはスバルと彼氏彼女になったことだけで十分に嬉しくて、今後ゆっくりと関係が進んでいければ良いと思っていたところに、生々しくも、男女の営みを想起させる小箱。

 名前こそ知っていたものの、初めて見るそれは、小さくもとても存在感を放っているように感じた。

 

「みんなしっかり避妊をしてください」

 

 こうして、アンドレア先生の特別授業はお開きとなった。

 フワリが顔を上げると、ツバサ、シノブの視線がフワリに向いていることに気づく。フワリのアイコンタクトによるヘルプサインは、はっきり2人に伝わって、3人で話をしようと話がつく。

 

「ど、ど……どうしましょう……」

 

 シノブ、ツバサは普段のおっとりした姿とは違う可愛さを感じつつ、慌てふためくフワリを落ち着かせる。

 恋する乙女のお悩み相談は、昨夜の出来事の共有から始まった。




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