シャドウバースF 二次エロ置き場 作:南尾重国
とある休日、シオンとライトはゲームセンターにいた。
ライトの関係者が多い都合2人きりで出かける機会は少なく、表情にこそ出さないものの、1日ライトを独占できることに内心シオンは浮かれている。
ともすれば爛れた青春を過ごしがちな少年少女たちだが、直接的な繋がりばかりを求めているわけではない。男女でゲーセンに行く意味が分からなかったシオンも友達と一緒に遊んだ経験を経て、ライトと一緒に遊ぶだけで充実した気持ちでいっぱいだった。
その時までは。
「天竜ライト!」
後ろから聞こえてきた声に2人が振り向けば、ヒナがライトにビシッと指を差しながら立っていた。
シャドバカレッジの面々であれば、邪魔しないよう気を遣ったりもしただろうが、ヒナにそんな配慮は一切ない。怪訝そうな視線を向けるシオンを気にも留めず、ヒナはライトの腕に手を絡めて隣に立つ。
少し遅れて、アンドレアがやってきた時には、ライトを挟んで、シオンとヒナがバチバチに睨み合っていた。
「今日はボクがライトと遊ぶ日なんだけど?」
「ハッ、そんなのヒナに関係ないし」
身もふたもない言い方をすればライトをシェアしている女子たちとは違い、ヒナはそのスケジュールの外にいる。たまにライトを拉致って、時にはレンやアンドレアと一緒に愉しむのがヒナだ。
頻度が多ければ苦情もでるが、一緒にいる時間だけを見ればシオンやツバサたちの方が長くライトといるので、まあ仕方ないかと半ば諦め気味に見られていた。
ただ、それはヒナが好き勝手していい理由にはならないし、シオンが引く理由にもならないしで、2人の睨み合いは終わる気配を見せなかった。
店内がそれほど混み合っていないとはいえ、ゲームで遊ばずに1人の男を挟んで少女達がいがみ合うというのは、あまり体裁がよろしくない。
しかし、ライトがどちらかを選べるならもとよりこんな状況に陥っていない。
そんなライトにため息をつきながらアンドレアが救いの手を差し伸べた。
「2人ともそれじゃライトも困っちゃうよ」
アンドレアの声に、2人の視線が一旦アンドレアへと向く。
ライトは気にしていないとはいえ、先生と生徒というある種、禁断の関係でありながら認めてもらっている、という意識のあるアンドレアは、ヒナの好きにさせてあげたい気持ちもあるが、どちらかといえばシオン寄りの心情である。
ただ、この場で離れるよう促してもヒナは言うことを聞かないし、シオン寄りでも、あくまでどちらかといえば、だ。
「せっかくゲームセンターなんだし、ゲームで決めるのはどう?」
だからせめて、どちらにも目のある提案をした──
「ゲームか、いいぜ」
「ボクも構わない。それで何で勝負するの?」
──つもりだった。
「ヒナたちはシャドバプレイヤーだからな。クイズ・シャドウバース・バトル・カレッジで勝負だ」
ヒナはその実力でセブンシャドウズに選ばれるほどのプレイヤーでありシャドウバースの知識についても相当の自負があった。それこそ、ドラゴンクラスの問題であってもライトに勝つことは容易だろう。
「あ、ヒナちゃん」
だから、自分の勝ちを確信してアンドレアの声に気づかなかった。
「負けた方は引き下がる、だけじゃつまんねーよな。何か罰ゲームでもしようぜ」
アンドレアはシャドバカレッジにおけるシオンの成績を知っている。それこそセブンシャドウズのヴォーデン・クラフトが一目置くほどの少女である。
「そうだな、もしヒナが勝ったら人前に出られないような格好させてやろうか」
そんなシオンを前にヒナは余裕を通り越して慢心していた。
もしも初めから本気で相手をしていれば勝負はわからなかったかもしれない。それでも今回の勝負に番狂せは存在しなかった。
You Lose
「ヒ、ヒナが負けた?」
即落ち2コマ。筐体に表示された文字を前にヒナが呆然とする。シオンとの差は圧倒的とまではいかないが、それでもヒナの前には自身の敗北を告げる文字列が浮かんでいた。
「負けた方には罰ゲームだったよね」
筐体越しに聞こえる、深く沈んだ声。
シオンは責められると弱いが、責める方はめっぽう強い。特に最近ツバサを相手にちょっとばかし倫理の境界線の先へと一歩を踏み出した事もある。
「人前で歩けなくする、だっけ?」
シオンの提案はヒナの顔を青くするには充分だった。
「乙坂さん、私も2人の邪魔をしちゃったから、その、一緒に罰ゲーム受けるよ……」
アンドレアに出来るのは、ヒナの負担を少しでも和らげるために、自分も巻き込まれることくらいしかなかった。
「そう? じゃあボクはライトと罰ゲームの準備するから」
ライトとのデートで色々なお店を回るんだ。
「絶対に逃げるなよ」
頭の中の桃色な空気とは打って変わって、シオンの笑みは深い。
ヒナはその迫力に気圧されて、コクコクと頷くしかなかった。
ーーーーー
シオン、ヒナ、アンドレアは深夜の駅のホームにいた。
シオンはデートで着ていたいつもより少しオシャレな格好のままだったが、ヒナとアンドレアは脚まで覆うコートを羽織っている。
時間を考えればおかしい格好ではないのだが、体を抱えるように両腕を回し、辺りを気にする様は挙動不審そのもので、もし駅に利用者がいれば怪訝な目で見られたに違いない。
「な、なあ、本気でやるのか」
「当たり前だろ。それともヴィランだから口約束なんか守らない?」
悪を標榜するヒナだが、ヴィランにも美学がある。それがここで逃げを選ばせない。
電車のライトがホームを照らし、ヒナに覚悟を決める時間が残されていない事を告げる。
停車した車両のドアが、プシュっと音を立てて開いた。
「あーもう、わかってるよ!」
ヒナはコートを脱ぎ捨てて、電車の中へと踏み込む。
終電な事もあり、電車全体でも利用客はほぼいない。またシオン独自の調査で、この車両と、その前後には人がいない事も確認済みである。
しかし、それはヒナとアンドレアに共有されていない。
半ばやけになって電車へ飛び込んだヒナは靴と靴下、それにチョーカーだけで服を一切身につけていなかった。
続くアンドレアは、サイズの合っていない体操服で、上は白シャツ、下はブルマを履いている。
ほぼ全裸のヒナよりはマシかもしれないが、シオンがコスプレ用品から選んで買ってきた、ぱつぱつに広がって胸部を強調するシャツに、下着や尻肉がはみ出そうなブルマはアンドレアの耳を真っ赤にするには充分だった。
ヒナは両手でかろうじて胸と秘所を隠しながら周囲を伺って、誰もいないことにほっと息を吐く。
「さて、これはなんでしょう」
落ち着いたところで、シオンがゴソゴソと手にした袋から何かを取り出した。
ピンク色のそれを、ヒナはライトとの営みの中ですっかり認知してしまった。楕円形のカプセルとそれから伸びるコード。コードの先のスイッチを押すと、車内に振動音が鳴り響く。
震えるローターが、ヒナが何かを言うよりも先に、ヒナのヘソの辺りに押し付けられた。
「ひうっ♡」
ウィンウィンと音を立ててくすぐるローターから逃げようとしたヒナだが、背中の素肌に直接金属の扉が触れる。その冷たさに思わず声を上げてしまったヒナに、シオンはさらに迫る。
「手どかして」
ヘソ下からVラインに向けてローターを動かしながら、シオンは股を隠す手をどけるようヒナに言う。普段であれば強く拒否する事柄でも、特異な環境下では正常でいられない。
「うぅ……やっ♡ やあっ♡」
初めは無言で抵抗していたヒナだったが、恐る恐る手を退かしたのを確認してシオンはそのまま股の間へとローターを滑り込ませる。閉じた恥丘の間に入り込み、陰核を皮の上から揺する。
「うううう……♡」
不快ならいっそ良かったのに。
年齢不相応に開発されたヒナの身体はコレを快感と受け止める。これが何のための動きなのかを理解して、身体が反応してしまう。
いつの間にかシオンの両手にローターが握られていて、ピンと勃った乳首と、湿り始めた股下の両方を刺激する。
足が震えて、ヒナは身体を支えようとシオンの両腕を思わず握ってしまった。
腰を引いた際にお尻が金属扉に触れる。背中が触れた時よりも、身体が火照って、一層の温度差を感じた。
『えー、次は──』
車内放送の声に、ヒナの身体がびくりと震え、シオンの手の動きが止まる。
ヒナの昂りが一気に溶けていく。
「じゃ降りるよ」
あと少しだったのに……そんな思いで惚けた頭は、恥じらいをどこかへ置いてしまった。乗った時よりも軽快に、シオンの後に続いてヒナが電車の扉をくぐる。
その後ろを、モジモジと胸を抱えながら、未だ耳を赤くしたままのアンドレアが続く。
電車を降りた先、そこにはライトが立っていた。
もちろんこの時間の利用客がいない事、駅員に見られないことは確認済みである。
ヒナとアンドレアは、ライトから手渡されたコートを羽織って、駅を出る。
思わずついてでたありがとうの言葉にライトは苦笑する。
この状況に追い込んだのはシオンであり、ライトはその片棒を担いでいる。
「じゃあ、次はコレに着替えてくれ」
それに罰ゲームはまだ終わっていなかった。
人気のない公園で、ヒナとアンドレアは、新しい紙袋に入った服へと着替える。
次の格好は、ヒナのメイド服と、アンドレアの水着だった。
ショーツを履いていないヒナの股下をかろうじて隠すほど短いスカートに、乳首が勃っていることが一目瞭然な、慎ましい乳房を曝け出す胸元の空いた、いかにもエロいことをするためだけで、かろうじてシルエットがメイド服というような格好だったが、全裸に比べれば圧倒的布面積である。むしろ車内でのイタズラからお預けを喰らっているヒナには、布が邪魔ですらあった。
対してアンドレアは胸をつっかえながら白シャツ、ブルマを脱いで、一気に布面積を減らす。スリングショットの水着は身体を覆うには小さく、風が体の至る所を撫でる。両の乳首が浮かび上がり、ヒナの情事を見て興奮していた事を嫌でも思い知らせた。
「あの……ライト、コレ恥ずかしい……」
腕に抱えられながらなお揺れるアンドレアのおっぱいは、シオンやヒナには到底存在し得ないものである。胸に貴賎はないと常日頃思っているライトだが、その圧倒的な視覚情報に思わず釘付けになる。
「チッ」
それは誰の舌打ちだったか。
「しょうがない、ライト先にアンドレアから行くぞ」
シオンはガシャンと電灯とヒナの腕に手錠をかけると、ライト、アンドレアを連れて草むらの方へと入っていった。
「えっ」
取り残されるヒナ。その声に応える者はいなかった。
『ああっ♡』
ヒナの耳に声が届いたのは少し経ってからだった。
それはアンドレアの声だった。
『んっ、うんっ、ライトぉ♡』
一定の間隔で息が途切れ、時折ライトを呼ぶ甘い声。
そこまで大きい声ではないが、ヒナのところまで届くと言うことは、もし他に人がいたらどう思うだろうか。
ライト達はいい、見つかっても3人で逃げることができる。しかしヒナはどうだろうか。
手錠で繋がれた、胸を丸出しにしたメイド服の少女。どう考えてもまずい。常識的に警察に通報されるのもまずいが、その考えはヒナには無かった。
声だけで、アンドレアとライトがまぐわっているのが分かる。あの熱くて、太くいそれを膣内に受け入れる。電車から体の火照りは未だ収まらず、ヒナは自由な片腕で自分を慰めていた。
最悪は、こんな状況で誰か来た時に襲われるかもしれないということ。
身体は男を受け入れる準備が出来っている。しかし、誰でもいいわけじゃない。天竜ライト以外絶対に嫌だ。
木々を揺らす風の音に混じって届くアンドレアの嬌声が、ヒナの焦燥を煽る。
『あああぁぁぁっ!』
最後の声は、アンドレアが絶頂したことを告げる悲鳴だった。
ガサガサと草むらが揺れ、シオンとライト、それに伏せがちながらも満足そうな表情のアンドレア。
ここに至って他の誰かが来るなどという考えはヒナには無かった。
「いくぞ」
手錠を外したシオンの言葉に、ヒナは答えない。ただ早く体の疼きを止めたくて仕方なかった。
ーーーーー
「あああああああああああああああー!!」
ホテルにヒナの叫び声が響く。
肉棒を咥え込み、乳首を吸われ、皮の剥けたクリトリスにはローターが押さえつけられている。
「んーっ! ふぅー、ふーっ、んーっ♡」
息を深く吸う、呼吸を遮るように唇が塞がれる。
それはライトだったか、アンドレアだったか。とにかくお互いを貪りあうような、交わり。
ライトが吐き出して、膣口からこぼれ出る白濁液を閉じ込めるよう、肉棒と入れ替わりでディルドが捩じ込まれる。
サイズは大きいが、ライトを受け入れたヒナは抵抗する事なく受け入れてしまう。
ジュポジュポと下品な音を立てながら、中を擦る張型の刺激に、ヒナはシーツをグチャグチャに巻き込んで身体をよじる。
「いぃぃぃっ♡」
声にならない声。
普段生意気な少女が快感に悶える姿に、皆のタガが外れてしまった。
小さな身体を気遣う事なく、膣内に容赦なくペニスが突き立てられる。
液体という液体が流れ出て、動かなくなるまで、狂宴は続いた。
絶頂して絶頂して絶頂して、行きすぎた快楽が収まった頃、ヒナはようやっと正気を取り戻した。
あんなに弱い姿を見せることになるなんて、こんなのヒナじゃない。
最悪なことに肉欲に溺れ、疲れ切った身体は心地よさに包まれて動かない。
ヒナの視界に映るもう一つのベッドでは、今回の計画を画策した少女が、正気を失った2人に攻め立てられている。
止めてという声も虚しく、ヒナと同じように抗えない快楽に悶えていた。
……今度はライトをいじめ抜いてやろう、アンドレアと一緒に。
「覚えてろよ……」
振り絞って吐き出した声は、誰にも聞こえなかった。
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