シャドウバースF 二次エロ置き場 作:南尾重国
次話に続きます。
2025/08/20 タイトル変更
ライトは1人シオンとの待ち合わせ場所に立っていた。私服の上に、トレードマークの赤いジャージを羽織りスマホを覗いている。人通りは少なく、学生は滅多にいない。
「ライト、お待たせ」
そんなライトに声がかけられて、スマホから顔を上げる。
「ああ、シオン──」
今日はよろしく、と言うまえに、目の前の光景に言葉を失う。そこには、両脇を私服のレン、ツバサに抑えられた沈んだ顔をしたシオンがいた。
「天龍ライト、今日の予定は?」
シオンから離れて一歩前に出るツバサから質問。
「そこら辺を一緒に歩こうと思っていた」
「そう。エロいことする気だった?」
「予定はあった」
「素で答えんな。シオンが自主的に報告してきたから不問にするけど、誰も選べないなら、せめて公平に扱いなさい」
少し不満げに、人差し指を立てて、長い爪が刺さらないようおでこを突く。
確かに、女子3人に手を出しておいてシオンとのデートというのは軽率だろう。皆が納得しているのならそれも一つの形なのかもしれないが、この3人でなければ刃傷沙汰になっていた可能性もある。
とりあえず問答は切り上げて、4人で街を散策することになった。
通常、利用しない区画には怪しげな雰囲気のお店が幾らかある。大型のディスカウントショップなど、普段使いしている店もあるが、その中にだってよくよく見てみれば"そういう"商品がある。女子たちはいつもなら視界の端にも入らない棚を覗きながら、ああでもない、こうでもないとショッピングを楽しんでいる。
ライトは一歩引いた位置からついていく。意見を求められれば応えるし、時々自分の好みを伝えたりはするが、最悪荷物持ちに徹する覚悟である。
「ライト」
「どうした?」
いまも物色を続ける2人から離れて、シオンが声をかけてきた。
「その、本当は今日ボクとのデートだっただろって、今だけでも2人で楽しんで来いって」
ツバサの方に目をやると、どこかへ行けとジェスチャー。なるほど機嫌を取れと言うことだ。
「そうか、じゃあ2人で回ろう」
「う、うん!」
背伸びすることなく、そこらのお店で行うただの買い物ではあるのだが、これくらいの方が学生らしい。ライトから手を繋いで、シオンは照れながら握り返した。
「シオンちゃん嬉しそうです」
「レーン、今は憧れの先輩で我慢しな」
離れていく2人の背を見ながら、羨ましそうに呟くレンに冗談めかして抱きつくツバサ。ここ数日で、今まで以上によくもここまで仲良くなったものだとツバサは思う。
今は昨日消えてしまった帰宅時間の補填なのでシオンに譲る。本番はこの後に控えている。
「さて、そろそろ行くよ」
一通り買い物を終えて、ツバサが宣言した。
誰もどこへ、などと言わない。特にライトは黙ってついていくだけだ。
着いたのは大きな建物で、それはライトとシオンが初めて入ったホテルだった。
ツバサは躊躇することなく扉を開き、受付で予約を確認して鍵を受け取る。ライトはただなんとなく雰囲気が良さそうで選んだのだが、このホテルは多様なサービスと綺麗で豪華な内装を売りにしている。女子会などでも使われることがあり、ツバサ自身、サードフェザーのみんなで入ったこともある。あの時はまさか男と後輩2人を連れて使うことになるとは思いもしなかったが。
「ほら、あんたたち行くよ」
興味津々なレン、不安げなシオン、真面目そうな顔をしたライトの3人のお供を引き連れてエレベーターは目的の階へ昇っていく。
絨毯の敷かれた廊下の先の鍵を開けて、部屋の中へと入っていった。
「うはー、おっきいです!」
部屋に入って1番にレンがベッドに飛び込む。複数人での休憩が想定されたこの部屋はクイーンサイズが2個というかなり広い部屋だ。
「レン、遊んでないで、身体洗ってきなさい。ついでにお風呂にお湯入れてね」
「はーい」
レンは服を脱ぎ捨てて、浴室へ向かう。注意する間もない。仕方なくツバサはベッドの上に残された服や下着はまとめて畳んでおく。こういう時ついつい面倒を見てしまうのはツバサらしさなのかもしれない。
「ツバサ先輩! お風呂広いです!」
裸のレンが飛び出してきた。
「シオンちゃんも早く、早く!」
「あ、こら、バカっ!」
ライトの視線を気にすることなく、シオンの手を掴んで、洗い場に入る。今のこの関係に対して1番前向きなのはレンに違いない。本当に世話しない。
部屋に残されるツバサとライト。
ツバサも服を脱ぐ。
「ツバサ、その……」
いいのか、とは聞けず言葉に詰まった。不義理を働いている自覚のあるライト。2人だけになって、ライトは何か吐き出したくなった。普段から明け透けなく物を言うライトでも、現状に思うところはある。そんな気持ちを表情から読み取り、ツバサはライトの手を両手で覆いながら笑う。
「こっちはある程度覚悟決めてんの。あんたも今は難しい顔してないで楽しみましょ」
いいわけあるか、そんな思いは飲み込んでライトの手を握りしめた。強がりは悟らせない、そのまま下着姿で、ライトの服を脱がせていく。こういうお世話は嫌いじゃない。
「パンツも脱がせたけよっか?」
「い、いや、自分で脱ぐ」
照れつつもそれを隠す姿とかそういうの男の子の仕草にツバサはキュンとさせられる。恋は盲目。正直部活の時間だけではもの足りなかった。一緒にいたいが、3人もいてはとにかく時間がない。逆転の一手は3人で同じ時間を共有すること。この爛れた関係はどうかと思うのだが、もはやいまさらである。
タオルで下半身を隠すライトを連れて、2人の待つ浴室へと向かった。
お湯の流れる音が浴室の中に響き渡る。
湯船は4人が入れるほどに大きく、お風呂に入るにはまだ時間がかかりそうだった。
「それじゃライト、身体洗うから座って」
背中はツバサ、レンが前を陣取って、遅れたシオンが、空いている場所に立つ。
背中から、胸を押し付けるようにツバサが抱きつく。柔らかい胸そのものも魅惑的だが、ライトは肌の多くが触れ合っていることの方が興奮する。ぬめったボディソープが適度に摩擦を殺し2人の体を滑らかに擦り合う。ツバサが上下に移動するたび、ライトの背後から耳元に熱い吐息がかかる。
「ねぇ気持ちい?」
熱に浮かれた甘い声が耳を溶かす。股間を隠すタオルが不自然に盛り上がっているのが答えだった。
前では、レンがライトの太ももにまたがり前後に動いていた。時々喘ぎ声を上げながら、ぬちゅぬちゅと音を立てる。身体を洗うというより、ライトを使った自慰行為だ。目的を考えれば相手の体をキレイにすることより、相手をその気にさせる方が重要。ただ自分が気持ちよくなっていただけだが、結果として役目は十分に果たした。
2人に比べて、シオンの動きは比較的おとなしい。レンが使っている脚とは逆方向の腕を抱く。そのままライトの掌をを自分の股に持っていき、指を膣内に入れさせた。やっていることは大分如何わしい。そういうプレイがあると調べて知った。バカみたいに恥ずかしいが、ここで何もしないよりは良い。ライトが指を動かすたびに、体が震える。
刺激に堪らなくなって、薄い胸をライトに押し付けるように近づいて、キスをする。
「あー、シオンちゃんずるい!」
後輩2人がライトを取り合うと、バランスを崩しかねない。慌てて両手でバランスを取ろうとするが、泡だらけの少女2人の肌を撫でて艶声を出させるだけで、不安定この上ない。
「危ないからそう言うのは後」
落ち着けと、桶で掬ったお湯を浴びせる。そろそろお風呂のお湯も満たされた。体の汚れを軽く落として、湯船に入っていく女子3人。2人が離れたことに、ライトはほっと息を吐き、身体中の泡を落とす。
「ツバサ先輩ってスタイル良くて憧れちゃいます」
レンが正面から抱きつく。エロさを感じない手つきなら、胸や肌を触るが友愛の範囲だろう。ツバサはお返しとばかりにレンの頬を引っ張り可愛がっている。
そんな2人を眺めながら、一通りぬめぬめを流し終わったライトは、シオンの後ろから抱えるように湯に入る。流石に男女では同じ行為でも趣が異なる。異性の腕が触れるというだけで、お湯とは別に体の奥が熱くなる。
「ボクの胸、大きくないし触ったって楽しくないだろ」
シオンは胸に沸いた気持ちを誤魔化すように、以前と似たようなことを言う。劣等感というものは簡単に払拭されない。特にツバサは恋のライバルであり、(ツバサにそんな気は一切ないが)現在進行形で差を見せつけられている。
「俺はシオンのおっぱいが好きだ」
ライトの答えは変わらない。
わずかな膨らみを撫でるように、肋骨の辺りから持ち上げる。お風呂の中で少し皺になった指先がこそばゆい。
「あんた小さい方が好きなの?」
「いや、シオンだから好きだ。ツバサでもレンでもそれは一緒だ」
薄桜色した乳輪に浮かんだ乳首を指先で摘むと、擦るたびに固くなる。ピンと張った乳頭を爪先で引っ掻けば、シオンはくすぐったそうに体を捩る。
「私も触ってください!」
「あっ、こら、レンお風呂で暴れないの!」
この後の行為に逸る気持ちを誤魔化すように、バシャバシャと音を立てながら、4人で戯れあった。
読んでいただきありがとうございました。