※この作品はR-18です。

シャドウバースF 二次エロ置き場   作:南尾重国

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今回の話はこれで終わりです。

2025/08/20 タイトル変更


味は嫌いじゃないかも(シノブ)

「ツバサくん、ちょっといいかい」

 

 昼休み、ツバサのところへパンの山を抱えたシノブがやってきた。

 

「お、シノブじゃん。どした?」

「ちょっとね」

 

 昼食中、ちょうど口にものが入っていなかったマミが答えた。ツバサは、セブンスフレイム所属になっても、サードフェザーのマミ、カナと昼食などで一緒にいる事が多い。放課後は部活で忙しい(意味深)ので、こう言う何でもない時間を大切にしている。

 

「シオンなら放課後に来るんじゃない」

「いやいや、ツバサに会いに来たの」

 

 適当に応えるツバサだったがどうやら自分宛らしい、わざわざシノブからの用事などシオン絡みしかないと思ったのだが、何やら違うようだ。

 仕方なく野菜ジュースを口から離して、シノブの方を向く。

 

「私に? 何のようよ」

 

 早くしろと、続きを急かすツバサにスマホが差し出された。訝しみながら受け取り画面を覗き込む。

 そこに写っていたのは──。

 

「あんた!!?」

 

 ツバサは思わず飛び上がった。

 

「ツバサ?」

「どしたん?」

 

 急な大声に、シャドバ絡みの話だろうと気を利かせて他所を向いていた2人が反応するのも仕方ない。ツバサにとって、画面が見られていなかったことは不幸中の幸いだった。

 

「な、なんでもない! どう言うつもり?」

「場所、変えよっか」

 

 ヒソヒソと話す2人は見るからに怪しいが、何でもないと言うなら一旦は引いてやるのが友達というものだろう。

 戻ってきたら話聞かせろよ、と笑顔で送り出す。手を振る友人2人に複雑な思いを抱きながら、ツバサはシノブと屋上へ向かう。

 

「で、なんであんたこんな写真持ってんのよ?」

 

 着いて誰もいないことを確認した後、扉を閉じてツバサはシノブに詰め寄った。手にしたスマホの画面に写っていたのは、ソファの上で腰を振る少女の姿。顔はトリミングされて隠してあるが、見る人が見ればそれがツバサであり、相手がライトであることまでわかるだろう。

 画像をスライドすれば、後ろから抱え上げられながら貫かれている後輩や、不自然に捲れたスカートを履き、つま先立ちをしながらキスをする後輩の写真もある。

 どれも似たようなアングルから撮られたもので、思い返す限りそこに何かがあったような記憶はないが、つまりはそう言うことなのだろう。

 

「ジェントルマンがああだったからね。杵柄、杵柄」

 

 シノブはパンを齧りながら、できて当然とのたまう。どうやったかではない、何故やったかを聞いているのだが、会話の噛み合わない苛立ちを抑えて、ツバサは大きく息を吐く。

 

「……何が目的?」

 

 ここ最近は理事長からの工作もなく、比較的穏やかな日々だったはず。数少ないシノブとの接点であるシオンからも特に問題があったと言う話は聞いていない。万が一、シオンが地雷を踏んでいたとしても、シックスマジックに動きがあれば、何かしら耳に入るはず。

 不意に降って湧いた爆弾に、ツバサは身構える。

 

「ライトをさ、ちょっとだけ貸して欲しいなーって」

「はあっ?」

 

 そんなシノブからの要求はライトの貸し出し要請だった。

 

「シオンだけじゃなくてライトも午後練に呼びたいって事?」

 

 それなら、シオンの時間を犠牲に叶えてやるが、いやな予感をひしひしと感じる。

 

「んーん、私も同じことしてみたいなーって」

 

 例の画像をツバサに見せながら指を差す。

 同じこととは、そう言うことか。

 

「ばっ!? ダメに決まってるでしょ! 何あんた痴女!?」

「いやいや、普通に好奇心です。それに3人ともこんな事してるなら私を混ぜてくれても良いじゃないのさ。別に恋人ってわけでもないんでしょ?」

 

 ツバサの表情が歪む。なかなか痛いところを突く。

 確かに外から見て『こんな事』な状況で、恋人ではない爛れた関係は問題しかない。

 

「ほらほらー、こっちには写真があるんだぞー」

 

 挑発するように、スマホの画面をこれみよがしにツバサに突きつける。

 おとなしそうな見た目とは裏腹に、あのジェントルマンと仲良くやっていただけのことはある、

 

「……うー……そのセ、セッ、性交渉はダメ」

「セックスはなし。それならイチャイチャするくらい良い?」

「……あとチューもダメ」

「キスもなしね」

 

 ツバサの条件を1つ1つ確認しながら、指折り数えていく。

 

「キスはしない、セックスもしない、昼休みの時間だけ。あとライトが無理って言ったら大人しく引く。んで、イチャイチャしたら写真を消す」

 

 2度と隠しカメラを使った撮影を行わないことも組み込んで、ライトの貸し出し計画は締結した。

 

「それじゃ、後輩2人の説得お願いね、ツバサせーんぱい」

 

 シノブは煽りながら肩をポンと叩いてツバサの横を通り過ぎていく。中身のなくなった袋を潰しながら、一足先に屋上を去っていった。

 ライトの都合のつく昼休みの時間だけではあるが、外界からまさかの脅威が入り込んだ。

 

『バカパイ』

『と、撮られてたんですか!?』

 

 屋上を離れ、中庭に向かいながら、女子グループで情報共有を図る。

 失礼な物言いの後輩は後で可愛がるとして、今は機密保持のため、折れてくれるよう頼み込む。写真の共有こそしないが、誰にも言っていないはずのプレイの細かい内容を書かれては、後輩たちもノーとは言えなかった。

 

「おっすツバサ、何のようだった?」

「ライト絡み」

「へー、シノブが告ったりしちゃう系?」

 

 当たらずとも遠からずな軽口に、ぐっと言葉に詰まる。

 そんなツバサの様子に、2人はニヤッと笑い、尋問が始まった。隠しきれないライトへの好意こそ白日の下に晒されることとなったが、まさかそこまで進んでいるとは露とも思わなかったのだろう、とても人には言えない関係まではバレなかった。

 それでも、しばらくはライトの近くにいるだけで揶揄われるだろう。

 

 

 翌日、早速ライトに呼び出しがかかった。場所は、人通りのない部室棟の陰にあたるところで、周囲からの視界も通らない穴場である。ライトはツバサから何がしかで呼び出されるとだけ聞いていたため、緊張した心地で壁を背に立つ。

 

「ライトは何するかきいてる?」

「具体的なことはわからない。その、エッチなこととキスはダメだと書いてあったんだが、シノブは一体何をするつもりだ?」

 

 距離を詰めて、ライトに寄りかかるシノブに妖艶な気配を感じながら、ライトは問う。

 

「んー、ちょっと違うね」

 

 何が、とは聞けなかった。

 シノブはジャージ越しにライトの胸元に手を当てて、滑らせるように腹の方へと撫でていく。その感触に、思わず唾を飲んでいた。

 

「エッチじゃなくて、セックスはしない、だよ」

 

 そう言いながら、しゃがみ込んだシノブは、ライトのズボンを下ろした。

 

「へえ、おちんちんってこんな何だね」

 

 情報の氾濫する電子の海には、参考となる資料はいくらでもあるが、実際に目と鼻の先にあると言うのはいささか背徳的である。画像で見かけたものと違って柔らかそうで、これが大きくなるのだと思うと、少しだけ面白い。

 表情にこそ出さないが、よく見るとシノブの耳の先は少し赤くなっていた。もっとも、学校敷地内で下半身を露出し、息の吹きかかる距離で女子に見られていると言う状況では、さすがのライトも気づくことはなかった。

 

「味はどんなかな」

 

 ライトが静止するまもなく、シノブは舌先で皮を舐める。

 別に汚しているつもりはないが、清潔かと言われると微妙なところ。ハンカチならあるので、それで拭って、などとライトが考えてしまったのは突然の事態に対する混乱ゆえだろう。

 

「なんか少し塩味だね」

 

 汗の味だと思いたい。そうであって欲しい。恥ずかしいのか申し訳ないのか、ライトにはもはや分からない。

 髪の奥に隠れた黄色い瞳に上目遣いに見つめられ、惑乱した感情とは裏腹に陰茎に血が巡る。シノブが指で輪を作って、唾液を潤滑油に絞るように擦れば、たちまち大きくなる。固く上を向いた肉棒をシノブはそのまま咥え込んだ。

 シノブにはエッチに類する経験はないが、健啖家がいいように作用したのか、頬が、舌が、唇がライトの感じるところを的確にしごき上げる。この苛烈な責めに耐えきれなくなり、腰が抜けそうになれば、壁に体重を預けて堪えるしかなかった。

 ライトの細かな震えと口の中に広がる苦味。その理由を知らないシノブは、より一層激しさを増し、ライトは静止させることもできないまま、シノブの口の中に精を吐き出した。

 

「味は嫌いじゃないかも」

 

 白濁液を溢さぬよう、口の中でまとめて飲み込む。口の中に残る風味は美味しいとは言い難いが、体を熱くさせる味だった。

 

「パンにかけてみて良い?」

「は?」

 

 唇の端に付いた陰毛を払いながら、舌を出すシノブの口から飛び出した予想だにしない質問に、思わず声を上げた。

 ライトの回答を待たずに、シノブは射精したにも関わらず、未だ衰えを見せない肉棒を、クチュクチュと音を立てながら擦り上げる。敏感になった亀頭に指が触れるたびに、ライトが震える。

 時々握る強さや速さを変えながら絞り上げれば、すぐに耐えきれなくなって、ビュルビュルとシノブの持つパンの上に性液が放たれた。

 出している最中も扱かれて普段よりも多く、長く快感に震える。短期間に2回も射精したこともあって、力なく床にへたり込んでしまった。

 ライトの目の前にはシノブの顔と、汚されてしまった焼きそばパン。

 パンにかけられた白いソースは食に対する冒涜にしか思えないが、シノブは躊躇なく齧り付く。

 

「うん、パンには合わないね。食べてみる?」

「いや、いらない」

 

 誰が自分のを食べたいものか。ライトは全力で拒否。

 だろうね、と笑いながら、シノブは残りのパンを食べてしまった。

 

「今日はありがと。またね」

 

 バイバーイと手を振りながら去っていくシノブの後ろ姿を、ライトは下半身を露出させたまま見送った。

 

『あいつやっぱ変態じゃないの!?』

『せ、精液っておいしいんですか?』

『シノブ……』

 

 報告を聞いたそれぞれから驚愕の声が上がる。そのあまりのインパクトに、ライトを非難する声は無かった。

 

-----

 

 翌日もシノブから昼休みから呼び出しがあった。

 場所も変わらず、同じように壁際に追い詰められ、同じようにズボンを脱がされてしまう。

 初めこそ外気に触れ縮こまっていた陰茎も、経験を活かした責めにすぐに屹立していた。昨日と違うのは、その状態で緩やかに刺激が与えられ続けていること。

 

「ねぇライト、セックスしようよ」

 

 シノブが耳元で囁く。

 

「……セックスはダメだ」

「ライトは真面目だね」

「いや、既に3人に迷惑をかけてしまっている。シノブは素敵な女性だが、応える事は出来ない」

 

 顔を赤くして快楽に必死に耐えながら、ライトは申し訳ないと頭を下げる。振り解けば良いものを、律儀に付き合っているのは良いところなのか悪いところなのか。

 シノブからすれば、ナニをしゃぶらせて今更なに言うものぞ、ではあるが、ライトの中に譲れない一線があるようで、ここで無理やり既成事実を作ってセブンスフレイムを敵に回すのもよろしくない。

 やろうと思えば出来てしまいそうな危うさはあるが、こう言った事は焦らず、冷静にことを進めるのが良い。

 

「そっか。じゃあ今日は終わり、来てくれてありがとね」

 

 未練などかけらも感じさせずに、シノブはライトから離れた。興味がなくなったと言う風でもなく、唇でなければ良いだろうと、軽く頬に口付けしてシノブは去る。

 残されたライトは、少しベタついたそれを、モヤモヤ感と一緒にズボンにしまった。




私は変態じゃないかと思う時があります。
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