【書籍化&コミカライズ】魔法女学園の売店ではたらく俺は、異世界から召喚された『ハーレム奴隷』です。 作:タイフーンの目
しまった。
やってしまった……。
ラビと初めて同じ家で寝た翌朝、俺は後悔と罪悪感に苛(さいな)まれていた。ゆうべ、なかなか寝付けなかった俺は、ラビのことを考えて自慰行為に耽ってしまったのだ。
「俺は駄目なやつだ……」
俺たちは同居人なのだ。朝になったら絶対に顔を合わせる。そのことを深く考えていなかったというか、分かっていたけど止められなかったというか――。正直なところ、無茶苦茶気持ち良かったけど。気持ち良かった分、その後の反動もでかい。
「おはようございます、リュータさん……」
「お、おはよう」
リビングにラビが入ってきた。彼女はずっと早く起きてはずだが、まだパジャマ姿だ。何か家事でもしていたのだろうか?
「……あ、朝ご飯にしましょうね」
「お、おう」
並んでキッチンに立つが、どうにもぎこちない。
俺はどんな顔で彼女に会えばいいか分からなかったし……ラビはラビで、今日の実習を前に緊張しているのか、なぜか俺の顔を見ようとしない。
「…………」
「…………」
ダイニングテーブルに座って朝食をとっているあいだも、会話が弾まない。
やっぱりゆうべは失敗だったなぁ……。
とはいえ、だ。
がっつり自慰をしてしまった罪悪感から、もうラビで勃たないかというと――まったくそんなことはなく。ラビの姿を見ると、下半身が反応してしまう。朝勃ちとはまた別の現象だ。
朝のラビはまだ気が入っていないというか、へにゃっとしている雰囲気があって、そのちょっと弱ったような姿が妙にそそる。このまま襲ってしまって、今日は2人して学校を休んで家で仲良くしていたくなるくらいに。
「きょ、今日はとうとう実習だな。ラビたちにとっては、待ちに待った、って感じじゃないか?」
「そ、そうですね……このためにみんな集まってますからね」
ラビは相変わらず目線をそらしながらも、
「……本当は、見学希望者が殺到したらしいんですけど」
「今日の実習の?」
「はい。2年生だけじゃなく、3年生も、1年生からも。公開するかどうか議論もあったみたいなんですけど、でもさすがに多すぎて。……だから今回は、通常どおり教室で、私たちのクラスだけで行うようです」
「クラスメイト、何人だっけ」
「24人です。私含めて」
ジュリ先生も立ち会うらしいので、合わせて25人か。
「あ、あの……私、がんばりますので。じゃ、じゃあごちそうさまでした!」
それだけ言い残すと、ラビはばたばたと身支度を始め、そしてそのままお互い顔を合わせることなく家を出た。
そう、今日この日。
俺はラビとセックスをする。
■ ■ ■
3限目。
とうとう、初めての実習の時間がやってきた。俺にとっても、この学園にとっても初めての性行為実習。
「今回の実習ではまず、一般的な性行為の流れについて実演してもらいます」
教壇に立つジュリ先生が、生徒たちに向かってそう語った。
「流れ……つまり、①ムードを盛り上げるトーク、②キス、③愛撫、④挿入して、⑤膣内射精、です」
ここは第2性行為実習室。
いくつもある実習室のうち、スタンダードな配置の実習室らしい。
教壇と黒板があるのは普通だが、部屋の中央には膝の高さほどの『ステージ』があって、生徒たちはその周囲を椅子で囲み、性行為を観察する。構図としては美術教室に近いかもしれない。ヌードモデルと、デッサンをする生徒たち、といったような配置だ。
俺とラビはその『ステージ』のうえに座って話を聞いている。柔らかい材質なので、腰を降ろしても痛くない。
「今回は特に処女喪失の瞬間をよく目に焼き付けておくように。――貴女たちも、次回以降の実習で体験してもらいますからね」
ジュリ先生の言葉に、息を飲む生徒たちの気配を感じる。
カーテンが降ろされてある教室。俺以外はみんな女。女子生徒たちの興奮と期待、そして不安が熱気となって充満していて、クラクラしそうだ。
「……ということで。リュータさん、ラビ。準備はよいですか? では2人とも立って」
そのひと言で、それまで黒板を向いていた生徒たちの視線が、一斉に集まる。俺たちはその視線に押されるかのようにして、ステージの上で起立する。
四方八方、全方位から女子生徒たちに見つめられる。
顔を赤くしている子。興味津々な表情の子。隣の生徒と手を繋いで、緊張した面持ちの子。大人しそうな子に、生意気そうな子――
色んなタイプの女の子たちが、俺とラビの性行為が始まるのを見守っている。
「ジュリ先生」
俺は軽く挙手してたずねる。
「本当にまず……『裸』になるんすか?」
「もちろんです。今後は着衣で始める性行為実習もありますが、今日は初めてですから。男女の体がどのようになっていて、どのように交わるのかを観察するのも、この授業の目的です」
「――そうっすか」
改めて、正面のラビと向かい合う。
「…………」
「…………」
お互いに、バスローブのみを纏った姿。これもヌードモデルぽいといえば、そうなのだが。
さっき説明のあった『性行為実習』の流れは、確かにスタンダードだ。普通のセックスならあの流れでいいだろう。けれど、こんな特殊な環境で実行するのは難易度が高すぎる。
「どうしましたか、2人とも」
「……考えてても仕方ないか」
この場合。
脱ぐのはもちろん俺からだろう。いくら同性の前とはいえ、ラビから先に裸にさせるわけにはいかない。考えてみれば、俺は初日からこの子たちの前で全裸だったし。
第一俺は……『性奴隷』なんだし。
「それじゃ、俺から――」
意を決して、バスローブを脱ぎ落とす。
黄色い悲鳴。二度目とはいえ、彼女たちにとって男の裸体はやはり興味を強く惹く対象らしい。完全な全裸ではあるが、唯一、性奴隷のあかしである黒い首輪だけは首元に残ったままだ。
「じゃ、じゃあ……私も……」
次にラビもローブを脱いで全裸になる。
一糸まとわぬ姿。ラビはたわわな双丘を右手で、下腹部を左手で隠して、顔を赤くする。
「う、ぉ……」
思わず感嘆の声を漏らしてしまう。
すぐ目の前に、それこそ手の届く距離でさらされるラビの裸体。瑞々しくて、初々しくて。それでいて、匂い立つような艶めかしさを併せ持った極上の裸体だ。
「見て……性奴隷の」
「またおっきくなってる……!!♡」
こんなラビの姿を前に、興奮するなというほうが無理だ。しかもこれから俺は、この裸体とセックスをするのだから。当然、体は反応してしまう。
さて、ジュリ先生の説明どおりに進めるとしたらまずは『ムードを盛り上げるトーク』だが。
「…………」
「…………」
こんな状況でムードを作るのは至難のわざだ。
本来、ここでリードすべきは俺なのだろう。大人だし、性行為用の奴隷――性奴隷なのだし。
けれど。
先に口を開いたのはラビだった。
両手で前を隠しながらも、口調はしっかりとしていて、
「ダンサーバニー族って」
「――ん?」
「私たちダンサーバニー族って、生涯、2人の男性と性行為をするんです」
と言った。
「2人? ……ああ」
前に奴隷小屋でラビから聞いた話を思い出す。
「私たちは、まず学校で『性奴隷』さんにセックスを教わって、技術を身につけます。そして卒業後、里に帰って精霊召喚を行います。私たちダンサーバニーを妊娠させることができる唯一の存在――『精霊』を喚んで、三日三晩まぐわいます」
「その2人だけ、か」
「はい。他の種族のように恋愛結婚、みたいなことはあり得ないんです」
確かに、どちらも割り切った関係、ということになるか。
「……だから、私はちょっと特別なんです」
ラビは頬を上気させて、俺を真っ直ぐ見つめる。
「リュータさんは、私にセックスを教えてくれる性奴隷さんで、そして私だけの精霊さんでもあるんです。私には、リュータさん1人だけ」
「……自分のくじ運、悪いと思う?」
「とってもいい、と思ってます」
肩をすくめて笑うラビは、クラスメイトたちの視線など、もうまったく眼中にないようだった。
「ずるいよな。ムード作る役目、勝手に取っちまうとか」
「リュータさんなら、もっと上手くできましたか?」
「――いや。無理。この状況じゃあ、絶対無理」
「ふふっ。さすがはご主人様、でしょ?」
「だな」
見つめ合う俺たちの距離は、自然と近づく。ラビはゆっくりと両手を外して、もう前も隠さずに、俺の前で直立する。
「リュータさん……」
そっと目を閉じるラビに、俺は首を伸ばしてキスをする。手を取り合って、さらに距離を縮めて。
「んっ♡……ちゅっ。はむっ……んっ♡」
軽くついばみ合うだけのキス。小さくて甘い唇の感触。くすぐったい吐息。
これだけ近づくと、ラビの肌から立ちのぼる香りもはっきりと感じることができる。
「んっ♡んっ♡はぁっ……。えへへ、すっごく照れます」
「俺も」
性欲にそそのかされた保健室でのキスも興奮したけれど、こうしてゆっくりと相手の感触を確かめ会いながらのキスは、体の芯からじわじわと快感が湧き出るような気分だ。
もうお互い裸であることなんて半分忘れていて、周囲からの視線も忘れて、ひたすらキスに没頭する。
「……もっと、キス教えてください?♡――あ、むっ。ちゅ♡んむっ、は、むっ♡」
だんだん、唇を触れ合わせるだけでは足りなくなってくる。もっと深いところまで知りたくなってくる。俺は彼女の腰を抱き寄せて密着し、唇を舌でこじ開ける。
「んむぅっ♡……は、ぷっ♡ちゅるっ、んっ、んっ、んぅっ……♡」
ラビも俺の背中に手を回して抱きしめ返してくる。ぴたっと触れる、肌と肌。しっとりと汗をかいた肌。ラビのぬくもり。におい。
腰を抱いているせいで俺の怒張は、また彼女の下腹部に押しつけている格好になっているが、拒絶する様子はまったくない。
「はっ♡んんっ、ぢゅるっ♡れろっ♡……は、ぁっ♡リュータさんのべろ、――あ、んぅっ♡お口のなかで、暴れてます……♡すっごい、気持ちいい……♡」
「――ラビ。舌、思いっきり突きだしてみて?」
「え? ……こう、れすかっ?」
無防備に差し出されたラビの舌。俺はその長い舌に唇で吸いついて、唾液を絡めながらしごく。
「ぇうっ!?♡」
ラビは戸惑って肩をビクリとさせるが、お構いなしに続ける。
「れ、ぅっ……!?♡」
「――じゅるるっ、んっ、ぢゅるっ!」
「ふぇえっ♡はぷっ、んくっ……♡んんんっ~~~っ♡」
ラビの声が切なくなる。
「リュータさ、……んっ、はぷっ♡ぢゅぅっ♡リュータさんの、リュータさんのべろも、わらひに、くらさいっ♡」
望まれるまま俺が舌を伸ばすと、ラビも、自分にされたのと同じことを返そうとする。俺の舌を唇で甘噛みし、首を前後させ、舌を愛撫する。
「ぢゅぽ♡ちゅるるるっ……、ちゅぼ♡ わ、わたし、うまくできてますか?♡んっ。きもち、いいですか?♡ ――は、むっ。ぢゅるっ♡ちゅぱっ、ちゅぽっ♡ん……むっ♡」
俺たちが交わすキスの激しさに、周囲からも思わず声が漏れる。
「……あれって、キスっ? あ、あんなふうにするの……?」
「え、むっちゃ気持ち良さそうなんだけど――♡」
「委員長って、あんな声も出すんだ……」
しかしラビには、クラスメイトたちの囁き声に耳を傾ける余裕はないようだ。
新種の快感にラビは、腰をもじもじさせながら悶えている。左右に揺れるたび、2人のあいだで挟まれた俺の肉棒が刺激される。
「当たって……ますよ?♡こないだみたいですね……♡ んっ♡じゅるっ♡は、ぅっ……、んむっ♡れろっ♡……んっ♡んっ♡んっ♡♡」
暴走した発情状態ではないラビ。けれど、顔も声もとろけている。純粋に、『正常なままで興奮しているラビ』だ。
「ふ、ぅうっ♡ぴちゅっ♡はむっ♡ふ、ぁあっ……♡♡」
唇の感触と、愛らしい声。
上気した少女の肌のにおい。
堪らなくなってきて俺は、右手を彼女の乳房に伸ばす。
「んっ!?♡ ゃ、んっ!!♡♡」
暴力的なほどの柔らかさと弾力。ずっしりと重く、少し力を込めるだけで形が変わるのに、そのくせ、むにゅんと強く反発してくる。
「やばいな、これ……揉んでるだけで、手が気持ちいい……っ」
「えぇっ……そ、そんなに、ですか?♡」
「むにゅむにゅしてて、俺の手のほうが愛撫されてるみたいな……」
「……いいですよ?♡私のおっぱい、リュータさんの好きにしていいですよ?♡」
お言葉に甘えて、たっぷり堪能させてもらう。
ラビの反応も素直で、特に、俺の手が先っぽをこするたびに背筋をビクビクさせてあえぐ。
「ひぅっ!?♡あ、あんっ!♡それっ、それ、だめっ♡」
「――すっげ、もうこんなコリコリに勃起してるし」
「やぁっ♡いわないで、くださいっ……♡あッ!?♡だめ、指でつまんじゃ、だめですっ♡」
「さっき好きにしていいって言ったろ?」
「そう……ですけどぉ!!♡きもちすぎるの、だめっ……♡ぁっ♡ぁんっ!!♡」
右手だけでは満足できなくなり、俺は両手でラビの胸をいじめることにした。反対の乳首もすでにビンビンに勃起していた。
両手で、ずっしりしたラビのバストを持ち上げて固定し、親指を使って可愛らしい乳首を愛撫する。
――くりっ♡くりくりっ♡
「ひゃんっ!?♡あっ、あっ、あっ……!!♡両方は、だめぇ♡♡」
あまりの快感にラビは顔を背ける。ツンと尖って快感を主張する両乳首。俺は誘われるように、そのピンクの突起へと吸いつき、口に含む。ぷるんっとした触感がたまらない。唇で甘噛みして、舌でつついてこね回す。
「ひにぃっ!!?♡♡やぁああ……おくちで、ちゅぱちゅぱしないで、くださぃっ♡――ぁんっ!!♡」
クラスメイトたちからも恍惚の声が漏れる。ラビの痴態にみずからを重ねているのか、あえぎに近い声を上げている娘もいるようだ。
「ラビちゃん気持ち良さそうっ……」
「っぁ、いいなぁ……私も……♡」
「――っ、ね、ねぇ、委員長、足ガクガクしてるよ!? そんなにいいんだ……♡」
教室内に響くラビの甲高い嬌声。少女たちの熱っぽい囁き声。
全力でラビを愛撫する俺も、興奮でじっとりと汗をかいてきた。
怒張は痛いくらいに勃起している。ラビの胸を舐めるためにやや前かがみになっているので、左右の生徒からは、勃起ペニスがぶるんと震えるのもはっきり見えている。背後の生徒からは、俺の臀部が。
「――男の人のって、あんなに? うそ、あれ、本当に入るの……!?♡」
「さきっぽから、ちょっと出てるよ!?」
「あれって射精??」
あまりに大量の先走り汁が出ているせいで、実物を知らない生徒たちには少し誤解を生んでしまっているようだったが、そこはジュリ先生がすかさず、
「あれは射精ではありません。精子も微量含まれますが……よく見なさい。透明でしょう? あれはオスが興奮時に精液より先に分泌するお汁です」
「せ、先生、もっと近くで見てもいいですか?」
「――いいでしょう。けれど、2人には触れないように」
ジュリ先生の声に大半の生徒がこぞってステージの周囲に集まり、より至近距離から、俺の股間を注視する。ステージのそばで膝立ちになり、俺たちを斜め上に見上げながら、キャアキャアと騒ぎ出す。
「うわぁ!?♡ ほんとだ、お汁が垂れてる!」
「でもとろぉ~ってしてるよ? これ、ホントに射精じゃないの?」
「見てみて! 先っぽ赤いし、こんなガチガチで!」
「お、おしりも……えっちです♡」
「えー! 私もそっちから見る!!♡」
俺の体は、少女たちのかしましい声と性的好奇心に溢れた視線によって、隅々まで犯される。そしてそれは俺だけが対象ではなく、
「ねぇ! ラビちゃんの太ももも濡れてるよ?」
「汗でしょ?」
「ちがうって。ほら、トロ~って、垂れてきてる♡」
「そんなに気持ちいいってこと!? まだキスと、胸だけだよね!?♡」
この距離で騒がれたらさすがに意識するしかなく、もう『2人だけの世界』とはいかない。
そして。
俺の胸には、彼女たちの