【書籍化&コミカライズ】魔法女学園の売店ではたらく俺は、異世界から召喚された『ハーレム奴隷』です。 作:タイフーンの目
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(どうして……)
お使いから帰ってシノンは、自室の布団に突っ伏していた。汚れた外着を脱ぎ、部屋着に着替える途中で気持ちが途切れ、下着のままで。
足の負傷も不甲斐なかったが、リュータに背負われて帰るしかなかったのも恥ずかしかった。
右足。
例の不可思議なスライムはすでになく、ラビが巻いてくれた包帯で足首は固定されている。こうしていると何ともないが、足首を曲げようとすると痛みが走る。
「つッ……!」
情けなさや申し訳なさで、落ち着かない気分だ。
今頃、母のルリファーナは夕飯の準備をしているところ、シノンは手伝いを申し出たが、安静にしておくようにと言いつけられてしまった。
姉のラビは何をしているだろう。そして
(どうして……っ)
背中の体温や、すぐ近くで聞いた声が脳裏にこびりついて離れない。
いやそれより前から、あのベール越しに覗いた姉との情事のことも。
(いやらしい、こと……)
子作り部屋で交わり合う2人のシルエットに、初めて聞いた、姉の艶めかしい声。
(私もいつか、あんな風に――)
どんな精霊を召喚するんだろう。相手はどんな……。
これまで、まったく実感などなかった。いつか自分が精霊と交わることなんて。知識としては理解していたが、具体的に想像したこともなかった。
でも今は、
(どうしてあの人の顔が……っ)
精霊に抱きしめられる自分の姿。あられもない裸体の自分を抱いているのはリュータだ。姉のパートナーに抱きしめられる自分の姿を夢想すると、途端に全身が沸き立つようで、気づけば汗すら滲んできた。
(こんなの、おかしいのにっ――!)
畳状の床に敷いた布団の上で、モゾモゾと身体をくねらせ、押しつける。初めての感覚をどこにどうぶつけていいのかも分からず、なぜだか悔し涙までこぼれてきた。
理由の一端は分かっていた。
今朝、ラビを迎えに出た里の入口で彼を一目見たときから、言葉にできない感情が芽生えていたのは自分でも感じていた。姉を取られて悔しいという思いとは別に、これも初めて抱く種類の感情だった。
けれどそれを認めたくなくて、ラビにも申し訳ない気持ちがあって――
(違うんです、こんなの、違うから……っ!)
お腹のあたりが、特に酷い熱に浮かされる。
頭から布団をかぶり、何もかも忘れようとするが、そうはいかない。
――ラビとリュータは今頃なにをしているだろうか。もしかしてまたあの子作り部屋で。
(私も、したいっ……! いけないのに、あの人は、姉さんの大事な……っ!)
大好きな姉が召喚した精霊だ。
横槍なんて入れていいはずがないし、劣情を抱くなんてもってのほか。ダンサーバニーが、家族の召喚した精霊に近づくなんて……そんなこと、聞いたことがない。
(私、おかしいんだっ、変なんだっ……!)
頭の中は罪悪感でいっぱいだ。けれど、そんなシノンの指は、この疼熱への唯一の対処方法を知っていた。
右手が、下腹部に伸びる。
汗で蒸れたショーツをまさぐり、指先が、少女の柔らかな割れ目を捉える。
――ぐにんっ♡
「――――ッッ!?」
息が止まりそうになるほどの快感が駆け巡る。
これ以上はいけない。
この快感を掘り下げた先には、後悔しか待っていない。
そう確信していても――いや、確信しているからこそ、なのかもしれない。シノンの指の拙い蠢きは、拙いままで激しくなる。
――ぐにっ、ぐにっっ!♡ぐちゅ、くちゅッッ♡♡
(パンツ、びしょびしょになってるっ! なんで、触っただけなのにっ!♡ あの人のこと考えただけなのにっっ!♡)
ようやく丸みを帯び始めたばかりの小さなウサギの尻が、蒸し暑い布団の中でピクン、ピクンっと何度も跳ねる。
「はぁ、はぁっ……!♡ 気持ちいい、パンツ、気持ちいいっ……!♡」
まだぴったり閉じたままの大陰唇だが、漏れ出てきた愛液がショーツを張り付かせ、その形は布越しでもはっきり分かる。
指先が、突起の位置にも気づく。
――くりゅんッ♡
「ひふッッ!?♡」
自慰すら初体験の少女にとって、クリトリスが放つ鋭すぎる刺激は毒だった。
(直接触りたい、直接触りたい、触りたいっ――!♡♡)
無我夢中で右手を下着の中へと潜り込ませ、愛液が滴った媚肉を、みずから嬲る。
「んッ♡ うッ♡ う♡」
――くしゅくしゅ♡くちゅぐちゅ♡ぬりぬりっ♡
さらりとした愛液が洪水のように溢れてきて、ショーツの中の手はあっという間にびしょ濡れになってしまう。
快感の拍子に、足首に痛みが走る。
だがそれは恍惚の妨げにはならなかった。むしろ彼のことを思い出させて、少女のことを体の芯から滾らせる。
――くちゅくちゅ、グチュ!♡♡♡
(気持ちいい、気持ちいい、きもちいいッッ!♡ こんなの知らない、知らないっ!♡ ゆび、アソコ、きもちいいのっ!♡)
女性器全体が、子宮までもが、未知の快楽に呑み込まれて堕ちていく。
理性を失いかけている頭の中で、シノンはふいに『いけないコト』を思いついてしまう。
「りゅ、リュータさんっ……!♡」
姉の呼び方を真似て、彼の名をつぶやいた。熱っぽく、強く求めるように。
それがマズかった。シノンの中で最後に残っていた理性の砦を、あっけなく突き崩してしまった。
「あッ、あッ、あっっ――!?♡」
それは少女の初めての絶頂だった。
腰が勝手にブルブルと震えて緊張する。足はつま先までピンと伸びて、背中は反って、最高の快感が頭の中で白く弾けた。
「ひッッ、う!?♡ ふぅうッッッ!?♡♡」
何がなんだか分からないうちに、視界がチカチカと瞬く。
「リュータ、さんッ――、にい、さんっっ……!♡」
彼を呼ぶたび、快感の波はとめどなく強くなる。体ごと、どこかへ連れて行かれそうになる。
「して、してっ♡ にいさん、にいさんっ!♡ 私とも子作り、シノンと子作りっっ!♡♡」
牝穴の入口を、自分の指で陵辱する。
もうこれだけでは足りなくなっている。それでも、これ以上を知らない。
だからひたすらに彼の名を頭の中で巡らせて、声に出して、足の痛みを自覚して、彼の体温を思い出して――快感を得ようとする。
「義兄さんっ、にいさんっっ!♡ 子作りっ♡して!♡ 子作りしてっ!♡ ぜったいしてっっ!♡ ……い、いぅうううううっっっッ!!♡♡♡♡」
蒸れた布団の中で、シノンは初めて自分が牝であることを強く自覚した。
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「シノンちゃん、大丈夫かな……」
怪我自体は、幸いにもたいしたことはなかった。
骨にヒビなどは入っていなかったようだし、スライムの応急処置も役だったようだった。
しかし、下山してからのシノンちゃんは元気が無いというかしおらしいというか、俺とはさらに目を合わせなくなってしまって、それが気になっていた。
俺はというと、遠慮したのに風呂を使わせてもらって山での汚れを落としたところだ。
今から里の見学という気分でもないから、次のお手伝いでもと思って台所に向かったのだが、
「あの、リュータさん……」
廊下で、神妙な顔つきのラビに呼び止められた。
「お願いがあって――」
珍しく遠慮がちなラビ。
「なんだよ水くさい。ラビのお願いなら何でも聞くぞ? 夕飯の手伝い? 掃除でもしようか?」
「いえ」
ラビは小さく首を振って、
「さっき、お母さんがシノンにお風呂を勧めに行ったんですけど……」
「シノンちゃん? 何かあったのか?」
「――はい」
まさか、怪我が悪化した? 俺の見落としか?
そんなことを想像して冷や汗がドッと出たが、ラビからの返答は予想外のものだった。
ラビは上目づかいに俺を見て、こんなお願いをしてきた。
「あの……シノンと、添い寝をしてもらえませんか?」