【書籍化&コミカライズ】魔法女学園の売店ではたらく俺は、異世界から召喚された『ハーレム奴隷』です。 作:タイフーンの目
「ラビはまだ残ってもいいんだぞ?」
ダンサーバニー族への滞在も、終わりの日を迎えた。
俺は学園でとある仕事が待っているので帰還しなければならないが、ラビの夏休みはまだ長い。
「せっかくの実家なんだし」
「落ち着いちゃいますけどね。でも、私もリュータさんと一緒に学園に戻ります」
言ってはみたものの、お互い数日間も会わないとどうにかなってしまいそうだし、正直ほっとしている俺もいる。
ともかく、名残惜しいがこの常春の里ともお別れだ。
ダンサーバニー族の里、最高だった。
楽しかったし、気持ち良かったし――
「【変化の魔術】も習得できたしな」
ラビたち家族のおかげで自分の肉体を魔力で変化させる術を覚えて、里のみんなのおかげで完成に至った。
「あとは私たちダンサーバニー以外にも変化できるか、ですよね」
「それなんだけど――」
これから学園への帰り道。
送迎の――監視の、ともいう――馬車で俺は、他の種族と相乗りだ。『彼女』たちに対しても変化の魔術が適用できるか試してみたい。
そう提案すると、ラビは二つ返事で賛成してくれた。
「他種族にも変化できれば学園での活動も広がりそうですね」
「ああ、それに……」
「それに?」
「変化中の俺は、ある意味別人だ。少なくとも肉体は」
「魔力もですね」
対象の魔力を読み取って、それに適合した肉体に変わる俺の魔術。
魔力は精力、そして子種にも――
「これなら、たとえ3年生を先に孕ませたとしてもラビに『本命』を取っておける」
卒業時、学園では希望者に対して性奴隷が連続で種付けをする行事――卒妊(そつにん)パーティーがある。
正式に聞き取ったわけではないが、今の3年生はほぼ全員が希望するだろう。あとは保護者の許可さえ下りれば、みっちり学んだ女体たちへ俺は種付けをすることになる。
一方でラビは2年生。
俺たちは、卒業までは子どもを作らないと決めているから、どうしても3年生より後回しになってしまう。
俺は『性奴隷』。
これも仕事の一環。
それ自体はとても楽しみだが、一番に妊娠の約束をしたのはラビだ。
約束がなくとも、やっぱりラビを最初に孕ませたいのが俺自身の希望。
「変化の魔術で体を変えれば、俺であって俺じゃない体で――精子で妊娠させられるからな」
「そんなこと考えてたんですか」
驚いたようなラビ。
「ふふっ。ありがとうございます。……私、リュータさんの『はじめての人』になれるんですね♡」
さすがに呆れられるか?
なんて思ったが、苦笑まじりにそう言う彼女は、無意識なのか自分のお腹のあたりをさすっていた。
…………。
「ラビ、ちょっとこっちで1回」
「へ? はい……? あっ――!?♡」
すでに出発の支度は済んでいていつもの制服姿のラビを、廊下の角に連れて行き、スカートのまま下着だけをズラして立位で挿入。グチュグチュの膣内をズポズポと往復して、中出し。
「も、もうっ……!♥リュータさん、朝から私の子宮に出し過ぎですっ♥……その気になったら私たち、すぐに赤ちゃん作っちゃいそうですね……♥」
嬉しそうにしながら髪を整えるラビと、荷物を持って今度こそ玄関へ。
ルリファーナさんとシノンも見送りにやって来た。
「リュータくん、ラビちゃんのことお願いしますね。――あとこれ、道中でお腹が空いたときにでも」
「おお、ありがとうございます!」
ルリファーナさんからは、お手製のドーナツ。
シノンは、やや離れてじーっとこちらを見ている。
「……ん? シノン、もしかしてこのドーナツ食べたかったのか?」
「そこまで食い意地張ってません! 食べたいですけど……!」
一緒に寝ていると凄く甘えてくれる義妹だが、どうにもまだツンツンしている。
まだまだ正直になれないお年頃らしい。
「シノンちゃん、リュータくんたち行っちゃうわよ? 行ってらっしゃいしないと」
「……! 姉さん、行ってらっしゃい……お気を付けて……!」
プイっと横を向いてしまうシノン。
これにはラビも苦笑いだ。
「――聞き耳を立ててみるか」
つぶやいて俺は、ダンサーバニーに変化する。
文字通りウサ耳を立て、魔力を介してシノンの心の声を盗み聞き。
(……寂しい! 寂しい! 姉さん、義兄さん……! 私も一緒に行きたい、でもお母さん1人にできないし……学校……姉さんと義兄さんと……!)
おおむね想像した通りの内容だ。
「ルリファーナさん、お世話になりました。シノンもな」
「…………っ!!(行っちゃうの? 本当に?……義兄さん……やだよぉ……次いつ会えるの……!?)」
もはや魔力を使わなくても考えていることが顔に出ているくらいだ――これ、もう変化を解いてもいいな。
「シノン。俺たち、絶対に性行為実習を成功させるから」
「…………っ??」
「成功すれば、来年も学園が継続できるのよね? そうすればシノンちゃんも学園、行ってみる?」
「えっ、でも――」
ルリファーナさんのことを見上げて、戸惑うシノン。
今の学園は、女王の結界によって『去る者追わず』だが、『来る者』は拒んでいる状態だ。しかしこの状況を打破できれば、来年は新1年生を受け入れられる。
「家のことなら心配しないで」
「お母さん……」
ルリファーナさんは、心の奥では寂しそうにしているが、それ以上にシノンに外界を楽しんでもらいたいという気持ちが強いようだ。
「でもしばらくはお別れなんだから。ラビちゃんとリュータくんに甘えられるのは今のうちよ?」
「っっ……!」
ものすごく葛藤した顔で俺を振り向いて、
「に、義兄さん……!」
堪えきれなくなったシノンは、たたたっと駆けて俺の胸にダイブしてきた。
「んん、んんんっ……!♡♡」
自分のにおいを俺になすり付けようとしているのか、それとも俺のにおいを自分に留めようとしているのか。たぶん本能的にそんな行動をとって、愛情表現の代わりにしているみたいだ。
今の俺は、さっきエッチしたラビのにおいも纏っているから、姉好きなシノンにはなおのこと心地いいらしく、そのままギュッとして動かなくなった。
「お母さん、行ってきます」
「うん。久しぶりに会えて嬉しかったわ」
「私も」
あっちはあっちで、ギュッと親子ハグ。
ちょっと甘えた感じのラビも新鮮だ。
「リュータくん、またいつでも帰ってきてね。いえ――」
娘との抱擁を終えて、ルリファーナさんが言う。
「族長としても、ラビちゃんとシノンちゃんの母親としても……私自身としても♡ ぜひ、お願いしますね」
そうしてお別れを済ませてからも、里を出て行くまではなかなか時間を要した。
俺のことを見送ろうとする里の女性達から次々と話しかけられたからだ。
次回のセックスの約束を交わしていったが、ダンサーバニーに変化していない俺は元の『ラビのパートナー』なので、彼女たちは手を出すことはできない。
「――リュータさん、もう1泊くらいしたかったんじゃないですか?」
ようやく里の出口に来たところで、ラビはからかうように尋ねてくる。
「それはそう……でも『仕事』があるしな。ラビとの家も恋しくなってきたし」
「じゃあ、早く学園に戻りましょうか……性行為実習が待ってます♡」
ラビは笑って、俺の左腕にギュッと抱きついた。
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【竹書房ヴァリアントノベルズ様から】
https://www.takeshobo.co.jp/book/b10080680.html
【イラストは孫陽州先生!】
【コミカライズも進行中です!】