※この作品はR-18です。

【書籍化&コミカライズ】魔法女学園の売店ではたらく俺は、異世界から召喚された『ハーレム奴隷』です。   作:タイフーンの目

3 / 210
【1】ご主人様と性奴隷
03 魂が向かう場所はピンク色


 今では異世界の魔法女学園で『性奴隷』になった俺だが、前世ではごく普通のサラリーマンをしていた。

 働き方改革なんてどこ吹く風の、激務、激務の日々。

 

 そんなある日。

 残業続きの帰路で、居眠りトラックが歩道に突っ込んできて俺は命を落とした。

 

 

 その後の記憶は曖昧だ。

 肉体の感覚はなく、意識だけがぼんやりと、真っ暗な海を漂っていた。意識はあっても何も考えることはできず、ずっと寝ぼけたような状態で、魂だけが、そんな死後の世界でぷかぷかと漂い続けていた。

 

 

 はたしてどれだけの時間が経っただろうか。

 ある時、はるか遠くのほうから俺を呼ぶ声がした。いや、『声』、というのは正確じゃない。ただ、そんな気配がしただけだ。なぜならそのときの俺には肉体がなく、そのため聴覚もなかったのだから。

 

 なにか、とても温かくて、優しい気配。

 

 その気配を感じたときから、意識が覚醒に向かっていった。

 優しく大きな手によって、暗い海に散らばっていた俺の魂が少しずつ集められていくような、そんな不思議な感覚だった。

 

 ――そうして。

 俺の意識の真ん中に、文字が浮かんできた。

 

 まだ俺の聴覚が覚醒していなかったせいなのか、謎の存在が、俺の頭のなかにダイレクトに文字を伝えてきたのだ。

 

 

 

「カ……が……、欲……し………い……か? …………」

 

 

 

 力だと?

 俺に、なにか特別な力を授けてくれるというのだろうか? いわゆるチート能力とかいうやつだろうか?

 

 けれど、俺は凡人だ。

 そんな大層な力を与えられても、なにか大事を成せるとも思えない。それに、強大な力には代償が伴うのが世の中のお決まりだ。与えられた力の代償に何かを失い、途方もない困難と立ち向かうことになるなんて――そんな苦しい人生は、御免だ。

 

 

 ……だけど、しかし。

 それが、もし俺にしかできないことだったら?

 

 この脳内に直接メッセージを送ってくる謎の存在が、俺に何かを見いだして、語りかけて来ているのだとしたら?

 

 俺は大いに迷った。

 これまで茫洋と流されるままに生きてきた俺に、特別な使命が与えられるのなら。誰かの言葉で自分の生き方を決めるのではなく、自分の意志で、自分の運命を切り拓いていけるのなら……!

 

 俺は、この『力』とやらを受け入れてもいいかもしれない。

 そう思った。

 

 

 ……のだが。

 よくよく聞くと、だいぶ趣が違った。

 

 そのころには俺の意識と肉体は再構築されていて、頭はクリアになってきていたし、聴覚もばっちり復活していた。

 

 だから謎の存在は、今度は、声にも出してはっきりと伝えてきた。

 俺の頭に文字を浮かばせるのと同時並行的に。

 

 舌っ足らずの、甘ったる~~い声で、こう語りかけてきた。

 

 

()ワイイ女の子ばかり()通う魔法学園にぃ……『性奴隷』として召喚されちゃってぇ……性()に目覚めたばっかりの、無垢なのにエッチすぎる女の子たちから、『()こしこっ♡ ゴシゴシ♡ ぴゅっぴゅ♡ びゅるっ、びゅるびゅる~~っ♡♡』って、た~くさん搾り取られちゃう()世界転生は、好きです()ぁ?♡♡♡」

 

 

 

 趣どころか、内容そのものが想像していたものとまったく違った。あと、声のイメージも180度違った。

 

 謎の声は、股間に響く絶妙なボイスで、たたみかけるように続けた。

 

 

 

「あとあとぉ……それだけじゃなくってぇ……」

 

「おちんぽミルク、い~っぱい搾られちゃうのは確かなんですけどぉ……。結局、女の子たちはみーんな、おちんぽに『屈服』しちゃうんですっ♥」

 

「……仕方がないですよね? 女の子はみーんな、おちんぽさんに弱いですからねっ♥♥ おちんぽさんを突っ込まれちゃうと、あんあんっ♥ びくんびくんっ♥ きもちーよ、きもちーよっ♥って、病みつきになっちゃいますもんね♥♥」

 

「それでそれでぇ」

 

「さいしゅー的には、おにーさんがおちんぽの気持ち良さを片っ端から教え込んじゃって♥ 学園まとめて……えちえち可愛い女の子たちも、綺麗なおねーさん先生も♥ みんな、み~んなまとめてハーレムにしちゃう系の異世界転生なんですけどぉ……♥」

 

「どぉですかぁ?♥♥ イキますかぁ??♥♥♥♥」

 

 

 

 今度は迷わなかった。

 

 俺は、はっきりとした意識で、この目の前に突きつけられた現実と向き合った。

 

 そして。

 鋼のように強靱な意志で。

 戻ってきたばかり肉体で。

 

 腹に力を込めて、魂から声をしぼり出して、全力で叫んだ。

 

 

「好きです!!!!!! イキます!!!!!!!!」

 

 

 即答だった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。