【書籍化&コミカライズ】魔法女学園の売店ではたらく俺は、異世界から召喚された『ハーレム奴隷』です。 作:タイフーンの目
「あッ!?♥ あ、あぁっ!?♥ ふ、ぅううっ~~~っっっ……♥♥」
ネネーナはよっぽど気持ち良かったのか、ひとしきり絶頂痙攣したあと、だらしない顔で嬌声を漏し、ぐったりと脱力した。
メイドサキュバスの幼膣からも力が抜ける。それでも締めつけは強いので、苦労しながら何とか肉棒をにゅぽんと引き抜く。
「よし次は……」
ネネーナをソファに寝かせて他の3人を見回す。
リリちゃんは今の迫力に顔を真っ赤にし、口元をあわあわさせている。サユちゃんは、観賞オナニーがよほど気持ち良かったのか、したそうにはしているが動けずにいるようだ。
「旦那様――」
進み出たのはティールちゃん。
超然とした雰囲気のあるハイエルフの少女。麗しい外見と楚々とした振る舞い――メイド服は十分に着こなしているのだが、彼女の場合は、着せてはいけない相手に制服を着てもらっているような、そんな罪悪感を抱かせる。
そう。
高貴すぎる存在に凡俗の服を着てもらっているような――申し訳ないような、それでいて、穢したくなるような感覚を抱かせる。
「ティールちゃん?」
「旦那様。わたくしも旦那様とセックスをしたいのですが……しかし。今のネネーナさんとのセックスのような方法だと、旦那様も苦しいかと思われます。泣いておられますし」
「な、泣いてねーし!? いや涙は出てるけども……っ」
射精できず、絶頂も我慢するメイドセックス。
それは確かに、快感も強いが苦しさも伴う。
「それに、セックスでペニスばかりを刺激するのが特訓ではないのでは……と、わたくしは思慮します」
「一理あるけど……」
どうやらティールちゃんには、何か策が――プレイ案があるようだ。
「わたくしにお任せ頂けますでしょうか?」
「あ、ああ」
ティールちゃんの提案という点で、なんとなく、一抹の不安は残るものの、せっかくなので彼女の提案を受けることにした。
彼女はリビングの窓を開けると、遙か遠くの空に向かって、
「◎△♪、……、□◎○△△、★○@……」
聞き取れない言葉をぶつぶつと唱え始めた。
しばらくすると、空の一点から白くきらめく物体が高速で飛来してきて、窓の外に着地した。
「な、なんだ!? 鳥っ!?」
純白の羽毛に包まれた巨大な鳥だ。
「あ、あれって……神鳥?」
サユちゃんがつぶやく。
「しんちょう?」
「は、はい。世界に2羽しかいないと言われる、神の使いです……! 一目でも見られた者は、一生幸せに恵まれるという伝承が古代から……ふ、ふわぁ……!」
「け、結界は? この学園は結界で隔離されてるんじゃ?」
「神鳥さまに、そんな結界なんて通用しません……! きっと空間をすり抜けて……!」
「マジか」
そんな伝説級の存在が俺の家に?
ていうか、ティールちゃん、その神鳥と仲良さそうなんですけど? なでなでしたり、ポケットからピーナツを取り出して与えたりしてるんですけど!?
「チュピ、チュピ……♪」
「ええ。そこで貴女にお願いが――」
「チュピピ?」
「そう、あちらにいらっしゃるのがわたくしの旦那様、リュータ先生です。普段は性行為を教えて頂いている、性奴隷さんです」
「チュッピ、キュルルっ?」
「はい……そうですね、ピチュルッ、チュリッ、チュピ」
「!!……チュッピ、チュピキュ♡」
謎の鳥言語で言葉を交わすと、やたら鳴き声の可愛い神鳥は、プルルっと身震いして羽根を4枚落とした。くちばしで咥えて、ティールに渡す。
「ありがとう。お礼です」
言って、またピーナツを渡す。
……伝説の生物へのお礼が、それでいいのか?
しかし神鳥は嬉しそうについばむと、
「チュルッピ~~♪」
ティールちゃんにまた撫でてもらってから、上機嫌に飛び去って行った。
なんだったんだ……。
「さて、旦那様」
「さてじゃないんだが……」
「はい?」
「今、たぶんこの世界だと神話級らしい伝説の存在とコンタクトしてなかったか?」
「彼女ですか? ええ、ピックルはわたくしの幼馴染みですが」
さらりと言い放つと、ティールちゃんは4本の羽根を手に、
「さて。始めましょうか」
「だから何を……いや、それを何に使うつもりなんだ」
問いつつも、俺は戦慄を覚える。
「はあ? もちろん、性行為に使うのですが」
「待て待て」
伝説の? 神鳥の? 羽根を使うのか??
「それは不敬というか、世界中の人々に申し訳ない気がするんだが」
「? 本人の許可を取りましたので、問題はないかと」
「許可?」
「はい。ピックルの許可です。先ほど」
「どんな……?」
「この羽根で、旦那様の性感帯をくすぐる許可です」
「ホントに許可した?」
「ええ。――『いいよー。どんどん使ってー。おちんちんだけじゃなくて、お尻のエッチな穴もくすぐってあげると、もっと気持ち良くなってもらえるよー。ティールちゃんがんばってー♪』と」
「そんな軽いノリなの?」
しかし、いくら神鳥(ほんにん)の許可を得たとしても、こちらには躊躇いがある。申し訳ないという気持ちもあるが、それに加えて、
「――俺、くすぐりにちょっとしたトラウマがあって」
以前、学園長ちゃんに感度倍加の魔術をかけられ、弄ばれた感覚が蘇ってくる。あれはあれで快感ではあったが、若干、心に傷が残っている。
「それも問題ないでしょう。この羽根は、少々趣が異なりますので。お試しになってみませんか? まずは頬にでも」
「……ちょっとなら」
ティールちゃんは、ソファの俺に歩み寄って、羽根先で俺の頬をひと撫でする。
「…………!!?」
確かにくすぐったさはある。
だが、それ以上に心地よさが勝(まさ)った。
ただ表皮を撫でられただけなのに、体の芯までじんわりと、幸せな温かさが伝わってくる。
「おお……! こっちも撫でてもらえるか?」
左手を差し出して、手の甲を撫でてもらう。
じわじわ~っと、指先まで温感が広がる。凍えた手を温水に浸したときのような、凝り固まった筋肉がほぐされていく感覚。
「これが……神鳥の?」
「はい。わたくしたちはメイド、旦那様を苦しめるだけでなく、癒やしをお届けするべきだと思うのです。これで旦那様の全身を徹底的に癒やし、ほぐしてみたいと思うのですが。無論、性感帯も責めさせて頂きます。旦那様の乳首も、亀頭も、アナルも。敏感な部分を、ホカホカの、ぐずぐずに甘やかしてみせます」
「……お願いします」
神レベルの癒やしと、そして性的好奇心に屈した俺は、ティールちゃんの提案に乗ることにした。
「では旦那様、お召し物をすべてお脱ぎください。そして寝室へ参りましょう。寝そべって頂いたほうが施術しやすいかと」
「ま、待って!」
突然、サユちゃんがストップをかけた。
「べ、ベッドは……だめ……」
「? なぜですか?」
「ベッドは……旦那様と、ラビ先輩の愛の巣……お2人が毎晩、愛をはぐくむ神聖な場所……! なので……」
彼女は俺とラビの生モノ創作者であるサユちゃん。彼女なりのこだわりがあるらしい。
「あ、だったらさ!」
リリちゃんが手を挙げる。
「体育館のマットを借りてくる! 体操で使うやつ。それをここに敷けば、みんなでエッチしやすいよ?」
「なるほど、そうしましょう」
「ボク取ってくる。サユちゃん、手伝ってくれる?」
「もちろんです……!」
「いや、2人じゃ無理だろ。俺も行くよ」
と、パンツを履こうとする俺をリリちゃんが制する。
「ボクたちだけで十分ですよ。獣人の本気を甘く見ちゃいけませんよ? こう見えて、けっこう凄いんですから! ね? サユちゃん」
「うん。旦那様、行ってきます。すぐ戻って来ますね」
そうして、リリちゃんとサユちゃんがマットを取りに行ってくれているあいだ、俺とティールちゃんでリビングの準備を進めた。ソファとテーブルを端に寄せて、カーペットも丸めて避ける。
……ちなみに、ネネーナはまだソファぐったりしていて使い物にならなかった。