【書籍化&コミカライズ】魔法女学園の売店ではたらく俺は、異世界から召喚された『ハーレム奴隷』です。 作:タイフーンの目
『ご主人様』に促されて恥ずかしい射精をさせられたうえ、彼女の胸で慰められてしまった。
一度発射したのだから少しは落ち着きそうなものだが、俺の興奮度合いは、むしろ高まっていた。
「あ……むっ……♡ くちゅっくちゅっ♡ ぷ……ぁあっ♡」
ラビが、俺の唇を優しくむさぼってくる。相変わらず向かい合って横になったまま、首輪の魔力で体勢を変えることもできず、彼女に抱きつかれるまま、なされるがままになっていた。
「……どれーさん♡ どれーさん♡♡ はぷっ♡ ぁむっ……♡」
口を塞がれているので、鼻で息をするしかない。だが、吸い込むたび、ラビが放つメスのにおいが鼻腔から脳髄へ、そして全身へと浸透してきて、視界がにじむほどに気持ち良くなってしまう。
彼女の唇も、唾液も、声も、肌も――そのすべてが媚薬のようだ。そのせいで、射精したばかりの男根は、萎える暇もなく全力勃起させられている。
「はむっ♡ ……ふふっ、きしゅ、きもちーですね♡♡♡」
彼女もますます顔をトロけさせて、うっとりとしている。
そして、俺の頬を撫でながら、
「どれーさん? ごしゅじんさまと、せっくすしたいですか??♡♡」
「――――ッ!?」
「どぉですか?♡ ごしゅじんさまのおまんこで、おちんぽきもちくなりたいですか?♡♡」
ヤりたいに決まっている。
こんな可愛い娘に迫られて、求められて、ここまで愛撫されて。これで
散々『性奴隷』だと呼ばれてきて、実際、俺もヤル気になっていたし。望まれているのなら断る理由なんてない――もとの世界では倫理にもとる行為でも、ここでは合法で、しかも学園長いわく『健全』な行いなのだ。
今すぐにでも彼女を組み伏せて、白タイツを破いて下着を脱がせ、その奥にあるメスの器官に肉棒をねじ込んでしまいたい。ラビのこの緩みきった笑顔を、苦悶と快楽とで、ムチャクチャに歪ませてしまいたい――
そんなオスとしての凶暴な本能が、全身の血液という血液を沸騰させる。……けれど、今この状態の彼女に、そんなことをしてもいいものだろうか?
「しよ?♡ しようよぉ……♡ ね? ね?♡」
まるで泥酔でもしているかのような、異常な発情具合。彼女の身に、俺の常識外にあるトラブルが起きているのではないだろうか?
そもそもこの子は、性に関する知識はある程度持ち合わせているようだが、実体験はまるでなさそうだった。
キスだって不器用だった。俺とキスをするうちに驚くべき速度で上達はしたが、最初は、ただただ唇をくっつけてくるだけで、まるで子供のようだった。
性的に未熟な少女。
今の彼女は、性への衝動だけが暴走していているように見える。
「してくれないのぉ?♡♡ やだやだぁ……!♡」
これが彼女の本意でなかったとしたら、酒に酔って前後不覚になった女の子を犯すような鬼畜に成り下がってしまう気がした。
「……落ち着こう、ラビちゃん」
自身の性欲を押さえ込むのには、相当な苦労が伴った。なにせ、肉棒は射精前より強く勃起しているし、ふつふつ浮かび上がってくる性交願望は、とどまることを知らない。
「本当に大丈夫か? やっぱり熱があって、それでこんな――」
「おねつ? あるかなぁ? ないかなぁ?♡ ふふっ、どっちでもいーや♡ 今はねぇ、どれーさんとせっくすすることしか考えられないの♡♡」
「それは大丈夫って言わないだろ……確かに、俺は『性奴隷』として召喚されたけど」
最後の理性を振り絞って、彼女の肩を押し離す。
「そして、その役目は果たすつもりだけれど。……つーか、ヤリたい。むちゃくちゃヤリたい。みんなすっごく可愛かったし、合法的にセックスできるんなら、今すぐにでもヤリたい!」
「――っ、しよっ♡ じゃあしようよ♡ 私とせっくす♡ するの、するのっ♡」
今にも飛びついて来そうに目を輝かせるラビ。
「……特に、きみとはすっげぇしたい。正直タイプだし、こんな可愛い子とできるなら死んでもいい。……たとえもう一度死んだとしても、それは本望だ」
「しんじゃだめぇ……♡ どれーさんは、らびとするの♡ 一生、一生、ずーーっと、らびとしあわせせっくす、するの♡♡」
「ただ出来ることなら……正気のきみとがいい。本心からきみがそう思ってるんなら、俺は秒で飛びつく。教室だろうと、屋外だろうと。どこでもいいから、すぐに飛びつくと思う」
説得しているふうだが、内容はあまりにゲスだった。だがそれが俺の本心だ。仕方がない。こんな環境でこんな子をあてがわれて、まともな思考を保っていられるかって話だ。
「でも今のきみは絶対普通じゃないし、それで後悔して欲しくないっていうか……いや、正直に言うと、それで嫌われたくないというか…………うん。……お互い正気で! ラブラブの!!! セックスがしたいです!!!!!!」
たぶん人類史上、最低の告白だった。
「……ふぁあ?♡♡」
戸惑ったラビの顔。嬉しそうな、困ったような、俺の言葉が半分も理解できていなさそうな。
「――ってことで、わかった?」
「…………。わかった……」
しゅんと目を伏せるラビ。納得はしていないようだが、どうやら俺の気持ちは届いたらしい。最後の最後で理性を働かせる大人な俺。カッコいい……。
「――わかった♡ もういい。私がどれーさんをれーぷする!♡」
「へ? えっ……のわぁっ!!?」
半分力尽くで、半分は魔法の力で。
俺は彼女に転がされ、仰向けにされる。ラビは布団をはねのけて、腰のうえにまたがってきた。
「い、いやだから、俺の話――」
「だめ!♡ どれーさんはもう、しゃべっちゃだめ!♡ もう……『あんあん♡』って言うしか……しちゃだめ!!♡」
首輪が発動して、俺の声に制限がかかる。あえぎ声しか出せないとか……なんて悲惨な魔法だ!
ラビは俺を見下ろしながら、腰をくいっ、くいっと動かしてみて、
「これ……これがせっくすの格好だよね?♡ あはっ……おちんちん、ごりごりってする♡」
寝そべった体勢で俺は、あらためてラビの半裸を見せつけられることになる。
全体的に幼さを残しているものの、しっかりと女としての丸みを帯びた体。ぷるぷる揺れる大きな乳房。腰にかけての悩ましい曲線。
スカートの裾から伸びる白タイツの太もも。上半身に比べると下半身はむっちりとしているが、けっして太っているわけではない。健康的な肉づきだ。そう……男を迎え入れるために成長した、メスの肉体。
ラビは、腰を前後に軽く揺する。
「ぅ、おっ……!?」
スカートに隠されて接触部分は見えないが、俺の怒張は彼女の股の下に組み敷かれている。体を動かして抵抗しようにも、やはりそれは敵わない。『ご主人様』が本気になれば、俺の抵抗なんて無意味なのだ。
「ん、しょ♡ こう?♡ こうかなぁ?♡♡」
タイツ越しの素股。
彼女が動くたび、勃起がぐりぐりと刺激される。
さっきも、ペニスをタイツにこすりつけて果ててしまったが、今度は、タイツ越しとはいえ性器と性器が密着しているのだ。ラビの女性器が、俺の男性器に快感を流し込んでくる。
「っぁ?♡♡ なにこれ、なにこれっ?♡ びりびりって、びりびりってするの!♡ おまんこ……おちんぽにこすれて♡ ――ひ、んっ!?♡ すご……いッ♡」
自慰の経験もなかったのだろう。勃起チンポが
初めてオナニーを覚えた少女。彼女の中で、初々しい性欲が爆発する。
「ぁんっ♡ ゃあぁ……♡ せっくす、せっくす、きもちいよぉっ♡♡ はっ、はぁっ♡ きゅぅ……んっ♡♡ すき♡ すきっ♡ これすきっ♡♡♡♡」
断じてセックスそのものではないのだが、腰の動きについては、すぐにコツを掴んだらしい。
俺は何をすることもできず、ただ肉体を差し出すだけ。オスの勃起をおもちゃにして、ラビは初オナニーに更に没頭していく――艶めかしく腰を回転させては、俺の勃起ペニスを使って、ひたすらに自分の性器をいじめ尽くしている。
彼女の快感が高まるに連れて、頭の上のウサギ耳も強い反応を見せた。ぴくんっ、びくんっと跳ねたり、くねったり。
ラビは腰をくねらせ、白くて丸い胸を揺らし、一心不乱に快感をむさぼる。
「しゅご♡ しゅごいっ♡ せっくしゅ……しゅごいっ♡ お、おまた……ビリビリってして、じゅんっ♡ ……って、しちゃう♡♡ あ、あ、あ――ッ??♡」
クリトリスへの刺激が最高潮を迎えたのか、ラビは軽い絶頂に身を震わせた。
「な、にこれぇ……ッ!!!?♡ ビリビリが、とまんないよぉおっ♡ あ、ぐッ??? ひ、ぅんッ――――……♡ はぁーー……っ、はぁっ…………ぃんッ!!?♡ ふぇぇっ……、はッ♡ あぐっ♡♡」
初めての絶頂痙攣。ラビは、あまりの気持ち良さに涙まで流していた。
腰が勝手にびくびく震えるようで、俺にもその振動がダイレクトに伝わってくる。
接着面は、互いの体液でぐしょぐしょに濡れそぼっていた。初めは2人分の汗と、先ほどぶちまけた俺の精液だけだったのだが、今ではラビが分泌する愛液も混ざっているようだった。
ラビは自分でスカートをめくり上げて、その下腹部を確認する。
「な、なんで?♡ なんで私のおまた、びしょびしょなの? あ、くっ……!♡ じゅわじゅわってぇ♡ おもらしするの、とまらないの……んっ!? んあっ!♡」
一度オーガズムを覚えた少女の性器はさらなる快楽を求めて――もっともっと気持ち良くなろうとして――次々と潤滑液を分泌する。そのとろとろした蜜液は下着から染み出し、タイツからも染み出して、存分に俺の勃起ペニスを濡らしていく。
「――あッ!?♡ はッ!?♡ こ、腰っ……かってに、うごいちゃう!♡ うそっ、なんでなんで?♡ きもちーのが、とまんないの!♡」
図らずも接着面を俺に見せつけることになったラビは、腰をへこへこと、いやらしくくねらせる。押し潰されている俺のペニス。ラビの淫らな体液を散々に浴び、こすりつけられて、さっきから軽イキを繰り返している。カウパー液も、ありえない量で溢れ出して、腹までびしょびしょに濡れていた。
女の子の重さで押し潰される勃起ペニス。タイツ越しにでも、ラビの熱々まんこの感触が、ハッキリとわかる。目も眩むようなその快感に、俺もあえぎを我慢できない。
「……ッぉ! ふぅうっ……、ん、ぐっ……!」
「っは♡ ぁんっ!♡ どれーさんとせっくすして……よかったぁ♡ ――ッあ!?♡ いいよぉ、おまんこ、きもちいいよぉっ♡♡ どれーさんも、きもちよくなろうねっ!?♡ いっぱいせっくすして、おちんちん汁、たくさん出そうね!?♡」
腰の動きが、小刻みに加速する。
ラビは、激しくも丁寧な動きで腰を前後にスライドさせ、ペニスを根元から先端まで愛撫してくれる。それは、さっきまでの、ただ自分が気持ち良くなるだけの動きではなかった。彼女の言葉どおり、俺のことを射精に導こうとする動きだった。
女性器で俺の男根を挟んで、押し潰して、愛液でコーティングするように。肉棒の根元から先端へ、先端から根元へと。丹念に、そして執拗に、メスの媚肉による性感マッサージが行われる。
もはや、衣服の有無など問題ではなかった。どぷどぷと溢れてくるラビの媚液が、そんな境界線なんて溶かしてしまっていた。
「孕ませてっ♥ どれーさん、私のことっ♥ ぜっっったい孕ませてっ♥♥♥♥」
粘膜接触すらない、ただ性器をこすり合わせるだけの行為で、オスがメスを孕ませることなんて出来るはずがない。
なのに、彼女にそそのかされると本当に出来てしまいそうな気がしてくる。彼女の本心はともかく、肉体は、本気で受胎を望んでいるようだった。俺のオス汁を女性器で浴びて、本気で孕むつもりだ。
ラビはいつの間にか自分の乳房を両手でわし掴みにして、グリグリと乳首を刺激していた。
「あふっ!!?♥ んぉっ?♥ ――これ、これっ♥ きもぢいっ!?♥ やぁっ!? ぁあッ♥ あああぁっ――♥♥」
誰にも見せたことがないであろう、はしたない顔をさらしながら乱れるラビ。俺たちの『結合部』は、淫らな水音を立てながら、際限ない快感を生みだし続けていた。
――ずっちゅ♥ ずっちゅ!!♥
ぐちゅ♥ ぐちぐちっ!!♥ ぐちゅぅっ……♥
「ぐっ、イ……くっ」
「い、くっ……?♥ いく、って……きもち、いーのっ?!♥♥」
あえぎ以外の会話を封じられ、思考能力も停止してている俺は、馬鹿みたいにコクコクと頷く。
「じゃ、あっ……♥ わたしの、これも……『いく』?♥ いくっ♥ いくっ♥ わたしも、どれーさんと、……いくっ♥♥♥♥♥ どれーさんも、『いく』しよ?♥ しようね、いっしょにしようね?♥ ……んッ、ひ♥ しゅごいの、くるよ! しゅごいので……いくっ!?♥♥♥♥」
――びちゅっ♥ ずりゅっ!!♥
ずりゅっ♥ ぐちゅっ!!♥
跳ねおどるラビの腰が、俺たち2人にトドメを指した。
俺たちは、性器が生みだす快感にあっさり敗北し、そろって激しくアクメを迎えた。
「――――ッ、んぐッ、んぉおっ……!!!!」
「い、くっ♥ んぃいいっ♥ へうっ!? ッひ、ひぅううううッ……!!!!♥♥」
だくだくと溢れ出てくる愛液を浴びながら、俺も射精した。
――ずびゅるっ! びゅくっ!♡
どくどくどくっ♡ ぶぴゅっ♡ ぶぴっ♡
ラビの体重で押し潰されているため、常よりも激しく苦しい、そして何より、気持ち良すぎる射精だった。
――ぶぴぴっ♡ びるっ!!♡
びゅくるっ、びるるるるっ……♡
「っは!?♥ せーえき、でてるっ?♥ せーえき、おまんこにかけられてるっ!!♥ すごいの、どれーさんがわらひのことっ、孕ませよーとしてる♥♥♥ ――んひっ!?♥ しゅごいよ♥ せーえき浴びるの、きもちいいっ♥ 孕ませて!♥ もっともっとせーしぶっかけて、孕ませてっ♥♥♥♥」
尖端から飛び散る精液を一滴も逃すまいとしてラビは、牝の割れ目を、「くぽっ♡」と亀頭にかぶせてくる。無論、着床には一切結びつくことはないだろうが、今の彼女にそんなことは関係なかった。
ラビの、ご主人様まんこにすっぽり包まれてしまった俺の奴隷ペニス。擬似挿入させられているその先端が、白タイツの女性器めがけて、射精を続ける。無駄と知りながらも、ご主人様を満足させようと――この可愛らしい若牝を孕ませようとして、強く、激しく、オス汁を発射する。
――ぐぴゅるるるっ♥
びくびくっ♥ どぷっ♥ どぷぅっ……♥
「あちゅい、のぉっ……♥ あちゅいの、いっぱい、きてるぅっ……♥♥ おまんこ、狙われちゃってる♥ 妊娠、するんだぁ……♥ これでわたし、孕めるんだっ……♥♥ んぉっ♥ ふぁああっ…………♥♥♥♥」
びしゃびしゃっと精子を浴びせかけられながら、ラビは何度も何度も甘イキする。感度センサーめいたウサギの耳は、さっきからピンと屹立して、感激を示すかのように小刻みに痙攣している。
「ふぅうっ……♥ ふぁあああっ……♥ しゃせー、ずっとしてて……♥ どれーさん、しゃせー、止めないで♥♥ おねがい。おまんこにせーえき、ずっとずっとかけてぇ……♥♥♥」
ご主人様からの無茶な懇願。
別にその命令に従ったわけでもないのだろうが、俺の射精は長く、そして、二度目とは思えないほど濃密だった。
――どぷっ、ごぷっ……♥
どくっ……ぐぶっ……ずびゅるっ……♥
さすがに発射の勢いこそ衰えてはいるものの、飛びきり濃厚な精液を、白タイツまんこに吐き出し続けた。
「っぅ、あ…………ぐぅっ……!」
俺の目尻からも涙がこぼれる。奥歯を噛みしめても、いっこうに快楽が治まってくれない。全身をわななかせながら、ご主人様のおまんこに、最後のひと搾りまでを捧げ尽くした。
――……びゅぴっ♥ こぷっ♥ どくっ……ぐぴゅぅ……♥
「ん、ひぃ……♥ たくさん、あちゅいの……きたぁ♥ もう、はいんないよぉ……すごい、しゅごいの……べとべと、あつあつのせーえきが……おまんこに貼りついて、孕ませてくるのぉ……♥ ……しゅき♥ これ、しゅきぃ……♥♥♥♥」
『初体験』を終えたラビは、幸せそうに身を震わせると――ふっと脱力して俺に覆いかぶさってきた。
「ふぁあ……♡ どれーさん……しゅきぃ……♡」
ラビは、恍惚に火照りきった裸体を俺に預け、そのままウトウトと夢の世界に入ってしまった。
――まいった。
最後の理性で彼女を振り切ったつもりだったのに、結局は俺も、体験したこともない最高の『性行為』に及んでしまった。
挿入はしていない。厳密な意味でのセックスではないが、まさか、挿入しなくてもここまで気持ち良く、そして幸せな気分になれるなんて。
ラビとの性行為に対する満足感と、魔法による強制があったとはいえ、すっかり快楽に浸ってしまった罪悪感。
少し複雑な気持ちになりながらも、
「どれーさん……、んん……、むにゃ……」
満ち足りた寝顔を見ていると、色んなことを考えるのも馬鹿馬鹿しくなってきた。さっきまでの発情顔はどこへやら、幼子に戻ったような愛らしい寝顔だ。
……性欲を発散したらおかげで落ち着いたのだろうか?
まあ、深刻な症状ではなかったのなら、ひとまずは安心だ。気を失うにしても、教室のときのようなショック状態ではないようだし。
ラビの心地いい体温と、呼吸に合わせて上下する胸のリズムに、俺も癒やされる。ぴっとりとおっぱいがくっつけられている状態だが……今はいやらしい気持ちよりも、癒やされる気持ちのほうが大きい。
俺も、少し休ませてもらおう。というか、ずっとこのまま2人で寝ていたい……
などと。
安堵に身をゆだねているうち。
俺は、今ここがどこで、どんな状況だったのかを完全に忘れてしまっていた。
「ふんふんふーん♪」
外から足音と鼻歌が聞こえてきて、俺ははっとする。
そうだ。
ここは昼間の保健室。そして俺は、養護の先生に身体検査をしてもらうために、この保健室を訪れたのだった――。
調子のいい鼻歌は続く。
「ふんふんふ~ん♪ ぷ・り・ん~♪ 私の可愛いたからもの~♪ プリンは私の宝物~♫」
間の抜けた歌声が、カーテンの向こうから近づいてくる。
やばい。この状況は、なんだかやばい。
いくら公認の『性奴隷』だとはいえ、たぶんやばい。授業でもないのに生徒に手を出している、その現場なのだから。
だが、身を隠そうにも首輪の魔法が継続しているせいで、仰向けのまま動くこともできない……!
「ラビちゃん起きましたか~? 寝てますかぁ? 起きてたら私の宝物、ひと口だけ差しあげますよ~♪ 寝てますよね? 寝てて欲しいなぁ。寝ててくださいねぇ…………って、あれ?」
ベッドを仕切っていたカーテンが、声の主によって開かれる。
背の低い、白衣の女性が、プリンの載ったお皿を片手に、こちらを見て固まった。
「あ、れ……? ラビ、ちゃん?」
小柄で、おっとりした雰囲気の若い女性。生徒とまぎれても分からないような童顔で、ただ、胸元はしっかりと大人。
彼女は、カーテンの先には当然、ラビ1人が寝ているものと思っていただろう。意識が戻っているにせよ、そうでないにせよ、ラビがここで寝ているだけだと思っていたに違いない。
それが、これだ。
彼女からはラビのお尻が見えている。スカートがめくれ上がってしまっているので、きっとかなり恥ずかしい格好になっているはず。そして、少女は半裸。
そんなウサ耳少女の下には、全裸の男。
俺のことは、ちゃんと学園長から伝わっているだろうか?
……もしも伝わっていなければ。
彼女からすれば、見知らぬ男が、半裸の女子生徒とベッドで寝ている光景なわけで。
「ひっ……!」
見事、彼女の手から滑り落ちたプリンの皿が、かしゃん、と破滅的な音を立てて床で砕け散った。
誤解だ! と叫ぼうとしても、俺は声も封じられたままだった。その魔法を解ける『ご主人様』は――
「……すぴー。すぴー」
気持ち良さそうに寝入っていた。
あかん。これあかん。
「あ、あ、ああぁっ……!」
養護教諭らしき女性は、ゆっくりと現実を視認すると、金切り声を上げて叫んだ。
「わ、わ、わ……私の! 私のプリンがぁあああああああ!!!!!」
……そっちか!!!!!!