※この作品はR-18です。

【書籍化&コミカライズ】魔法女学園の売店ではたらく俺は、異世界から召喚された『ハーレム奴隷』です。   作:タイフーンの目

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85 夜這いうさぎ【離宮・ラビ】★

 

『夜這いセックス演習』の初日を終えた俺の仮住まいに――

 

「こんばんは」

 

 ジャージ姿のラビが訪ねてきた。

 

「前にもこんなことあったな」

「奴隷小屋、懐かしいですね」

 

 俺が合宿に参加しているあいだは『自宅』に居ても仕方がないので、ラビは、もとの生徒寮に戻って生活している。

 

 生徒寮は、夜間外出禁止。

 ラビは周囲を気にして声を潜めているので、おそらくは勝手に抜け出してきたんだろう。

 

 彼女は俺の顔を見ると、安心したような、嬉しそうな様子になった。

 

「合宿のほうはどうですか?」

「順調だよ。ラビたちの特訓のおかげだな。さすがに結構体力使ったけど」

「そんなこと言って、楽しんでるだけなんじゃないですか? ふふっ」

 

 肩をすくめて笑うラビ。可愛い。

 やっぱり癒やされるなぁ……という嬉しさも相まって、俺は窓枠から少し顔を突き出して、

 

「ラビ、外出許可もらったんじゃなくて、寮を抜け出して来たんだよな?……そうか。俺のことが恋しくなったのか。うんうん」

 

 ついつい、からかってしまう。

 けれどラビはにこやかな表情のまま、

 

「そうですよ? リュータさんの顔を見たくて、こっそり脱走してきたんです」

「う……」

 

 正面から返されて、逆にこっちが戸惑ってしまう。

 

「ふふっ。私の勝ちですね、勝ち」

「…………ですね」

「リュータさん」

 

 ラビは背伸びをして、

 

「勝った私へのご褒美を。……んっ」

 

 目を閉じたラビの唇に吸い寄せられるようにしてキス。

 

 ――というか。

 首輪の魔術が発動して、本当に体が勝手に動いた。

 

「――んっ、別に魔術使わなくても……」

「使わなくても、してくれますか?」

 

 当然のことを平然と聞いてくるラビ。なんだか今夜は特に、彼女には敵いそうにない。

 

 再び目をつぶるラビに、今度はちゃんと自分からキスをする。

 

「んっ♡……はむっ、ちゅっ♡……ぷぁっ。リュータさん、情熱的ですね? なるほど、そんなに私が恋しかったんですね? なんちゃって」

 

 ラビの表情はいつもどおりだが、頬はすっかり紅潮している。

 そういえば、今日は満月。彼女も発情しやすいタイミングなのかもしれない。

 

「俺の様子、見に来てくれたのか?」

「――はい。さすがにお疲れかな、って。なので、魔力をお届けに参りました」

 

 彼女が言うとおり、今の2度のキスだけで俺は心身ともにかなり回復した。

 

 ――実際のところ。

 いま俺がこの離宮に戻っているのはたまたまだし、ラビが訪ねてきてくれても、すれ違いになっていた可能性も高い。

 

 それも承知で、寮を抜けてきてくれたんだろう。

 

 魔力補充のためにしろ、本当に俺に会いたかったにしろ――どちらにしても、ありがたいことだ。

 

「……ん? り、リュータさん、どうしてほっぺを(つつ)くんですか? はにゅ? う、ぅにっ?」

「いやごめん。可愛くって、つい」

「ついじゃないですよっ……も、もうっ」

 

 とか言いつつ避けようとしないラビ。代わりに、長いウサギ耳が俺の顔をペシペシと叩いてくる。

 

「……あぅう、これじゃまた眠れなくなるじゃないですかぁ……」

 

 小さくうめいてからラビは、

 

「リュ、リュータさんも、そろそろお仕事に戻らないといけないんじゃないですか?」

「ああ、このあと先生たちとミーティングだ」

「エッチするんですね」

「いや打ち合わ――」

「エッチはしますよね?」

「……します。たぶん」

 

 なんだか詰問するような調子だったが、ラビは伏し目がちに、

 

「じゃあ、もうちょっと回復したほうがいいですよね?」

 

 と尋ねてきた。

 

「その、お時間ないなら無理にとは言わないですけど……えっと……」

「……ラビ」

「はい?」

「時間は作るものだし、俺の辞書に無理なんて言葉はない。あと、もっと回復お願いします」

「い、いつになくハッキリと」

 

 かっこよく(・・・・・)断言した俺に、苦笑いを浮かべるラビ。

 

「も、もうっ。リュータさんはこういうことには強気なんですから……んしょ、んしょ」

 

 ぶつぶつ言いながらも、靴を脱ぐと窓枠をよじ登って部屋に入ってきた。玄関のほうへ回る時間も惜しいといった感じだ。

 

 俺ももう待ちきれない。

 ラビの体をギュッと抱きしめて、キスを再開。久しぶりのお互いの感触に、まさぐるようにハグし合う。

 

「はむ♡はむ♡……っ、ぴちゅっ♡んむっ♡」

 

 けれどそんな幸せな時間の最中なのにラビは、ふいに俺の体を突っぱねて、

 

「……リュータさん、これくらいで」

 

 と、キスと抱擁を中断する。

 そのうえで、

 

「リュータさんとのキス、気持ち良すぎて……この調子だと私、発情して頭おかしくなっちゃいそうですので……その、そろそろ、しましょ?♡」

 

 窓のほうを向いて腰を突き出し、自分でジャージと下着を下ろす。丸いウサギ尻尾。可愛いお尻は、すでに蒸れ蒸れ。

 

 ――つぷんっ♥ぐぽっ♥

 

「ッあ、んっ♥リュータさんの……き、きましたっ♥」

 

 前戯もそこそこに、俺たちは久しぶりのセックスをした。

 3年生の子たちも、可愛いし良い子だし、とても気持ち良かったけれど――ラビは別格だ。

 

 もう比喩でなく数え切れないくらいセックスをしているのに、快感は鮮烈で、なのに繋がっているだけで安心できる。

 

「はう、う――♥ リュータさん、リュータさんっ♥♥」

 

 彼女の体温が移ってくるかのように、全身が芯から温かくなっていく。つま先から頭のてっぺんまで幸福感で満たされる。

 

 ――毎晩、この子とセックスしていたんだと考えると、それがどれだけ贅沢なことかと思い知る。

 

「ラビっ――」

「はっ♥ぁ、あんっ♥やぁあ……♥あ、あのっ」

 

 ラビは、左手を窓枠に突いたまま、体をひねって右手をこちらに差し伸べてくる。

 

「手……握ってくださいっ♥さ、寂しいっ♥ ッあ!? リュータさんの、ナカで、大きくっ!?♥」

「そんなふうに言われたら、仕方ないだろっ――」

 

 体勢を変えようか、と提案してみたが、ラビは小さく首を振って、

 

「そんなことしたら……リュータさんの顔、まっすぐ見ちゃったら……私、朝まで離れたくなくなっちゃいますから……♥ だ、だから、手だけで……お願いしますっ♥」

 

 右手を伸ばし、ラビの手を握る。

 

「……♥ ギュッてしてくれるの、嬉しいっ♥」

 

 汗だくの指と指が抱きしめ合う。ラビの細い指にも必死に力が込められていて、それがまた愛おしい。

 

「きゃんっ♥やんッ♥やっ、やっ、やぁあッ♥♥」

 

 ――ずっちゅ♥ずっちゅ♥ぐぷぐぷっ……ぎゅぷんっ♥♥

 

 ぬるぬるの粘膜にいっぱい搾ってもらい、ラビの中に射精する。

 

 ――びゅぷ♥びゅぷぅうううっ♥びゅくんッ♥♥

 

「は♥っぐ♥んんんっっ!♥♥ し、しきゅーにいっぱい、リュータさんがっ♥はっ♥はぅうううッ!!♥」

 

 ラビも気持ち良さそうにのけ反って絶頂する。

 

 と、その瞬間、

 

「はにゅっ!!?♥」

 

 ぴょん! とラビの体が跳ねた。

 

「ら、ラビ!? こ、腰が……!」

「はうっ♥はぅんっっっ♥♥」

 

 浮いたラビの腰がぶるぶるぶるっと激しく震えるせいで、終わりかけていた射精ペニスがグチャグチャに扱かれて、

 

「ま、また……出るッ!!」

 

 ――びくびくっ♥びゅるんっ♥ぴぐっっ♥♥

 

「は、ぐ、ぅ……っ、全部、搾り取られるっ……!」

 

 あまりの気持ち良さに、涙が流れ落ちる。その滲んだ視界の端で――ラビの足が、本当に宙に浮いているのが見えた。

 

「ラビっ、これって……」

「んぅうっ……♥ わ、私、浮いてますっ!?♥ ふ、ふわふわ……しますっ♥ あんッッ!♥♥」

「うわっ!? またっ……!?」

 

 謎の浮遊感(物理)に、ラビも今までにない快感を覚えているらしく、膣内を痙攣させてアクメする。そのせいでまたペニスが搾られて――という、永久機関。

 

「あぐぅうっ!!」

「んにゅぅッ!?♥やぅうううっっ……!♥♥」

 

 ――ぶるぶるっ♥ビクビクンッッ♥♥♥

 

 俺たちの絶頂が終わったのは、それからしばらくしてだった。

 

 

  + + +

 

 

「何だったんだ、さっきのは」

 

 下半身がまだじんじんしている。

 それはラビも同じようで、ジャージを着直してもなお、お腹の辺りをさすっている。

 

「ラビ、体は大丈夫か?」

「え? あ、はいっ。つらいとか、そういうのは全然です――というより、その、まだずっと気持ちが良くて……ふわふわ、幸せな気分がこの辺りに溜まってる感じで……♡」

 

 駄目だ。

 ラビの顔を見ているとまた興奮してしまいそうになる。今夜はもうさすがに自重しないと。

 

「リュータさん、魔術使いましたか?」

「いや、魔術なんて使えないし。相変わらず」

 

 俺の魔力の質と量は破格らしいが、それを魔術として行使するには別の訓練が必要になる。今のところ、そんな時間は取れていない。セックスしてばかりだし。

 

「そうですか。では……」

 

 ラビは思案顔になって、

 

「……神鳥のせいかもしれませんね」

「神鳥? ピックルの?」

「はい。私たちとの特訓で、神鳥の羽根を使いましたよね。……体のあちこちに」

 

 ティールちゃんが入手した神鳥ピックルの羽根で、俺は体中を撫でられまくった。俺のリアクションを面白がる1年生メイドたちは、何度も何度も、俺の体の隅々までをくすぐりまくった。

 

「改めて考えても、かなり贅沢というか、罰当たりだよな」

「普通はあり得ないですからね。神鳥に巡り会えること自体がほぼ奇跡なのに、その神鳥から羽根を分け与えてもらえて、しかもそれを……あんなところや、そんなところを撫でるのに使うのなんて――」

「だ、だよな」

 

 ティールちゃん経由で神鳥(ほんにん)から許可を得ていたとはいえ、ほぼアダルトグッズとして使ってたからな。神鳥を崇める人たちに見つかったら俺、どんな目に遭うか分からない……。

 

「そのせいで、リュータさんは【浮遊魔術】に近い能力を獲得してしまったのかもしれません」

「浮遊……?」

「鳥がどうやって飛ぶかは……こちらの世界の鳥が空を飛ぶ仕組みは、ご存じでしたっけ? 彼女たちの羽根は、宙に浮くための魔力を帯びているんです。鳥類系統の獣人たちも。その魔力を真似たものが浮遊魔術です――」

 

 この学園にも、ごく少数だが鳥の獣人もいる。ヒト族の背中に翼が生えたような体型で――彼女たちが空を舞えるのも、羽根が生みだす浮遊の魔力のおかげらしい。

 

「子どもの頃、あるいは雛鳥の頃は、まだ自在に空を飛ぶことは出来なくて。親鳥が自分の羽根で雛鳥を撫でて、一緒に飛んであげるんです」

「それに近いことが俺の体に?」

 

 俺は、人一倍以上に魔力の影響を受けやすい体質だ。そして、相手は伝説にまで語られるという神鳥……。

 

「浮遊するための魔力を吸収したのか」

「そうなんだと思います。そして、今の私との性行為で体内の魔力が調整されて……まだ十分に馴染みきっていなかった浮遊の魔力が、リュータさんの中でうまく噛み合ったんじゃないかと」

「それで、ラビの体も浮いた……か」

 

 そう思って振り返ると、兆候はあったのかもしれない。

 夜這いのラスト、ユウミのことをベッドから抱え上げたとき、普通以上に軽く感じたし、彼女も少し戸惑っているように見えた。

 

「何でも浮かせられるのか?」

 

 疑問に思って、近くにあったサイドテーブルに手で触れてみる。

 

「おっ? 浮いた!?……いや、ほんのちょっとだな」

 

 軽く床から浮いたテーブルは、すぐに着地してしまった。

 

「魔力を受け取りやすい対象……生物であるほうが、影響を受けやすいんじゃないでしょうか。私で試してみてください」

 

 申し出を受けて、ラビの肩に触れると、彼女の体がすんなりと浮いた。

 

「おお……!」

「これ、思ったより安定しますね。ちょっと楽しい……」

「性行為実習にも使えるかもしれないな」

「ですね。っと」

 

 ストンと着地してラビは、

 

「このあとの『打ち合わせ』で提案してみたらいいんじゃないですか? 先生たちの方が魔術にも詳しいでしょうし」

「だな。ありがとう、ラビ」

「いえいえ。私は何も――」

 

 言いかけて、少し目を伏せたあと、

 

「……でも、ご褒美をもらえるのなら……ほ、欲しいですけど?」

 

 と、また顔を赤くしながら両腕を差し出してハグを求めてきた。

 

 もちろん、すぐに応じる。

 ラビは俺の胸に顔を埋めてきて、

 

「……合宿、早く終わって欲しいなぁ……なんて、言っちゃダメですよね」

「ラビ――」

 

 喋ろうとした俺の口を、ラビのウサ耳が塞ぐ。

 

「今のはナシです、ナシ。……リュータさん、『おやすみ』って言ってください」

 

 口元にすりすりしてくるラビの耳。その耳に向けて、

 

「おやすみ、ラビ」

 

 囁くと、彼女はフルフルっと肩を振るわせた。

 

「はいっ。……リュータさんは、まだまだ頑張ってくださいね? ふふっ♡」

 

 ラビの腕にぎゅうっと抱きしめられて、俺の精力は完全に回復した。

 

 

 

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