※この作品はR-18です。

【カオ転三次】癖に生きる俺らと割を食うシキガミ・現地民   作:アレデルトロン

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この話に含まれる要素:供養・BL?・一人称小説







19.供養『どれが好きでSHOW』:ペルソナ使いとコミュ

俺は名無しのペルソナ使い。

金にならないシャドウ狩りは程々に修練用異界で稼ぐ、どこにでも居るペルソナ使いだ。

山梨の食堂で優雅に朝カレーをキメてる俺だが、一つだけ悩みがある。

 

 

「よっ!絆の力で強くなる貧弱主人公!」

 

一人黙々とカレーを食べる俺の前に現れたのは、爽やかイケメン系細マッチョマンだ。

 

「よぉ。なんでもパワーで解決する脳筋主人公」

だいぶ聞き馴染んだ皮肉たっぷりの声に皮肉で返す。

 

「今筋肉バカにしたか、テメー!?友達潰してただの雑魚にすんぞ?」

 

「俺が友達大事にするタイプだと知っての発言か?物理無効の友達呼んで肉だるまにするぞ?」

 

「くっそ!弱いところを!」

 

「弱点突くのはメガテンじゃ常識だろ?」

 

「テメーはペルソナ使いだろうが」

 

「ところがどっこい俺は悪魔狩りもやってんだよな。てか、座れよ?いつまで突っ立ってんだよ」

 

「あぁ、悪ぃ。いただきます!」

 

お分かりいただけただろうか?

そう、悩みの種はこいつだ。細井 真長(まさなが)。互いになじり合いつつも、たまにパーティを組むことがあるこのイケメンマッチョ。

実は、こいつとコミュが発生しているのだ!

 

「今日のそれ何カレー?」

 

「ん?ああ?グリーンカレーに半熟目玉焼きトッピングだよ。そういう細井はいつものチキンか?」

 

「流石分かってきたな!筋肉にとって、そして俺(・)に(・)と(・)っ(・)て(・)何が大切か」

 

「……そうだ、な!」

 

だが、コミュの発生自体は別に良い。さっき細井も言ったが、俺は絆を力に変えるペルソナ使い。ワイルドじゃないが、友情はパワーだ。

じゃあ何が問題か?

それはこいつのアルカナだ。

 

「正解したお前には俺のチキンカレーを一口やろう!チキン増し増しだぞ?」

 

こいつのアルカナは恋愛。

そう!恋愛なのだ。

ペルソナシリーズの恋愛アルカナ持ちを見てみよう。

岳羽ゆかり、久慈川りせ、高巻杏。

堂々たるメンツ。全員美少女。作中でメインヒロイン的な扱いを受けていた者もいるだろう。

 

「ん?食わないのか?じゃあそっちのカレー、一口もらうな?」

 

ここに、この爽やかイケメン系細マッチョが並ぶ。

そんなことあるか!?

もしかしてこいつ俺にとってのヒロイン枠?

いやいやいやいやいやいや。俺は普通に異性愛者だぞ?シキガミも美少女型にするつもりだ。ペルソナ使い専用型にするとお値段が張るから今は貯めてるだけで。

落ち着いて、逆に考えよう。アルカナとは生き方を表す物だ。つまり……こいつ超恋愛脳なのか?顔の割に浮ついた話全然聞かないけどなぁ!?

 

「3、2、1。いただき!」

 

「って、おい!な、何ひとのカレー食ってんだよ?」

 

「ぼーっとしてんのが悪いんだろ?ほれ、俺のもやるからさ」

 

「ちっ!しゃーないな」

 

チキンカレーも美味っ。増し増しだから、ちょっと掬(すく)っただけなのにしっかりチキンが居る。朝から全部食うにはちょっとボリューミーだが、ガッツリ肉が食いたい時にはこの選択肢も……。

 

なんで俺こいつと朝飯ひと口ずつ交換してんだ?

あれ?これ友達同士でやる奴だっけ?んんん?

いや、友達同士でもやるよな?問題なし。

 

アルカナのせいで無駄にドギマギさせられて心臓に悪い。

 

「そういやさ、お前ペルソナ使いじゃん」

 

「ん?おう」

 

「友達いっぱいいんの?」

 

「それなりに?広く浅くだけどな」

誰とコミュが発生するかわからない以上、なるべく数を打ったほうが当然ヒットも増えるはず。

 

「ふーん。そっかぁ」

 

怪しい笑みを浮かべて、言葉を噛み締める様にうんうんと頷く。ゆっくりと開かれた瞳と視線が交わる。

何その顔?お前そんな顔もできんの!?

いや違う!!今のはただの驚きだから。純粋な驚きだから!

小悪魔的な美少女がやってたら似合う仕草だ。グッとくるのもわかるぜ?でもお前がやるのは違うだろ?どんな感情でそんな顔してんだよ?

これも違う!言葉のあやだ。別に気になってるわけでも、知りたいわけでもない。

 

あークソッ。考えれば考えるほどドツボにハマる気がする。

一旦、心を落ち着かせるために水を一口飲む。

 

「じゃあ、もしかして彼女とかいんの?」

 

ぶっ!?

 

「冷たっ!」

 

思わず吹き出してしまった。

 

「悪ぃ悪ぃ」

変なこと言うお前が悪い。

……男友達に彼女の有無尋ねるのって変なことだっけ?あれ?いや別に変ではない……か???

 

「せっかくの一張羅、謝っただけじゃすまされないよなぁ?」

 

「ホントごめんって。な?」

一張羅でカレーを食べるな。てか、ただのTシャツだろ。

 

「弁・償・してもらうからなっ!」

 

もうそれはそれはニッコニコで、俺を虐めるのがそんなに楽しいか?

 

……もしかして、弁償を理由に買い物デートができて嬉しいとかじゃないよな!?

いやいやいやいや。友達と買い物に一緒に行くってだけでデートじゃないだろ?

そもそもこいつとはコミュが発生してんだ。仲が深まって何も悪いことはないぞ?

男との『恋愛』アルカナコミュだがなぁ!

 

ちなみに男装女子の白鐘直斗パターンはない。大浴場でばったり会って確認済みだ。クソッタレ!!!

こうなりゃヤケだ。今日一日はこいつとのコミュに使ってやる!

 

「どうせ予定ないだろ?飯食ったら買いに行くぞ!」

 

 

 




突然ですが『どれが好きでSHOW』!

①真長は主人公に会いに男湯に入ってくる激ヤバ女の子。筋肉で男に見えてるだけ。
②真長は【変化】を使ってる女の子。今更言い出せなくてこの関係を続けている。町で会った美少女と仲良くなったと思ったら恋愛コミュが上がって気付く
③真長はTS勢。せっかくだから男の子ムーブを楽しんでたのに主人公に一目惚れ。変な絡み方をする様になる
④真長は第二覚醒するとTSデビルシフターになる。もしくは呪いとかでTSする。からかってやろうと近づいたら、友の意外な優しさに……
⑤SEXしないと出られない部屋とか状態異常で『特別な関係』になる。次に会ったときに気まずくなりながらも、確かめ合うように体を重ねることに……
⑥真長がゲイもしくはバイセクシュアル。どストレートになんの捻りもなく主人公にとってヒロインになる
⑦真長がただ恋愛脳なだけ。別にヒロインでもなんでもない



普段ならただの男友達なのにアルカナのせいで情緒が無茶苦茶にされるシチュ
結局のところ全部ホモでは?

築仲(きづな) 友多郎:
主人公。思考速度が速い。一応イケメン。ワイルドじゃないのにコミュって発生するっけ?

細井 真長(まさなが):
友人。爽やかイケメン系細マッチョ。


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