【カオ転三次】癖に生きる俺らと割を食うシキガミ・現地民 作:アレデルトロン
俺は走っていた。
もう何日も走り続けている気がする。
「やるじゃないか。××の汚名をそそぐためにも頑張れ」
そうだ。優秀だった兄さんの分もぼくは頑張らないといけない。
…――…様
――様!
――っ様!助けてぇぇぇ!
泥のようなものが足首まで迫り上がってきて足が動かしにくくなる。
――ン様! ―テ―様! ――ン様!
ぼくは行かなきゃ行けない。けど声は放って置けない。
ただひたすらに走る。
次々とかさを増す泥はいつの間にか胸の辺りにまですがりついて来ている。
…―テン…様!―…テン…様!―テ…ン…様!
頑張って足を前にっ!
「あっ!?」
少しバランスを崩す。その瞬間に泥が一気に増えてぼくの体は沈んでいく。
ぼくは、走らなきゃ、いけないのに!!
「があああああっ!」
「ご主人っ!大丈夫?」
隣で寝ていた主人が飛び起きたので慌てて様子を確認する。
「ああ……。モッピー、今日は家でゆっくりしよう……」
ひどいしかめっ面で主人は答えた。
シェルターでの生活が続いたある日の朝。
「申し訳ございません。だんな様!お食事を作り過ぎてしまいました」
悲壮感の漂わせながらもハッキリとした声が屋敷に響き渡る。少女は首を深く垂れて謝罪しつつも、相手の反応次第ですぐに土下座が出来るように体に力を溜めていた。
「あー……」
対する主人は対応に困っていた。
別に作り過ぎてしまった事はどうでもいい。飽きるまでに食べ尽くせばいいし、そもそも飽きる前にリメイクされるだろう。
問題は目の前の少女だ。チリトリの顔つきは険しく言動はぶっきらぼうだ。そんな男が苛つきを隠さずに文句を言えば今回も少女は泣いてしまうだろう。
優しくしてしまえばこの問題は解決するが、それはいけない。シェルターの人間を甘やかす事になるし、
「モッピー知ってるよ。そんなのご主人が知った事じゃないって事。残飯処理もゴミ捨てもメイドちゃんの仕事でしょ?」
主人の厄介ごとを片付けるのもシキガミの仕事のうちだ。ウザがられる話し方と立ち位置というのは、相手に畏怖の念を抱かせない。
「その……では、孤児院のみんなに分けても良いですか?」
「はぁ……。聞こえなかったのか?知った事じゃない。ただ……残すな。あとそいつらが食った飯を俺らに食わせるな」
大きなため息と共に言い捨てたチリトリは、もうしゃべる事はないとでも言いたげにメイドの横を通り過ぎていく。
「ありがとうございます!」
少女はその背中に向かって深くお辞儀をして、感謝の意を伝えるのだった。
数時間後、チリトリの部屋
今日はアティとは別行動をする日にしたので、昼頃まではモッピーと部屋でだらけることになった。
「ご主人。このプレイとか面白そうだよ!」
「それはシキガミとだから出来るやつだろ?……モッピーやるか?」
「ププッ。ご主人がどうしてもっていうなら良いよ♡でもその前にアティで試そう?w」
「先生とやったらただのコスプレだろ?w」
「モッピー知ってるよ。服に仕込みを入れれば再現可能だって事」
「……モッピー、天才かよ」
「でしょー!ププっ」
コンコンコンッ
ノックの音に会話が中断され、シキガミは一瞬考えてから機嫌が良いまま返事をする。
「……なにー?」
「お客様がおいでです」
「だれ?」
「孤児院のシスターです」
「ほーん。出るわ」
嫌な予感がするチリトリは、家に上がってくる前に打って出る事にした。
玄関の扉を開けた先にいたのは、修道服を着込みにこやかな笑みを厚く顔面に重ねたような初老の女性だった。
「貴方がガイアからいらっしゃった、新しいパトロンですね。私はこの町の、孤児院の院長兼メシア教会のシスターでございます。この度は貴重なご支援ありがとうございます」
「げっ!?」
このシェルターには、黒札のお眼鏡にかなうだけの美少女がアティをはじめ何人かいる。さらに住人の倫理観も終末にしてはある方で、基本的には住みやすい。
そんな好条件の土地に黒札が寄り付かなくなった原因が、目の前に立っていたのだからチリトリが嫌そうな声を出すのも無理はない。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛。まず違う!俺は何もやってない。勝手に人のことを支援者に仕立て上げるな」
「左様ですか?しかし支援を頂いたのは事実でございます。ありがとうございます」
「モッピー知ってるよ。ご主人は支援なんてしてないって事。ご主人がしたのはメイドちゃんをゴミ捨て係に選んだだけで、あとはあの子が勝手にやったことだよ」
「まさか、家畜どものエサにするとは思ってもみなかったがな」
「ふふっ。確かに私たちは家畜……。迷える子羊でございますね。では主のお導きに感謝する事にします」
「ふーん。モッピー今日はジンギスカンにするか」
「おっけー。伝えとくね」
「それでおばさんさぁ、なんでそんなにテメェのとこ飯足りないの?食料の配給は全員分出てるだろ?」
「受け入れた避難民の申請が間に合ってないのです」
「避難民?」
「劣悪なシェルターや崩壊したシェルターから逃げ出した人々が時々やって来るのです。それを一時的に保護しているのが私たちでございます」
「モッピー知ってるよ。外からモラルがない人間が入って来ると運営の負担になるって事」
「それを解決するのがメシア教の勤めです。愛と希望によって荒んだ心を癒すのでございます」
「プッ!白状したよ。やっぱり荒くれ者が入ってきてるんだ!もしかしてここのトップを襲撃したのもおばさんとこの子羊?」
「今は心を入れ替えて敬虔な信徒です。皆罪を理解して罰を受け入れてるでございます」
孤児院経営と信者の数により集められる食料が多く、他所から来た人間の食事を賄えるため、メシア教が避難民の一時受け入れ場所になるのは自然なことだった。
未来を担う子供達に続いて避難民の多くも教化されていく。ここまで辿り着けるだけの能力と他のシェルターで培った暴力性を持った人間を自由に使えることになる。このシェルターがメシアン一色となるのもそう遠い未来ではないだろう。
「あー。大体分かったわ。じゃ、これで話は終わりだな?」
「ええ。本日はお招きいただきありがとうございました。今後とも是非よろしくお願いいたします」
頭を下げると院長は去っていった。
「今お招きって言ったか?」
「流石のモッピーでもびっくりだよ」
顔を見合わせた二人は急いでダイニングやキッチンを確認するが、複数人が入ったような形跡はない。
「ご主人。庭は?」
「よし行こう」
窓から庭を確認すると、乱雑に踏み固められた芝生と後片付けをしているメイドの少女が見えた。
ギリッ――。
チリトリは音が鳴るほど歯を噛み締める。
別に庭に何か執着があるわけではない。自分のモノを強制的に使われたことに強い不快感を覚えたのだ。
「俺のなのに……。クソっクソっ!」
「ご主人?……文句でも言いに行く?」
「あ……、そう、だな。そうするか」
一つ深呼吸をしてから玄関に移動して、外の様子を確認する。院長や複数人の大人達が子供を引率し列を成して帰るようで、もう既に最後尾にすら声を張り上げないと聞こえないほどに離れていた。
流石に追いかけていって文句を言うほどのことでもなく『部屋に戻ってスレの続きでも見ようか、それともアティにセクハラでもしに行こうか』等と考えた時、列から離れた十代の年若いシスターと目が合った。
その少女は修道服の上からでもわかる蠱惑的な肉体を持ちながら、性格は真面目で清廉。メシア教をまともに心酔している良い信者特有の雰囲気を醸し出していた。
「主よ!お恵みに感謝致します。そしてガイアからいらっしゃった慈悲深いお方にも感謝を」
こちらに気付いた少女が跪いて祈りをささげる。
実は彼女はアティの元生徒の一人であり、Cランク*1のデビルバスターというこのシェルター内の有力者の一人でもあった。
祈りをささげるために前に突き出した両腕に挟まれて、年の割に大きな乳房が柔らかそうに変形する。本人はいたって真面目に祈りを捧げているようだが、そのギャップが世の男どもの劣情を掻き立てるなどとは全く気が付いていないようである。
そんな彼女の祈りを耳にしたチリトリはつかつかと歩き出して、手を伸ばす。
ガシッ――!
両腕の間に片手を潜り込ませて、顔の下半分を手で覆うように頬骨を掴む。
「カミサマとやらに祈るのは構わんが、俺の見えないところでやってくれ。な!?」
唐突に理不尽な怒りを向けられて目を白黒させながらも、なんとかコクコクと少女は頷く。
「あとな、俺は別に慈悲深くないぞ?この飯もお前らの先生が
よほど驚いたのかチリトリが手のひらに感じていた息遣いが途切れる。
「素晴らしい自己犠牲だよな?そういうの好きだろお前ら?あ、お前もやるか?」
「じ、己犠牲は尊ばれるものですが……」
絞り出すようにして何とか声を出す。しかしショックが続いた状態で出された、これまた衝撃的な選択肢によって目は泳いでおり、いかにも渋っていることがバレバレな返事をしてしまう。
「ふっ、やるわけないよなぁ?姦淫は罪だもんな!?」
「……っ!」
少女は一瞬目を見開いて輝かせた後、すぐに顔をくしゃりと歪ませる。
恩師が自分たちの為に身を削ってくれている。そして自分も同じ苦痛を味わう選択肢を与えられた。それにもかかわらず納得できてしまう否定材料を用意されて安堵してしまった。それは自分だけが助かろうとする強欲であり、アティを卑賎なものとして見下す傲慢につながる。
今まで丁寧に培ってきた正義感によって少女は自己嫌悪に身を締め付けられる。
「せいぜい他人に罪を犯させて手に入れた食糧で腹いっぱいになるがいいさ。飯に罪はねえし、お前らが食わなくてもあの女は俺に犯される。……そうだ!感謝の祈りでもささげてれば?得意だろ?」
いかにも傲慢な態度であざ笑いながら男は言う。
「はい……」
しかし男の言うことは紛れもない真実であり、少女は反論する
目を瞑りなおして再度祈りをささげる。
今度は神と目の前の男にではなく、神と恩師であるアティにだ。他人の為に貞操を差し出すことは誰でも簡単にできるではない。元々その強い心に憧れていたが、まさかこれほどのものとは思っていなかった。畏怖にすら似た尊敬で体が震える。この感覚はメシア教に救われたあの時に似ていて、彼女こそが聖女と呼ばれるにふさわしい人間なのだと少女は確信した。
「さっき言ったよな?俺の前で祈るな、と」
頬をつかんだ手に力を籠めなおして、腕を前に突き出してから手を放す。
祈りの途中でバランスを大きく崩された少女は、後ろに投げ出される。
「きゃっ!?」
そんな彼女の様子には目もくれず、チリトリはぶつぶつとつぶやきながら背を向けて歩き出す。
そんな姿を見た少女は倒れたまま、目を瞑って祈りを捧げる。
迷える子羊に幸あれ、と――。
……ン…様!
「ふーッ!クソッ!!なんだってあいつらはいつも……」
軽く頭を左右に振りながらチリトリは仮の自宅に向けて重い足取りで進んでいく。
…―テ…様!お助けをっ!
―…テ…ン様。死にたく…「大丈夫、ご主人?トイレ行く?」
そんな姿を見かねたモッピーはトテトテと近づいて声をかける。
「あ、ああ。そうだな……くぅっ……」
眼光鋭くいかにも不機嫌そうな態度を崩さない主人と彼のシキガミは、幸せそうに歩く子供たちには目もくれず室内へと消えていく。
「ゆっくりお風呂にでも入って、気晴らしにアティでも抱いたらいいんじゃないかな?」
「というわけだ」
「えっと、どういう訳ですか?」
「はぁっ。メシアンどもにたかられた」
「それと私を事務所のトイレに呼び出したのと一体何の関係が?」
事務処理の手伝いをしていたアティはスマホにメッセージが入ったため、不審に思いながらもトイレの個室で服を着たまま便座に座って待機していたのだった。
「んむっ……ちゅっ」
話すのも面倒くさいとでも言いたげに、チリトリはアティの唇をふさぐ。
「はぁっ……んっ!」
服をまくり上げられて両手で乳房をもまれ始める。
「ぷはっ……」
シェルターに来たころに比べて随分とキスにも慣れて、アティには余裕が出てきていた。
「イライラしちゃったんですね?」
ズボンの中で膨れ上がった陰茎をさすりながら言う。
「そうだな」
「だからってこんなところに呼び出さなくても……次からはお家に呼んでくださいね?」
片手で腹や背中周りを撫でながら、睾丸を手の中で優しく転がす。
「……考えておく」
少し考えて素振りをした後にチリトリは答える。
「はい。お願いしますね」
帰ってきた答えに満足したのか、アティはベルトに手をかけてズボンを脱がす。チリトリの煮えたぎる剛直が外気にさらされる。
「先生……」
しゃべりながらもイジリ続けていた乳肉を両側から集めるように動かす。
「パイズリは汚れちゃうのでダメですよ?お口でしますから、ね?」
見せつけるように舌先を尖らせて、鈴口を弾くようになめ上げる。
「そうだな」
チリトリの返事に一度笑みを返す。それから舌を伸ばして裏筋を刺激しながら口に咥えていく。ある程度収まったところで、舌を陰茎を中心に円を描くように絡ませながら、唇をすぼめて頭を前後する。
コツを聞いたか、練習をしたか、それともチリトリの反応を見て覚えたか。本人の学習能力の高さとカンの良さも相まって、アティの性技はメキメキと上達していた。
「っ……」
片腕を腰に絡めて、片手で根本をしごき始める。同時に、ほっぺの内側や軟口蓋といった口の柔らかい部分に亀頭をこすりつけながら前後の速度を上げていく。
「せんせ……アティっ」
チリトリが両手で頭を固定して腰を振り始める。
アティは一瞬驚くが、すぐに動きに呼吸を合わせる。腰を抱えていた腕を離して、縮み始めた陰嚢をもみほぐす。吸い付きも強めて、舌は腰の動きとぶつからないように注意を払って。
「出るっ」
大量の精がアティの口内に解き放たれていく。数秒間わたって脈動し続ける男根をゆるゆると口でしごきながら残り汁を絞り出していく。
「ごくっ…ごくっ…」
出された精液をゆっくりと飲み込む。これにはMAGが潤沢に含まれており、霊地の問題で寝るだけでは回復しきらなかったMPが、消化された後にじんわりと戻る感覚がある。MPが空っぽになるまで使っても霊泉とセットなら、翌日には問題なく見回りができるといえばどれだけ価値のあるものかが分かるだろう。
ちゅぽっ――。
音が鳴るほどまで残り汁を強くすすりながら口を離す。
「さ、満足しましたか?」
一向に萎える気配のない男根がびくりと震えて返事をする。
「…してないみたいですね。もう一回しましょうか」
陰茎が目の前から遠ざかる。かと思えば、チリトリが身をかがめてアティの豊かな双丘に顔をうずめる。
引き離すわけにもいかないので、ブラのホックを後ろ手で外してされるがままにする。
「んもぅ……チリトリさんったら。私は逃げませんから、ね?」
乳首に吸いつくチリトリの頭を抱きしめつつ、軽く便器のフタに背中を預ける。普段の厳つい姿はどこに消えたのか、赤子のように背中を丸めて柔肉に夢中になっている彼を前に不思議な感情がこみあげてくる。
「あっ!」
膨らみ始めた陰核を下着の上からこすりあげられて思わず声を上げる。彼は一瞬前に抱いていたイメージのような無邪気な子供ではない。口の動きだって母乳を求める単純なものではなく、女性の性感を高めるために複雑化されたものだ。
くちゅり――。
完全に充血しきった恥核から指が下にスライドして陰裂をなぞる。もうすでに肉体は受け入れの準備を始めているようで、湿り気のある音が狭い個室に響く。
下着をずらして、指が裂け目の内側に侵入してくる。親指の腹で直接肉の蕾を押し付けながら、ゆっくりと指がピストン運動をし始める。
じわじわと愛液の量が増えていき、動きがスムーズになっていく。
「もう大丈夫だと思いますよ?」
アティがチリトリに挿入を促す。
中抜けしてきているアティとしては、絶頂しすぎるのも時間がかかりすぎるのも避けたかった。もちろん火が付いたチリトリに気絶するまで連続でイかされるのも防がなくてはいけない。
「ふっ…んっ」
チリトリの陰茎がアティの中に沈み込んでいく。ゆっくりと膣壁にこすり付けるようなストロークから始まる。
男根にもしっかりと潤滑液がまとわりつく頃には大きな水音を立てながら激しく……ピタリとチリトリの動きが止まる。
「どうしまし……むごっ」
チリトリの手がアティの口をふさぐ。
ガチャ――。
「アティ先生って帰ったんだっけ?」
「外の空気でも吸いに行ってるんだろー?」
アティは半ば忘れていたがここはデビルバスター事務所の男子トイレの一室である。今まではたまたま人が来なかっただけで、利用者が入ってくるのは何らおかしなことではない。
「アティ先生といえばさー?」
「どした?」
2人組の男は連れションをしに来たのだろう。無駄話を続ける。
「最近見ない男とつるんでるよな」
「あのパーティーメンバー?あんま強くなさそうなのになー?」
「うわさに聞く金札とかじゃねぇ?」
「え、マジか!?じゃ、権力を笠に先生を?許せねー!」
ぴちょん――。
結合部から垂れた牝汁が便器の中の水に落ちた。
アティは心臓が飛び出るほど動揺する。二人が誰かは声から大体のあたりがついている。見知った相手に自分の痴態がバレるかもしれない。その恐怖はアティの膣圧を高めた。
「俺もアティ先生のおっぱい揉みしだきてぇー!」
「あんま大声出すと女子トイレに響くぞ?」
「やっべ」
「んくっ!?」
チリトリが急に腰を動かしたためアティの口から甘い声が漏れる。
粘着音がなるべく出ないように腰を回したり、奥に押し付けたりと慎重にボルテージを高めていく。
「今個室から女の人の声みたいなしなかったか?」
「腹痛すぎて声上ずっただけだろ」
「えー!?アティ先生っぽかったんだけどな?」
「じゃあいたずらか幻聴か花子さんだろ」
「シェルター内で花子さんが出るかよっ」
「ふっー……ふぅっー」
一方アティは何とか声が漏れないように強く呼吸をし続けていた。
(あ、ダメですよ!?)
チリトリが精を解き放とうと膨張しているのに気が付くが、状況が状況なので声は出せない。首を細かく振って制止しようとするが、女膣は射精を促すように動き始める。
(ダメですっ!ダメダメダメダメっ!……あ♡)
ボジョン、ボジョボジョッ――。
膣内からあふれ出した粘着性のある精液がダマとなって便器の中に落ちていく。
「ふっー……ふっー……ふっー」
食いしばった歯の隙間から強く息を吐きだして、アティは射精の衝撃に耐える。
「ほら行くぞ?下痢のやつにあんまかまってやるな」
「それもそうか」
手を洗う音が聞こえて、男たちの足音が遠ざかる。
それを確認してチリトリがアティの口から手を放す。
「もうっ!とっても焦ったんですよ!?」
「悪い」
「謝ればいいって、あっ!」
悪びれているのかいないのかチリトリは腰を動かし始める。
「物足りないだろ?」
「そんなっ……次で最後ですよ?」
「仕方ないな」
いやらしい粘着音と肉のぶつかる音がトイレ全体に響き渡るほど腰の動きが激しくなる。出した精液が掻き出されて結合部で泡となっては、下に落ちて水音を立てる。先ほどまで抑圧されていた欲望を出し切るように行為はヒートアップする。
「せん……アティ」
「はい。ちゅっ」
名前を呼ばれ、口を軽く開きながら顔を上げて舌を迎え入れる。
仕事場のトイレ。いつ誰が来るかわからない場所で、こっそりとまぐわう。自分は仕事の途中ですぐにでも戻らなければいけないのに、上下の口でしっかりと繋がって本気の交尾をしている。
今まで真面目に生きてきたアティにとってこの背徳は刺激が大きすぎて。
「ちゅろっ…チリっ……トリさんっ!……私っ!」
「出すぞ」
「来てください。イキます。ああっ!イク~~~~!!」
今朝からのうっ憤を吐き出すようにチリトリは激しく射精する。2度の絶頂によって口が開き始めた子宮口でも全て飲み切ることはできずに下に垂れ落ちる。
少し経ち、余韻が収まるとそれぞれトイレットペーパーで軽く性器を拭く。
「先に出て廊下見てくる」
チリトリが個室から出ていこうとする。
「お願いしますね。あと……」
「あ?」
「仕事のお手伝い、してもらえないですか?」
「あー……少しだけなら」
後ろ向を向いたままチリトリは答えて出て行った。