【カオ転三次】癖に生きる俺らと割を食うシキガミ・現地民 作:アレデルトロン
教え子である
「この部屋です」
部屋の鍵を開け、静佳が中へと入っていったのを確認してから自分も続き、ドアを閉めた。
この部屋実は一週間前にデートの下見に来た時から借り続けている。水族館もその時に一通り歩き回って館内情報を叩き込んでいたし、夕焼けを見た駐車場にも簡易的な人払いのおまじないを仕掛けていた。
「うわぁ~、立派なお部屋ですね!」
少しオーバーに驚いているのは部屋に対する興奮か、それともこれからの行為に対する照れ隠しか。
最上階にあるレストランの一つ下の階にあるこの部屋は、いわゆるスイートルームと呼ばれる部屋だ。二つのベッドルームに居間や大きめのバスルームなど複数の部屋から成り立っており、両瀬の記憶しているホテルの一室とは様子が異なっていた。
「初デートなので少し奮発しちゃいました」
「あ、その…すみません」
気を使わせて無駄な出費をさせてしまったのではないかという思考が静佳の中に生まれた。
なぜならば今日一日中、二瓶におごってもらい続けている。また数年前からオカルト関係費がかさみ続けていたことで父親が節制に努めるようになったのも、この遠慮がちな謝罪につながっていた。
「謝ることありませんよ?僕が静佳さんのためにやりたくてやっているんですから」
静佳から受け取った上着を掛けながら二瓶は言う。しかし言われたほうは感覚的にイマイチ納得できなかったのか少し不服そうな表情を浮かべる。
「そんな顔しないでくださいよ。一応喜んでほしくてやってるんですよ?………分かりました。じゃあ、笑顔で感謝してください、ね?それでどうですか?」
「……ありがとうございます」
少し考えてからぺこりとお辞儀をする。
「どういたしまして」
にっこりとほほ笑んでから二瓶は続ける。
「テレビでも見て時間をつぶししますか?それともお風呂に入っちゃいますか?」
「お風呂……そうですね。汗もかいたし入っちゃいたいです」
徒歩での移動に加え、緊張する場面も何度もあった。意識したとたんに静香は自分がひどく匂っていないか心配になった。
「一緒に入りますか?」
カバンの中から下着を取り出しながら、なんてことのないように言う。
「いっ!?……一緒に!?結構です!一人で入れますから!」
「そうですか。僕はシャワーで十分なので、お風呂溜めながら先に入りますね?」
「はいっ!…どうぞ」
少しぎこちない態度で静佳は後ろ姿を見送った。
そうしてすぐに、自分のカバンの中をあさる。念のためにと母親に持たされていた新しめの下着がしっかりと入っていることを確認して胸をなでおろした。
……そして頭を抱えて混乱する。どうしてこうなった?
二瓶と一緒にいたいと思ったのは事実だ。今日一日を通してより二瓶に魅かれたのもまた事実。デートの締めで男女がホテルにて性行為を行うのも知っていた。言い訳を考えて誘われるままに部屋まで来たのも事実だ。
静佳は分かってここまで来たのにまだ踏ん切りがつかない。挙句の果てには『先生がお風呂から上がってこなければいい』と現実逃避さえし始めていた。
もともと彼女の主目的は二瓶に孕ませられることである。それを達成しなければ先々週いったい何の返事に悩んでいたのか分からなくなってしまう。
そもそもデートなどせずにサクッと種付けする方が彼にとって効率は良い。それをしないのは二瓶の目的と趣味に沿わないからだ。
そんなんことを知らない両瀬家側から見れば今日のデートは完全なサービスになる。しかしそこに生まれた猶予がこの無駄な迷いを生んでいた。
「お次どうぞ」
備え付けのバスローブに身を包んだ二瓶が風呂場から出てくる。
「はい。……っ!」
下に服は着ていないのか、割れた腹筋や厚い胸板がはだけて見える。ガン見しながらそそくさと、静佳はバスルームへと消えていった。
「ふぅ…」
ガラスでできたコップ一杯の水を飲んで二瓶は一息つく。グラスと水はナイトテーブルに置いて、スマホを確認する。
通知が2件。
1件はツーから。一緒にいられないときの定期報告のようなものなので、軽く返信して
もう1件は『
あとは適当にニュースに目を通して時間をつぶした。
さて唐突だが、客観的に見れば
体形に関しても女性の裸体をほとんど見たこともない男子高生が起伏の分かりにくい制服の上から見た判断である。当然年相応の成長はしており、膨らみがないわけではない。
そもそも地方名家は基本的に美形ぞろいである*1。というのも、覚醒者は魅力が上がる。肌や髪のツヤがよくなり病気が治り体形が最適化される。さらに心象的な影響もある。そんな覚醒者の交配を続けてきたのが地方名家である。
また、権力があるところにはキレイどころが集まる。そこで生ませた妾の子が数世代後に先祖返りでもすれば本家の血に再び合流する。政略結婚として隣の組織に霊能と見た目のバランスがよい子を交換する。
そうやって霊能と美形の遺伝子が混ざり合って地方名家は形成されていく。例え霊的才能がなくてメシアに見逃された人間たちでも見た目の遺伝は残っているだろう。
例外があるとすれば悪魔と交わって才能を伸ばしてきた一族や、醜悪さと引き換えに力を得た一族、ひたすらに力を求めて容姿に一切の頓着を求めなかった一族などだろう。
両瀬家は真っ当な霊的組織だったので美形ぞろいだし、静佳の父は霊能をあまり気にせずに結婚している。その流れの中で産まれた
「静佳さん。きれいだよ」
二瓶と同じようにバスローブをまとった静佳が風呂から上がってきた。しっかりと時間をかけて温まったため、肌はほんのり上気している。また前はしっかりと閉じているものの布一枚でしか隠していないのでスタイルが浮き彫りになっていた。艶めく黒髪は質のいい水を吸ったためか、乾いているのにしっとりと輝きを放っている。
「先生…恥ずかしいです……」
悩みごとさっぱり流したつもりになっていた静佳だったが、またすぐに照れ始めた。
「…おいで」
両手を広げて二瓶はアピールする。
戸惑うしぐさを見せつつもそれに応えるように静佳は近づいていく。
「恥ずかしいことなんてないですよ。とってもきれいです」
抱きしめながら耳元で力強く言う。
薄い布越しに体温は溶け合って均一化していく。
ゆっくりと背中から頬へと移動した手によって上を向かされた静佳は、呆けたような表情で二瓶の唇を受け入れた。
「…!?」
海での時と違いただ口が重なるだけでなく、舌が唇を舐め上げたことに驚いて全身が固まる。だがその程度では二瓶は止まらない。口内をいたずらっぽく刺激され、そのたびに快楽で足が震えそうになる。それ見抜かれたかしっかりと腰を支えるため、密着するように手が回された。
静佳は一人身悶え、途中からはお返しとばかりに二瓶の口内に舌を潜り込ませる。
どちらともわからない唾液が少女の口の端から垂れ落ちて床を濡らした。
「…ベッド行きましょうか?」
唇を離した二瓶が告げる。静佳は息を荒げながらもコクコクとうなずいた。
ベッドの上にバスタオルを広く敷き、それが腰の下に来るように静佳を横たわらせた。二瓶はするりとバスローブを脱ぎ素早くたたんでナイトテーブルの上に置く。
「筋肉…すごいですね…」
教師の鍛えられた肉体に目を走らせ、唯一身に着けていた下着の中で主張する肉竿を見つけてしまう。数秒固まったように見つめたのちに慌てて目をそらした。
「鍛えてますから。……死にたくないので」
冗談めかして言いながらベッドの上に腰かける。その衝撃に反応した静佳の目を見ながら、ゆっくりとバスローブの結び目に手をかけた。
「ほどきますね」
少女が息をのんで承諾したので紐をほどく。ゆっくりと開いて、舐めるような視線を向けた瞬間に両腕が体を抱くようにして遮った。
「見せてくださいよ」
二瓶は覆いかぶさるように移動して頬や唇にバードキスをし始める。さらにバスローブと体の隙間に手を入れて背中をまさぐる。
背中をぞんぶんに撫でまわした後は、脇腹のほうにまで腕を回して布を少しずつ剥いでいく。腕ごと抱きしめられている静佳は、圧迫から逃れるように腕の力を弱めていく。そして拘束から抜け出した手は男の肩あたりに置かれた。
邪魔な腕が無くなったことで二人の素肌は直接ふれあうことになる。
しばらくしたころ、二瓶の手がわき腹からゆっくりと上に伸びていく。胸の横を撫で、わきを通り、静佳はバンザイをする形で腕からバスローブが抜かれる。
しがらみが無くなった腕は男の背にしっかりと回された。二瓶の腕は背を固く抱きつつ、もう片方は後ろから下へと伸びる。
「はぁ……んんっ……」
尻に骨ばった手が触れて、ついばみあう口から声が漏れた。驚きはあるようだが、拒絶はない。二瓶は少女特有の丸みを帯びてきた尻を少し大胆に揉む。
互いの肌がしっとりと汗ばみほぐれてきたあたりで男は体を離した。静佳はそのままぶら下がりかけて、我に返って手をほどいた。
「可愛い下着ですね」
組み敷いた少女を見つめて言う。上下セットのシンプルなものだが真新しく、今日の為におろしたものかもしれない。
「ぁ…んまり見ないでください……」
まだ尖ったままだった口から出た一音目はかすれ、続く音も消え入るようだった。
「じゃああんまり見ないようにしますね」
二瓶は片手を両瀬の背中に回しながら体を近づけて、もう片手を下腹部に向かって滑らせた。この体位であれば向き合った顔以外はほとんど見えない。
「先生……」
不安と若干の怯え、それに期待も混じったような声が静佳から出た。
「大丈夫。僕を信じて?」
一度、目を合わせて優しげな声色で言った後、口づけをする。先ほどの愛撫の時よりも深く、唇の隙間から舌をねじ込む。静佳も舌を動かし始めたあたりで陰部を撫で始める。下着の上からゆっくりと割目をなぞり、たまに下腹部やふとももにも手を伸ばす。
「…っはぁ……」
唇が離れたことで甘い息が少女の口から漏れる。見よう見まねで頑張ってはいるものの、長時間続けていると呼吸が少し苦しいらしい。
肩で息を整える生徒の頬にキスを落とすと、二瓶は顔を耳元に移動させる。
「指、入れるね?」
若干の湿り気を帯びてきたことを感じ、囁くように確認をとる。
拒絶の動きが見当たらなかったので、下着の中に手を入れる。
風呂上りなこともあり、温度の違いが分かるほど中は蒸れはじめていた。進んでいくとまだ量の少ない陰毛とその下に柔らかな恥丘がある。さらに進むと汗でしっとりとした肌とはまた違った濡れ方をしたクレバスを発見する。
目的地までたどり着いた指は先ほどと同様に腹を使ってゆっくりと上下運動を始める。
「んっ…」
指の腹とはいえ男の手だ。関節部分には軽く骨の存在を感じる。そんなものに直接陰核までこすり上げられて声が上がった。
しかし己の潤滑液で滑らかになっていることもあり、その声に苦痛の色は見当たらない。
「あっ…せんせっ…っ」
少し慣れたころ二瓶の指が膜を傷つけないように繊細な動作で秘所に侵入した。いくら優しくしても、静佳は怖くて自分でもほとんど触れなかった部分だ。
「静佳さん、リラックスですよ。力を抜いて、僕に任せて?」
背中に回す手に力を籠め、軽くこわばった体を抱きしめる。
その声に反応して両瀬は数度深呼吸をして力を抜こうと努めた。
「そう。上手だ。いい子ですね」
背中から少し手を上に伸ばして、後頭部をなでながらあやすように言う。同時に探り当てていた性感のポイントを軽く刺激する。
「すーっ、はーっ、すー…んっ!……えっ?…」
体がピクリとはねて声が漏れる。そんな自分の様子に困惑したように、両瀬は目をぱちくりとさせる。
「大丈夫。そんな風に静佳さんは気持ち良くなってればいいからね?」
快楽に対して素直になるようにと二瓶は言い聞かせながら指を動かしていく。さらに抱きしめていた腕を緩めて、耳、口、頬、首、鎖骨へとついばむように口づけをしていく。
「先生…その、おっ…胸は恥ずかしいです…」
胸を隠すように手で軽くクロスを作る。どうしても胸がコンプレックスのようだ。
「静佳さんの全部見せて?…大丈夫、とってもきれいだから」
いうだけ言うと鎖骨より下へと唇を移動させていく。
二瓶のやや強引な行動に静佳は渋々腕をどかして己をさらす。
「そう、いい子だ。……恥ずかしがる必要なんてない、きれいなおっぱいですよ」
ブラジャーを外した二瓶は熱を込めて事実を告げる。
両瀬の乳房は年相応の成長をしており、つんと上を向いたお椀型の乳房は美乳と評しても問題ないだろう。二瓶は服越しにしか見ていないが母親も平均以上のサイズを持っていたので、将来性は悪くないはずである。
「でも…その、あんまり大きくないし……」
どかした手で少し恥ずかしそうにシーツをつかむ。
「大きくしたいんですか?……心配ないと思いますよ?」
「……ほんとですか?」
慰めではないかと教師の顔をじっと見つめるがとてもうそを言っているようには見えない。
「きちんと成長していますし……あとは無理なダイエットなどはせずにバランスよく食べてよく寝れば……」
「大きくなりますか!?」
「……そもそもその年で悩むようなことじゃないですよ。…………あと、妊娠すると大きくなるのであまり気にしなくてもいいと思います」
「………!」
これから自分はこの男に孕まされるのだと再認識して静佳は真っ赤に茹で上がる。
「そんなことより、痛くはないですか?」
優しく顔を押し付けながら二瓶が問う。
成長途中の乳房は刺激に対して敏感になることがあり、こすれたり押されたりすると痛みが伴う場合があるためだ。
「大、丈夫です」
「痛かったり不快感があったりしたらすぐに言ってくださいね?」
色素の沈殿していない淡い色の乳輪を舌でなぞり上げる。何度か繰り返すが静佳の反応はくすぐったそうにするものが主で、時折隠すように上げる快楽の声は下半身からの刺激によるものだろう。
痛みはないと判断してそのまま乳輪周囲をまとめて口に含む。若い乳房はまるでゴムまりのようで少し硬さすら感じるほどハリが強い。唇で軽くその感触を楽しみつつも、舌を主体として優しく性感を育てていく。
「あっ…ふっ……」
少し続けているうちに声からも少し緊張がほぐれてきたことがうかがえる。
「おっと、少々夢中になっていました」
最後に胸の中心にキスをしてから、二瓶はまた降下を始める。みぞおちとへそに顔を動かしたところで下着の中から手を引き抜く。
「ほら、こんなにビシャビシャですよ」
目の前で見せつけるように、指先どうしで糸を引かせる。
「いわないで下さい……」
自分の痴態を見せつけられた静佳は腕をつかんで遠ざけようとする。
「大事なことですよ?静佳さんの体がOKサインを出してるってことなんですから」
「オーケーって……」
強い羞恥とともに静佳は内側からあふれてくるような熱にぞくりとした。
それはつまり『体は先生をオスとして認めていること』であり『受け入れる準備が整っているということ』でもあるからだ。
「……念のためもう少しほぐすので、お尻上げてください」
びしょぬれになっても、中への侵入を許しても、最後の砦として秘部を守り通してきた布がいともたやすく脱がされる。静佳は生まれたままの姿になった。
生えかけの陰毛も愛撫によって開きかけた花弁もそこから滴る汁もそのすべてが二瓶の眼前にさらされたのである。
「可愛いよ」
下腹部に顔を寄せて腰に抱き着くようにして少女の肉体をほめる。
「……ありがとうございます」
顔が見えていなかったからか、小さな声で静佳は礼をつぶやいた。
「脚、もう少し開いてもらっていいですか?……そうです。膝も動かしますね…」
顔は腹にうずめたまま、太ももに手を添えて体勢を変えるように指示をする。
「こんな……丸見えなの、恥ずかしいです」
よく見るためのM字開脚だ。しかしそんな初心な反応を二瓶は好ましく思いながら、下方向に移動していく。
「いい匂いですね」
股座で一度目を閉じて香りを確かめた後、顔を上げて笑みを浮かべる。いわれた静佳は手で顔を覆いながらぷるぷると震えてしまっていた。
「いただきます」
まずは直でひと舐め。
石鹸のにおいが微かにするものの、ほとんど酸味の強い雌臭に風味が上書きされている。
「ぁ!……」
熱くうねる舌は指とはまた違う感覚らしく思わず静佳から声が漏れる。
舌を大きく使って大陰唇に飛び散った愛液を舐めとった後、陰核をなぞるようにこすり上げる。表面のざらつきによる刺激の後は、舌全体で圧をかけて押しつぶしてみる。さらに唇をすぼめて圧迫したり、吸い付いたりと一定のリズムで変化のある刺激を体に与えていく。
「先生……それっ!…だめ……ぁ……あぁっ!」
先ほどからじわじわと焦らされ続けていた感覚が一気にはじける。
荒い呼吸をする静佳を畳みかけるように舌を陰裂へと潜り込ませた。
「!?……にゅるって……ん」
膣壁に押し付けるようにして入り口を広げていく。
じっくりとじっくりと膣での刺激に慣らすように二瓶は秘所を弄び始めた。
「はぁっ……んん……はぁっ…はぁっ…」
自分でも気が付いていないが静佳は目一杯両脚を開き腰を浮かせて愛撫をねだるようになっていた。蜜はとめどなく溢れ、膣口はぎこちなくパクパクと開いてアピールしている。
「もう、大丈夫そうですね。……本当にいいんですか?」
体を起こして優しく問いかける。
「……大丈夫です」
言葉の内容を理解した瞬間に全身を喜びが駆け抜ける。
一度の絶頂と続けざまに行われた優しい愛撫によって静佳の体は限界まで高ぶっていた。
これ以上攻めると飽きや疲れが来てしまう。ギリギリを見極めた二瓶の手練である。
「今、僕は静佳さんが欲しい。……静佳さんはコレ欲しいですか?」
パンツを脱ぎ捨てた二瓶は膨張した剛直を見せつけるように言う。
「欲しい。…先生の欲しいです!」
精神と肉体その両方が二瓶を強く求める。
心には求めるままに、体には弱い刺激を二瓶は返していた。それにより欲望の炎は激しく燃え盛り続けた。
その両方が今ようやく満たされる。
静佳の中のメスが狡猾な魔術師によって目覚めさせられた。
「…ちょっと待ってくださいね」
二瓶は竿の中心部を割れ目へと押し当てた。
「あっ…」
硬く熱い刺激が股間に伝わる。目線もソレから離せなくなっていた。
「先に滑りをよくしないと…」
陰裂の上を肉棒が行き来する。
陰茎が乾いたまま挿入するのはよろしくない。そのため素股で愛液を塗り付けていく。
「あ……ふぅ…ぁっ……」
ただ静佳にとってはさらに焦らされた上に、セックスのデモンストレーションを見せつけられているようなものである。もどかしい快感と期待が興奮を際限なく高めていく。
「静佳さんお待たせしました」
入口に先端をあてがってから覆いかぶさる。
「せんせっ……ちゅぅ……」
そのまま流れるように唇がつながる。雰囲気に軽く酔っている静佳は先ほどよりも大胆に深く二瓶の舌へ絡みつく。
「はぁ……してほしいことありますか?」
荒く息を吐いて額をくっつけたまま二瓶が聞く。
「キス……してください」
目を潤ませて、言い終わると同時に舌を出して口を開ける。
ちなみに腰は先ほどから精一杯突き出していた。
「いきますね」
背中から腰に回す手と頭に回す手で静佳の体を固定して腰に力を入れる。口を重ねた静佳も同じように手をまわして、不安に耐えるように強く密着した。
行く手を拒むように弾力のある抵抗が少しの間続いたが、すぐ無くなり、代わりに媚肉による熱烈な歓迎が二瓶を迎えた。ほぐしたところまではすんなりと、その先は粘液にまみれた領域を押し開きながら。己を刻み付けながら征服していくように最奥へと到達した。
「ふぬ……んっ!!…ちゅっ……」
念願かなってようやく一つになった静佳は甘い声を漏らしながらも熱心に上の口で交わり続けていた。
「……全部入りましたよ」
「ふぁい……分かります。先生がおなかに届いてるの」
気の抜けた息を吐いてから、焦点の合わない目で顔をほころばせる。
二瓶が腰を抱いて腹部を密着させているので外部からも押されて分かりやすくなっていた。
「ええ。出来るまで可愛がってあげますからね」
ゆっくりと子宮口付近を亀頭でなぞる。子宮口自体はまだ、ただの内臓であり不快感や苦痛しか生み出さないので、まずは刺激に慣らすところから始める。
膣もそうだ。慣れていない段階で激しいピストンをして無駄なダメージを与える必要はない。
「あ……先生、気持ちいいです…!」
しかし乾いたスポンジのごとく急速に快楽を吸収していっている静佳をみて、少しずつ二瓶はストロークをし始める。
「ソコっ…!……んちゅ…ぁ」
様子を確認しつつ、膣壁にこすりつけるように腰を動かすが静佳はとろけた顔で受け入れる。
どうも静佳は完全にスイッチが入ってしまったようで、行為に酔いきっている。メスの本能が刺激を素直に快楽に変換して、二瓶への好意がそれを助長している。
「ぷぁ…先生っ!…わらしっ……!……あっ!!…っ~~!」
数秒間背中に爪を立てるように強く抱きしめた後、すぐにぐったりとする。
今までさんざん焦らしていたこともあって、まだポイントを探っている段階で容易く絶頂を迎えた。
「ちゃんとイケましたね。えらいですよ」
動きを止めて息を整える時間を作る。
「はぁ…ふぅ……ふぅ……」
しっかりと抱きしめられ、頭を撫でられながらしっかりと肺に空気を送る。肺が膨らむたびに下腹部にある存在が主張をして、鈍い快楽を生む。まだ終わってない、気持ちよくなれると体が理解している。
「動きますよ?」
その言葉の後に大きく腰を引いて、元いた奥に位置に戻す。
「……んぁ…あ゙っ!!」
叩きつけたわけではないが、その衝撃に膣が男根を締め上げる。その後すぐに、ピストンの快楽と締め付けたことによる圧迫感が同時に波として静佳に襲い掛かった。
「コレ好きなんですね?」
「あ゙っ!!…ぞれ!…おっきくしたままっ!……動くのっ!…だめっ!!」
「僕のは変わってないですよ。静佳さんがぎゅーってしてるだけです」
「気持いいっ!…おがしくなるっ!……あ゙っ!!」
段々と反応が衝撃と直結していき、小突くごとに強くしがみつくようになっていた。
「そのまま気持ちよくなっていいですよ。僕もそろそろ出しますからね?」
「出すって!…ナカっ…!?…」
一瞬だけ理性が戻る。中に出されると赤ちゃんができてしまう。
「ええ。中に出します。妊娠してください、静佳さん」
しかし二瓶はそのために静佳と交わっている。単純明快子孫を残すための子作りだ。
「しますっ!……出して…くださいっ!」
その目的を思い出したか、ただ快楽に流されただけか。少なくとも全身全霊で二瓶を受け止めようとしていることだけは事実だった。
「せんせいっ……むぐっ…れる……っ!?…~~~~!!!」
無我夢中で呼んだ口は塞がれて、上下からの刺激に耐えかねて背中をそらして絶頂を迎えた。
精を搾り取ろうと強く膣内が収縮し始めたので、二瓶もそれに任せて子宮内に欲望を解き放った。水鉄砲のような勢いで放たれた精子は子宮底にぶつかる。何度も何度も吐き出される精は子宮を染め上げていった。
「はぁ……せんせいっ……」
今日一日中の緊張と興奮で疲れたのか静佳のまぶたはずいぶんと重そうだった。
「大丈夫ですよ。そのまま眠っても。……おやすみなさい」
軽く笑うとそっと額にキスをする。
「おやすみ…なさ…ぃ…」
その言葉に安心したのか電池が切れたかのように眠りに落ちた。
ただガッチリと二瓶のことを抱きしめたままであり、ろくに動けなくなった男は寝返りを打って腰の下に挟んだタオルを抜き取った。
「……」
まったく緩む気配のない腕に少し眉を寄せる。そこで通知があったのを思い出し、スマホで時間をつぶして隙を見ることにした。
派使ネズミ
『順調か?』
『ぼちぼちです』
派使ネズミ
『そいつぁ何よりだ』
『ハツカさんのほうはどうですか?』
派使ネズミ
『こっちもボチボチだ。思ったよりも仕事が減らん!』
『まともな所なら大歓迎ですよ!』
派使ネズミ
『ちんけな切り札とカスみてぇなプライドしか残ってないぞ?
先生はよくやってるよなぁ!』
『ハツカさんのお陰ですよ。また来年もよろしくお願いします』
派使ネズミ
『任せろ。飯屋回ってゴミ集めしてきてやる』
相手もちょうどスマホを見ていたようでちょっとしたやり取りが続いた。
そうしているうちに静佳の腕が緩んできたので、抱きかかえて部屋を移る。というのもバスタオルを敷いていても少しシーツが濡れてしまっていたのだ。
あとはウェットシートで結合部をふき取ると教え子を抱いて眠りについた。
静佳はまどろみの中である違和感に気がつく。
朝日のまぶしさはいつも通り。布団の柔らかさもだ。それとは別に大きくて、温かくてごつごつした何かがある。明らかに異物ではあるが不思議と不快ではない。
それを強く抱きしめたところで、唐突に意識が覚醒して目を開ける。
「おはようございます。静佳さん」
グラスに注いだ水を飲みながら二瓶がこちらに向かってほほ笑んだ。全裸で。
つまり、ベッドから体を起こした二瓶の腰あたりに静佳は夢中でしがみついていたのだった。
「~~~っ!?……!?先生?……っ!!!」
羞恥心から声にならない声を上げて、すぐに困惑。現実か確かめるように問いかけて、すぐにすべてを思い出したのだった。
「水分補給、したほうがいいですよ?」
手元のグラスに再度水を注いで、こちらに向かって手渡してくる。
「……」
間接キスでは…?と一瞬考える。
「口移しのほうがいいですか?」
「いただきます!」
思考がまとまらないままに二瓶のペースにのまれそうになる。
それを避け、冷静さを取り戻すためにまずは飲むことにした。
奪うように素早く受け取ると、一気にのどに流し込む。キンキンに冷えてはいなかったが、それがかえって飲みやすかった。
「ごちそうさまでした」
両手を使って素早くグラスを返却する。二瓶はそれを掴み上げると腕を回してナイトテーブルの上に置いた。
コトッ――。
その音に気が向いた瞬間に、二瓶は静佳の腰と頬に手を回す。
「目は覚めましたか?」
二瓶は慌てている隙をついて唇を奪った。
「いぇ…あの……もう覚めてます!覚めてますから!」
「昨日のもすべて現実ですし、これから静佳さんは何度も僕に抱かれることになります。……理解、できてますか?」
「…………」
首まで真っ赤にして昨日の記憶を思い出す。大好きな先生とアレを何度もやることになるのだ。
「嫌なら…ここで止めてもいいですよ」
「…嫌じゃないです。先生、これからもシてください!」
照れながらも静佳はキッパリと言い切った。それを聞いた二瓶は口角を釣り上げた。
「分かりました。……下半身カピカピになってますし、温まるためにもお風呂入りませんか?」
「お風呂ですか。いいですね……って!?」
確かに裸で寝ていて少し冷えたかもしれないと、無邪気に思った静佳は途中で意図に気が付いた。
「一緒にどうです?」
当然一緒に入った静佳は朝食に舌鼓を打ち、昼頃に帰宅した。
その日は一日中興奮しっぱなしで、夜には疲れたのかすぐに眠りに落ちた。
念のため書きますが濡れてるからってOKじゃないです。
男だって勃起したら逆レOKとはならないでしょう?……ならないよね?