【カオ転三次】癖に生きる俺らと割を食うシキガミ・現地民 作:アレデルトロン
さらに数年の時が流れて、半終末期直前――。
「ツーから、来月遊びに来てもいい?って連絡来た」
「マジで!!もちろんオッケーだよな?」
「うん。一応お父さんにも言ってくる」
来月――。
「二瓶様、ツー様、ようこそお出でくださいました」
出迎えた使用人の顔からは憂いの色が消えて血色がよくなっており、前見た時より若返ったようだ。
「ご無沙汰しております。…お邪魔します」
「おじゃまします!」
庭を抜けると、静佳と明人の二人が玄関先で彼らの到着を待っていた。
「先生、ツー、お久しぶりです」
「ツーと…先生。お久しぶりです」
まずは静佳が頭を下げ、明人もそれに倣う形でお辞儀をした。少し懐かしいような嫌そうな顔をごまかすように後半は素早くだ。
「お久しぶりです。……両瀬さん、見間違えましたよ?随分と色っぽくなりましたね」
二瓶が耕し種をまいたその成果がたわわな果実となって実っていた。
「あっ…」
静佳は赤くなった顔を隠すように片手を上げてたじろぐ。
腕によって柔らかく変形した胸元でペンダントについた赤い宝石が煌めいた。
「…人の妻にそういうこと言わないでもらえます?」
二人の間に割って入りながら明人は言う。
「おっ、片見くん成長しましたね!」
それを見た教師はにこにこと笑みを深める。
「そういう先生は全然変わってませんね」
あと俺はもう両瀬です、と付け加えながら青年は言った。
「へぇ…お二人が。おめでとうございます。あと、僕はもう教師ではないんですよ」
二瓶が教師として地方を回っていたのは時間にしてほんの数年の間だけだった。というのも表裏ともにガイアの名前が広く普及したことで、見くびってくる霊能組織の数が減少したのだ。
二刀流で戦う必要がなくなった二人は『山梨でレベルを上げつつ地方の依頼をこなす』というライフスタイルを選択していた。
「「えっ!?」」
人生を変えた教師がまさかたったの数年でその職を辞めているとは思ってもみなかった二人がきれいにハモる。
「あれ、ツー言ってなかったのかい……ん?」
家のほうからどたどたと元気な足音が聞こえ、幼児が外に飛び出してきた。
「…こんにちわ!」
「はい、こんにちわ。……もしかしてお二人の…?」
「…違います。私の弟の
「せい…じ、です!」
「そうですか。静二くん、はじめまして。」
二瓶はにこやかなまましゃがみこんで、男児の頭を撫でた。
「…父も待っています。さ、どうぞ中へ」
タイミングを見計らっていた静佳が軽く微笑みながら身を翻した。
一瞬のことだったのでその瞳に涙がにじんでいたことは誰にも気づかれなかった。
今日、二瓶が来たのは異界のボスを倒すためだ。
というのも少し前に国有の大異界をガイアと自衛隊が協力して攻略していく特大のイベントがあった。
彼も参加して忙しくしていたたときに、ふと思い出したのだ。教師として回っていた異界の中に明らかに規模感が違うものがいくつかあったことを。
大異界のボスであった神々ほどのビッグネームでないにしろ、それらの異界に大和神が封印されている可能性がある。そうでなくても、放置していた異界ボスをこのタイミングで倒してしまおうという魂胆であった。
山梨でしっかりと鍛えて装備を充足させた黒札に、ガキやスライムのMAGをチューチューしてただけの神が勝てる道理はない。
一日のうちに開放の顔見せで山梨の宴会*1に加わる算段まで整った。
「「「乾杯!!」」」
「二瓶先生!いや~まさか神様が封印されてるとは思いもよりませんでしたな!!」
両瀬宅、夜。
帰ってきた二瓶たちの話を聞いて、ささやかながら宴をやることとなった。
「僕としてはベストな結果でした。この町の守り神に戻ってくれそうなので異界の問題は解決したようなものです」
「ほぉーっ!?それは何よりですな!!ははははは!!!」
「お父さん……酔うの早いよ…」
「すみませんねぇ、先生。……やっと肩の荷が下りたの。許してやってくださる?」
「ええ、それは分かっております」
「あ、すみません。
時計をちらりと見た静佳が席を外す。
両瀬 明佳。静佳と明人の長男だ。
彼女は弟、静二の子育てを率先して手伝っていたほど面倒見がよかった。
「私もここで失礼します……」
両瀬の母も同じタイミングで部屋から出て行った。
「なぁ、先生。異界が無くなったら俺って……」
「残念なことに問題ありませんよ。この先、戦士が必要な世界が来てしまいます」
「……戦士」
ガイア連合員から見たらちっぽけな自分は戦士と呼んでもいいのだろうか?そんな疑問が青年の中で浮かび上がる。
「ええ。我々も最善を尽くしますが、住民がいくら生き残るかは貴方がた次第……そんな未来が来ると思って修練を積んでください」
「……っ!!」
「現状でも異界の管理に失敗して村ごと崩壊、悪魔が数体逃げたと思われる場所がいくつかあります」
「……はは…。それは、笑えない話ですな」
さっきまで気を良くして飲んでいた当主の男が蒼い顔で話に入ってきた。
自分たちがたどっていたかもしれない未来の姿と、町中で急に悪魔に襲われるかもしれない未来の姿を思い描いたからだ。
「見つけ次第ガイアが動いていますが、ある程度被害者が出ないと発覚しないケースもあります」
「今度は町中のパトロールをすればいいのか?」
「いえ。結界の境目と起点さえ確認してもらえれば大丈夫です」
「町の周りと……起点?だな」
「ええ、悪魔は入ってこれなくても操られた人間が破壊することはできますから」
「じゃ場合によっては人を倒さなきゃいけないわけか」
「そうなりますね。…いざという時の消耗品は渡しておきますから、何かあったときはこれで時間を稼いでくださいね」
「お、おう」
「
「はは……。確かに静佳にそれをやらせるわけにはいかないな。最悪でも地固めくらいはしないといけないか……」
「さて、真面目な話はここまでにしますか……この町の未来に」
スッと二瓶がグラスを掲げる。
「未来に」「未来に」「未来に」「……未来に」
佳久に明人、ツー。少し遅れて、お酌をしていた使用人の尽五郎が続いた。
「…おいしいね」
男たちは一口含む程度に留めていたが唯一の少女のグラスは空になっていた。
「いい飲みっぷりですなぁ!」
「俺も負けてらんないな!」
負けじと両瀬家の二人が杯を傾ける。
「……あ、その子は酔いませんよ…ってもう遅いですね」
酔うか酔わないかは大した問題ではなかった。
少女に酒を注ぐと見ていて気持ちがいいほどの飲みっぷりを披露してくれる。動きの一つ一つに見えるキレと眩い笑顔はまるで演舞のようで――。
男たちは弾む乳を肴に酒を流し込んだ。
「僕たちのアルコール耐性は未覚醒者とは違いますから、どうぞ無理はしないでくださいね?」
「いやはや……。では先生、お言葉に甘えてお先に失礼します」
当主は使用人に連れられて部屋から出て行った。
「体質にもよりますけど覚醒者というものは酒に酔いにくくなります」
「へー。俺覚醒してからしか酒飲んでないからわかんないや」
「そういうと思って覚醒者向けのお酒、六塩折之酒を持ってきてます」
二瓶はそう言ってカバンの中から
ヤマタノオロチを酔いつぶした八塩折之酒。
水を使って酒を造り、次はその酒を水代わりに酒を造る。その工程を繰り返すこと幾数回。アルコール度数は
ガイア連合が再現した高レベル向けの酔える酒だ。
『八塩折之酒の工程の数を減らして、酔いと美味しさを覚醒者にバランスよく提供する』をコンセプトに生み出されたのがこの六塩折之酒になる。
アルコール度数が抑えられていて、神話再現度も低く、値段もそこそこなため中~低レベル者にもおすすめの商品だ。
「それ甘くて大好き!」
神話の蛇竜が我を忘れてしまうほど甘美な一品だが、アルコールが効かないツーにとってはジュースのようなものだ。
「へぇ…?俺にも一口……」
ツーのはしゃぎようと、封を開けた瞬間に鼻に入った甘い香りに期待感を高めた明人がグラスを差し出した。
「!!っ……うっま!!」
材料から工法に至るまでそのすべてに霊能がかかわる覚醒者用の食料は青年の価値観を大きく変えた。
「ガイア連合でも取り扱いがあるので……ってそんなに飲んだら……」
「うめぇ…っ……うめっ…!」
さすがに一気飲みするようなことはなかったが、続けざまに二口三口と器を傾けて……。
グラスが空になると同時にテーブルに突っ伏して眠ってしまった。
「明人?……寝ちゃった?」
「そのようですね」
主人とシキガミが他人の家で持ってきた酒を飲む。稀によくみられるおかしな光景だ。
二人の間にはスキンシップこそあれ、穏やかでゆっくりとした時間が流れる。
「失礼します」
そんな空間はノックによって中断される。
入ってきたのは使用人と静佳だった。
「静佳も飲む?」
ツーが使ってないグラスを手渡す。
「…ちょっとだけ貰ってもいいかな」
それを受け取った少女は、アルコールで口を湿らせながら、旧友に話しかけ始めた。
その様子を確認した二瓶が酔いつぶれた青年を抱え上げる。
「尽五郎さん、明人くんの部屋まで案内してくれませんか?」
「ねっ?ダメかな…」
「いいよ」
帰ってきた二瓶の耳に入ってきたのはそんな会話だった。
「僕はそろそろ休ませてもらいますね?」
せっかくのガールズトークを邪魔するのも悪いだろうと考えてのことだった。
「先生!……お、部屋まで案内します」
話を聞いていたツーはただニコニコと少女たちをを見送った。
「……」
二瓶が連れてこられたのは見知った部屋の前だった。
「こちらをお使いください」
「この部屋、ですか」
戸を開けた先にあったのはほぼ当時と変わらない内装で、客間に変わった訳でははなさそうだった。
「…失礼します」
小奇麗でほのかに甘い香りのする部屋に男は踏み込んだ。
「先生っ…」
入った瞬間後ろからわずかな衝撃と共に柔らかく温かな感触が押し当てられる。
「おっと、結構酔っているようですね。…少し休んだほうがいいですよ」
二瓶は体を捻って静佳と向き合うと素早く抱き上げて部屋に入っていった。
「ちょうど静佳さんの部屋ですし、ね?」
敷いてあった布団の上にゆっくりと体を下ろしながら言う。
「…ん……」
まるで子供に言い聞かせるような台詞を放った口は女の口に塞がれた。
「……おやすみのキスですか?僕は片見くんじゃありませんよ」
「先生っ…。今、お腹空っぽなんです。おねがいします……種付けしてください」
下半身は布団の上に下ろしたまま、首に絡ませた腕で上半身を支えて至近距離で懇願する。
「……今ならまだ気の迷いということで引き返せますよ?」
「昔に戻ったみたいに可愛がってください…」
「……本当に困った生徒ですね」
肩をすくめつつ顔を近づけた。
「それにしてもいやらしい体になりましたね」
防音の結界を施した二瓶は女の体に手を這わせる。
「…恥ずかしいです」
言葉とは裏腹に見せつけるように体を差し出す。
思春期だったころに比べ随分と脂肪がついて抱き心地の良くなった体だ。
胸に尻、太ももに腕。腹回りにも多少肉がついたが、出るとこが出た分全体的なスタイルはむしろ良くなっているだろう。
「こんなに立派になったのにですか?」
特にコンプレックスだった乳房はすっかりと大きくなった。
その感触は二瓶にとって久しぶりのものになる。
十代の少女特有の跳ね返るようなハリのある未熟な果実とは違い、まず手が沈み込むような柔らかさがあり、その後押し返してくる感触が伝わってきた。
「先生の触り方……っ」
手始めに服の上から重量感を確かめ少し焦らしてから、隙間から手を突っ込んでまさぐる。
局部には触れずに、熱気の籠る内側を揉み解していく。
アルコールも回っている体はどんどん赤みを増し、肌はしっとりと汗ばむ。
そしてその瞬間はあっさりと――。
「イキます。……あっ……んっ!」
臀部と背中を撫でられて、首筋にキスを落とされている時に一度目の絶頂を迎えた。
手の動きは止まらずにわき腹と腰に向かい、鎖骨に舌が降りてきて続けざまに達した。
「はぁ…先生……気持ちいいです」
パートナーのものとは違うじわじわとくる絶頂。
一度一度はそこまで大きくはないが、小刻みに上へ上へと何処までも登っていける階段のようだ。
逆に夫の愛撫はエレベーターのようで、一気に昇りつめるような快楽と疲労感に襲われる。
どちらがいいかを彼女はあえて語らない。
ただ『前戯であること』と『どう躾けられたか』を考えると答えは明白であった。
「情熱的な下着ですね」
脱がした先に待っていたのは湯気立つほど火照った体とそれよりもさらに赤いランジェリー。レースを重ねて作られた隙間から肌がのぞく煽情的なデザインの一品だった。
「先生からもらった色ですから」
こんな時ですら、いやこんな時だからこそ付けていたネックレスが光に当たって輝いた。
「……、成長しましたね」
「はい。たっぷり味わってください」
「では直接」
今までやわやわと揉んでいた手をスライドさせて、ブラのホックを外す。締め付けから解放された柔肉がぷるりと動いた。
両手でそれを遊ばせながら、唇で露になった肌の上を歩く。キスマークを付けるような真似はしないが、熱い吐息と溶けたマグマのような舌で念入りにマーキングをする。
そうやって体中を這いまわった後、ようやく乳房に舌が伸びる。何度もついばみ舌先を転がしながらゆっくりと遠回りしながら蕾に向かって進む。
「あ…ははっ……ぁあ……ひゃ!?…あっ!?」
そしてようやく、やや黒ずんだ乳首に直線的に舌が向かったところで、唐突にスリットがなぞられた。空いた片手で下から上にゆっくりと。
その動きに動揺している隙に舌を押し付けるように乳頭をこすり上げられる。
すぐに舌は離れて周回運動に戻る。
ただ乳首を刺激する頻度は徐々に増えていき、最後は口の中で転がすまでに集中的にいじり倒される。
「あ…はっ…。先生……」
すぐに片手で数えられるだけの絶頂数は超えて、与えられる甘い刺激をただ享受するだけの肉人形になっていた。
「おっと、そろそろテクニックのほうも堪能させてもらいますか」
「あ……。はい、失礼します。ちゅぅ…」
体勢を変えた静佳は男の亀頭に口づけを落とした。
二度三度と同じ位置を軽くついばみ、その位置を裏筋を伝って下げていく。
十回はしただろうか、ようやく最下部にある玉袋に到着しそこにも入念にキスを繰り返す。
大事な子種を作る器官だからこそしっかりと。『孕ませて頂く』為に。
ぐつぐつと煮えたぎる中身を鼓舞するように舌を這わせて、唇で吸い付く。
「んれぇ……」
あくまで睾丸への刺激は興奮を高めるためのスパイスだ。
やりすぎて飽きが来る前に口は上に。今度は舌を裏筋に伝わせながら何度か往復して唾液をまぶす。
竿へのウォームアップを終えてから再び亀頭へと戻ってくる。
鈴口に舌をねじ込みながら唇で先端を優しく扱く。そしてたまに吸い付いて我慢汁をすする。
当然目はずっと見つめたままだ。
「いただきます」
宣言して男根を口内に飲み込んでいく。
まずはゆっくりとそこまで奥に入れずに、舌で刺激したり歯茎と唇の間に入れてみたりと手を変えて欲望を掻き立てる。
少しずつ速度を早くして静佳は心と体の準備を整えていく。
やがて腰に手をまわして、根本が収まるまで喉の奥へと滑り込ませた。
「……ん……ふぅ♡」
久しぶりにみっちりと口の中が支配される感覚を静佳は味わっていた。
舌から与えられていたオスの味が直接鼻に抜ける。
その感覚を窒息間近まで味わってからゆっくりと口を離す。当然しっかりと吸い付いたまま、同時に呼吸を済ませる。
そしてある程度離れて息も吸えたところで、再度男根をねじ込む。
数度繰り返して感覚を取り戻したところで、喉を強く締め付ける。そのまま嚥下動作をして吸い込むような刺激も与える。
「流石ですよ。ここまでできる子は本当に一握りですから。」
軽く喘ぎながら二瓶が頭を撫でた。
気を良くした静佳はドンドンと速度を上げていき、ちゅぽりと音を立てて口を離した。
「先生、こっちもどうですか?」
唾液で滑りがよくなった剛直は柔らかな果実に包まれた。
左右から強く押されて形を変える肉丘に挟まれしごかれる。
柔らかさが仇となり口内性交ほどの刺激はないが、視覚的には十分な満足感があった。
ここでも静佳の工夫は光る。
ただ上下するだけではなく、回転動作を加えてみたり、左右で上下のタイミングをずらしたりと刺激を変えてきた。
「同時にしますね」
舌先が鈴口をなぞった。
上下のタイミングに合わせて胸の間から出てきた亀頭にキスをし、吸い付き舌で出迎える。
少し二瓶が腰を振って勢いがつくと、一瞬だけ先端をぱくりと咥えた。乳房から口までが一つの性器になったかのように連動して快楽を伝えてくる。
「本当にこっち方面の物覚えと察しの良さは目を見張りますよ」
「ありゅ…ちゅ…がとうございまふ……」
ピストンが加速する。
数度に一回虚を突くように、胸から離れて喉深くまで飲み込まれる。そして、口が遠ざかっていきまた乳房に挟まれるという何とも忙しい奉仕が続く。
「大満足です。そろそろ出しますよ?」
妊娠中に散々叩き込んだこともあり期待していたが、それ以上のものを見せられて二瓶は思わず少女の頭を両手で撫でまわした。
「んっ!……ちろっ……んぅ……」
柔肉の優しい刺激と先端だけに届く口による刺激、そして急にくる口全体を使用した激しい刺激。その対比に男の欲望は爆発した。
だまができそうなほど濃い精液を女は必死に受け止めて飲み下した。
胃の中にぼとりぼとりと落ちていくたびに、胎が準備ができていることをしきりに主張する。
この懐かしい感覚が少女はひどく愛おしかった。
「先生、ごちそうさまでした」
口を大きく開けて精子が残っていないことを見せつける。
「ちゃんと飲めてえらいですよ」
「ご褒美ください。おちんぽお腹にください!……先生の赤ちゃんほしいんです」
すっかりと出来上がったメスはパンティーを脱ぎ捨てて、布団の上に転がり足を開く。そして挿れやすいように自分で膣口を広げて見せた。
「欲しいなら自分で出来ますよね?」
二瓶が覆いかぶさるように先端をあてがう。
「……はい」
入り口にはすでに入っている。あとは抜けないように膝を立てて……。
静佳は腰を前へと突き出していく。
「……おっき…っ!?……あぁっ…」
己を掻き分けて進んでくる二瓶の圧迫感に静佳は驚愕する。
だが、実際のサイズは彼女の夫とそう何センチも違いがあるわけではない。
違うのはレベルだ。レベルによる存在感の差異を女の身体は鋭敏に感じ取っていた。
「はぁ……はぁ…っ、入り、ました…」
全身にびっしょりを汗をかきながら息を弾ませると、柔らかな肉もそれに応じてふるふると流動する。
「…」
二瓶は目の前で震える二つの肉まんじゅうに手を伸ばすとやや強めに揉みしだき始めた。
「……。失礼します…っ」
カクカクと震える体を必死に制御しながら、腰を上下へとスライドさせる。
正常位で女性だけが腰を振るなんとも情けない格好だが、彼女はあくまで恵んでもらう立場だ。
本来の二人の関係性はこうだった。
「はぁ……は…あんっ…くっ……ふーっ……」
単調にならないようにたまに腰をひねったり、小刻みに動かしたり、背中を反らして当たり方を変えてみたりと工夫を凝らす。
絶頂はすでに何度も迎えている。
それでもこのチャンスを逃すまいと、体は壊れたように動く。
「またイグっ……あ゙ぁ゙っ!……おっ……!」
「そんな下品な声、明人くんの前でも出してるんですか?」
「出してな……い゙っ!?……」
「そうですか。……さっきから気持ち良くなるとこをピンポイントで避けてますけど、ちょっとズルじゃないですか?」
「ぁ゙っ!……ぞこっ…!?……っ!!!」
二瓶が少し弱点を小突いてやると、今までこらえていたものが決壊したかのように腰を押し付けてガグガグと振るわせ始める。
潮なのか尿なのか大量の液体を巻き散らかしながらだ。
「腰回すんだったらちゃんとおねだりしてないと駄目ですよ」
「ごめ……ごめんなざいっ!……あ゙…ひぃっ!」
しっかりと根元まで押し込められた状態で掴まれた腰がグリグリと回される。
その動作によって中では子宮口に捻じ込むように亀頭が動く。
静佳にとっては久しぶりのポルチオ責めだったが、そう感じさせないほど彼女の肉体は悦んでいた。
むしろ丹寧な開発に2度の出産があったことが加わって、当時より子宮口が柔らかく感じやすくなってすらいるようだった。
「確かこっちも弱かったですよね」
「あ゙ぁっ!…ぞりぞりって!?……ぞ…っ!!」
よほど快楽が強いのか、頭頂部が下になるほどのけぞる。
膣だけでなく、シーツを握る手や首筋まで強く収縮させて、ブリッジのように背中が浮いた。
「少しゆったりになりましたが、これだけイケば同じですね」
「……っ!!……ぁ゙!……っ!」
「ほら静佳、欲しいんじゃないんですか?」
攻め方を改めてゆっくりとしたストロークに変更する。
「…じ……!……欲しい゙……で……っ!」
遅くて大きな動作でこすり上げられるだけでも、敏感になりきった粘膜には刺激が強い。
「じゃあアホみたいにイってないで受け止める準備しといてくださいよ」
「……じまず!…ずるから……ナカに…ぃ゙っ!…」
それでも芯を捏ねられるよりはだいぶマシなのかなんとか会話が成立する。
「ここと、ここも…。それともこっちのほうが好きかなー?」
動きは大きいまま、途中でポイントをいくつか責めて反応をうかがう。
「あ゙ひぃっ……がっ!……や゙、お腹ぁ゙…!!」
膣内をほじくられているときと同程度の反応を、手のひらで腹部を押された時にも見せた。
「ほら静佳、力抜いて。…こっち向いて、舌出して?」
腹部を刺激したまま覆いかぶさるように体勢を変える。
「……ふっー…!ふっー…ぁ゙…はぁ…っ…んぷぁ…」
何とか前を向いた静佳は精一杯舌を伸ばしてアピールする。
そして口の端から唾液が零れるのも構わずに二瓶の口内をまさぐる。
「静佳そろそろ出してもいいですよ」
「ぐださい…っ!…ナカに!!……妊娠させで…っ!!」
「出しますよ」
あえてピストンは止めて、最奥にぎゅうっと押し付ける。
「あ゙……!!ひあ゙っ!!……あ゙ぁ゙っ!」
脈動する剛直を子宮で感じ歓喜する肉体に、精が解き放たれた。
静佳の体は一度のけ反り、すぐさま二瓶に抱き着く。精液が注がれるたびにびくりと震え、締め付けが一層強くなる。
それを何度か繰り返してようやく女は絶頂の快楽から抜け出した。
「はぁっ……はぁっ……ぁ゙っ!?」
じっと待っていた男が息が整ったのを見計らって再び腰を動かし始めた。
「もう一回くらいはご褒美上げますね?」
「あっ…りがとうっ…ぁっ!……ございますっ!!」
快楽で涙にまみれた人妻が意識を手放すまで教師の個人レッスンは続いた。
「先生もう行くのか?」
「ええ。静佳さんにもよろしく言っておいてください」
「申し訳ないですな。まさか二日酔いで起きられないとは……」
そういう当主も少し顔色が優れないように見えた。
「いえいえ、ツーとも久しぶりでしたし大丈夫ですから……。それでは皆さんさようなら」
「またねっ!」
「ありがとうございました」
「俺もっと強くなるからさ」
「二瓶様お元気で」
やがて来る終末に向かって、元教師と元生徒たちは歩み始めた。
――。
「明人くん、そろそろ二人目…欲しいな」
「……静佳ーーーっ!!!」
生まれてきた子の父親がどっちだったかはあえて語らない。
再開→再(び股を)開(く)
これは寝取りではないつもりです。
取る気も取られる気もないのでただの浮気ですよね!