※この作品はR-18です。

ショタが『春日ツバキ』と『水羽ミモリ』になって、ぐちょぐちょになるまで『修行』する話。   作:ドライパイン

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注意:この作品はゲーム作品「ブルーアーカイブ」が存在する世界において、『生徒たちに変身できる少年たち』の物語です。
このため、『ブルーアーカイブ』の二次創作であるとは正しくは言い切れないかもしれません。予めご了承ください。


ショタが『春日ツバキ』と『水羽ミモリ』になって、ぐちょぐちょになるまで『修行』する話。

社会科準備室! 古書の匂いが漂う部屋の中、そこを部室として活動する2人の熱いカードバトラーが居た──!

 

「今日こそオレが勝つ、勝負だフータ!」

「デッキタイプ上の不利は、多少のメタカードの入れ替えでひっくり返せるものではない。それでもやるのかい、ユーキ?」

「うるせ~! 今すぐ勝負だ!」

 

 卓上遊戯同好会! 2人の少年が共にライバルとして競い合い、己の技量を強めあう部活だった! 

 熱血少年、真藤 夕貴(まとうゆうき)! いかなる時もカードの魂を信じ、最後まで勝負を諦めない少年!

 掛札 仕合(かけふだ しあい)! ユーキとは違う視点で常にプレイを俯瞰し、徹底してデータと相手の心理を読むことに長けた少年!

 

「ちょうど昨日、新パックがコンビニで売ってたからな! 一緒にフータと遊びたかったんだよ」

「ボクも買ったな。そうか……互いの力試しとしては最高の状態という訳か」

 

 プレイマット、コイン、サイコロ、ライフカウンター。机の上に、戦場が用意されて。そして──それぞれが二つのデッキを用意する。右側の青い領域にメインデッキ、左側の黒い領域にサイドデッキが置かれて、契約(シッテム)の箱の準備は整った。

 

「よし……準備はできた。『仕事』の開始だ!」

「ダイス1回、フリーエントリー、ノーオプション──『シッテムの箱:ムシクイーンモード』!」

 

 そして、リーダーエリアに一枚のカードが置かれた!

 ユーキの側には『春日ツバキ』、フータの側には『水羽ミモリ』!

 2人の掛け声が交錯する!

 

『決闘(デュエル)開始ッ!』

 

 ──ここは! なんの経緯か、とあるユーザーの『逸脱(狂気)』のキッカケで作り上げられてしまった『ブルーアーカイブ』内のカードゲームとして『ブルーアーカイブ外伝:ムシクイーンデュエル』が一大流行してしまった世界なのである!

 

────────────────────────────────────────

 決闘(デュエル)も中盤戦。「魔法カードの使い方が重要」とされるムシクイーンにおいて、ユーキは苦戦を強いられていた。彼のデッキタイプは「変化」。盤上のキャラクターを融合・捨て札にして別のキャラクターを召喚する戦法なのだが。

 

「オレは【正義実現委員会のモブ】を通常召喚!」

「そこから【応援要請】で【仲正(なかまさ)イチカ】を特殊召喚する流れは分かっている。速攻魔法発動、『O.S.(デッキ)ロック』! 次のボクのターンまで、互いに特殊召喚は制限される!」

「ぐぅぅっ……! こちらから攻撃しても逆にダメージを受ける……ターンエンド!」

 

 一方のフータは、魔法による除去・ロックを主軸とし、キャラクターを最低限に絞ることでサーチを容易にしつつ相手盤面を封じる手法を取っていた。そして。

 

「ボクのターン。【シスターフッドの結界像】を通常召喚。既に場にある【万魔殿(パンデモニウム・ソサイエティ)の像】の効果と合わせて、全ての特殊召喚が封じられる! さらに装備魔法【ホルスの盾】を【小鳥遊(たかなし)ホシノ】に装備。攻撃時、ホシノの攻撃力は相手キャラクターより+100された状態になる!」

「なんだとっ!? そんなカードまで収録されていたのか!?」

 

 フータの主力は、相手の行動を制限したうえで装備品によるキャラクターの強化、それによる攻撃だった。装備品および【Lvアップレポート】は魔法として扱われるため、これらによる攻撃・防御上昇は召喚ロックによる効果を受けない。

 

「ホシノの攻撃、対象は羽川(はねかわ)ハスミ。通常ならば攻撃力差で負けるが、この状況ならば攻撃は通る!」

「しまったッ……!」

 

 ユーキの最大火力キャラクター、ハスミが撃退され【ヘリ回収置き場】に移動する。【正義実現委員会のモブ】も撃退され、場にキャラクターが残っていない。対して、装備品で固めた【ホシノ】と【シロコ】、2つの【結界像】が佇むフータの盤面。

 

「ボクはターンエンド。次のターン、ユーキは通常召喚が1回しかできない。その状況でボクの盤面を覆せない場合は──次のボクのターンで勝利が確定する!」

 

 だが。熱血少年はあきらめない。

 

「まだだッ! 闘いの結末は、カードだけが知っている!」

 

 シッテムの箱(デッキ)からドローしたカード。他のカードとは明らかに違う、黒色に金色の縁が描かれたもの。それは──この絶体絶命の状況を覆すことの出来るものだった。

 

「……! その顔ッ! 引いたのか、【大人のカード】を!」

「このカードで勝負を決めるッ! 速攻魔法:【融体変化】!」

 

『それ』を発動した瞬間。ユーキの姿が──頭頂部から、炎で溶かされたロウソクのように溶け落ちてゆく。どろどろと溶けだした表情は、どこか幸せそうで。

 

 そして、そのまま少年は。ドロリと溶け切って、床に水たまりのように広がった粘液になってしまった。対するフータは、この光景を見ても動じない。彼が気にしていたのは『これから』の事だった。

 

 びく、びくと真っ平に広がった粘液が振動し。突如として──螺旋を描きながら立ち昇る。ぐるぐると回転しながら、その形状は元のユーキの姿よりも大きく拡大して。スライムが朱色の線を纏い、一つの形を創り上げてゆく。

 

 変化は足元から始まった。ただ床に接面していただけの粘液が、2本の柱だけになり。やがてそれが、朱色の下駄、純白と朱色をあしらった足袋へと変化する。それに準ずるようにキュッ、と。健康的な肌色をした、二本の脚が現れた。

 

 徐々に変化は収まってゆく。巫女服をモチーフとしたミニスカート、そして──スライムそのものとほとんど変わりが無いのではないかとフータが思うほど、大きく膨らんだ胸元。それをギリギリで抑えつける様に、紅白の制服と黒色のブラジャーが必死に抑え込んでいた。そして。

 

「──へんしん、かんりょう……ふわぁ~……」

 

『対戦相手』であったフータを見下ろすようにして、欠伸をしながら現れたのは。ユーキがカードの効果によって変身した、『春日(かすが)ツバキ』そのもの。彼女の頭頂に輝く、梅の花が立体的に描かれたHALO(ヘイロー)が、『彼女』が純然たる人間でないことを示している。原典たる、『ブルーアーカイブ』の生徒の1人がそこに現れたのだ。

 

≪【融体変化(ゆうたいへんげ)】:このカードを使用したプレイヤーは、リーダーエリアに配置した生徒の神秘を得ることが出来る。プレイヤーは、リーダーエリアの生徒の攻撃力・防御力を持つものとする。≫

 

「そうか……ユーキ、これが最善手か! 【ホルスの盾】の効果は【キャラクター】への攻撃にしか適用されない……プレイヤーであるユーキ──いや、ツバキに攻撃しても効果を発動できず、ボクの盤面が逆に不利になるッ!」

「うん……そうだよ~……むにゃ……私のターンは終わり……」

「で、でも、ユーキ……その……ズルいぞ……っ!」

「ん? どうしたの……胸元、ずっと見てるよ?」

「み、見ちゃうだろう!! 仕方ないだろう!?」

 

 忍術研究部の言葉を借りれば、そのバストは豊満であった。今やフータが見上げるほどの背丈になった『春日ツバキ』。少年からすれば、真っ直ぐ彼女を見据えようとすると、ちょうどおっぱいの部分に目線が行ってしまうのだ。フータはドギマギする気持ちを抑えて、そして……1つの結論に達する。

 

「やはり……『大人のカード』には『大人のカード』で対抗するしかない。魔法カード『武器庫への穴(アームズ・ホール)』を発動! このターンの通常召喚権を放棄し、デッキから装備魔法をサーチする!」

 

 そして、フータの手札に。同じ色のカード、黒色と金枠のカードが備わる。対面のツバキは眠そうにしながらも──熊耳をぴこぴこと動かして。次のフータの手に、どこか期待している目をしていた。

 

「このカードに賭けるッ! 速攻魔法:『皮装転生』!」

 

≪【皮装転生(ひそうてんせい)】:このカードを使用したプレイヤーは、リーダーエリアに配置した生徒の神秘を装備する。プレイヤーは、リーダーエリアの生徒の攻撃力・防御力を持つものとする。≫

 

 カード効果の宣告と共に。彼の目の前に虹色の光が集まる。しばしの輝きのあと、それは形を作った。黒色のタイツ、朱色のスカートに。「百鬼夜行」の校章が描かれた白色のロングコート。そして、桃色をしたロングヘア。──目が閉じられていて、HALOも出現していないが。それはまごう事なく、リーダー生徒に選択していた『水羽ミモリ』の姿だった。

 

「──装備開始っ!」

 

 意識のない『水羽ミモリ』の姿が光の粒となり、フータの身体を包む。彼の身体が10cmほど宙に浮き──彼の体格よりも大きな『ミモリ』の身体が、彼の身体と重なる。黒色のタイツが彼の脚と重なり、彼を保護する。彼女を守るように、ロングコートが彼女を包む。フータの頭と『ミモリ』の頭が重なり──そして。

 

 とん、と軽やかな音を立てて、少女は着地した。桃色のロングヘアをふるふる、と靡かせて。水色の瞳を開いて、彼女は笑った。

 

「ふふっ、遅くなってごめんなさい、『ツバキちゃん』」

「むぅ~……『ミモリ』、着替えるのに時間かかりすぎ……」

 

 ────当然のことながら。TCG「ムシクイーン」に、プレイヤーが変身する要素など存在しない。

 しかし。少年たちは『大人のカード』を手にしてしまったのだ。

 ゲームの根底をひっくり返し、不可能を可能にする『超常』を。

 

「ごめんなさいね……でも、勝負を書き換えたのは『ツバキちゃん』の方ですよ? だから──エクストラデッキから、フィールド魔法【秘密の花園】を発動します!」

 

 そのカードが、プレイマットに置かれた瞬間。

 教室が、空間が、世界が歪む。そして、書き換わる。

 

≪フィールド魔法:『秘密の花園』≫

・双方のプレイヤーはデッキ・ヘリ回収置き場のデッキを全て手札に加える。

・このカードがフィールドにある場合、山札切れ(ライブラリーアウト)による敗北は発生しない。

・このカードをコントロールするプレイヤーは、半径10mの空間を自在に操作することが出来る。

・このカードがフィールドに置かれる間、双方のプレイヤーはターンの時間制限を無視できる。

・お互いのプレイヤーが了承した場合、任意のタイミングでターン権を交代することが出来る。

 

 

 『大人のカード』のチカラがあればこそ。容易いことだった。

 この物語を『TCGカードで戦う少年達の物語』ではなく。

 『修行部の少女たちになりきって、えっちなことをする物語』に書き換えることなど。

 それが可能なことは、既に『青き物語の原典(ブルーアーカイブ)』で実証済みの事だから。

 

────────────────────────────────────────

 

「んしょ……プレイマットってカードゲームでも言うけど、流石に高級品の『プレイマット』は違うね。こんな風にぴょんぴょんしても破けないし」

「ミモリ(フータ)……あんまりぴょんぴょん跳ねると滑るよ……ふぁぅ……神秘を得る(変身する)と元の性質も影響するから……眠いや……きゅうけい……」

 

 捻じ曲げられた空間。古い資料と埃っぽい棚、日差しが差し込む窓──そんな、ありふれた狭い資料室ではなく。今、『彼女(少年)たち』が居るのは。光量の少ない部屋に、ほんのりと明るく橙色のランプが置かれ、天井には眩しすぎないほどのシャンデリアが輝いている。部屋には大きなベッド、ふかふかのソファー、そしてシャワールームに、今2人が寝ているようなプレイマットまであった。『資料室そのものを拡大させ、ラブホテルの一室に書き換える』。これもカード効果によるものだった。

 

「あっ、ちょっと……うわ凄い、流石は『眠り姫』、数秒も経ってなかったのにもう寝息立ててる」

 

『修行部』部長の『春日ツバキ』。修行部はそれぞれが自らの目標のために修行をするために結成された部活だが、彼女の修行、そして最終目標は『究極に気持ち良い睡眠』に至ること。そして彼女の修行によるものか、はたまた『神秘』によるものか──彼女は寝ながらにして食事、戦闘、回避、事務仕事、パズルなど、あらゆる事が出来る。原理は不明だが。

 

「すぅ……すぅ……」

「狸寝入りじゃなくて……本気で寝てる、これ……ヘイローも消えちゃったし……」

 

 彼女(せいと)たち──変身直後の少年たちの頭上に現れた、特殊な形状のHALO(ヘイロー)。これは少女(生徒)達の意識があるときは頭上に輝くが、失神時や睡眠時、意識の無いときはそれが消失するという特徴がある。現状、『ミモリ』の頭上にはソレが存在するが、プレイマットに早々に沈み込み、すやすやと寝息を立てる『ツバキ』の頭上にヘイローは存在しない。

 

 しばしの沈黙、『ミモリ』は考え込むように口元に手を当て。すこし、顔を赤らめて。

 

「じゃ、じゃぁ……役得、いや添え膳ってことで……いい、よね……?」

 

『ミモリの皮(スキン)』を装着したからと言って。また、神秘と同調したとは言っても。『元の人格(フータ本来)の欲求』は残っている。彼は……『ツバキ』の容姿に。特に、はち切れんほどの胸元にどうしても目が行ってしまう。クールな少年でありながら、根はむっつり少年だった。それは、『ミモリ』の神秘を装備した彼女も例外ではない。だから。

 

「えっと、そうだな……『ツバキちゃん、こんな部屋でぐっすり寝てたら……イタズラ、しちゃいますよ……♡』……な、なんか違う気がするけど……」

 

『水羽ミモリ』の声で。彼女のフリをして、プレイマット上のツバキにゆっくりと、馬乗りになる。それでも、ツバキは目を覚まさない。それを良い事に、ミモリは。

 

「もう、返事してくれないなんて、イジワルですね……♡ そんなツバキちゃんには…………えいっ♡♡」

「んっ……♡♡ すぅ……むにゃ……」

 

 僅かに、女の子の甘い吐息。しかし、ヘイローは出現しなかった(ツバキは眠ったまま)。それを良い事に、『ミモリ』は。

 

「ツバキちゃんったら……っ♡ こんなに無防備な格好で寝てたら……悪いヒトに、襲われちゃうよっ……♡♡ ほら、こんな風にっ……♡♡♡♡」

「すぅ…………んぅ♡♡ くぅ……くぅ……はふぅ……♡♡」

 

 露出度の高いツバキの上着。脱がせる必要すらない。胸元だけしか隠れていない上着は、すぐに手を入れれば生乳に触れられる。ミモリは、興奮で震えた声を抑えつつ。そうやってむにゅ、むにゅりとおっぱいを揉む。──もしも、ツバキが本当に襲われていたならば。『眠り姫』の名の通り、眠りながら相手を倒すだろう。そうしないということは。

 

「じゃぁ……ツバキちゃん♡♡ こんな事しても、怒らないでくださいね♡♡♡ だって……こんな、横から胸が見えて黒いブラも見せつけるようにしてる、ツバキちゃんだって悪いんですよ♡♡♡♡」

「あふぅ……♡♡ むにゃ……んっ♡♡♡」

 

 一瞬、ツバキの頭上にヘイローが明滅する。だが、抑えの効かなくなった『ミモリ』は。ついにツバキのスカートの内側にまで手を伸ばして。

 

「こんな、風が吹いたらすぐに捲れちゃうような袴スカートっ……♡♡♡ こうやって、ほとんどヒップラインが出てるも同然じゃないですかっ♡♡」

 

 実際。ツバキの装いは、大和撫子を目指す清楚なミモリと相反するように露出度が高く。ちょっとした動きでパンツが見えてしまうほどに心もとない装い。それを撫でながら、ミモリは。

 

「こうやってぇ……おっぱい同士、すりすりしてもっ……♡♡ 起きて、くれないんだからっ……♡♡♡」

「むぅ……♡♡ ふにゅ…………ひゅ~……♡」

 

 ミモリのプロポーションも、ツバキに負けず劣らずで。彼女は、乳房(おっぱい)どうしを重ね合わせ、乳首と乳首が擦れ合わさるように身体を動かす。寝息に、甘い声が混じり始めた。

 

「こんな風に襲われちゃうんですよっ……♡♡♡ それとも、それがツバキちゃんの望みなんですかっ♡♡♡ んぅぅうっ♡♡♡」

「っ♡♡♡♡ んくぅっ♡♡♡ あふぅ……♡♡♡」

「もう、我慢できませんっ♡♡♡♡」

 

 『ミモリ』は。既に熱を帯びていた自分の身体を慰めながらも、ツバキへの一方的な攻めを止めない。右手でツバキのおっぱいをまさぐり、左手で『ミモリ(じぶん)』の胸を揉む。

 

「ぁ♡♡♡ ぃひゃぁっ♡♡♡♡ だ、だめっ♡♡♡ 私っ♡♡♡♡ おっぱいだけでっ♡♡♡♡ もうこんなにっ────」

 

 刹那。馬乗りになっていたミモリを、ぐるんと一瞬の動きで、眠っていたはずのツバキがひっくり返す。絶頂寸前のミモリは抵抗も出来ないまま、ツバキに押し倒されて。

 

「ぅぁあっ!? ぇ、ぁあ……?」

「『ミモリ』……そろそろ、交代……♡♡ 私(ツバキ)も、ムラムラが抑えられない……♡♡♡」

 

 ツバキの手には、いつの間にかローションが握られていて。『当然のように』それは媚薬としての効果も持つ。まだひっくり返されて、状況の理解が追い付いていない『ミモリ』に対して、生温いローションを。どろぉっ、と垂らす。

 

「ひ、ぐぅうゔっ♡♡♡ あ、ひゅぅう♡♡♡♡ ツバキ、ちゃっ♡♡♡♡」

「私も……ミモリと一緒に、感じたいから……♡♡♡」

 

 ローションの塗られた場所。彼女のワレメ。そこに、ツバキも同じ場所をあてがい、ぬちゅ、ぬちゅ、と艶めかしい音を立てながら。貝合わせ、互いのキモチイイ所を刺激しあう。

 

「ぁ、ぁあああ゛っ♡♡♡ ぞくぞく、しまひゅっ♡♡♡♡ こ、こんなはしたない姿っ♡♡♡♡ 大和撫子になれな、ぁひぃい゛っ♡♡♡♡」

「部長命令だよ……ワタシと一緒にイこう、ミモリ……♡♡♡」

 

 まだ、お互いの奥深くまで入り込んでいないのに。それでも、彼女たちは。幼馴染を犯すという倒錯的な状況に、流されていた。だから。ツバキのウィスパーボイスと同時に。

 

「ぃ────ぁああああ゛っ♡♡♡♡」

「んっ♡♡♡♡ きゅぅううう゛っ♡♡♡♡」

 

 ドロドロのローションに、さらさらとした愛液がまざって。マットの上に、水気が広がってゆく。ぐしょぐしょになった『少女(少年)』2人。満たされた表情だが──彼女たちは。

 

「……『ロールプレイでなりきるのも楽しい』けど……でもやっぱり……♡♡♡」

「最後は『コレ』ですよねっ♡♡♡♡」

 

 ミモリが手から生成したカード。そのカードが輝いた瞬間──再び、教室の様子が様変わりした。

 

≪『梅百合爛漫』:フィールド魔法≫

・このカードは両プレイヤーのリーダースキンが「男性」でない場合にのみ発動できる。

・このカードがフィールドに置かれた時、双方のプレイヤーが了承すれば以下の効果を発動することが出来る。

・両プレイヤーは、相手プレイヤーを『リーダースキンが愛おしく想う存在』と認識する《あつかう》ことが出来る。

・両プレイヤーは、相手プレイヤーに直接接触できる。両プレイヤーが満たされた場合、互いを勝者とする。

 

────────────────────────────────────────

 

 天蓋付きの大きなベッド。ふかふかで、身体が沈み込むほど柔らかい。その真ん中で、二人の少女は。

 

「ちゅぅう……♡♡♡ あむっ♡♡♡ はぅぅう……♡♡♡」

「ぺろ、ぺろぉっ……♡♡ むぅぅっ……♡♡♡ は、ふぅぅ……っ♡♡」

 

 ガイド姿のスーツ、それに身を纏ったツバキ。一方、純白の水着を着たミモリ。彼女らは、お互いのリップを重ねあい、その味を強く心に刻み付ける。二人にとっても、これはファーストキス。それも、『大好きな親友(先生)』との、お互いを愛し合う深い接吻(キス)。だから、この一瞬は彼女たちにとってかけがえのないものになる。

 

「うふっ……♡♡ こんな風に、ツバキちゃん(せんせい)と──大好きな人と、愛し合える日が来るなんて♡♡ 幸せはすぐそばに有ったのに、踏み出せなくって。でも、今は……♡♡♡」

「うん……♡♡♡ ミモリ(せんせい)のそばにいるの、とってもぽかぽかして……♡♡♡ ミモリ(せんせい)と一緒に眠れるの、とっても嬉しい……♡♡♡」

 

 互いの体躯を、ベッドの上で抱きしめ合う。ツバキは最高の抱き枕として。ミモリはオキシトシンハグの相手として。どちらも、愛しい人(せんせい)じゃないとできない。目の前の相手は。幼馴染で、親友で……恋人。ずっとその気持ちを、真に理解していなかったけど。あの気持ちは恋だったのだと、『二人』は理解する。

 

「うん……♡♡ やっぱりミモリ(せんせぇ)が……一番の枕だったんだね……♡♡♡」

「えへへ……♡♡♡ そんな風に甘えてくれると……♡♡ もっとツバキちゃん(せんせい)が愛おしくなってしまいます♡♡♡♡」

 

 柔らかい身体を擦り付け合う。おっぱいとおっぱい、乳首と乳首。くちびる同士。相手の体温を感じる事が、とても幸せで。しばらくずっと、そうやって抱きしめ合い、キスを重ねていたが。……一度でも想いがあふれ出てしまうと、それを覆い隠すのは難しい。だから。

 

「ツバキちゃん(せんせい)……♡♡ 私、どうしても……自分から歩みだすのが、ちょっとだけ怖くって……♡♡♡ だから、どうかお願いします……大和撫子になるために、修行(エッチなこと)を手伝って下さいますか?」

「ミモリ(せんせぇ)のお願いなら、どんなことでも聞くよ……♡♡♡」

 

 スーツ姿のツバキの胸元。ミモリはそれをゆっくりと、『先生』のスーツを脱がせるときの様に、そっと優しく外してゆく。胸元のボタンを外していって。白シャツの胸元を外した瞬間……ばるん、と押さえつけていたおっぱいが露出する。

 

「……ぁ。ツバキちゃん(せんせい)、あのハンカチを持っていて下さったんですね……♡♡」

「み、ミモリっ(せ、せんせいっ)……そんな、リップを拭くのに使うなんて……勿体ないよ……♡♡ んぅぅ……♡♡♡」

「いいんです♡♡♡ こうしてツバキちゃん(せんせい)と一緒にいる時間で、贈り物を使ってもらえるのは……とっても嬉しい事ですから♡♡♡♡」

 

『先生』が持っているはずの、ミモリが刺繍をしたハンカチ。当然、『先生』でもあるツバキはそれを所持していた。優しく、ミモリはハンカチでツバキ(恋人)の口元をぬぐう。そして────

 

「うふふっ……♡♡♡ ツバキちゃん(せんせい)の、とっても大きいですね♡♡♡」

「んっ……♡♡ ちょっと、恥ずかしい……♡♡♡ でも、ミモリ(せんせぇ)になら、見られても……♡♡ ううん、見て欲しい……♡♡♡」

 

 シワにならないように、スーツとタイトスカートをそっと脱がせる。一方のミモリは、水着。殆ど、彼女の身体を隠すものはなかった。親友(恋人)の、ありのままの姿が露わになって。……どちらからだったか。身体を寄せ合って、相手の秘部(ワレメ)を下着(水着)越しに。ローションで滑らかになった指先で、相手を悦ばせる動き。

 

「ひゃんっ♡♡ ツバキちゃん(せんせぇ)っ♡♡♡ あ゛っ♡♡♡♡ あひゅっ♡♡ も、もうっ……♡♡♡ そんなに私の事、求めてくれるんですかっ♡♡♡♡」

「ミモリ(せんせぇ)の、さわさわするの……♡♡♡ ふふっ、嬉しそうな顔……♡♡♡ ん゙ぅうっ♡♡♡♡ も、もっと、シて……♡♡♡」

 

 エスカレートする動き。下着と水着の内側に指先が入り込む。愛する人を愛撫しながら、愛する人に挿入(い)れられる感覚。自分の中に、大好きな人のモノが入って来る。嬉しい。しあわせ。

 

「にゃ、ぁああ゛っ♡♡♡♡ ツバキ、ちゃ(せんせ、えっ)♡♡♡♡ もっと、わらひをっ♡♡♡♡ いっぱい愛してっ♡♡♡♡ 私と、どうか夫婦(めおと)の、関係にっ……♡♡♡♡♡♡♡」

「いいよ……っ♡♡♡♡♡ ずっと、ず~っと、ミモリ(せんせぇ)と……♡♡♡ 気持ちいい眠りを、毎日過ごしたい……♡♡♡♡♡♡♡」

 

 ベッドに染みが広がる。愛液か、潮か。ビクビクと身体を何度も震わせる。彼女たちはキヴォトスの生徒。外傷からの防御性能はかなり強いが──内側から与えられる快楽には。そして、それを拒絶する事もない彼女たちにとっては。耐えられないものだった。

 

「んひゅぅうゔ♡♡♡♡ ぁ、ぁあああっ♡♡♡♡♡ きゅぁあああんっ♡♡♡♡♡♡♡♡」

「ふ、ぁああああっ♡♡♡♡♡♡♡ んぅぅうう~~っ♡♡♡♡♡」

 

 ぎゅぅぅうと。彼女らは互いの、恋人の身体を抱きしめ。相手を幸せにできた事を喜び。嬌声が、部屋に重なった。

 

────────────────────────────────────────

 

「ん……やっぱり、ミモリ(せんせい)の膝枕、最高……♡♡」 

「もうっ……先生(ツバキちゃん)ったら、仕方ありませんね……っ ぁう゛っ♡♡♡♡ 急にペロペロしないれっ♡♡♡」

 

 時間を引き延ばされた空間で、彼女らは何度も何度も、お互いを愛し合っていた。ターン制限がないため、時間の操作すら任意。いつまでもいつまでも、彼女たちはお互いを愛し合う事が出来た。

 

 ────しかし。その空間を、突如切り裂く声が。

 

「どうした!? なにがあった……んだ……?」

 

 彼女たちの嬌声を悲鳴と勘違いし、資料室に慌てて駆け込んだ体育教師。彼の名前は電 龍二郎(いなずまりゅうじろう)。筋骨隆々として、いつも生徒を元気づける彼だったが。この『異常な空間』には、流石に驚きを隠せず。ベッドでレズセックスする2人に対しても、適切な言葉を掛ける事ができず。

 

「……もう。乙女の神聖な空間に割り込むなんて、ダメですよ?」

「ふわぁ……どうやって入り込んだか分からないけど……でも、空間の掌握権は私(ツバキ)にあるから……乱入ペナルティ、だね♡♡」

 

 二人の少女は。顔を見合わせて笑う。そして、互いに手のひらにカードを生成し。当惑した体育教師に差し出す。

 

≪『乱入ペナルティ』:デュエル中に乱入した場合、初手の1ターンは相手ターンから開始する。≫

 

≪『二人もいいけど三人もいいよね』≫

・このカードはゲーム外の人物を指定できる。指定された人は、用意されたデッキを使用する。

・新規にゲームに導入したプレイヤーを対戦相手として、2対1での勝負(デュエル)を開始する。

・指定された人は、自動的にデッキに備わった神秘と同調する。

 

 

あの光は──あの、異様な光景は。滅多に誰も入らない、資料室から子供の叫び声が聞こえたと思って。慌てて資料室に入ったら。教室よりも広い、ラブホテルのような空間で、少女達が身体を重ね合っていた。かと思えば、彼女たちにカードを向けられて、それで……そこからの記憶が連続していない。

 

「んう……何が、あったんだ……」

 

 自分が横たわっている事に気が付く。どうやら、畳の部屋に寝かされているようだ。周囲を見渡すと、机と掛け軸。和風の部屋。襖の向こうには、自然豊かな風景が広がっていて。

 

「う……んん? ここはどこ……って……あれ……」

 

 立ち上がろうとして。体育教師、雷龍二郎(いなずまりゅうじろう)は自分の身体に強烈な違和感を覚える。股間がスース―するし、なんだか世界が大きくなったように見える。それに……手のひらが。明らかに小さく、『自分のモノではない』事が分かってしまう。

 

「あっ。目が覚めたみたいですね、『カエデちゃん』♪」

「うん……とってもいい眠りだった。修行の成果が出てるね」

 

 背後から声がする。振り返ると……そこには。観光ツアーのガイド服のようなものを身にまとった少女と、巫女服のをイメージした衣装に身を包んだ少女。先程、ベッドの上で乱れていた少女達と同じだった。

 

「き、君たちは……この小学校の学生じゃないな? それに、ここは何処だ……!?」

「どこって……もう。カエデちゃんったら。突然変なこと言いだすんだから。ここは『修行部』の部室でしょう?」

 

 ピンク色の髪をした少女。一瞬、先ほど見た姿よりも大きく見える。彼女がそう言葉を紡ぐが……『修行部』という部活に、龍二郎(りゅうじろう)は聞き覚えがない。そんなよく分からない部活が、自分の勤める小学校に有ることなど知らない。ならば……これは彼女たちの悪ふざけなのだろう。コスプレ衣装をしているようだが、恐らく高校生ぐらいだろうか。頭上に浮かぶ『ナニカ』も、その一環だろう。

 

「君たち。こういう悪ふざけは良くないぞ、小学校に侵入したり、ああいう姿を人前に見せるのは……」

「むにゃ……カエデ。そういう言葉遣いは……立派なレディーとしては良くないよ……ふぁ……」

 

 また、違和感。自分の声が……自分のものではない。生徒(こども)たちが見るアニメの、少女の様な甲高い声。それが、自分の喉から出ている。そして、頭にも違和感がある。なにか……別の器官がある。それを動かすことは難しいが、何かが存在する。それを触ろうとすると……音が遮断される。

 

「なっ……!? 頭に、耳が!?」

「どうして驚いてるの……私だって、こうやって生えてるよ……」

 

 確かに。そう声を発した彼女の頭上には、タヌキを模した耳が頭上にある。だが、あれもコスプレだろう。こちらは──耳が生えているのだ。

 

「カエデちゃん、とても動揺してるみたい……そうだ。一度『自分の姿』をよく見てみましょう。身だしなみを整えることは、『大人のレディー』として大切ですから♡」

 

 ピンク髪の少女がパチン、と指を鳴らすと。そこに突如として──鏡が出現した。特殊効果でも何かでもない。『まるでそこに有ることが自然』であるかのように出現する。何の手品だ、と声を発しようとしたその時。……『彼』は、『自分の姿』を見てしまった。

 

「…………え、ぁ……? なに、なんで……!?」

 

 そう、声を発して。喉に手を当てる。…………『目の前の少女』も、全く同じ動き。慌てて頬に手を当てる。また、同じ動き。自分が担任する小学生と同じぐらいの小さな体躯に。それに不釣り合いなほど、『元々の自分の身体』に存在しない、胸元の大きな膨らみも。脇が妙にスース―すると思ったら、『彼女』の服装も脇を出すデザインで。

 

 信じられない光景、信じられない状況。でも。これらを総合すると。

 目の前の少女が、『自分自身(雷龍二郎)』である、という事実に至ってしまう。

 

「う、うそだ……おれ、は……! こんな、姿じゃ……!」

「カエデちゃん? 自分の事を『俺』なんて言うのは良くないですよ。『立派なレディーになる』事を目指したのはカエデちゃん自身じゃないですか。もっとお淑やかな言葉を使わないと」

「そ、そうだけどっ! でもでも、こんな状況になったら先輩だって驚いちゃうでしょっ!?」

 

 ────今、『俺』は何と言った? とっさに喉を突いて出た言葉は……『俺』のものではない。だが。それを口にすることが自然だと、そう思ってしまった。

 

「確かに……修行中(昼寝中)に突然、知らない場所にいたら驚くよね……よくあることだけど……むにゃ……」

「そうですね。それなら、『カエデちゃん』は自分の身体をしっかり確かめる必要があるみたいですね♡♡♡」

「わかった……それじゃ……♡」

 

 今度は、『ツバキ先輩』が指を鳴らす。──何故、名乗っても居ない彼女の名前が分かったのだろう。それに理解が及ぶ前に。机と座椅子の置かれていた空間が消え、突如としてふかふかの羽毛布団が出現する。寝心地がよさそうだ。『普段寝ているときも、いつも寝心地が良い。ツバキ先輩が選んだ布団だからだろうか』。

 

「お……俺……わた、し……? 何、頭の中に、別の自分が居る……?」

「『カエデ』、部長命令。私たちと一緒に修行をするよ……♡」

「え、うわわぁっ!?」

 

『雷龍二郎(普段の自分)』なら、女子高生2人に掴まれたとしても簡単に振りほどく事が出来るはずなのに。彼女らにぎゅぅ、と抱きしめられて。抱っこされた状態で、いきなり現れた布団に引きずり込まれてしまう。日差しも暖かく、畳の匂いが落ち着く。──違う。そんな事を考えたいのではなく。この状況から抜け出さなければ。

 

「せ、せんぱっ……! 違う、俺は……! なんで『先輩たち』の名前が分かるの!?」

「確かに不思議に思うのも無理はないですね────ねぇ、『龍二郎先生』?」

「だけど今の貴方は、『カエデちゃん』でもあるの……ほら、『思い出して』……」

 

『ツバキ先輩』が、俺の頭に手を触れると。無数の記憶が。『俺』の知らないはずの記憶。だけど、『私(カエデ)』は知っているはずの記憶が。いつも、修行部で過ごしてきた先輩との日々。小さなころはカブトムシをとったり、悪戯ばっかりしてて。高校に上がってから、ツバキ先輩とミモリ先輩のような人に出会って。それで──修行部の先輩に憧れ、『勇美(いさみ)カエデ』は『立派なレディーになりたい』と思い、修行部に入った事。

 

 ……だが。それは『龍二郎(オレ)』の記憶ではない!

 

「ち、ちがぅ……! 私(オレ)は……っ! そんな記憶、あるはずがっ……!」

「……それじゃ、コレを見てみる?」

「あーっ! どうしてツバキ先輩、『ゴールデンヘラクレスカブトムシ』のカードを持ってるの!? それって伝説のムシクイーンカードで────違っ、これは……!」

「ふふっ、ちゃんと『カエデちゃん』に成れてるみたいですね♡」

 

 異常なことはいくつもあった。身体の変貌、記憶の異常。今いる場所がおかしい事。だけど──彼女たちは、それに答えるつもりはないらしい。二人の少女に抱き着かれて、身動き一つとれない。あれほど鍛えたはずの筋肉や体格。それは全く意味をなさない。

 

「は、早く戻せッ……戻しなさい! 君たちが、原因なんだろう!?」

「ん~……それが、『カエデちゃん』の望みなの……?」

「それに決まって──んひゃぁあっ♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 彼女たちに主張しようとした瞬間。むぎゅぅうと、私(カエデ)の胸元が揉まれる。同時に背後から手が伸び、私のミニスカートを捲って。パンツ越しに、指先から刺激が走る。同時に身体を触れられて──私の喉から、喘ぎ声が漏れ出してしまった。

 

「きゃぅうぅんっ♡♡♡ にゃ、にゃに、したのぉっ♡♡♡♡」

「これも修行だよ、カエデ。まず、自分が女性(レディー)である事を自覚することから始めないと……♡♡」

「そうですよ。だって……カエデちゃんは小っちゃくて、くりくりの目をして可愛いのに……こんなにおっきなおっぱいがあるんですから♡♡♡ この身体で、自分は男の人だって言うのはおかしいですよね?」

「や、やぁああっ♡♡ しぇんぱっ♡♡♡ ぁひぃ♡♡♡♡ なんりぇぇええ゛♡♡♡♡」

 

 おっぱいを揉まれると。私(カエデ)の乳首から何かが漏れ出す感覚。『先輩たち』は、にこにこ笑顔で私をもみくちゃにするのを止めてくれない。身体じゅうがゾクゾクして、ふわふわして、気持ちよくて。このまま、この暖かくて気持ちいい状況に、身を委ねてしまっても────

 

「だ、だめだっ! こんなの、わたしじゃないっ……!」

「ん~? 今の貴方は、どこからどう見ても『カエデ』だよ? ほら、男の人だったらこんな風に……おっぱいを揉まれて、気持ちよくなったりしないでしょ♡♡」

「そうですよ、『カエデちゃん』? 今のカエデちゃんのお股にはおちんちんは無いし……代わりに、小っちゃいけど感度の良いクリトリス♡♡♡ それを弄っちゃうだけで、とっても幸せになれる……♡♡ もう、『カエデちゃん』は女の子(レディー)なんですよ♡♡♡♡」

 

 そんなはずが、ない。だけど、思い出してしまう。立派なレディーを目指すために、ミモリ先輩の作ってくれたカレーのピーマンを我慢して食べた記憶。『先生』と一緒に、ムシクイーンで遊んだ記憶。ゲヘナの修学旅行の引率で大変だったけど、ツバキ先輩やウミカと一緒に頑張った記憶。

 

「知らない、しらない、しらな……ぃ……あひゅぅうゔっ♡♡♡♡」

「うーん……『カエデ』も強情……」

「そうですねぇ、こんな風に意固地なのは久々です。夕ご飯にゴーヤチャンプルーを出した時ぐらいですね」

 

 ふと、彼女たちの密着が離れる。それでようやく、落ち着いて呼吸ができたが。彼女たちが、私の耳元に囁く。

 

「でも……一度火照った身体。うずうずが止められないでしょ……♡ ほら、もっとおっぱいを揉んで欲しいのが分かるよ……♡♡」

「そうですよぉ♡♡ もう、カエデちゃんの下着はぐちょぐちょになってて……♡♡ もう、イきたいって身体が疼いててたまらないんです♡♡♡♡」

「そ、んな……そんなコトっ……ないっ……♡♡♡♡」

 

 だけど。俺(ワタシ)の身体が──とくとくと、心臓が脈打つのが分かってしまう。ちょっと触られただけなのに、それに呑まれてしまいそうな感覚。射精直前でむりやりそれを抑えられたかのような。もう少しで、もっと凄いものを感じられそうなのに、それに届かない。

 

「ぅ……うううぅ……♡♡♡♡」

「物足りない……そんな顔してる。どうすればいいか、『カエデ』も分かってるでしょ……♡♡♡」

「そうですよ! 困ったときは、素直に先輩に相談するんです。……たとえ、えっちなことだって♡♡♡♡」

 

 耳元で、二人の先輩が。私(カエデ)に囁いてくる。

 

「もっと甘えていいんだよ、いつもみたいに……♡♡」

「いっぱい、私たちに頼って欲しいな……♡♡♡ 恥ずかしい本音も、ちゃんと受け止めてあげますから……♡♡」

 

 甘い、甘い、少女の声。私(カエデ)の身体の疼きが、熱が。ドキドキが、止まらなくなって。どうしよう。

 今までの自分が。『雷龍二郎』としての俺が。『勇美カエデ』としての私が。

 ────わたしは、いま、どちらにいるのだろう。

 

「迷わないで……♡♡ 『カエデ』の望むことをすればいいの……♡♡♡」

「そうです♡♡ 『カエデちゃん』の本当にシたいこと、私たちに教えてほしいな♡♡♡♡」

 

 ……わたしは。もう、先輩たちに敵う筋力も、体格もない。こんな風に、先輩たちに良いようにされている。だとしたら。…………もう、わたしは、『雷龍二郎(男のひと)』じゃ、ないのかもしれない。

 

「ほら、耳も……これ、本物だよ……♡♡ ほら、こうやって……♡♡♡ ちゅぅぅっ♡♡♡♡ じゅるっ……♡♡」

「うふっ♡♡ 直接身体に触るのは『カエデちゃん』も怖いかもしれないけど……ほら、頭の上に耳があるの、不思議でしょう? これが、今の『カエデちゃん』の姿なの♡♡ これが、本当の貴女なんですよ……♡♡」

「ひ、ぅ……♡♡♡♡ ぁ、ぁああ……♡♡♡♡」

 

 ツバキ先輩が、温かい舌先で私の耳を舐める。頭の上にゾクゾクする感覚が走る。これ、きもちいい。耳元でミモリ先輩が囁いてくれる。心がふわふわする。先輩のことが、大好きになって。

 

 ……あれ。私は、どうして。何を、抗っているのだろう。こんなに先輩たちに甘やかされて、気持ちよくしてもらって。私は……何を覚えていないといけないんだっけ。おっきな先輩たちに、抱きしめられたい。そうだ。こんな時にどうしたらいいか。『私(カエデ)』は教えてもらっていた。自分の気持ちに正直になる。

 

「────ツバキ先輩、ミモリ先輩。私(カエデ)を……いっぱい、きもちよくしてくださいっ♡♡♡♡」

「素直になれてえらい、えらい♡♡♡ だから……いっぱい犯してあげるね♡♡♡♡」

「うん♡♡♡ ツバキちゃんと一緒に……何度も何度も、幸せにしてあげますね♡♡♡♡」

 

 その瞬間。むっぎゅうぅぅぅと。私(カエデ)のおっぱいが、ツバキ先輩に押しつぶされる。おっぱい同士が潰しあって、互いに母乳が垂れ流される。ほとんど同時に、ミモリ先輩の指が、私(カエデ)のワレメをくちゅりと犯して。私(ワタシ)の内側を満たしてくれる。

 

「っぁあああ゙ぁぁっ♡♡♡ おっぱいおしつけあ゙ゔのっ♡♡♡♡ びゅるびゅるってでてぇえ゙っ♡♡♡♡」

「んっ、ふぅぁあ♡♡♡ おっぱい同士、むにゅむにゅするの、きもちいいね……♡♡♡♡」

「あ、ぁあああ゙ぁゔっ♡♡♡♡ そこっ♡♡♡♡ くちゅってされりゅとっっ♡♡♡♡♡ ぐりゅぐりゅすりゅっ♡♡♡♡♡♡」

「ふふっ♡ こうやって女の子のオナニーを覚えたら、また一段と大人のレディーになれますよ♡♡ だから── もっと、激しくシてあげますね♡♡♡♡」

 

 上から。下から。そして、先輩たちのいい匂いが。可憐な少女たちに包まれて、どろどろに溶かされて。

 ……『これまでの自分』を守っていた枷が、壊れた音がした。

 

「ぁ、ぁああ゙っ♡♡♡♡♡ っっぁああああ゙あ────♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 バチィ、と。『私(カエデ)』の頭上に、桔梗(キキョウ)の花弁が描かれた桃色のヘイローが。強く輝き、明滅していた。さっきまでは、こんなものは無かったのに。……だから、これは。

 

「ぁ…………ぁはっ。あはははっ……これで、『私』は『私(カエデ)』に……修行部の一員になれたんだっ……♡♡♡♡」 

「よかったね、カエデ……♡ ふふっ、カエデのおっぱいミルク……ぺろっ……ちゃんと美味しいよ……♡♡♡」

「カエデちゃんもしっかり『イけるようになった』から、一度お召し物を変えましょうか♡♡♡」

 

 私たちを包む衣装が変わる。巫女服だった私(カエデ)の姿も、ツバキ先輩と同じようなガイド姿に。おっぱいがキツく締め付けられてて、ちょっと窮屈。私たちの寝ていた布団も──いつの間にか、さっきこの部屋に間違って入り込んだ時の、ラブホテルのような光景。3人で、円形ベッドに寝ていた。

 

「これから……いっぱい修行(セックス)に付き合うよ……♡♡♡ 準備は、いいよね♡♡♡♡」

「は……はひぃっ……♡♡♡♡」

 

 スカートホックをジジジ、と外されて。ガイド姿のツバキ先輩は、いつもと違って黒色のおしゃれなパンツを履いてて。それが、一度イってしまった『私(カエデ)』の下着と重なって──すり、すり、と。擦り合わせるように。

 

「ぁ、ひぃぅ♡♡ ぅぅううっ♡♡♡♡ むずむず、すりゅっ♡♡♡」

「カエデちゃん、女の子として気持ちよくなるのは良いですけど、すぐにイっちゃうのは良くないです。少し、我慢する練習をしましょう……ほら、よ~し、よ~し……♡♡」

 

 ミモリ先輩の膝枕の上で。私(カエデ)は頭をゆっくりと撫でられながら──ツバキ先輩の、おまんこ同士の擦り合わせを受けている。じれったい、きもちいい、安心する。先輩たちに、ず~っと……甘えていたい。だけど、立派なレディーになるためには、我慢も大事だって言われたから。私は、イくのを必死で我慢する。

 

「ぅうゔっ♡♡♡ くっ、ぁふうぅっ♡♡♡♡ ツバキ、しぇんぱ、い゙っ♡♡♡♡♡」

「……もうこれで、『カエデ』は立派なレディーだよっ♡♡♡ だから、いつでもイっていいよぉ♡♡♡♡」

「ダメですよっ♡ もっと、立派なレディーを目指してガマンしないとっ……♡♡♡」

 

 分からない。二人の先輩が違う事を言う。もう、判断ができない。『私(カエデ)』は──限界で。

 

「──ぁ、ぁあああ゙あっ♡♡♡♡♡♡♡♡♡ ぅうぁぁぁひゃぁあん゙ぅう♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡」

 

 声が裏返る。分からない。漏らしちゃった。先輩たちは笑顔で私を撫でてくれる。嬉しい。

 『私(カエデ)』は。これから、ず~っとず~っと。『修行部』の一員として、先輩たちに可愛がってもらえる。その事が、ただただ嬉しくて、仕方が無かった。

 

───────────────────────────────────────

 

「魔法カード【I.F.F】! リーダー生徒の『早瀬ユウカ』に攻撃力を加算し攻撃ッ!」

「装備カード【書紀の裁決】。プレイヤーのHPを回復し、その分の攻撃をライフで受ける!」

 

 今日も今日とて。2人の少年は、ムシクイーンカードで遊んでいた。今日のデッキは互いにミレニアムサイエンススクール。汎用性の高い生徒から、特定の場面に刺さるキャラまで様々。ゲーム開発部によるアグロデッキ、ヴェリタスを含むコントロールデッキ。このゲームに慣れるのにうってつけのデッキとも呼ばれる。

 

 だが……2人の対戦は、ある人物の来訪でストップする。

 

「ぁ……あのっ……! 先輩(せんせい)! そ、そのっ……今日も……立派なレディになれるように、一緒に修行、手伝って……♡♡♡」

 

 なんと。部室の扉を開き現れたのは『雷龍二郎先生』……ではなく。彼の普段来ている白シャツに、黒色スーツ。それをダボダボにしか着こなすことのできない、『勇美カエデ』の姿だった。ブラジャーもしていないのか、白シャツの向こうからでも乳首が勃っているのが、二人にも見て取れた。

 

「……おいフータ。なんで『解除』されてないんだ?」

「何でだろう……あ、そうか。ボクたちのゲームは勝敗条件を決めてたから、自動的に解除されたけど……『龍二郎先生』との勝負は、勝敗に関するルールを適用し忘れてた。あと時間制限も無かったし……え、じゃあこの格好で一日過ごしてたんだ」

「騒ぎになってないあたり、『改変』が良い感じに回ってしまったのか……?」

 

 ぴょんぴょんと目の前で跳ねる『カエデ』。自分たちと同じぐらいの背丈、同じぐらい幼い容姿なのに、ばるんばるんとおっぱいが揺れる。──少年たちの、子供故の無邪気な嗜虐心に火が付く。彼らはカードを差し出し────

 

「百鬼夜行の修行部、勇美カエデさん。留学ということで、今日はセミナーで私たちの『お手伝い』をしてもらいます。……そんな風に私の太ももをじっと見つめるのはダメですよ! 『修行』の一環ですから、お仕事の後なら……膝枕ぐらいなら、考えてあげます♡♡」

「ユウカちゃん、言葉は厳しいけど本当は優しいから……ね。私はセミナーの書記、ノアと申します。今日は────いっぱい、カエデちゃんと『レディーを目指す修行(気持ちいい事)』をしますから……一緒に楽しみましょうね♡♡♡♡」

 

 書き換わった空間。『ミレニアムサイエンススクール』の一室で、3人はニコニコと笑いあっていた。

 

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