プロセカのみんなと幼馴染!?...なら俺が救って、みんなと仲良くなろう!...最近みんなの目が怖い気がする 作:フリーナー!!
俺がプロセカの世界に来て初めて会ったのが宵崎奏だった。彼女とは家が隣で、俺が転生した5歳の時には、もう既に面識があり、一緒に遊ぶ仲であった。現在、俺は高校生であるが奏と一緒の高校に行っているし、登校する時も一緒に登校している。...まあ、通信制の学校だから、月一とかそのくらいの登校頻度ではあるが、、、それにも関わらず俺たちはほぼ毎日話している。なぜいつも家で曲作りに励んでいる奏と話せてるのかって?そんなの簡単だよ。俺が奏の家に住んでいるからだ。
—中学生の頃、俺は宵崎家の未来を変える為、奏には「奏のお父さんのお仕事は集中が大事だから、お仕事してる時はそっとしておく事!!」
と毎日口酸っぱく言っておいた。あとは家事なども俺と奏の二人で分担してやる事にした。これなら俺が何かあったとしても止められるので、奏がお父さんにアドバイスして、そこから起こる負の連鎖は抑えられるはずだ。...そう思って油断していた。
結果は、変わらなかった。奏のお父さんは原作通り奏との、記憶を無くしてしまった。奏もその事がありかなり塞ぎ込んでしまった。このままではいけないと思った俺はとにかく奏と接し続けた。
最初は、精神的にもかなり追い詰められていてこちらの話に聞く耳を持たなかった。いや、聞く余裕など無くなる程、追い詰められていた。
「奏はすごい才能を持っているよ。きっと、音楽に愛されているんだ
奏はこれからも、奏の音楽を作り続けるんだよ
きっと奏の音楽は、たくさんの人達に受け入れられて、喜ばれて……必要とされるはずだから」
奏のお父さんが記憶を失くす前に奏に向けて言ったこの言葉と、奏の父が残した一つの日記は、あの時の奏に大きな影響を与えた。「……つくらなくちゃ、、、わたしの曲が、誰かを幸せにできる曲じゃなかったから、お父さんはああなった、、、!!!わたしは、誰かを幸せにできる曲をつくれるようにならなきゃいけない。
どんな人でも、救える曲を、
——わたしは……つくり続けなくちゃ」
その時の奏を見て、俺はただただ奏の力になりたい一心でひたすら奏に接し続けた。だが、今の奏を音楽以外で救う事は絶対に出来ない事は分かっていた。奏は元々、音楽が大好きで恐らく今までの出来事が無くともお父さんと同じ様に音楽の道へと進んだだろう。だから、俺は辞めろとか休めとか言ったりするのではなく、とにかく奏が音楽だけに集中できる様にできるようにと思い、家事を全部俺がやる事にしたのだ。だが、家事全てを一人でやるのは、その時中学生であった俺にはかなりのハードスケジュールだった。学校だけでも半日使うのに、そこから更に家事も全部一人でやるとなると、終わる頃にはほぼ夜の7時とかになってしまう、毎日通うのも、家が隣同士とはいえなかなかにめんどくさい。その時思いついたのだ。そうだ!一緒に住めば解決やん!と。この時の俺は多分、どうかしていたと思う。でも、直接奏の家に住んでからは、風呂とか着替えとか夜ご飯とかでいちいち家に戻ったりせずに済むので、1、2時間くらい早く終わるようになったので、結果としては良かったと思ってる。
—とまあ、そんな訳で今俺は奏と共に一緒に住んでいるというわけなのだ。幸いうちの両親も奏の事情は理解してくれてるので一緒に住む事になったという訳だ。
最近なんかじゃ寝る時一緒に寝ようと言ってくる時もあるが、そこはお断りしている。今現在俺は立派な男子高校生、なんなら前世も含めたら多分ギリ30いかないくらいはあるのだ。そんな性欲お化けなお年頃の男が、最推しの女子が無防備で横で寝てるんだぞ?そんなん耐えられる訳ないだろ!!!
——だけどたまに奏と一緒に寝ている時もあるんだよな...いやだってさ、断った時さ、凄い圧出しながら「私と一緒に寝てくれるよね?」って迫ってくるんだもん。最近やっと慣れて軽く受け流せるようになってきたのだが、
今度は一緒に寝てくれないなら寝ずにずっと作業すると言うようになったのだ。流石にずっと徹夜で作業を続けるのは普通に危ないので、渋々一緒に寝るという形になるのだ。
「いや、もうずっと一緒に寝たらいいじゃん。」と思うかもしれないが、却下だ。たまに寝るから現状耐えられてるのであって、毎日は流石に俺の理性が持たない。奏の方は俺を一番の友人として信頼してくれてるのに、俺の理性が耐えられなくなって万が一奏の事を襲ってしまったら、さらに奏を追い込んでしまうから。それだけは絶対に避けなければいけないのだ。そんな訳で、今の所は週一程度にくらいに抑えてもらってる。この先、どうなるんだろうな、、、未来の俺、頑張れよ。
正直、奏が元気なら俺はもうなんでも良いと思ってるのでこれからも普段の生活通りに奏の身の回りのお世話をしよう。もし奏や、奏の友人達に何かあったら、俺も力を貸す。これでいいんだ。変に色々考えるより、これからも奏の幼馴染として、奏と過ごして行ければ、それだけで良いんだ。
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…私には、好きな人がいる。それは幼馴染の青空咲斗だ。
彼との初めての出会いは幼稚園の始業式の時だ。私達の親同士が顔見知りで、家も隣だった。だからもっと前から会わせたかったらしいけど、両方のスケジュール等が噛み合わなかったので、始業式の時にしようと言う事になったらしい。当時の私はかなり活発な子だったので、咲斗を毎日のようにに連れ出して色々な遊びをしていた。幼稚園でのほとんどは咲斗と一緒に過ごしていた。けれど、彼はたまに居なくなるのだ。遊びに家を訪ねても、家を出かけている時が何度かあった。週に2回くらいかな。どこに行ったの?って親に聞いたら、他の友達と遊んでると言ってた。
小学生に上がっても、私達は同じ学校で、しかもクラスも6年間一緒だったので、小学校の時もほぼ咲斗と一緒に遊んでいた。クラスのみんなとも遊ぶが、二人で遊ぶ時の方が多かったくらいだ。中学に上がっても、ほぼ彼と一緒だった。
私の人生の大半を彼と一緒にいる私が、彼のどんな所に惚れたのか、きっかけは小学三年生の時の夏頃だった。その時みんなで海に旅行する所だったのだが、私だけ熱がでて、家でお留守番をしなければいけなくなったのだ。お父さんも、熱が出た私を看病するため、予約したホテルをキャンセルし、旅行も中止となってしまった。...春頃からずっとこの旅行は計画してたので、中止になったとき、私は自分の部屋に閉じこもり、一日中泣いた。
次の日、咲斗が熱を出した私を看病する為に私の家に来た。
『おーい、奏ー、体調はどう?大丈夫?』
「...大丈夫じゃないもん。」
『そっか、、お腹とかすいてない?お粥でも作ろうか?』
「い、、いらない、、おなか、空いてな(ぐぅ〜)
「『、、、、、、。』」
「や、やっぱり、たべる。」
『う、うん。わかった。』
それじゃ、つくってくるねーと言って、咲斗は私の部屋を出て、お粥を作らにキッチンへ向かった、、、、、
「〜〜〜〜/////!!!」
は、恥ずかしい!!見栄張ってたのばれちゃった、、、!!!あー、もう、なんでこんな時になっちゃうの!私のお腹ー!!!一人で悶々としていたが、段々と冷静になっていく。...そう言えば私、咲斗がくるまで泣いてたよね。なぜかはわからないが、彼と話していると、寂しさとか悲しさとかが全部吹き飛んで、体の内側がぽかぽかする、、なんでだろ。まあ、熱があるからかな?そんな事を考えている内にお粥を作り終えた彼が戻ってくる。
『かなでーお粥できたぞー』
「ありがとー」
そう言って私の元に起き、彼はスプーンを私の元に差し出す。
.....そうだ、さっきのはらいせだ。ちょっとイタズラしてやろう。
『?...どうした奏、たべないのか?』
「いや、、私さ、ちょっと熱あってさ。」
『うん』
「体とかだるくて、うごかせないの。」
『だから、咲斗くんがあーんしてくれなきゃたべれない。』
『うん、、、ん!?』
お、いい反応するじゃないか。
「あー、からだがうごかせないなー」
『うぐ、、』
「誰かさんが食べさせてくれなきゃたべれないなー」
『うぅ、、』
『わ、、わかった!たべさせれ「あーんね」あ、、あーんして食べさせればいいんでしょ!!』
そういって彼はおかゆをスプーンですくい、私の口へ運ぶ。
『ほ、ほら、あ、、あーん、、』
昨日までの海の底のようなテンションはどこへ行ったのか、今は天国にいるような気分だ。...そうだ、もう少し揶揄ってやろう。
そう思い、私は私にあーんしている方の彼の手をガシッとつかんで、そのまま私の口へとおかゆを近づけて、パクッと食べた。
『//////〜〜〜!?!?』
お粥をたべ、彼に一言、こういった。
「美味しいから、もう一回、同じ食べ方で食べさせて?」
ふふん、どうだ。これにはさすがの咲斗も恥ずかしがるだろう。そう思い、咲斗の様子を伺うが、未だに微動だにせず、動かない。
——あれ!?なんで!?こうやると漫画に出てくる人たちみんな恥ずかしがってたのに!!
「ねぇ咲斗、きいてる——
そう言いながら、彼の顔を見る。すると、、、
『あ、、ぇ、、ぁぅ、、。』
顔が紅く染まり、目を少し潤ませた彼の顔が写る。
『、、、っ//ぼ!ぼく!もう帰るからっ!!』
またねと言って風のように去って行った咲斗。普段ならば彼を引き留め、陽が沈むまで遊ぶのだが、今回はお互い、それどころではなかった。
「咲斗って、あんな顔するんだ、、、、」
あの顔を見た瞬間、私は心から彼を手に入れたい。彼と添い遂げたい。彼のあの顔をずっと見ていたい。
——こんな事ばかり思ってしまう。こんな事、普通友達相手に思うはずがない。ならば、私は彼の事が嫌いなのか?—いや、それだけは絶対にない。断言できる。嫌いなやつでも、友達としてもみれない、、、なら、導き出される答えは一つだろう。私は、彼の事が好きなんだ。
幼い頃、お母さんが言ってたな。
「恋っていうのは、とっても楽しくて、素敵なものなのよ。」
そうだよね。お母さんの言う通りだ。恋ってこんなに楽しいんだ。だからこそ、彼の事をもうはなしたくない。ワタシだけミテほしい。
ワタシはカレノモノダ
だから——————
カレハワタシノモノダ
恋と呼ぶにはあまりにも重すぎる想いを、彼女はまだ幼き自分の体に宿した。
——いつしかその恋心は暴走する事を、彼は知らない。