プロセカのみんなと幼馴染!?...なら俺が救って、みんなと仲良くなろう!...最近みんなの目が怖い気がする 作:フリーナー!!
結論。最善は尽くした。だが、最高ではなかった。
彼は、お父さんが倒れた原因は、プレッシャーによる重圧と、自身な曲では誰かを幸せにすることができない、そして、この役目は自分の娘の方が優れている。そんな日常が続き、そして、やがて倒れてしまった。
咲斗は、彼のお父さんが倒れてしまったのは、背負いすぎだからと考えた。だから彼は定期的に奏のお父さんと話し合いという名目で、カウンセリングを行った。そこで、弱音を聞き、それに対して彼は誠実に向き合い、決して外面だけの良いことはいわず、悪い事も彼にはっきりと伝えた。だが、その時の彼は中学生なのだ。
奏のお父さんは日に日に彼への相談が増えて行くことに対して、危機感と申し訳なさを感じていた。
逆に彼の方は、自分に少しずつ本音を吐き出してくれていることに対して少しの希望と期待感を感じていた。
そして、運命の日が来た。
彼は彼女の行動に対して止めることなんて出来ない。なぜなら彼女がどんな想いをのせて、彼へ曲を作ったか知っていたから。
だから、あとはもう待つだけだった。
結果、その曲を聴いたあと、、、、彼は倒れなかった。本来の歴史がおこった時期....一週間程様子を見ていたがとても元気そうに見えた。むしろ前よりも元気なようにも見えた。彼は完全に未来が変わったのだと、思ったのだ。それから彼は、他の幼馴染を救うべく奔走した。
だがその後すぐに、彼は急に倒れた。
あんなに元気だったのに。いや、違う、彼は溺愛する娘が作った曲を聴き悟ったのだ。「勝てない」と。そこで彼は心が折れる。....筈だった
咲斗の沢山の言葉。それは、決して優しいだけではなかったけど、本当の自分を見てくれた咲斗との思い出が、彼の心を少しの間持たせた。
だが、それは救った訳ではなく、延命させただけだった。
結果は変わらず、彼は病気に伏してしまった。
だが、彼は最後、絶望の中で倒れたのではなかった。それだけでも、少しは救われたのだろう。
朝、俺は珍しく悩んでいた。
『うーーーん、、、』
「どうしたの咲斗?お腹でも空いた?私があーんして食べさせてあげようか?」
『流石に高校生にもなってあーんで食べるのはちょっとまずくない?』
「まあいいじゃん、私達幼馴染なんだし、このくらいは普通だよー。」
『うーん、、まあそんなもんなのか?』
「うんうん」
『そうなんだな、、、、って!!なるわけ無いだろ!?』
「あ、バレた?」
『バレるだろそりゃ。』
一緒に食べるとかならともかく、あーんは流石におかしい。彼女居ない歴=年齢の俺でもわかるぞ。...いや、同棲してるから、普通の幼馴染より距離は近い方なのかな...?前世の時は彼女とか幼馴染とか居なかったからなあ、、、、?
「咲斗なら普通に騙されてそのまま流されてくれると思ってたんだけどなー。」
『俺の知能を下にみすぎじゃない?奏、もしかして俺の事馬鹿だと思ってる?』
「うん」
『俺、泣いても、いいですか。』
「泣いてもいいよ、しっかりと動画に残してあげる。」
『....やっぱり元気が一番だよな!!』
…にしてもなんかだいぶ原作の奏とはだいぶキャラが違う気がする...。前までは原作ルート一直線だった気がするが……なんか、小学生の頃の元気な奏に戻ったような感じだ。...少し懐かしい感じだな、それに奏が元気そうで本当に良かった。...あ、そういえば、、、
『ところで奏、聞きたいことがあるんだけどさ。』
「何?私達の将来について?」
『違います、単純に最近不思議な事があったからさ、奏にも意見を聞きたいんだ。』
「なーんだ、てっきり『結婚を前提にお付き合いしよう』(キリッ)みたいな話かと思ったのに。」
『どう考えてもこの流れでその告白はおかしい....ムードもクソもないじゃんそれ。』
「私は咲斗となら付き合ってもいいんだけどね?」
『はいはい、冗談はいいから。』
「むー、冗談なんかじゃないのにー。...まぁ、もう咲斗の両親には話をつけてあるからいいけどさ.....。」
最後の方はきこえなかったが、まあ大した事でも無いだろう。...なんかフラグが立ったような気がしなくもないが。冗談をいいながら、ほっぺを膨らませ唇を尖らせてこちらを見る奏...やはりこの顔は相変わらず破壊力が凄いな。どこから見ても可愛いとか最強かよ俺の幼馴染は。最近やっと慣れてきたが、少し前までは見るたびに意識を失いかけていた。…でももう動揺したりなどせんのだよ、ふっ....
———っと、話がそれたな。
『まあ、それで本題に戻るんだけどさ、』
『最近さ、俺の部屋から妙に視線を感じるんだけど...奏、何か知らない?』
「視線...?…特に無いかな。」
「ていうか、私っていう可能性は考えないんだね。一緒に住んでるから怪しんでもおかしくないと思うけど、、、」
確かに、最初は偶にしか視線を感じなかったので奏かな?って思った。でも、、、
『いや、視線を感じる時間帯って大体昼か朝なんだよね、でもその時間帯って奏普通に曲作りに没頭してるか、仮眠取ってるじゃん?だから、奏は無いと思って。...てかそもそも奏はそういうことしない奴だって知ってるし、する必要も見当たらないからなー。』
「まあ、それは確かにそうだね...というか、その時間帯なら私は部屋から出てすらいないと思うからなー。」
確かに奏、昼は自分の部屋から出てくるとこ見たことないかも。奏と話す時は大体メールで呼ばれるか、こっちの用事で奏の部屋に行くかで、奏自身が部屋から出ることはあまり無い、、、というか、高校に上がってから一度も無いんじゃないか?俺は別にそれでも良いとは思うけど....
『……たまには運動しなよ?』
「....気が向いたらねー」
こいつ絶対運動する気ないな、、、そろそろ体動かさないとまずいか?...朝のジョギング一緒にやってみるかぁ...奏は高校に入ったからほぼ運動はして来なかった....っていうか外にすらあまり出ていなかったので、いきなり走らせるのはまずいな、、、体力絶対持たん。
散歩の方がいいか。ともかく、毎日5分でもいいから体動かさないとまずい、体力があればあるほど色々な場面で役に立つからな。....でも、続くかなぁ、三日坊主になりそうな気もするんだよなぁ、、、、部屋でなんか簡単に運動できるものでもないかなぁ...
『うーん、、、あ、そういえば奏は大丈夫なのか?最近、何か視線を感じたりしないのか?』
「いや?私は特にそういうのは無かったけど。」
『マジか...まあ、単に俺の気のせいなのかな....?』
「まあ、そうなんじゃない?」
「何もいなくても視線感じる事ってたまにあるし、そのせいで何かいる...って考える方が余計に変な思考に向かうと思うから、気楽に考えようよ。」
『まあ、そうだな。考えすぎるのも良くないしな。』
まあ、別に実害が出たわけでも、何かそれらしいのを見た訳でもないからなぁ、、、周りの様子を一度見て見たけど、何もなかったからなー。奏の言っている通り、本当にただの気のせいなのだろうな。
....でも流石に防犯カメラくらいはつけた方が良いよな。あれ結構値段張るんだよなー、、いやでも防犯カメラは付けた方が良いな。...一応ついてあるにはあるけど、玄関前しかついてないし、しかもそのカメラマジで昔のやつだから防犯として機能するかも怪しいので、防犯の機能が、、、玄関前のやつと俺の部屋などっかに付けるとしたら二つだから....大体二万くらいかな?...まあ、必要な出費って事で考えよう。
ふと時計に目を向けて時間を確認すると、10時丁度だった。結構話し込んでしまったな、そろそろ行かないと間に合わないな、、、
『そろそろ行かなきゃ遅刻しちまうな。』
『それじゃあ奏、俺少し友達と遊んでくるから、お昼ご飯しっかり食べるんだぞ?レンチンで済む様に、作り置きしてあるから。』
「え?咲斗どっかいくって言ってたっけ?」
『あれ、一昨日くらいにメッセで送らなかったっけ?今日の12時に友達と遊びに行く約束してたんだよ。』
「あー、、一昨日?多分その日は新曲の仕上げに取り掛かって皆と話してたから、メッセージとか流してみてたかも。」
『あー確かに昨日、ニーゴの新曲上がってたもんね。』
確かに昨日、ニーゴの新曲が上がってたもんなー。書き下ろしが前世とは違った内容だったから、結構新鮮味があった。
ニーゴが現在あげてる曲一通り聴いたけど、どれもなんだよなー。原曲もカバーもどっちも最高だから、前世では毎日聴いていた。ニーゴだけじゃなくて、他の曲も勿論聞いてたぜ!
っと、玄関まで着いたな。まさか普段は部屋から出ない奏が玄関までついてきてくれるなんて、、、お兄ちゃん、感動したよ、、、。え?そこは彼女とかじゃないのって?...いやあ、なんか過ごしていく内に大事な妹みたいに思えてきて、、、正直俺の奏への愛って、女性としていうより家族としての好きって感じなんだよね。まあ、最初は勿論、ドキドキしてましたけどね。過ごしていく内に段々慣れてきたって感じ。
『それじゃあ奏、行ってきます。』
「いってらっしゃーい、あ、一応確認はしておくけど、明日はちゃんと空いてるよね?」
『おう、しっかり空けてるぜ!!』
「それなら良し。けど...なるべく早く帰ってきてね?」
『おう、わかった、あんまり遅くならないようにするよ。』
そうして俺は約束してる場所へ向かっていったのだった。
「そういえば、まふゆも今日、誰かと遊ぶって言ってなぁ....」
◇ ◇ ◇
(…どうしよう。)
俺は今、とあるショッピングモールにて友人を待っている...のだが、
「ねぇねぇーお兄さん、今ヒマー?」
「良かったさ、今から私達と一緒に遊ばない?」
逆ナン、、であってる?...まあ、なんでもいいか、そう、なぜかは知らないが俺はナンパされてるのである。しかも普通に美人な二人組のお姉さんに(見たところ20代前半かな?)ナンパされてるのである。もう一度言おう、俺がナンパしているのでは無い、俺がナンパされていr.....「何してるんですか?」
『あ、やほ。』
「え、、、あ、あなたは、、、」
「どうも、私は朝比奈まふゆと言います。今、貴方達がナンパしている彼の彼女です。」
『え!?それはちが...「黙ってて」...ハイ。』
——俺、何かやった?明らかに怒ってる時のオーラなんだけど、、、
「か、彼女さんがいたんですね、、、」
「す、すみませんでした〜、わ、、私たちはこれで失礼しますね、!」
数分くらいまふゆと話しあったのち、彼女達は俺に一言謝り、去っていった。
『……連絡先くらい、交換したかったな....。』
まあ、今度また一人で来ようかな。
「咲斗...」
あ、戻ってきた。
『あ、ごめんねまふゆ、なんか絡まれちゃってさ。』
「ううん、私が悪いからいいの、咲斗は何も悪くないから。」
『いやいや、俺がキッパリとまふゆと遊ぶからって断れば良かっただけだからさ、まふゆは感謝こそされど、謝る事なんて何ひとつないよ?』
「それでも、ごめん。」
『あーー!!ほらほら、ゲームセンターとか行かない!?なんか今イベントやってるらしいからさ〜。』
「あ、うん…わかった。」
『よーし、それじゃあ行くぞー!!』
そう言って俺達はゲームセンターへ向かったのだった。。。
「ごめんね咲斗…私が——————
貴方の全部を私が管理出来れば、あんなやつらに触れられたりしないのに…」
まふゆが放った言葉は、彼の耳に届く事はなかった。
————————————————————————————————
『うぐぐぐぐ』
「…………」
俺たちは今、ゲームセンターでチュウニズムという音ゲーで遊んでいるのだが……
『や、やばい...う、うで...じぬ...あ、指も、、、つ、疲れた、、あ、やっとおわった…』
つ、つかれた、もうこれ以上は無理。体力的にも、精神的にも……
「……まだ半分くらいしか終わってないけど…」
『え゛っ!!?』
「あ、来た。」
『ご、御無体なぁ〜!!!』
◇ ◇ ◇
『う、うでがぁ、、ゆびがぁ……』
ヤバいってホントに、死ぬかと思ったわ。最初にやった曲を一発でフルコンできたから最高難易度もできるんじゃねって思ってたのに…わからされました。くそう、次は攻略してやるからなぁ……!!
「…大丈夫?」
『あ、ああ...大丈夫だ。』
まふゆの方はかなり余裕そうだった。俺と同じ難易度を選んでいたのになぁ〜。あの弾幕の様なノーツを全部捌いてフルコンしていた。しかも三連続で、そして今も余裕そうな顔をしている。
うーん、えぐすぎ⭐︎
『まふゆはすごいよなぁ、あんなえっぐい譜面フルコンできるなんてさ。』
「別に…運が良かっただけだよ。」
『いやいや、あれは運がとかじゃどうにもできないよ。』
「咲斗も凄いよ。初めてなんでしょ?…普通に上手いと思うけど……」
『……まあ、そうなのかな、、、?』
いやでもなぁ、、、一応俺もプロセカの難易度30以下は全部フルコンできたのに...やっぱ10年のブランクはでかいな。ちょくちょく練習しよう。
「それで、、次はどうする?」
『うーん...あ!…まふゆ、お昼ご飯って食べた?』
「ううん、まだ。」
『そうか...なら、少し遅くなっちゃったけど、お昼ご飯にしよう!!』
現在の時刻は2時、少し遅い気がしなくもないが、まあお昼ご飯の範囲内だろう。
「うん、わかった。」
『よし、それじゃあいくぞー!!』
まふゆとこうやって遊ぶのなんてまじで久々だからな!もっと遊び倒さないと!!
『それじゃあ次はーーー……
◇ ◇ ◇
『zzz...』
「寝ちゃった…」
今は午後の9時で、ここは帰りの電車、休日ではあるのだが、あまり人はいない。パッと見ても私達の周りに人はおらず、いたとしても一人くらいしかいない。そして今、私の膝の上で寝ている彼は青空咲斗。私の大事な人だ。
彼と初めて会ったのは、遊園地にお母さんと遊びに行った時だ。
迷子になって泣いている私に、彼は手を差し伸べてくれた。
そして、お母さんが来るまでずっと一緒にいてくれたのだ。———彼と初めてあったとき、それが私の人生が始まった瞬間だ。なぜかは説明出来ない。だけど、それだけは自信をもって言える。
「……苦しいよ」
彼が今日、あの人達に話しかけられている彼を見た時、私の中になにか得体の知れないキモチがわいた。心にヒビが入ったような感覚。私には、そのキモチが何なのか、よくわからない。だけど……
「…好き、だよ。」
たとえどんな事があったとしても、この気持ちだけは、本物だと思うから。
だから—————
朝比奈まふゆは、最も愛しい彼の額に唇をつけた。
〝愛してる〟
彼と向き合って、この言葉を伝えられるかはわからない。だけど、絶対伝えてみせるから。だから……その時まで、待ってて。
彼と別れるその時までずっと、彼女は彼の体を愛おしそうに優しく抱きしめていた。だが、崩壊は確実にこのセカイに迫っている。その時、彼女は最高で最悪な選択を迫られるだろう。
◇ ◇ ◇
彼女は確かに、彼…青空咲斗を心から愛してるのだろう。だが、彼女はわかっているだろう、なぜなら、彼女自身がその言葉」を曲に加え入れたのだから。
『だけど、大丈夫なんて恋は、どこにもないの。』
◇ ◇ ◇
「ふふ♡やっぱり可愛いなぁ♡咲斗の寝顔♡」
私はあの日から、曲作りに行きずまった時や追い詰められてると感じた時に、彼の部屋に夜這いをし、彼の精液を頂戴していた。最初は苦くて飲みにくいと思っていたものだったが、飲んでいく内に美味しく感じる様になって、今では彼のがなきゃ満足出来ない体になっている。
だが、いきなり襲うような真似はしない。幾ら寝ている時の咲斗の眠りが深く、起きにくいとは言っても、眠りに入って直ぐの場合、普通に起きる可能性があるからだ。(一度それで起きたのだが、彼は覚えていない)だから、まずは匂いを嗅いで、しっかり眠っているか確認する事。....まあ、私が彼の匂いを嗅ぎたいと言うの欲望も混じってはいるのだが、、、
「すんすん...はぁ〜♡」
いつもはシャワーかお風呂に入り、パジャマに着替えてから寝る彼だが、疲れていたのか、服を着替えずにそのまま寝ているのだ。つまり、彼の匂いがより強く染み込んだ服というわけだ。私は丁寧に、かつ慎重に彼の服を脱がし、彼の匂いと汗が詰まった服に自らの顔を埋める。
———刹那、脳が蕩け、何も考えられなくなる。背徳感すらも押し潰す程の快楽が脳に、体に駆け回った。
(咲斗の匂い♡咲斗の匂い♡咲斗の匂い♡咲斗の匂い♡咲斗の匂い♡)
「咲斗の♡...ん?」
彼の極上の匂いを堪能している時、ふと私は違和感を覚える。だが、その違和感が何なのかは分からない。ただの間違いかとも思ったが、なんだか胸騒ぎがする。なのでもう一度違和感を感じた場所の匂いを嗅いだ。
「——何、この匂い。」
なぜ、彼の私服から。私以外の女の匂いがするんだ???しかもこの匂い...間違いない、何らかの香水の香りだ。私はオシャレとかには全く興味が湧かないので、そこら辺の事は分からない。だがこの匂いは昔お母さんが同窓会に参加する時に付けていた香水の匂いとそっくりなので、
恐らくは同じメーカーのものだろう。
「何で...?」
(なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで)
なんで彼から私以外の匂いがするんだ。おかしいよ。、だって彼と私はソウシソウアイデはナいカ。ナンデホカノオンナのニオイがするんだよ。……そういえば最近、咲斗が出掛ける頻度が多くなってる、それに、前より帰る時間も遅くなってる。。。しかしどれだけ遅くなったとしても八時までには家に帰ってくるし、遊びに行くとしても家事をほっぽり出したりせず、しっかりと全て終わらせてから遊びに行っていたからあまり気にするような点はなかったんけど。。。
「でも、咲斗が別の女の所へ行くなら、話は別だよね?」
だってそうでしょ?彼は私のモノ。私は彼のモノなんだから。私たちの間に横切ろうとする邪魔者なんて要らない、いや、居ちゃいけないんだ。とりあえずまずは彼に色目を使って私から彼を奪おうとする女が誰なのか調べなくては行けない。だが、中学に上がってからずっと部屋に篭もりっぱなしだった私の体は、お世辞にも良いとは言えない。走れれば奇跡と言った所だろう。
————しかも今の季節は夏なのだ。夜なら日差しが無いので大丈夫だが、昼間の日差しが強い中彼を何時間も尾行するのは、私の体力では無理だ、、、だから、盗聴器を使うことにしよう。確か、ここで一緒に同棲する前の彼の実家の部屋に、いくつか仕掛けていた筈。
彼と同棲してからは使わなくなっていたが、今回ばかりは事情が違う。
明日も彼は遅くなるだろうから、彼の部屋から盗聴器を取り出して、彼が普段着ている制服に付けて置こう。
「はあ、、、咲斗?浮気は駄目なんだからね?」
まだ付き合ってはいない私たちだが、気持ちは絶対両想いなのだ。今回のコレは恐らくは私が彼にアピールして居なかったから、彼が本当に私に好かれているか不安になって、そこを例の女に付け込まれたのだろう。私にも悪い部分はあったので、今回は許してあげよう。
——でも、もし次やったら、手足を拘束して、何から何までわたしがお世話してあげる。
妻が愛する夫を支えてあげることは普通だろう?動けない彼の代わりに私が彼の全てをお世話する。睡眠も食事も排泄も運動も性的な事も全部全部代わりにやってあげる。これがワタシのアイのカタチ。
....でも、一つだけおかしい事がある。なぜ、私には何も言わなかったのだろう?恥ずかしかったから?いや、彼は平然と付き合ったと言うはずだ。浮気してると思ってるから?....いや、可能性としてはあると思うが、これも無いと思う。だって帰ってきた時の彼の態度は、いつもと同じだったから。彼は嘘をつく時、目を右にそらすのだが、私が接している時、よそよそしさとか、気まずさとか、そんなものは感じとれなかった。ならば、彼が浮気をしたというのも私の勘違い....?————いや、違う。服にだけとかなら友達同士として、仲がいいから接近する事くらいのあるだろう。その時についた匂いだと言う説明も合うと思う。......しかしながら今回は違うのだ。匂いは、服だけじゃなく、彼の手にもするからだ。そして、濃すぎる。誰かは知らないが女の匂いが強く、彼の手からするのだ。…いくら仲が良いと言っても、手を繋いだまま、遊んだりするのだろうか。
ならば、この匂いの正体は確実に咲斗の事が好きな人だって事だ。付き合ってはいない。....おそらくは彼に恋して、アプローチしている所なのだろうな。
つまりこれは、私から咲斗を奪おうとしてるということか。
———いや、そうだよ。なんで、忘れていたんだろう、私。
彼が私を裏切る訳が無い。それは、私が一番良く知ってる。ならば何故、彼は他の女の匂いがついて、、、
「....そっか、そうだったんだ。」
彼は、洗脳されてるんだ。それか、脅されてるか、、、、
どっちにしても、やるべき事は変わらない。私がすべきことは決まってる。
彼を救うんだ。私は、彼に救われた。彼の真っ直ぐな眼差しが、彼のあの笑顔が、嫌がることなく「私」を受け止めてくれたあの体が、一生支えてくれると言ってくれたから、そして、、、、、私の作る曲を、認めてくれた。素敵だとそう言ってくれた—————
だから私は、救われたんだ。頑張れるんだ、没頭できるんだ。〝誰かを救う曲を作る〟ことに。今の私があるのは、彼のおかげ。でも、彼から与えてもらってばっかりでは駄目だ。私も、彼の力になりたい。だから
———今度は私が彼を救う番だ。どんな手を使っても、必ず救ってみせる。
だって、約束したじゃないか。
〝二人で助け合って生きていく〟
—————そう、約束したから、、、、だから、待っててね咲斗。
カナラズ、ソノセンノウヲトイテアゲルカラ♡
「待っててね、咲斗……イマ、タスケテアゲル♡」
そして、二度と咲斗が洗脳されないように、、、
私が咲斗をセンノウスルカラ♡
崩壊は、突如として来訪する。
次はもう存分にえっちなの書きます。