たかしくんとのプールでの交尾を終えると、私はたかしくんを連れて脱衣所に戻りました。
たかしくんの大柄な身体を水色のバスタオルで拭いてあげてから、高級な椅子に腰掛けたたかしくんにひざまずくようにして靴下を履かせてあげます。
それからは私も身体を拭いて普段着に着替え、振り向くとたかしくんは元通りのスーツ姿に戻っていました。
今の彼は障がいのある男の子のたかしくんではなく、都内の病院で医師として働く鈴木さんです。
「お疲れ様です。お茶とスポーツドリンクとどちらがいいですか?」
「お茶にして貰おうかな、この後大学の同期とご飯に行く予定なんだ」
鈴木さんは私から190gの缶に入ったお茶を受け取るとこくこくと飲み、その立ち振る舞いには先ほどまでのたかしくんの面影は全くありませんでした。
まだ終了時間までは5分ほどあるので私も向かい側の台に腰掛けてペットボトルのスポーツドリンクを飲み、鈴木さんが飲み干した缶を左手で受け取るとゴミ箱に捨てました。
「今はもう慣れましたけど、普段はお医者さんの鈴木さんがああやって私に甘えてくるのは今でもどきどきしちゃいます。奥さんにもあんな風に甘えてるんですか?」
「妻にはあんな姿はとても見せられないよ。もう年頃の娘もいる身だし、君のような若い女の子とこんなに楽しいことをしていていいのかと自問自答することもある。だけどね……」
鈴木さんは中年男性にありがちな思慮深さをひけらかそうとする口調で話し、そのまま自分について語ります。
「障がいのある男の子になりきってあかりさんに甘えている時だけは、自分が自分らしくいられるような気がするんだよ。ここにいる時の私が真の私で、普段病院で働いている時の私は虚像に過ぎないのかも知れない。……これからも、君に甘えていいかな」
「当たり前じゃないですか。私も鈴木さんとエッチなことするの大好きですから」
この人はいつまでも自分は正常な側の存在だと思いたいのだなと考えながら、私は純度100パーセントの笑顔を鈴木さんに向けました。
性風俗店にも関わらず貸し切りのプールを備えているサンフラワーは一般的なソープランドと比べて段違いに利用料が高いですが、それでもプールという特殊な環境で性奉仕をして欲しいお客さんがいるから商売が成り立っています。
鈴木さんが毎回予約する75分コースは1回で10万円近くかかりますが、それを鈴木さんが毎月ポンと支払えるのも彼が正常な側の存在で、現役の医師であるからです。
私は鈴木さんから2万円を直接受け取ると口元を隠してスマホでツーショットを撮らせてあげて、鈴木さんはその写真を大事にクラウドに保存していました。
脱衣所の出口で鈴木さんにディープキスをしてから彼を見送ると、私は順番を待っていた次のお客さんを脱衣所に迎え入れました。
その日は日給で数十万円を頂いてから店を後にし、サンフラワーの男性従業員さんが運転する車で自宅の最寄駅まで送って貰いました。
現金払いのお給料を小さなカバンに片付けてぎゅっと握っている私に、初老の従業員さんはぽつりと話しかけます。
「あかりさん。……弟さんは元気にしていますか。何か困ったことがあれば、話ぐらいは店長と私が聞きますよ」
「ありがとうございます。幸い少しずつ元気になってきて、最近は近くを散歩したりしています。お勉強も自分から進んでしてるんですよ」
「そうですか、それは良かった。……これから何があっても、ご自身を大切にしてください」
従業員さんはそこまで話すと車を徐行させ、私は小さなカバンだけを持って車から降りました。
来週もよろしくお願いしますと頭を下げると従業員さんは右手を上げて車で走り去り、私は夕ご飯の材料をスーパーで買い揃えました。
駅から歩いて10分ほどの所にある古びたマンションのドアを叩くと、私の人生で一番大切な人が私を出迎えてくれます。
「おかえりなさい、おねえちゃん。きょうはかいものにいってえいごをべんきょうしました」
「ただいま。ヒカルちゃん、ちゃんと買い出しに行ってくれてありがとう。今日はどんな英語を勉強したの?」
「じせいのいっちをべんきょうしました。あい・そーと・しー・わず・あん・あくとれす……」
「流石はヒカルちゃん、もうそんな所まで覚えたのね。後で一緒に復習しましょうね」
ヒカルちゃんは私の3歳下の弟で、今年でもう20歳になりますが彼の心は小学校低学年の頃に閉じ込められてしまっています。
私はヒカルちゃんを支えるために成人してからずっと風俗で働いていて、仕事がない時はヒカルちゃんと一緒に英語を勉強しています。
狭いキッチンでささやかな夕ご飯を作ると、私はヒカルちゃんと2人で冷凍豚バラ肉を使った野菜炒めを食べました。
私が一人でお風呂に入っている間に、ヒカルちゃんは昼間に買っておいた氷パックの封を切っていつもの作業をします。
お風呂から出てくるとヒカルちゃんの両手は氷に触れてかじかんでいて、私は早くお湯で温めましょうと言って彼をお風呂に入らせます。
それから私が小さな液晶モニターにつないでいる家庭用ゲーム機で趣味のゲームを楽しんでいると、お風呂から出てきたヒカルちゃんも隣に来て一緒にゲームをしました。
私の人生で一番幸せなのは、ヒカルちゃんと2人で黙ってゲームをしている時だと思います。
途中で一緒に英語を勉強してから再び2人で別のゲームを遊び、最近は家を建てるゲームに夢中のヒカルちゃんを私は偉い偉いと褒めてあげました。
普段は23時を過ぎれば寝ることにしていて、先に布団に入ったヒカルちゃんに私はパジャマを脱ぐと身体を沿わせます。
「ヒカルちゃん、今日はだいすきしないの?」
「おねえちゃんつかれてるし、きょうはいいよ……」
「そんなこと言っちゃだめ。ね、おっぱい触るだけでもいいから」
「……」
ヒカルちゃんは耳元で囁いた私に覚悟を決めると私のFカップのおっぱいをブラジャー越しに揉みしだき、私も右手を動かすと彼のおちんちんをパジャマの上から撫でました。
それからは布団の中でお互いの身体を触り合い、おちんちんが勃起して苦しそうなヒカルちゃんにキスをすると服を全て脱がせました。
布団の上に仰向けに寝転んでおちんちんを勃起させているヒカルちゃんに馬乗りになると、既に愛液で濡れていた秘所に彼のおちんちんを差し込みます。
「んんっ……おねえちゃん、きもちいいよぉ……」
「そうよ、ヒカルちゃんはあかりお姉ちゃんの
「おねえちゃん、でもこんなのだめだよ……ああっ、はあぁっ……」
「ほら、触って。あかりお姉ちゃんの身体はヒカルちゃんだけのものよ。他の誰に抱かれたって、あなただけの……」
ヒカルちゃんは私の言葉に興奮するとFカップのおっぱいを下から揉み上げてきて、私もそれに合わせて腰を上下に動かします。
彼と両手をつないでぱんぱんと腰をぶつけ、2人の愛を確かめ合います。
「おねえちゃん、ぼくはおねえちゃんのことがだいすきです。だから……」
「私もヒカルちゃんのことが世界で一番大好き。……もう、何も言わないで」
私が涙を流しながらそう言った瞬間にヒカルちゃんは絶頂に達し、私の膣内に精液をどくどくと放出しました。
膣内から引き抜かれたヒカルちゃんのおちんちんをウェットティッシュで優しく拭いてあげながら、私は彼の亀頭に優しくキスをしました。
布団に仰向けに寝転んだままはぁはぁとあえぎ声を漏らしているヒカルちゃんを見て、私は自分がどんな犠牲を払っても彼だけは守ってみせると心に誓いました。