※この作品はR-18です。

あかりのセックスボランティア   作:馬門戒明/輪島ライ

5 / 7
5 終わりの始まり

「今日もありがとうございました。しばらくお休み貰うので週明けからまたよろしくお願いします」

「こちらこそ。弟さんとゆっくり休んできてください」

 

 ある木曜日の夕方、私はその日のサンフラワーでの仕事を終えて送迎車から降りていました。

 

 運転手の男性従業員さんに挨拶をして駅前で別れ、私はいつものように夕ご飯の材料をスーパーで買い揃えました。

 

 明日から日曜まで久しぶりに3日間連休を貰うことになっていて、週末はヒカルちゃんを遊園地にでも連れて行ってあげようと考えながら私はマンションへと歩いていました。

 

 

「んんっ! ……んっ……」

「あかりさん、静かにしてください。暴れなければここでは危害を加えません」

 

 路地裏から飛び出してきた男性は私の口にハンカチを押し当てて黙らせると私を路地裏に連れ込み、そのまま布の袋を私の頭に被せてきました。

 

 こういう事態を予期していた私は視界を奪われながらもカバンの中に隠していたあるものを素早く取り出し、電源を入れると五感を頼りに犯人の身体に押し当てました。

 

 

「ぐがああああっ!! あ、あ、ああ……」

「中島くんだよね。どうしてこんなことするの?」

 

 スタンガンの電流を浴びた犯人は苦痛のあまりコンクリートの地面に倒れ伏し、私が顔に被せられた布の袋を瞬時に取り去るとそこには常連客の30歳男性である中島くんの姿がありました。

 

「あ、あかりさん……俺は、君のことがずっと……」

「だったらどうして素直に付き合ってって言わないの。そうすれば誰も傷つかなくて済むのに……」

 

 路地裏から逃げ出す前に中島くんを一喝した私ですが、背後に隠れていた誰かが私の背中にスタンガンを押し当てました。

 

 もう一人犯人がいてしかもスタンガンを使ってくるとは予想していなかった私は全身を流れた高圧電流で気絶し、地面に頭から倒れた私を泣きながら見ていたのは初老の男性でした。

 

 

「ごめんなさいあかりさん、本当に申し訳ない……伸一、この子を連れていけばいいんだな」

「そ、そうだよ……そうすれば、俺は幸せになれるんだ……」

 

 高圧電流を浴びたダメージからようやく立ち直った中島くんは初老の男性と一緒に私の身体を抱えてワンボックスカーに運び、そのまま私を誘拐しました。

 

 

 目覚めた私は窓のない白い壁の部屋のベッドに全裸で寝かされていて、両腕をベッドの柵にくくりつけられて口には猿ぐつわを噛ませられている私の股の上では全裸の中島くんが肥満した腰を振っていました。

 

 彼はコンドームを着けていないおちんちんを私の膣内に挿入して恍惚とした表情をしていて、彼に路地裏で襲われた時点で私はこうなることを予期していました。

 

 両脚は固定されていないものの自発的に両脚を動かそうとしても動かず、じわりじわりとにじんでくる鈍痛から私は昏睡している間に両脚の骨を折られたのだろうと考えました。

 

 

「あかりさん、もう大丈夫だからね。君は今日から俺のお嫁さんになるんだ。脚は動かせないだろうけど母さんがずっと君の介護をしてくれるし、ベッドの上でなら何でも好きなことをさせてあげるよ。君は今日からこの家の一員なんだ」

「……」

「ピルを飲んでると思うけど1か月もすれば大丈夫だよね。今日から毎日何回も君に中出しをして、俺は君と赤ちゃんを作るんだ。そうすれば俺と君は本当に家族になれるし、君はもうあんな地獄みたいな生活に戻らなくて済むんだ。障害者の弟に性奉仕をして、風俗で男たちに身体を売るような生活には……」

 

 中島くんは狂気を孕んだ表情で私の秘所におちんちんを打ちつけながらそう言って、ヒカルちゃんのことを知っていることからすると彼は私に探偵でも付けていたのだろうと思いました。

 

 私は今日から彼の性奴隷になって、この地下室に閉じ込められたまま彼の子供をお腹に宿すのでしょう。

 

 

「ああ気持ちいい気持ちいい。俺は何て幸せなんだろう。俺を馬鹿にしていじめた奴らはきっと悔しがるよ、だって俺にはこんなに綺麗で優しいお嫁さんがいるんだから……」

「……」

 

 中島くんは両目から涙を流しながら私の膣内に精液をどくどくと放出して、おちんちんを引き抜いた後は先端から溢れ出る精液を私の膣口に塗り拡げてきました。

 

 それから中島くんはあらわになっている私のFカップのおっぱいを好きなだけ揉みしだいては舐め回し、再びおちんちんが勃起してくると興奮が冷めやらない様子で私の膣内におちんちんを再度挿入してきました。

 

 

 中島くんにまるで肉便器のように扱われながら、私はヒカルちゃんは今頃自宅でどうしているのだろうと思いました。

 

 

 そして、ヒカルちゃんと過ごした幸せな日々と私が生まれてからこれまでの人生を思い返して、私は、

 

 

 

 これでやっと楽になれる。

 

 

 と思いました。

 

 

 

 精液が尽き果てた中島くんが猿ぐつわを噛ませられた私の頬にキスをして一旦部屋を出ると、地下室のドアの前で待っていたらしい彼の両親が部屋に入ってきました。

 

 彼の両親が泣きながら私に話したのは、私も概ね予想していた事情でした。

 

 

 中島くんは大学を中退してからずっと3階建ての自宅に引きこもっていて、彼は風俗であるサンフラワーに通う中で私と結婚したいと考えました。

 

 しかし歪んだ人生の中で屈折した人格に育った彼は私と正々堂々と付き合うことは考えられず、私を監禁して妊娠させると決断したのでした。

 

 家庭内暴力で抑圧されていた両親は彼の計画に思考停止で従い、お父さんは中島くんと協力して私を拉致し、お母さんは地下室に監禁された私の世話をすることに決めたのでした。

 

 

 それから私は中島くんのお母さんの介護を受けながら中島くんに毎日地下室で強姦され、体感で2週間ほどが過ぎました。

 

 中島くんのおちんちんを膣内に打ちつけられながら私の人生の終わりはここから始まるのだろうと薄れていく意識の中で考えていると、地下室に大勢の人々がなだれ込んできました。

 

 

「なっ!? 母さんどういうことだよこれは!!」

「中島伸一、拉致監禁と強制性交の容疑でお前を逮捕する。今すぐ被害者の身体から離れろっ!!」

「伸ちゃん、もうやめましょう。これ以上こんな風に生きたって仕方がないでしょう……」

 

 警察官と一緒に地下室に入ってきたお母さんは泣きながら地面にくずおれ、全裸の中島くんは慌てて私の膣内からおちんちんを引き抜きました。

 

 そしてお父さんは懐に隠していた出刃包丁を取り出すと中島くんに駆け寄り、彼の後頸部を迷いなく突き刺しました。

 

 破裂した中島くんの頸動脈から大量の血液がシャワーのように飛び散り、降り注ぐ赤い雨は私の身体をベッドごと赤く染めていきました。

 

 

「があっ!! あっ、ああっ!! あああああああっ!!」

「お父さん何をするんですか、今すぐ包丁を離しなさい!! やめろっ、これ以上犠牲者を増やすなっ!!」

「伸ちゃん、もう大丈夫だからね。お母さんも必ず後を追うからね。これまでよく頑張ったね……」

 

 息子の頸動脈を出刃包丁で切り裂いて殺害した中島くんのお父さんは返す刀で自分のお腹を勢いよく突き刺し、刑事さんらしい男性は一連の凶行に驚愕するとお腹から血を流しているお父さんを取り押さえました。

 

 中島くんのお母さんは真っ白なベッドを血まみれにして即死した息子の遺体にすがりついて笑顔を浮かべ、3人の女性警察官は全裸の私の身体を隠すように毛布を被せると私の両腕をベッドの柵に固定していた縄を冷静に解除し始めました。

 

 

 この世の地獄の全てが表現されたような地下室の中で、私は天界から地獄を見下ろす女神のような心地で気を失いました。

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