はい、どうも皆さんこんばんわ! 『カチコミ侍ニン任にん』です!
久しぶりにこの作品を更新させてただきます!
それでは本編にどうぞ!
——ハチマンside
宝物殿を後にした俺は、無事に第六階層に転移することができた。
第六階層は、そのほとんどが鬱蒼と生い茂げている森林で覆いつくされており、まさに『樹海』という言葉が一番しっくりくる場所である。そんな場所で俺が転移したのは、この階層で唯一ある壮大な建物である『闘技場/コロシアム』の通路。その通路を真っすぐ進むと開けた場所に出れる。そこはナザリック地下大墳墓に侵入した愚か者たちを戦わせるための仕様となっていて、過去に起きた大規模な侵攻の時にもここは大いに役立った。
そんな場所であるここの中央に、3人の人影が見えた。一人はもちろんモモンガさんで、他二人はこの階層の階層守護者である。2人の方は何なら話をしている様子であったため、俺はまずモモさんに話しかけた。
「待たせてすんません、モモさん」
「全然待ってませんから、謝らないでください。——それより……あいつは、どうでしたか…?」
俺はパンドラと話していたことで予定より着くのが遅れたことを謝ったが、モモさんは気にしてないと言ってくれた。どうやらそれよりもパンドラのことの方が気になるようだ。
口にこそ出していないが俺には分かる。恐らくモモさんは、この異常事態によってパンドラがアルベドたちの様に動き回ることを恐れているのだ。もしもNPCが設定の通りの性格や行動をしたりしているのなら、パンドラの言動・行動はモモさんの『黒歴史』そのもののため、もし何かがあって『宝物殿』に避難することがあったら、パンドラと会うこととなり自身の羞恥心を多大に刺激することとなる。そのことをモモさんは恐れているのだ。
…ただ、これについてはモモさんが100%悪いため、俺は同情しない。だって、パンドラの設定が嫌だったのなら書き直してやれば良かったのに、書き直すどころか視界に入らないように『宝物殿』の最奥の部屋に放置したのだ。だから仮にモモさんが精神的ダメージを受けることとなったとしても、それは当然の報いなのだ。
だから俺は、わざと笑みを浮かべながらモモさんへ現実を教えてやった。
「——‶いつも通り″、元気そうでしたよ」
「うわぁ~っ!?」
「ああそれと、モモさんが全然来てくれないから寂しいと言ってましたよ。パンドラ」
「……そう、ですか」
「絶対に今度行ってあげてくださいね? いくら『アイテム好き』って設定したって、あんな所で一人ぼっちだったら寂しくもなりますよ。一人の寂しさは、どれほどのもんかモモさんだったら分かってますよね? モモさんはパンドラの創造主…父親の様なものなんですから、ちゃんと親として責務を果たしてください。いいですね?」
「……わかり、ました…。これが落ち着いたら、必ず…行きますよ…」
蹲ったモモさん(『精神作用無効化』発動済み)に父親として何とかしてやれというと、渋々と『分かった』と了承の言葉を告げるモモさん。
正直言うと、本当に会いに行くのか不安であるが……まぁ最悪の場合は、俺が引きずってでもパンドラに合わせればいいか。それよりも今は、ナザリックの安全確認が重要だよな。
俺がそんなことを考えていると、腰辺りに何かが衝突してきた衝撃が伝わって来た。目線を下に向けると、そこにはこの階層の守護者二人が嬉しそうな表情で抱き着いている姿があった。
「お久しぶりです、ハチマン様!! 会えて嬉しいですッ!!」
「ぼ、僕も、会えて嬉しいです……っ」
この二人はギルメンの一人である茶釜さん(ぶくぶく茶釜さんの略称)が作ったダークエルフの双子で、男の子らしい恰好をしているのが姉の『アウラ・ベラ・フィオーラ』、女の子らしい恰好をしているのが妹の『マーレ・ベロ・フィオーレ』だ。茶釜さんが子供という設定をされているから二人とも見た目はとても可愛く見えるが、ナザリックにおいて階層守護者を任せられているだけあって中身は可愛さなど感じられないガチガチ構成の数少ないレベル100のNPCである。特にマーレについては、個人であれば100レベルのNPCたちの中で3本の指に程の強さなのだ。仮にもしマーレと闘うのであれば、俺もガチ装備で迎え撃たないとあっという間に火力差で押し潰されてしまうだろう。そのため2人が俺に懐いてくれていることにほっとした。
因みに、裏話としてマーレの初期の設定は、『可愛らしい男の娘』という茶釜さんの業の深い趣味(この時の俺は、‶あれ″な弟の姉も‶あれ″なんだなと思った)であったのだが、俺ややまいこさん、たっちさんなどといった、子持ちや子ども好きな人たち総出で説得したことで、渋々ながらも納得してくれて今の‶妹″という設定になった。
俺は2人の方へ振り向き、腰へと擦り付けている頭へ手をやって撫でてやりながら話しかけた。
「久しぶりだな、アウラ、マーレ。元気だったか?」
「はい! 私は元気ですよ! 最近は侵入者がいないから少し暇でしたけど、動物たちと遊んだりしてたから退屈ではなかったです!」
「ぼ、僕も大丈夫ですっ。は、ハチマン様は、お元気でしたか?」
「そうか、それはよかった。それと、俺もちゃ~んと元気だぞ」
そう言いながら頭を撫でてやると、2人共『えへへ~♪』と言いながら笑顔になって喜んでいる。
……え? 何この凄く可愛い生物。天使なのかな? やまいこさんやたっちさん(たっち・みーさんの略称)は『子どもは天使!』とかよく言っていたが、今ならその気持ちがよくわかる。見ているだけでも幸せな気分となり、悩みや疲れが飛んでいくようだ。
このままずっと2人の頭を撫でていたい気持ちとなったが、もうそろそろ他の階層守護者たちが来る頃だと思ったので、撫でるのを止めて手を離した。アウラとマーレは「あ……っ」と名残惜しそうな声を出したためちょっと心が痛んだが、この後のことも考えて何とか耐えた。
すると、俺たちの目の前に黒い渦が発生した。そして、その中から日傘を手に持った漆黒のボールガウンを身に纏った銀髪の少女が出てきた。
「おや、私が一番でありんすか?」
その少女はギルメンであるペロさん(ぺロロンチーノさんの略称)が作ったNPCで、ナザリック地下大墳墓において第一~第三階層の守護者を務めている《真祖/トゥルーヴァンパイヤ》の『シャルティア・ブラッドフォールン』だ。シャルティアは階層守護者たち(アルベドやセバスも含む)の中で最強のNPCという称号を持っている。それだけであれば強くて見た目も綺麗な少女ということになるのだが、創造主であるぺロさんは自他共に認める『エロゲーマー』のため、彼女の設定の中には両刀や加虐趣味などはもちろんのこと、死体愛好家(ネクロフィリア)などの異常性癖といった変態属性がこれでもかというほど書かれている。その上、ペロさんの強者のイメージが『慢心してこその強者!』ということもあり、性格は上下が激しく頭も良くないと書かれている。そのため実力もあり見た目も美しいのに中身がとんでもなく残念という、パンドラ並に創造主の所為で割を食うことになっている可哀そうなNPCなのだ。
因みに、見た目は美しいと言ったが、実はシャルティアの容姿にも秘密がある。それは、今の彼女は仮の姿であり、本来の姿は耳の上まで裂けた口に突き出した犬歯あり、手足は枯れ木の様な化け物である。これもペロさんが施したもので、何でも『強キャラには化け物への変身は必須!!』というのがそうした理由らしい。それを聞いた時には、『おいたわしや、シャルティア』と何度も思ったものだ。
「モモンガ様、ご機嫌麗しゅうでありんす。そして……——我が愛しの御方、ハチマン様!!❤ 貴方様に会えて、このシャルティアとても嬉しく思いんす~❤」
『ほんと見た目だけなら完璧なんだけどな~。』と思っていると、シャルティアが俺に抱き着いてきた。俺はシャルティアの行動・言動に目を見開いて驚いていた。だって、ペロさんとは仲が良かったしシャルティアとも数えきれないほど一緒に冒険をしてきたが、それにしても距離感が近すぎるしここまで慕われているのはどう考えてもおかしい。……もしかして、モモさんの様にペロさんが俺に関するシャルティアの設定を弄った、とかか?
そんな風にシャルティアの行動の理由を考えていると、その光景を見ていたアウラとマーレが抗議の声を上げる。
「ちょっと!! 何してんのよシャルティア!? 羨ま——じゃなくて、ハチマン様の迷惑でしょ!? 早く離れなさいよ~っ!!」
「そ、そうですっ! ハチマン様から、離れて下さい…っ」
アウラはシャルティアの腰、マーレは俺の腕に抱き着くと、俺とシャルティアを引き離した。そして引き離すと、マーレは俺の前に腕を広げて再びシャルティアが抱き着かないようにし、アウラの方は腕を放すと彼女に対して説教を始める。
「あんた正気!? 至高の御方であるハチマン様に抱き着くなんてっ!! アンデットだからって、頭の中まで腐ってるんじゃないの!?」
「おやおや何を言ってるんでありんすか、アウラ。愛しの御方への最大級の挨拶は抱擁と決まっているでありんす。そんなことも知らないとはやはりアウラは子どもでありんすね~。そんなんだから身長も心も子どものままんしよ~」
「はぁ~? 身長はあんたと指して変わんないでしょうがっ!!」
「おやおや、そんなことで怒るなんて♪ やっぱりまだまだお子ちゃまでありんすねぇ、チビ助は♪ おほほほほっ!」
「……偽乳の癖に偉そうに」
「なっ!? な、何でそのこと…!? っていうか、おチビなんてほとんどないじゃない!」
「ふん! 私はまだ76歳で若いし、これから成長するんだから別にいいよーだ。あんたは可哀そうよね~? それ以上身体が成長しないんだから~♪」
「ぬぐぐぐ……っ!!///」
「ほんと可哀そうに思うわ~♪ それ以上増えることがないから自分で盛るしかないんだからー。プククーwww」
「こ、こんのチビ助がーっ!! その口塞いだろかコラー!!?」
「何よ! やろうっていうの!?」
目の前で2人がいがみ合っているのだが、どうすればいいんだろう?
現実(リアル)の世界でもこんな場面見たことがないので、どうしたらいいのか俺にはよく分からない。一応マーレとモモンガさんの方に目を向けてみても、二人も俺と同じなのかアウラとシャルティアに交互に視線を送ってアワアワしていた。マーレは大人しい性格と設定されているから喧嘩の仲裁なんてできないだろうし、モモさんも俺と同じでこういう状況を見たことがないだろうから仕方ない。
……でも、どうすんの? これ?
アウラとシャルティアが言い合いをしているこの状況にどうしようかって悩んでいると、俺たちの耳に第三者の声が響いた。
「騒ガシイナ。何ヲヤッテイルノダ、オ前タチ?」
声の方に目を向けると、そこにいたのは顔がアリとカマキリが融合したような感じで、ライトブルーに輝く強靭な肉体に尻尾、四本の腕の内の一本に白銀のハルバートを持った背丈が高い蟲の異形がいた。
こいつは武人さん(武人建御雷さんの略称)が作ったNPCで、第五階層の守護者である《蟲王/ヴァーミンロード》の『コキュートス』。創造主の武人さんが武人好きな所為で、コキュートスの設定の中にもこれでもかと言うほど武人要素がたっぷりとなっている。作成当時、一度絡め手対策のためにと言われて戦ったことがあるが、その戦闘スタイルは本当に漫画などで見る武士を連想させた。
因みに言うとその試合には俺が勝ったんだが、その後武人さんに『息子の仇だー!!』と言って突っかかってきてそれを目撃したぺロさんやウルベルトさん(ウルベルト・アレイン・オードルさんの略称)、ふぁーさん(るし★ふぁーさんの略称)などが悪ふざけで参戦してきて大混乱の戦闘になった。その後、騒ぎを聞いて駆けつけてきたモモさんやたっちさんなどの常識陣の人たちから何時間にも及ぶ説教を受けたのはいい思い出だ。まぁ、その後に修復やそのための材料集めは凄い大変だった…………モウ、アレハヤリタクナイ……。
……話を戻そう。
あの時のことを思い出すのを止めて二人を見てみると、お互いが指を指しあってコキュートスの質問に同時に答えていた。
「シャルティアが私を…!」
「チビ助がわらわを…!」
「あんたが先に言ったんでしょうが!」
「わらわは事実を言っただけでありんす!」
「「んぐぐぐぐ……!!」」
シャルティアとアウラが額を合わせながらにらみ合っていると、コキュートスが持っていたハルバートで地面を叩いて2人のこと強く叱った。
——ガシンッ!!
「イイ加減ニシロ! 至高ノ御方々ノ御前ダゾッ!!」
コキュートスがそう叱ると、俺たちがいることを思い出したのか2人は顔を青くしこちらに身体を向けると、2人揃って頭を下げて謝罪してきた。
「「も、申し訳ありませんでした!!」」
「い、いや、別に気にしていないぞ2人とも。なぁ、モモさん」
「あ、ああ。ただ、これからはあまり喧嘩しなようにな。…そして、よくぞ来てくれた。コキュートスよ」
「至高ノ御方々ノオ呼ビトアラバ、即座ニ」
「コキュートスは相変わらず真面目だな」
俺もモモさんもそこまで気にしてはいないが、子どもみたいに思っているNPC同士が喧嘩する姿はあまり見たくはない。それはモモさんも同じだったのか、2人のことを軽く注意してくれたのこれで2人は少しでも喧嘩しなくなるといいな。
そんなことを思いながら2人でコキュートスのことを労っていると、通路の方からアルベドと最後の守護者(ここに呼んだ中で)が共にやって来た。
そのNPCとは男性で、背丈が高く眼鏡をかけており、オレンジ色のスーツを着ていてぱっと見インテリヤクザを連想させるが、そいつの腰辺りから生えているトゲトゲしい尻尾が異形であることを示している。
「皆さん。遅れてしまい申し訳ありません」
こいつはウルベルトさんが作ったNPCであり、第七階層守護者で《最上位悪魔/アーチデヴィル》の『デミウルゴス』。ナザリック地下大墳墓での防衛線においては、現場指揮官としての役割もあるため、それに相応しい様にウルベルトさんにより『ナザリック随一の知能の持ち主』と設定されている。それは1500人による侵攻の時にも発揮され、前線で戦っていた俺にとってはとても頼りになった。また、創造主であるウルベルトさんが悪役に対して憧れがあったことから、そのNPC(子ども)でもあるデミウルゴスにも『悪役たれ』という願いを込めて『カルマ値』が極悪の-500となっている。
……正直、守護者たちの中でもデミウルゴスが一番の懸念材料だった。だってデミウルゴスは先ほども述べたように、かなりの知恵者のため知恵比べではただの会社員の俺たちじゃ勝ち目が薄い上に、『カルマ値』が極悪ということでどんな悪辣な手を使ってくるのかの想像もつかなかったからだ。時間通り来てくれたことや言葉遣い、表情などを見てみても、俺たちに対して敵意・殺意などはなく従ってくれそうであるから、俺は内心よかったと安堵した。
俺がそうして内心安堵していると、周りを見て守護者が全員いるのを確認したアルベドが俺たちに全員が揃ったことを報告してきた。
「モモンガ様、ハチマン様。ご指示の通り、第四、第八階層を除く全階層守護者の招集完了致しました」
「ありがとうな、アルベド。……ところで、身体は大丈夫か? 何か異常はなかったか?」
「はい、ハチマン様。ペストーニャにも診てもらいましたが、身体には何も異常はありません」
「そ、そうか。それはよかった」
俺が身体が大丈夫かを問うと、問題ないと答えるアルベド。確かに見た目では体調が悪そうには見えないし、ナザリック地下大墳墓においてNPCたちの中で最も『回復役/ヒーラー』として優秀であるペストーニャが断言したのだから実際そうなのだろう。
もし俺の『吸血』の所為で身体に何か異常でも起こっていたらと不安だったのだが、それを聞いて俺は心底安心した。
「本当にすまなかった、アルベド。『宝物殿』でアイテムを取って来たから、これからはしなくても——」
「それはいけませんッ!!」
『大丈夫だ』と言おうとした俺に、アルベドは必至な形相で言葉を割り込んできた。
そ、そんなに俺、ダメなこと言ったっけ…?
「な、何が、ダメなんだ? アルベド?」
「このような未曾有の異常事態の中で、安全かどうかの確認が取れていないアイテムの使用には反対でございます! ですので、どうかこれからもこの‶アルベド″の血を吸ってくださいませ!!」
「い、いや…でも、それは……っ」
確かに、アルベドの言うことにも一理ある。これまで試したアイテムは俺たちが知っている通りの性能・効果であったが、俺が取って来た『血液パック』もそうであるとは限らない。
だが……だからと言って、これからも『吸血』のスキルが発動する度にアルベドに頼むのは気が引ける。というか、血を吸う度にあの妖艶なアルベドの姿を見ることとなれば、俺の理性を維持できる自信がない。
そのため、アルベドからの提案は丁寧にお断りしようとしたのだが、それが言葉となることはなかった。なぜなら、俺は口を開くよりも前にアルベドが声を出したからだ。
「もしかして……ハチマン様は、私の血を飲むのが嫌なのですか…?」
アルベドは悲しそうな表情で、目の端に涙を溜めながらそう言って来た。何でだろう、俺一応何も悪いことはしていないはずなのに、何だか凄い罪悪感を感じてしまう。
……って、それよりもまずはアルベドを何とかしねぇと……!!
「あ、あのな、アルベド。決して、決~してアルベドのことが嫌だからとかじゃなくてだな…!? その~……毎回お前の頸を噛ませてもらうのは、申し訳ないと思ったからなんだ! だから、そんな顔しないでくれっ!?」
「ぐす…っ。本当、ですか……?」
「あ、ああ! 本当だ! 何だったら、お前の血を吸いたいまでもある…!!」
「まぁ! だったらそれでいいではありませんか!!」
俺が勢いに任せてついそう言ったら、アルベドはさっきまでの悲しそうな顔が嘘の様にニコニコとした笑顔となってそう言った。
——あれ? もしかして俺、今墓穴を掘ったか…?
「いやでも、さっきも言ったがそれじゃあアルベドに負担が…」
「私は全く苦ではないです! …むしろ、ご褒美ですし……❤(ボソ)」
「いや、その……あっ! そう、ペストーニャ! ペストーニャにも、迷惑をかけちまうし…!」
「ペストーニャには私から事情を説明いたしますわ。彼女もハチマン様のためとあらば、喜んで手伝ってくれると思います。ですので……————よろしいですね、ハチマン様♪」
アルベドは笑顔のまま、俺からの指摘に対して的確な返しをしてくる。八方塞がりとは正にこの状況の時のことを言うのだろう。笑顔のまま顔を近づけてくるアルベドは、笑顔のはずなのに本能的に逆らえない何かを感じられた。
「……はぁ。分かったよ…。それじゃあ、これから『吸血』の際には、よろしく頼むわ…」
「はい、喜んで♪」
俺がそう言って了承すると、アルベドは満面の笑みを浮かべながら翼をパタパタと動かして嬉しそうにしていた。
そうしていると、ただの美人なNPCなんだけどなぁ……。
俺がアルベドの様子を見てそう思っていると、シャルティアとアウラ、マーレの3人が俺に近寄って来てどういうことかと問いかけて来た。
「ハチマン様! アルベドに『吸血』したとはどういうことでありんすか!?(アルベドったら、何て羨ましい……っ!!)」
「そうですよ、ハチマン様! 私たちにもちゃんと説明してくださいっ!?」
「ぼ、僕も、気になります…っ!!」
「い、いや、それはだなぁ……っ」
3人に詰め寄られて説明を求められたが、どう説明したものか。素直に話した方が良いに決まっているのだが、それを言うと『自分のうっかりで部下の頸に傷をつけたバカ上司』という印象を与えてしまうこととなる。赤の他人にそう思われるのなら兎も角、こんな俺に懐いてくれている3人にそう思われて嫌われてしまったら……引き籠る自信があるぞ、俺は。
どうやって3人に事情を説明しようかと悩んでいると、アルベドが笑顔の状態のまま3人へ話しかけた。
「3人とも、落ち着きなさい。事情なら私がこの後説明してあげるから。よろしいですよね、ハチマン様?」
「あ、ああっ! そうだな!」
「ハチマン様もこう仰っているし、今は事態の把握が先決よ。それでいいわね、3人共?」
「……まぁ、ハチマン様がそう仰るなら…」
「「うん……」」
アルベドがそう言うと、3人は渋々ながらも納得してくれた。俺は一先ず危機が先延ばしになったことにほっとしたが、逆に言えばこれが終われば必ず先の出来事を3人……いや、コキュートスやデミウルゴスを含めれば5人か。この場の5人に知られてしまうのはちょっとまずい。
だって、もしかしたら俺の失態の所為でこの5人との関係に罅が入ってしまう可能性もあるのだ。可能ならばあまり話してもらいたくはないのだが、一度約束をしたのに破ることは話すこと以上に関係を悪化させる危険性がある。だから結局俺には、話すことを認めるほかないのだ。後はアルベドが5人に上手く説明してくれることを祈るしかない。
……最悪、俺への評価が変わっていたとしても、それはしょうがないと割り切ってせめてモモさんへの評価が崩れないようにはしよう。
「すまんな、アルベド。助かったわ」
「僕として当然のことをしたまでですので、お気になさらず。……では皆、至高の御方々に‶忠誠の儀″を!」
アルベドがそう号令を掛けると、この場にいる階層守護者全員が彼女の後ろに横一列に整列した。そして、それが完了するとシャルティアから順番に跪きつきながら頭を垂れていった。。
「第一、第二、第三階層守護者、シャルティア・ブラッドフォールン。モモンガ様、ハチマン様の前に」
「第五階層守護者、コキュートス。モモンガ様、ハチマン様ノ前ニ」
「第六階層守護者、アウラ・ベラ・フィオーラ。モモンガ様とハチマン様の前に」
「お、同じく第六階層守護者、マーレ・ベロ・フィオーレ。モモンガ様とハチマン様の前に」
「第七階層守護者、デミウルゴス。モモンガ様とハチマン様の前に」
「そして私、守護者統括、アルベド。モモンガ様とハチマン様の前に。——第四階層守護者ガルガンチュア、及び第八階層守護者ヴィクティムを除き、各階層守護者全員が御二方の前に平伏させてもらいます」
………
……
…
「……(え? 何これ? どいうこと? 俺は、どうすればいいの…?)」
俺は階層守護者たちが言っていた『忠誠の儀』(?)とやらについて知らなかったから、目の前で彼らが俺たちに対して跪き頭を垂れている様子に頭の中は混乱した。だがそれも頭の中に聞こえた声により長く続くことはなく、俺の脳は正常なものへと戻った。
≪——聞こえてますか? ハチマンさん≫
≪! …ああ、メッセージか。聞こえていますよ、モモさん≫
≪ならよかったです。それとハチマンさん、これが何だか分かりますか?≫
≪いいや。俺にもさっぱり。…だけど、このまま何もしないというわけにはいかないし≫
俺たちが【伝言/メッセージ】でこうして話し合ってる間も、皆がこちらの様子を窺っているので早くなんとかしないといけない。っていうか、このまま無言だと俺たちとしても凄い気まずい。
『早く何か喋らないと』と考えていると、何やら策があるのかモモさんが任せて欲しいと伝えて来た。
≪——ここは、俺に任せてください! さっきはハチマンさんに全部やってもらったので、今度は俺の番です!≫
モモさんがここまで自信良く対応すると言ったので、この場は任せることにした。多少の不安はあるが、モモさんもよく遊びでロールプレイをやっていたから大丈夫だろうと信じることにする。
「——面を上げよ」
普段からは想像できないくらい低い声で、モモさんは階層守護者たちにそう告げた。それとほぼ同時に、モモさんの身体の周りにドス黒いオーラが発生した。それの所為か、この場の空気が重くなったように感じた。というか実際、階層守護者たちは額に冷や汗をかいている。
俺は慌てて【伝言/メッセージ】でモモさんへどういうことなのかと抗議した。
≪ちょ、何やってんすかあんた!? 【絶望のオーラ】出しちゃだめでしょ!? 冷や汗かいて皆怖がってんじゃないですか!!≫
≪ち、違うんです! 上に立つ者として雰囲気を出そうとしたら、勝手に……!≫
『不可抗力なんですよ!』と弁解するモモさん。任せてしまったのは間違いだったかと思い始めたが、今となっては最早手遅れである。一度支配者として威厳ある態度で接するという方針で決めたのなら、ここで逆に親しみやすくするのは返って変に思われてしまうので、モモさんには取り敢えずそのまま続けることを促した。
もうこうなったらやるしかない…! モモさんがまた何かやらかしたら、全力でフォローしてやる……っ!!
そう俺が覚悟を決めていると、階層守護者たちがモモさんの言う通り顔を上げたのを確認した後に、モモさんが話し始めた。
「…まずは、皆が集まってくれたことに感謝しよう」
「感謝など…! 至高の御方々の御命令があれば、それを忠実に果たすのが私たち僕の役目。ならば、お呼びがあれば集まるのは当然のことにございます」
「そ、そうか…。その忠義、嬉しく思うぞ。なぁ、ハチマンさん」
「あ、ああ。モモさんの言う通りだ。素晴らしいぞお前たち。お前たちがいれば、どんなことがあっても安心だな」
俺たちがそう褒めてやると、皆『おおっ!!』と喜びの声を上げていた(コキュートスだけは冷気出していた)。
……セバス達もそうだったが、リアクションが一々オーバーな気がする。
「さて、守護者たちよ。お前たちを呼んだのは他でもない。今、ナザリック地下大墳墓は未曾有の危機に見舞われているといっても過言ではない。よって、この事態の中で各々の階層で何か異変がなかったかを聞くために来てもらったが……どうだ?」
ここに呼んだ理由(わけ)を話し始めると、階層守護者たちの顔つきは一様に真剣なものとなった。その表情からは、モモさんからの言葉を一言一句絶対に聞き逃さないという強い意志を感じた。
そして、各担当の階層については、全員が自身の担当する階層には異変がなかったと告げた。これにより、少なくともナザリック地下大墳墓内における安全は確保されたと言っても過言ではない。
そのため俺たちは、そのことに安堵しつつも今度はナザリックの外について思考を傾けた。
「実は先ほど、セバスとソリュシャンに外の様子を見に行ってもらった。セバスにも偵察が完了次第、第六階層に来るよう私が言っておいたので、そろそろセバスが報告のためにここに来ると思うのだが…」
モモさんがそう言ったらふと通路の方を向いたので、俺もそっちに向いた。すると、そこには丁度話に出ていたセバスがこちらに頭を下げていた。良いタイミングでセバスがやって来たため皆の前で外のことを報告してもらったのだが、その内容は俺たちの予想を遥かに超えるものだった。
「なに? ‶草原″だと…?」
「はい。ナザリックの周辺は‶毒沼″ではなく‶草原″となっており、周囲1㎞には建築物や知的生命体の類は確認できませんでした」
「うむ……魔物などのモンスターはいたか?」
「いえ、小動物などはおりましたが、そういった類はおりませんでした。小動物についても、レベルは1未満で脅威には成りえないかと」
「じゃあ空はどうだった? 何か浮いてたり、変だったりしなかったか?」
「そちらに関しても、ただ夜空が広がっているだけで何もおかしな所はありませんでした」
——なるほどな……。
俺はセバスから外の様子を聞き、先程『玉座の間』にて話していた‶仮説″が‶事実″であることを確信した。そしてそれは俺だけでなく、モモさんも同じ考えであった。
≪——モモさん。これはもう、決まりですね≫
≪——ええ。俄かには信じられませんが……————俺たちは『異世界へ転移した』とみて、まず間違いないでしょう≫
……はぁ~、マジかよ。ゲームやアニメの世界の話だけだと思ってたのに、本当にこんなこと起こるとか。確かに昔憧れたことはあるけど……まさかこんな形で叶うとは思わなかった。
俺は内心そんなことを思いながら頭を抱えていたが、今はまずこの状況への対処法を考えるのが優先と自分に言い聞かせ、
≪これから、どうしますか? モモさん≫
≪……当面の目標は取り敢えず『拠点の維持』、ですかね。あと、出来れば『情報収集』も≫
≪まぁ、それが妥当ですかね。最優先は拠点の維持で。情報収集は別に後からでもできますから、安全優先で≫
≪そうですね。じゃあ、早速皆にも伝えますか≫
【伝言/メッセージ】でのプチ会議にてこれからの大まかな計画を立てた俺たちは、守護者たちにもこのことを伝えるべく意識をそちらに向けた。
「…分かった。ご苦労だったな、セバス」
「とんでもございません。至高の御方々の役に立てるならこの程度のこと」
「そんなことはないぞ、セバス。外の状況が全く分からない中、お前とソリュシャンは無事に情報を帰って来てくれた。これは誇っていいことだぞ?」
「なんという……! 身に余る光栄にございます、ハチマン様…ッ!!」
セバスは情報を持ち帰ったことをなんてことはないと言ってるが、今の俺たちにとって情報はとても大切なことだ。だって情報がないと、対策や作戦を立案することも出来ないからだ。そのため、セバスとソリュシャンがやってくれたことは、俺たちにとって本当に助かることなのだ。
「セバスとソリュシャンには、後で何か褒美を渡そうと思うんだが……何か欲しい物とかはあるか?」
「っ。そのような……! 私共はハチマン様とモモンガ様の御二方に仕えられているだけでも、身に余る光栄にございます…! そのようなことは不要でございます!!」
「それは駄目だ。危険を冒して尽力してくれた者に何も与えないなんて、それはクズのやることだ。謙虚なのは良いことだが、セバスは俺たちをクズの主にするつもりか?」
「っ!? い、いえっ!! そのようなことは微塵も……!!」
「セバス、ハチマンさん、そこまでだ。私としても褒美についてはハチマンさんと同じ意見ではあるが、今はまずこれからの方針について考えなければならない。その話は後で決めることとする。2人共、良いな?」
「…分かったよ、モモさん」
「……畏まりました、モモンガ様」
セバスは褒美など要らないと遠慮するが、俺としてはそれを受け入れられない。俺のモットーは『労働には対価を』だ。現実(リアル)にいるクソ上司だって、俺に対して数々の無理難題はしてきたがその分の給料はきちんと払ってはいてくれていた(何日か給与が送れることもあったが、それでも最終的には振り込まれた)。そんなクソ上司でさえ労働の対価(給料)は払ってくれていたのに、危険な任務を達成したセバスとソリュシャンの2人に褒美を何も渡さないなどあってはならないのだ!
そのためセバスに受け取るように説得していたのだが、本来の話から脱線しているとモモさんに注意されたので俺は話を一旦止めた。俺が話すのを止めたことを見たモモさんは、一つ咳払いをすると先程の話の続きをし始めた。
「んん! さて、少し話が脱線してしまったが、これからについて話していこうと思う。——守護者統括アルベド、並びに防衛線の責任者であるデミウルゴス」
「「はっ」」
モモさんに呼ばれた2人は返事をし、顔をモモンガさんに向けた。その顔にはモモさんからの指示に絶対に応えてみせるというやる気がありありと現れており、それがモモさんにも伝わったのかどこか
「お前たち2人の手で、ナザリックの『情報共有システム』をより強固のものとせよ! 今後の『警備体制』については、ハチマンさんとも話し合って決めるように! ハチマンさんも、よろしいですね?」
「俺は構いませんよ。それじゃあ2人は、後で執務室で『警備体制』について話そうか」
「「了解いたしました!」」
「それでは、『情報共有システム』と『警備体制』についてはそのように進めよ。それでは次は————」
といった感じで、モモさんは『警備体制』や各階層守護者の待機位置などについて的確に指示を出していった。
その途中でナザリック地下大墳墓を隠蔽した方がいいという案件が出たので、【ドルイド系統】の魔法を使えるマーレに意見を聞いてみようということとなり、マーレからは『ナザリックの外壁に土をかけたらいい』というものが出てきた。そのことでアルベドがキレそうになるという問題が起きたが、俺やモモさんが何とかフォローしたお陰で、彼女の怒りも抑えてその案を通すことが出来た。正直言うと、俺としてもナザリックの外壁に土を被せるのは少々気が引けるが、皆の安全かギルド拠点の外見を天秤にかけるのであれば、俺は一切の躊躇なく前者を選ぶ。
それにしても、あの時のアルベド怖かったなぁ。後ろに般若みたいのが見えたし…。
とまぁ、そんなこんなでモモさんからの指示出しが終わったから後はこのまま解散と思ったのだが、最後にモモンガさんがとんでもないことを言い出した。
「そして最後にだが……お前たちにとって、私とハチマンさんはどんな存在だ?」
「っ!?(ちょ…っ!? 何聞いてんだ、この人!?)」
俺はそんなことを聞いたことを問うたモモさんに驚いた。俺だって確かに気になることではあるが、それを馬鹿正直に本人たちに聞いてどうすんだよ!?
俺はそんなことを階層守護者たちに問うたモモさんを止めようとしたが、モモさんが話す方が早かったため止められなかった。それに内心焦りを感じていることを知らない守護者たちは、シャルティアから階層順に俺たちのことを次々に語り始めた。
「まずは——シャルティア」
「モモンガ様は、まさに美の結晶。この世界で最も美しいと思う御方でありんす。その白きお体に比べたら、宝石すらも見劣りしてしまいます。そしてハチマン様は、いつも妾たちを大切に思ってくださる慈悲深い御方であり、妾が心から愛する御方でありんす❤」
「——コキュートス」
「モモンガ様、ハチマン様ハ守護者各員ヨリモ強者デアリ、マサニ【ナザリック地下大墳墓】ノ絶対ナル支配者ニ相応シイ御方々カト」
「——アウラ」
「モモンガ様は慈悲深く、深い配慮に優れた御方です! そして、ハチマン様は優しくて、とってもカッコいいと思える御方です!」
「——マーレ」
「え、えっと……お、御二方とも、凄く優しい方だと思います…っ」
「——デミウルゴス」
「モモンガ様は賢明な判断力と、瞬時に実行される行動力を有される。まさに『端倪すべからざる』という言葉が相応しいお方です。ハチマン様はナザリックにおける防衛体制の‶要″であり、御方々や我々をいつも陰ながら支え慈しんでくる。まさに『縁の下の力持ち』という言葉が相応しいお方です」
「——セバス」
「モモンガ様は、至高の御方々の総括となられていたお方。ハチマン様は、モモンガ様やこのナザリックを支えていてくれた御方。そして、どちらも最後まで私たちを見捨てずに残っていただけた、慈悲深き御方々です」
「——最後になったが、アルベド」
「モモンガ様は至高の御方々の最高責任者であり、とても慈悲深き御方です。ハチマン様は私共僕を最後まで愛し、大切に思ってくれた御方。そして、ハチマン様は私が心の底から愛している御方であります❤」
………
……
…
最後まで聞いてけど…………何あの高評価の嵐は!? しかもあれ、全員が冗談とか一切無しの言葉だった! 目を見ればわかる、あれは絶対にガチな時の目だもん!! 途中から誰の事言っているのかわかんなくなったわ! 特にデミウルゴスッ! あんま難しい言葉を使わないで欲しい! 俺たち最終学歴‶小卒″なんだから、そんなこと言われたって分かんねぇよっ!!?
俺は階層守護者たちの高評価の嵐に、内心にてそうツッコミを入れていた。というか、脳内がオーバーヒートしてまともに機能していなかった。
そんな俺に対しモモさんはというと、内心は俺と同じ状態なのだろうが【精神作用無効化】が発動していたため俺よりも早く正常に戻ったようで、階層守護者たちからの評価に
「……そうか。お前たちの忠義とても嬉しく思う。これからも、その意気込みでナザリックのために励んでくれ」
『はっ!!』
「……それじゃあ悪いが、俺とモモさんは2人で話し合うことができたから『円卓の間』に行かせてもらう。後のことはお前たちに任せた。ああ、それとアルベドにデミウルゴス。悪いが2人は先に『執務室』へ行って待っててくれ」
「「畏まりました」」
そう2人に言い残して、俺は《リング・オブ・アインズ・ウール・ゴウン》で『円卓の間』へと転移した。それからすぐにモモンガさんも転移してきて、周囲に誰もいないことを確認してから俺たちは揃って息を吐いた。
「「はぁ~っ!!」」
「凄い疲れた……」
「何あの高評価……? ‶端倪すべからざる″とか誰の事言ってんだよ…」
俺たちは暫くの間、階層守護者たちからの高すぎる評価に頭を悩ませることになった。
ここからは、主人公の軽い設定になります。
【設定】
『主人公』
・名前:ハチマン
・性別:男
・身長:196㎝
・種族:最上位悪魔/アーチ・デヴィル
・レベル:100
◎種族レベル:吸血鬼/ヴァンパイア 5Lv
悪魔/デビル 10Lv
中位悪魔/ミドル・デヴィル 7Lv
上位悪魔/グレート・デヴィル 5Lv
最上位悪魔/アーチ・デヴィル 3Lv
男淫夢/サキュバス 3Lv
二重の影/ドッペルゲンガー 3Lv
合計 36Lv
◎職業レベル:工作兵/トラッパー 15Lv
上位・工作兵/グレート・トラッパー 5 Lv
魔術師/ウィザード 5Lv
闇魔術師/ダークウィザード 3Lv
呪術師/シャーマン 3Lv
暗殺者/アサシン 10Lv
野伏/レンジャー 3 Lv
忍者 4Lv
銃手/ガンナー 3 Lv
ウェポンマスター 1 Lv
符術士 3 Lv
付与士/エンチャンター 3 Lv
錬金術師 3 Lv
料理人/コック 3 Lv
合計 64Lv
★能力値(基本的には、100がMax)
HP 55
MP 90
物理攻撃 75
物理防御 55
素早さ 95
魔法攻撃 95
魔法防御 60
総合耐性 75
特殊 200
合計値:800
★『ハチマンのヒロイン(予定)』
・アルベド
・シャルティア
・アウラ
・プレアデス
・一般メイド
・クレマンティーヌ
・蒼の薔薇(ガガーランを除く)
・ラナー
・エルフ国の者たち
・番外席次
etc
どうでしたでしょうか? この話を読んで面白いと思った方は、『高評価』と『感想』、『お気に入り登録』のほどどうかよろしくお願いいたします!
また、この作品は『pixiv』にも投稿しており、そちらではこちらよりも早く作品を投稿しております。
それでは今回はこれで終わりとなります。皆さん、さようなら!